2011年08月

「正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現」というブログで、フジテレビが叩かれている。と言っても、今話題の韓流ドラマやK-POPの話ではない。それは、ここ数年、執拗に繰り返されてきた「真央サゲ、ヨナアゲ」の話である。まあ、これも「韓国偏重」、「偏向報道」に変わりはない。
 
 私・ドクター差別は、これまで「真央サゲ、ヨナアゲ」については、ここで5~6回取り上げたが(注:キム・ヨナのサイドには裏工作、買収・八百長疑惑まである)、日本、いや、世界の女子フィギュア・スケート界の至宝である浅田真央に対する日本のマスコミ、とくに、フジテレビの扱い方は、それはそれは、ひどいものである。一方、キム・ヨナの持ち上げ方は異常である。
 
百聞は一見にしかず。次の動画を見ていただければ、一目瞭然である。
 
●さようならフジテレビ フィギュアスケート報道暗黒の歴史・前編
●さようならフジテレビ フィギュアスケート報道暗黒の歴史・後編
 ところで、この問題が看過できないのは、一スケート選手に対するイジメだとか、エコヒイキなどという話では済まされないからである。動画でも紹介されているが、2007年から2010年にかけて、世界選手権で日本選手が優勝した時(3回)には、「君が代」がカットされ、2009年にキム・ヨナが優勝した時には、韓国の国歌を流した。
 
世界選手権 女子フィギュア
 
2007年 安藤美姫優勝 「君が代」カット 
2008年 浅田真央優勝 「君が代」カット
2009年 キム・ヨナ優勝 韓国国歌放送
2010年 浅田真央優勝 「君が代」カット
 
 なお、2010年の開催国イタリアのテレビ局は、日本の国旗掲揚・国歌吹奏をノーカットで放送した。浅田真央が、「君が代」を口ずさんでいるのが印象的、感動的である。その模様をご覧いただきたい。
 
 
 自国の選手を貶し、韓国の選手を異常に持ち上げる、自国の国歌はカットし、韓国の国歌は放送する。フジテレビは一体、どこの国のテレビ局なのか?
 
(文中、敬称略)
 
 

 「人権侵害救済法」なる法律が今秋、制定されようとしている。この法律は、多少の相違はあるものの、かつて自公が国会に提出した「人権擁護法案」の民主版といっていい代物である。民主党だけでなく、自民党、公明党が賛成するのだから、「成立は確実」と思いきや、(公明はともかく)民主や自民の党内にも、この法律に反対する議員が結構いて、成立するかどうかは微妙な情勢である。
 
ネットを見る限りでは、「人権侵害救済法」については、それに「反対」の立場の主張が優勢である。「ネトウヨ(=ネット右翼)」と呼ばれる人たちだけでなく、共産党(の支持者)も「反対」を表明している。「人権侵害(=差別)の定義が曖昧」、「言論の自由が脅かされる」、「拡大解釈されかねない」、「歯止めが利かなくなる」などの批判がある。
 
 「差別の専門家」である私ドクター差別は、「人権侵害の救済」、「人権擁護」には、大賛成である。人権侵害(=差別)は、あってはならないことであり、「人権擁護」は当たり前である。そのための法律の必要性は、他の誰よりも認識しているつもりである(注:「差別ネットワーク」は、「差別禁止法」の制定を提唱しているが、その適用範囲は、主に、雇用の分野である)。
 
 ただし、「人権侵害救済法」なる法律については、極めて懐疑的である。と言うか、「人権侵害の救済」でも、「人権擁護」でも、どちらでもいいが、それらを提唱する連中(=政府、政党、議員、官僚)が信用できない、と言った方が正確だろう。「泥棒が『物を盗んではいけない』というルールをつくります」と言ったところで、誰が「はい、そうですね」と賛成できるだろうか?
 
 「政府、政党、議員、官僚」を「泥棒」に喩えるのは、「ピントはずれ」、「失礼な話」か? いいえ、「泥棒」という喩えは、まさに、的を射ている。と言うのも、国は(堂々と)差別をしておいて、「人権侵害(=差別)はいけない」などと言っているからである
 
 その典型が、国家公務員採用試験の年齢制限である。こんな差別をしておいて、「人権侵害の救済」、「人権擁護」などと言ったところで、信用できるわけがない。「差別とは何か」がわかっていない連中、と言うか、自ら差別をしている連中のつくる法律を信用しろ、という方が無理な相談である。ちなみに、世界(=先進諸国)で、公務員採用試験に年齢制限があるのは、日本だけである。
 
 いやいや、年齢差別だけではない。「男女共同参画」と称して、政府(及び政党、議員、官僚)は、(堂々と)様々な「女性優遇策」を推進している。「クオータ制」や「女性専用車両」などという男性差別を積極的に推進する連中に、「人権侵害(=差別)」云々をいう資格はない。この「男女共同参画」の例からすれば、同じく(「人権侵害救済法」という)名前は「立派」だが、その中身は「正反対」ということにもなりかねない。
 
 アメリカには、「雇用機会均等委員会(=EEOC)」というのがある。連邦政府の独立機関で、公民権法(のタイトルⅦ)、年齢差別禁止法(=ADEA)、障害を持つアメリカ人法(=ADA)、同一賃金法などの法律に則して、(監督、調査、勧告、調停、訴訟の提起などの)強い権限を有している。ただし、それが扱う差別は、その名が示す通り、雇用の分野だけである。
 
 一方、「人権侵害救済法」で設けられるところの「人事委員会」は、(立入検査、勧告、差止め訴訟の提起などの)権限を有しており、なおかつ、その法律の適用範囲が広範なところが、危惧されている。雇用の分野だけでなく、日常生活における人権侵害(=差別)全般を扱うとなると、「言論の自由」が脅かされないか、と心配するのも無理からぬところである。
 
 要するに、差別をしている連中(=政府、政党、議員、官僚)が、「人権侵害(=差別)はいけない」などと言うところからして胡散臭い「(不当な)差別とは何か」すらロクに知らない連中に、勝手に「差別」と決めつけられ、立入検査や訴訟を起こされてはたまらないというわけである「男女共同参画」と同様、「人権侵害救済法」などという耳ざわりの良い名前に騙されてはいけない。「名前」が、その「実体」を表しているとは限らない。
 
 しかし、まあ、「差別の専門家」からすれば、一体、どういう基準で、「不当な差別」と「不当でない差別」を区別するのか、さっぱり、見当がつかない。と言うのも、それを判断する連中自身が差別をしている、あるいは、「差別とは何か」を(全く)知らない連中だからである。公務員採用試験の年齢制限、あるいは、「クオータ制」や「女性専用車両」などの「女性優遇策」に反対しないような連中に、「何が差別か」を判断する能力はない、そんな連中に「権限」を与えるなんぞ、もってのほかである。
 
 ところで、もし「人権侵害救済法」が成立したら、「女性の人権を守るために設けられた『女性専用車両』に反対している輩は怪しからん」ということで、「人権委員会」に「反対派」は「要注意人物」としてリスト・アップされるかも知れない。そうなれば、真っ先に「立入検査」をされるのは、私・ドクター差別やマスターさん、N.K.さんだろう。まあ、「良識」を信じたいところだが、何しろ、政府、政党、議員、官僚は、「差別とは何か」を知らない連中ばかりだから、可能性は「ゼロ」とは言えない(苦笑)
 

皆さん、ご存知でしょうが、「GyaO!」という無料動画配信サイト(注:もちろん、有料の動画も配信している)があります。そこで、最近、目にしたのが、「ナショナルジオグラフィックチャンネル」の「サイエンス・ワールド 世界の終末 ハルマゲドン」です。なぜ、ここで、こんな話題を取り上げるのか?
 
街宣で、「女性専用車両」の問題点を指摘していると、たまに、「他に大事なことがあるだろう」などという人がいます。もちろん、「何が大事か」は人それぞれ、他人がとやかくいう話ではありませんが、たしかに、「女性専用車両」の問題よりも大事なことはあるでしょう。まあ、数え上げたらキリがないでしょうが、人間にとって、「最も大事なこと」と言えば、やはり、「人類の存亡にかかわること」でしょう。
 
 「サイエンス・ワールド 世界の終末 ハルマゲドン」で取り上げられていることは、まさに、その「人類の存亡にかかわること」なのです。事の重大性からすれば、誰もが無関心ではいられないことでしょう。その番組では、隕石(=小惑星)、巨大ハリケーン、火山の噴火などが取り上げられていますが、一番の問題は、地球にぶつかる可能性のある「小惑星」です。番組(46分)では、前半20分ちょっとを「小惑星」の話題に割いています。それだけ、「重大事」ということです。
 
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(提供)Deanburn Primary School EP
 
 もちろん、巨大な「小惑星」(注:おかしな表現だが、そう言わざるを得ない)が、地球に衝突する確率は極めて低いのですが、決して、「ゼロ」ではありません。実際、6500万年前、直径10キロの「小惑星」が地球に衝突し、その影響で恐竜が絶滅した、というのは、よく知られている話です(注:衝突速度は秒速約20キロ、衝突時のエネルギーは広島型原爆の約10億倍、衝突地点付近の地震の規模はマグニチュード11以上、津波は高さ約300メートルと推定される)。科学者によれば、それと同じくらい(直径10キロクラス)の「小惑星」が地球に衝突する確率は、「1億年に1度」とのことです。前回が「6500万年前」ですから、次回は「3500万年後」になります? な~んだ、だったら、まだまだ、ず~っと、ず~っと、先の話、今から心配してもしょうがない?
 
いいえ、確率論からすれば、次回の(直径10キロクラスの「小惑星」の)衝突は、2億年後でも、1年後でも、どちらでも、おかしくないのです。さらに、直径1キロクラスの「小惑星」なら「百万年に1度」、直径100メートルクラスなら「1000年に1度」・・・確率は累進的に高まります。一時期、2029年の地球に衝突する可能性が高い(と言っても、「2.4%」であるが)と言われた「小惑星(注:「アポフィス」と命名された)」は、直径400メートル前後です(注:今は、2029年は衝突せず、再接近する2036年でも衝突の可能性は「ほとんどない(13万5000分の1)」に訂正された)。
 
 しかし、安心はしていられません。人間が観測して確認されている「小惑星」は、「小惑星」全体の1割に満たない、と言われています。しかも、「小惑星」は、ぶつかり合って、しばしば軌道が変わりますので、「今、安全」でも、いつ、安全でなくなっても不思議ではないのです。だからこそ、科学者は、万が一(注:まさに、「万が一」である)の衝突を想定し、その対策をアレコレ考えているわけです。
 
 「小惑星」の地球衝突を扱ったSF映画では、核ミサイルで「小惑星」を爆破するのが「お決まり」ですが、科学者からすると、あれは、間違い、危険だそうです。爆破で飛び散ったカケラ(と言っても、かなり巨大な塊)が無数に地球に落ちて、大惨事になるそうです(注:巨大な1個が落ちるよりは「少しマシ」という程度らしい)。それよりも、同じ核ミサイルを使うとしたら、「小惑星」の近くで爆破させ、軌道を変える、という手段が効果的だそうです。そのほか、太陽光を集めたレーザー光線をあてて、軌道を変える、という方法も研究されているそうです(注:これは、徐々に軌道を変えることしかできないので、かなり前に「衝突」を予測できていないとダメらしい)。いずれにせよ、爆破ではなく、軌道修正が「決め手」のようです。
 
 しかし、一般人には、やはり、「無縁」のことです。科学者の方々には、是非とも、頑張っていただきたい、と言うか、頑張っていただかないと(人類が)困るわけですが、「小惑星」は如何せん、一般人にはどうしようもない、一般人は、自分のできることをするしかありません。自分が「重大だ」と思うことをやるしかありません。
 
そうそう、「他に大事なことがあるだろう」などという人に限って、自分は(大事なことを)何もやっていないはずです。と申しますのも、自分が何か(一所懸命)やっていれば、他人に「他に大事なことがあるだろう」などと言われたくない、それがわかっているから、自分も、他人に「他に大事なことがあるだろう」などと言うはずがないからです。「他に大事なことがある」と思うなら、自分がそれをすればいいだけです。
 
 

 「差別ネットワーク」のチラシのキャッチ・フレーズには、「差別されていませんか? 差別していませんか?」というのがある。これには、「人は、気づかないうちに差別されている、あるいは、気づかないうちに差別している」という意味が込められている。また、逆説的には、「日頃から、差別(問題)を意識すべき、差別と向き合うべき」ということでもある。
 
 ところで、偶然、興味深い動画を2つ発見した。これらは、アメリカのテレビ局(ABC)が製作した番組内の「実験」で、実際、差別が行われたわけではない。しかし、「自分の目の前で、差別が行われた時、人はどういう反応をするのか?」がわかる貴重な「実験」である。
 
YouTube
 
あなたならどうする?~人種差別の実験~
 
あなたならどうする? ~スーパーの障害者差別~
 
 この「実験」でわかったことが1つ、そして、私・ドクター差別が「差別の専門家」として言うべきことが1つ、合わせて2つある。
 
①差別に対して堂々と文句を言う人は、「少数」であること。
 
 よく、差別主義者は、「(差別に対して)反対する人が少ないから、(その差別は)悪くない」などと弁解するが、この「実験」でも、堂々と「反対」を表明する人は「少数」であった。面倒に巻き込まれるのが嫌なのだろう、大抵は、「見て見ぬふり」である。
 
 であれば、差別は正当化されるのか? いいえ、差別の不当性は、それに「賛成する人」あるいは「反対する人」の人数で決まるわけではない。属性による差別は、原則、不当であり、「例外」には相当の理由がなければならない。たとえば、「白人の大統領の役柄のために、白人の俳優を募集する」というのは、「例外」として認められるだろう。
 
②「人種(=マイノリティー)」や「障害者」に対する差別だけが差別ではない「マジョリティー」や「健常者」に対する差別も(立派な)差別である。
 
 この「実験」を見て、たぶん、「人種(=黒人)差別はいけない」、「障害者差別はいけない」と思う人は多いだろう。しかし、そういう「マイノリティー」や「社会的弱者」に対する差別だけが差別ではない。たとえば、白人に対する差別や健常者に対する差別も、立派(?)な差別である。
 
どの「属性」であれ、その「属性」に対する差別的扱いは、差別である。ところが、差別でありながら、差別と思われていない差別がある。その典型が、男性差別である。男性という「属性」は、「マイノリティー」にも、「社会的弱者」にも分類されない。だから、差別と思われない。しかし、男性差別も、立派な差別である(注:年齢差別も、「高齢者」に対する差別と勘違いしている人が結構いる)。
 
 「女性専用車両」に女性の8割が「賛成」、だからと言って、男性差別が正当化されるのか? 「女性専用車両」に対して、堂々と「反対」を表明する人が少ない、だからと言って、男性差別が正当化されるのか? いいえ、そんなことはない。
 
 そうそう、その番組では、仕掛け人(の差別発言をする人物)に、「黒人は万引きが多い」だとか、「障害者は、やることがノロマ」だとか、わざと、差別を正当化する理由を言わせていた。しかし、そんな理由で、差別が正当化されるだろうか? 「痴漢のほとんどは男性」(注:男性のほとんどは痴漢ではない)だからと言って、男性差別が正当化されるだろうか? いいえ、そんなことはない。
 
 アメリカは、よく、「差別大国」と言われるが、こういう番組を見ると、差別と真正面から向き合っている、ということがよくわかる。また、少数ながら、差別に堂々と立ち向かう人たちもいるし、先人たちの努力により、法律も整備されているから、「泣き寝入り」をしないで済む。まあ、アメリカは「差別大国」であることは間違いないが、「差別(対策)先進国」でもある、というわけである。
 
 一方、日本は、どうか? 「日本は(単一民族だから)差別が少ない国」などと呑気なことを言う人が結構、いる。それは、そうだろう、差別を差別と思わなければ、たしかに、「日本は差別が少ない国」である。イジメという差別が横行する日本、年齢差別や男性差別がまかり通る日本、何かにつけ朝鮮人差別や中国人差別などの外国人差別が巻き起こる日本、しかも、法整備が不十分、日本は、「差別大国」でもあり、「差別(対策)後進国」でもある
 

【終了】9月4日 JR 川崎駅東口で、街頭演説を行いました。
 
【終了】9月7日 JR 新宿駅南口で、街頭演説会を開催しました。その後、京王線、東横線、相鉄線で、「任意周知乗車」を行いました。
 
【終了】9月8日 小田急線で、「任意周知乗車」を行いました。その後、JR 新宿駅 南口で、街頭演説会を開催しました。
 
【終了】9月16日 自由が丘駅前及び 渋谷ハチ公前で街頭演説会を開催しました。その後、東横線で、「任意周知乗車」を行いました。
 
【終了】9月17日 JR 新宿駅南口で、「女性専用車両に反対する会」と合同で街頭演説会を開催しました。
 
【終了】9月23日 JR 新宿駅南口で、街頭演説会を開催しました。
 
【終了】9月24日 「差別ネットワーク」の9月ミーティングを開催しました。
 
【終了】9月27日 東横線と埼京線で、「任意確認乗車」を行いました。
 
【終了】9月30日 JR秋葉原駅中央口のロータリーで、街頭演説会を開催しました。その後、東横線で、「任意確認乗車」を行いました。

私らが先日(8月22日)、小田急線の「女性専用車」に乗車した際、たまたま乗り合わせた車掌のブログが話題になっています。話題になりすぎて(?)あせったのか、ブログ主は、あわてて「承認制」にしたようですが、その前に拡散されてしまっているので、「時すでに遅し」です(注:投稿を「承認制」にするのは、アラシ防止の意味があるが、閲覧まで「承認制」にするのなら、ブログの意味がない、内々でメールのやり取りでもしておればいい、と思うのだが?)。なお、ところどころ、「事実誤認」がありますので、訂正を兼ねて、私・ドクター差別がコメントさせていただきます。
 
>ウチでは平日朝のみ「両」を設定しています。この車両は、女性・小学生以下の男性・身体障害者・介助者のみが乗車できるというものです。
 
これは、違います。「女性・小学生以下の男性・身体障害者・介助者のみが乗車できる」のではなく、「女性・小学生以下の男性・身体障害者・介助者乗車できる」というだけです。実際、小田急電鉄は、ホームページ上の説明で、「女性のお客さまのほか、小学生以下のお客さまとお身体の不自由な男性および男性介護者のお客さまご乗車いただけます。」としています。「のみ」ではなく、「」となっています。
 
のみ」と「」では、全然、意味が違います。「のみ」ならば、(一般の)男性は「乗れない」ことになりますが、「」ならば、(一般の)男性は「乗れない」ということにはなりません。「のみ」ならば、「任意であること」と矛盾しますが、「」ならば、「任意であること」と矛盾しません。
 
そもそも、「女性専用車両」には、(一般の)男性も乗車できます。と言うか、誰でも乗車できます。ですから、本来、「女性のお客さまのほか、小学生以下のお客さまとお身体の不自由な男性および男性介護者のお客さまご乗車いただけます。」などという「但し書き」をわざわざ追記する必要はないのです。
 
では、なぜ、わざわざ、そのような「但し書き」が追記されているのでしょうか? 一説には、「障害者団体から、抗議があったから、『障害者も乗車できる』ということを付け加えた」ということですが、この車掌が「」と「のみ」を混同しているのを見ればわかるように、意図的かどうかはわかりませんが、結果的に、(男性)利用者に「勘違い」を生じさせています。大抵の人は、「」という表示を見て、それが「例示列挙」だと思わない、「のみ」と同じ意味、すなわち、「限定列挙」だと思い込み、「(一般の)男性は乗れない」と勘違いするのです。
 
>ただし、法律で決めているわけではないので男性が乗車しても排除はできません。
 
「男性が乗車しても排除できない」、すなわち、「(一般の)男性も乗車できる」なら、「女性・小学生以下の男性・身体障害者・介助者のみが乗車できる」ということと矛盾します。
 
>この女○…反対運動も活発です。
 
「推進派」としても、「反対運動が活発である」と認識していることがわかりました。
 
>今までも一人や二人で抗議乗車と言うのはありました。まぁこのぐらいの人数で、ただ乗っているだけであれば騒ぎにはならないのですが先日は違いました。5人も乗ってきたのです。
 
やはり、「人数が多い」というのは、鉄道会社にとっては「脅威」なのでしょうか?
 
>そのうち2人は女反対の旨の文章をプリントしたTシャツを着ていました。『やべぇこいつらマジモンだ
 
「Tシャツ」は、かなり効果があるようですね。ただし、「反対の旨」ではなく、単に「事実を告知している」だけです。と言うか、単なる「デザイン」です。(公序良俗に反しない限り)どんなデザインのTシャツを着ようと、それこそ、自由でしょう。
 
>案の定、しばらくしてから周りの女性と口論がスタート。仕方なく車内に入り仲裁を試みるも当然失敗。
 
「仕方なく」とは、元々、ヤル気「ゼロ」ですね。そんな気構えで、私らに「太刀打ち」できるわけがありません。
 
>(男性の方は理論武装が完璧なのでどうしようもない)
 
そりゃ~、ダテに何千回と議論を重ねているわけではありません。「正論は強し」、「正義は強し」ということでしょう。まあ、「(正義に)数は関係ない」と言いたいところですが、やはり、ある程度の「数」がないと、影響力を行使できません。何しろ、「敵」は強大ですから(注:「敵」は鉄道会社だけではない。と言うか、本当の「敵」は、似非フェミニストであり、反日勢力である)。
 
>途中停車駅で駅係員の応援を頼み、私は難を逃れました。
 
こういう発言を聞くと、この車掌、「責任感」のある人とは思えませんが、こんな(ウソと差別の片棒を担ぐような)役目、「やりたくない」のも、たしかに、わからないわけではありません。
 
>まぁそれでも事務所に戻った後、報告書の作成に2時間近くかかりましたが。(家に帰るのも2時間遅くなった)
 
ご苦労様です。しかし、それもこれも、すべて、あなたの会社(=小田急電鉄)が、ウソをついている、差別をしているからです。ウソをつかなければならない、差別に加担しなければならない、そういう劣悪な職場環境を改善するよう、組合を通して、会社側に働きかけたらいかがでしょうか?
 
>で。見つけました。ブログと動画(音声のみ)を。
 
宣伝、拡散、ありがとうございます。
 
>※動画の4:19で聞こえる「私ども」の声は私ですwww
 
この発言からして、あなたは、「なりすまし」ではなく、「本物(=その時の車掌)」のようですね。
 
>正直言って、抗議乗車は逆効果です。意味ありません。
 
そうでしょうか? 随分、お困りのようですが? 「兵法」には、「敵の嫌がることをすべし」というのがあります。
 
なお、私らのしているのは「抗議乗車」ではなく、「任意確認乗車」又は「任意周知乗車」です。形としては、ただ粛々と「女性専用車」という名の「一般(旅客)車両」に乗車しているだけ、です。
 
>現場の従業員の無駄な手間が増えるだけです。
 
本来、あなたがた(駅員)は、何もする必要がないのです。ところが、あなたの会社(=小田急電鉄)が「女性専用車」などというウソの表示をするから、あるいは、あなたがた(駅員)が、(わざわざ)しつこい声掛けをするから、その「後始末」をする羽目になるのです。
 
>本気でやるんなら本社…いや、国交省・警察・公明党とやらないと。鉄道本社は国交省からの指示で動いていますんで…。
 
国交省は、「男性は乗れない」などと言っていません。にもかかわらず、あなたの会社(=小田急電鉄)は、なぜ、「女性専用車」とか、「Women Only」などとわざわざウソをつくのですか? それが、そもそもの「元凶」です。よって、あなたの会社(=小田急電鉄)には、その責任があります。
 
>まぁ私も○性○用○両には思うところがありますが、非常に根が深い問題なのでここでは控えさせていただきます。
 
いつか、ぶちまけてください、本音を。
 
>…最後に二言。
>「どうしても抗議乗車するんなら、俺が担当する列車はやめてくれ」
 
それは、「確率」の問題です。まあ、私らは、しょっちゅう(小田急線で)「任意周知乗車」をするわけではないので、あなたとかち合う確率は低いでしょう。ただし、これを契機に、私ら以外の方が(どんどん)乗車されるかも知れませんが。
 
>「抗議乗車するために裂く時間、別のことに使ったほうが有用ですよ」
 
「賛成派」、あるいは、「推進派」の人たちのアドバイス(?)は、「反対派」としては、「逆の意味」で捉えた方がいいでしょう。
 
なお、何度も申し上げますが、「抗議乗車」ではありません。と言うか、目的はどうであれ、私らは、あくまで、粛々と乗車しているだけです。
 
>月一回担当するこの電車で毎回これやられたら堪らんわ(泣
 
どうしても「堪らん」ようでしたら、そういう(劣悪な)職場環境を変えるようにしましょう。あなた一人では無理でしょうから、組合に相談し、利用者にウソをつかないよう、利用者を差別をしないよう、会社側(=小田急電鉄)と交渉しましょう。

私・ドクター差別とN.K.さんは8月22日、小田急線の快速急行の「女性専用車」という名の一般旅客車両に乗車した。小田急線は、朝しか「実施」していないので、私らは前日、藤沢に宿泊し、早朝の「エゴイスト車両(=女性専用車両)」に、「女性専用車両は 任意です 男性も乗れます」と書かれたTシャツを着て乗り込んだ。
 
すると、20代と思われる女性乗客が、乗り合わせた年配の男性に対して降りるように強要し、「バカ」などと暴言を吐いた。赤の他人に(ガサツな言葉で)声掛けするだけでも失礼な話だが、降車を強要、暴言まで吐くとは、もってのほかである。ところが、その女性自身、罪の意識は「ゼロ」で、周りの女性乗客も、その男性に諭された女性に同情している。法律を知らない、無知ほど恐いものはない(注:その女性、最後は「謝罪した」そうである)。
 
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この「ウソ表示」としつこい声掛けが「騒動」の元凶である
 
駅員も、私らを「誰か」知らないのだろう、電車が停車する度に、しつこく(3度も)声掛けにきた。そして、4度目の新百合丘駅では、駅員が何人もでお出迎え、(その駅の)副駅長が、女性乗客の「味方」になり、私らを「迷惑者」扱いしたものだから、女性乗客が図に乗ってアレコレ言い出し、電車内は騒然となった。その際、その副駅長は、「お願い」と称して、私の背中を押して、降車させようとした。しかも、その事実(=背中を押したこと)をなかなか認めようとしなかった(注:「促しただけ」と強弁した)。とんでもない話である。
 
また、その副駅長は、電車を止めたままアレコレ言ってきたので、私は、電車を発車させるように促した。電車の遅延を「私らのせい」にされたらたまらないからである。私らが降りないので、結局、その副駅長は、仕方なく、電車に乗り込んだ。
 
 電車内では、私がいろいろ話しかけたが、その副駅長、ついには、黙り込んでしまった。「電車内だから」などと言っていたが、別に、電車内だからといって会話が禁止されているわけではあるまい。普通にしゃべる分には、何の問題もなかろう。所詮、言い返せないから黙った、ということか?
 
新宿駅に着いたら、その副駅長は、「ホームで話を聞いて本社に上げる」みたいなことを言ったが、それで納得できるはずがない。申し訳ないが、(背中を押しといて「促しただけ」などと)言い逃れ、誤魔化す人は信用できない。結局、駅の詰め所で、しかるべき人とキチンと話をすることになった。
 
 私らは、応接室に通された。しばらくして、新宿駅の駅長がやってきた。私は、
 
①「任意」であるにもかかわらず、「女性専用車」、「Women Only」などと「任意であること」と相反する名称・表示をしているのはおかしい。それが、女性乗客に誤解を生じさせ、乗り込んだ男性にイチャモンをつける原因になっている。
 
②乗り込んだ男性に対する駅員の声掛けがしつこいから、女性乗客が(「男性が悪い」と)勘違いして、騒ぎ出すのである。駅員の声掛けは、(するとしても)一度にすべきである(注:「痴漢対策」的に考えれば、男性に声掛けする暇があったら、痴漢のターゲットになりそうな女性を「女性専用車両」に誘導すべきである)。
 
③男性が「女性専用車」(という名の一般旅客車両)に乗車することが「迷惑」などと考えている駅員がいるのは、問題である。国や裁判所が「男性も乗れる」と認めているのに、男性が乗ると「迷惑」とはどういうことか? 社員教育を徹底していただきたい。
 
などと申し上げた。
 
 その駅長は、私らの言い分に真摯に耳を傾け、(善処できるところは)善処することを約束した。この駅長にしろ、前述の副駅長にしろ、あるいは、その他の駅員にしろ、個人的な見解(=「賛成」あるいは「反対」)はそれぞれあるだろう。しかし、私らは、個人的見解に全く興味はない、会社(=小田急電鉄)として、国や裁判所の見解に沿ってやっていただく、それだけである。
 
 なお、電車内の模様を録音した「動画」をアップしたので、事情確認をしてみていただきたい。
 
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ドクター差別 小田急で「任意周知乗車」
乗っているだけで「迷惑」?
 
 

 「差別ネットワーク」と「男性差別を許さない市民の会」は8月12日、渋谷駅ハチ公前で街頭演説を行った。それに先立ち、私・ドクター差別は、同じ渋谷の宮益坂方面の駅前広場で、1時間くらい一人街宣を行った。
 
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お盆休みだが結構、流れは多かった
 
 「差別ネットワーク」の目的、年齢差別のこと、男性差別のことを話していたら、アッという間に(午後)4時近くになったので、ハチ公前に移動した。しばらくして、Eさんがやってきた。準備が終わる頃には、N.K.さん、マスターさんもやってきた。途中で、Oさんも到着した。
 
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いつもと同じく人通りは多いが、何か、違った
 
 今回は、「反対」してくださる方も何人かいたが、なぜか、「賛成派」が3人もいた。その1人が、私らの演説が「うるさい」と何度も警察に電話したらしく、おまわりさんが、私らのところにやってきた。「ちょっと、話を・・・」ということだったので、代表として私が目の前の交番に行くことにした。おまわりさんは、しつこい電話に困惑気味で、私の主張(=演説の合法性、道路使用許可や騒音についての的確な説明など)に十分、納得した上で、(多少、音量を下げる、午後6時くらいで切り上げて欲しい、などと)こちらに譲歩してもらいたい、とのことだった。ここで、こちらが譲歩すれば、「ゴリ押しがまかり通る」となってしまうが、相手がどういう人間かわからない(危ない人物?)のと、おまわりさんの顔を立てる、ということで(まあ、元々、今日はあまり長くやるつもりはなかったこともあり)、午後6時くらいにやめた。
 
 そのほかに、2人、「賛成派」が執拗に、問いかけてきたり、反論してきたが、すべて、丁寧に説明(=論破)した。2人とも自衛官らしいが、「マッチョ系」は、えてして、「女性専用車両」に賛成しがちである。どうも、マッチョ系は、「女性=弱者」とか、「痴漢被害者は、何でも許される、差別も許される」などと思い違いをしているようである。
 
 私・ドクター差別は、すでに、一人街宣をし、ハチ公前でも1回演説をしていたので、演説に関しては十分だったのだが、おまわりさんへの説明、2人の「賛成派」への説明に、かなりの時間と労力を使ってしまい、その後、演説は(時間的に)できなかった。マスターさんが、「それが、賛成派の狙いですよ」と言っていたが、そうかも知れない。ある種の「妨害行為」である。
 
 相手(=「賛成派」)にしてみれば、自分たちに向かって演説しているように感じるだろうが、私らは、「賛成派」に対して演説をしているわけではない。では、誰に向かって演説をしているのか? それは、「女性専用車両」なんぞには、それほど関心が高くない(であろう)ごく一般の人たちである。私らの演説の目的は、一般の人たち(=電車の利用者)に事実(=痴漢対策になっていないこと、痴漢対策ではないこと、任意であること、男性も乗れること)を知らしめることである。
 
 ところで、「差別ネットワーク」と「男性差別を許さない市民の会」は、「男性も女性専用車に乗ろう運動」を推進しているが、これは、あくまで、「任意」であり、決して、乗ることを「強制」しているわけではない。「任意」と知った上で、一般の利用者が自分自身で、「女性専用車両」に乗りたい男性は乗る、乗らない男性は乗らない、ということを決めればいい、ということである。これが、本当の「任意」というものである(注:事実の隠蔽やウソがあれば、それは「任意」とは言えない)。
 
 街頭演説の後、東横線で、「任意周知乗車」をしたが、別に、取り立てて問題はなかった。しかし、ツイッターには、やはり、「男が乗っている」、「キモい」などという書き込みがあったようである。まあ、国交省や裁判所が、「女性専用車両には男性も乗れる」と認めている、鉄道会社でさえ認めざるを得ない現状で、もし「男と一緒に乗りたくない」のなら、そういう女性こそ、電車を利用すべきではない。
 

 よく、「属性で差別してはならない」と申します。しかし、この「属性」という言葉を、ビシッと1つ(の表現)で定義することは、結構、難しいのです。「持って生まれた特性」とか、「努力で変えられない特性」などという表現から、大体の想像は可能でしょう(注:「属性」の一般的意味と、差別に関連して使われる場合では、微妙に意味は違う)
 
 まあ、具体的に言った方がよりわかりやすいでしょう。たとえば、「男性」あるいは「女性」というのは、「持って生まれた特性」であり、「努力で変えられない特性」です。「」というのは、「属性」の一つです。私・ドクター差別が問題にしている「男性と女性で取扱いに差があること」、これは「性」という属性による差別です。 
 
 同様に、人種民族も「属性」です。人種差別、民族差別は、「属性」による差別です。なお、「国籍」は少々、意味合いが異なりますので、「国籍」による差別は許される場合があります。
 
年齢も、もちろん、「属性」です。とくに、人は歳を取れますが、若くなることはできませんから(=年齢の持つ不可逆性)、「35歳までの人、募集」などという上限年齢の制限は、大いに問題です。一方、未成年者の労働、喫煙、飲酒等については、下限年齢の制限は、人道的にも、排他性から考えても、妥当なものと言えるでしょう(注:何年か経ては、未成年は成人するので、排他性は低い)。
 
 障害は、「生まれながらのもの」と「後天的なもの」があります。しかし、「努力で変えられない」という意味で、どちらも「属性」と見なされるでしょう。「障害の有無」による差別は、「属性」による差別です。
 
 学歴は、完全に、「後天的なもの」ですし、「学歴」は努力で獲得するものです。ただし、30歳、40歳になって「学歴」を変えるというのは(日本では、なかなか)困難ですので、その時点では、「属性に近い」と申せましょう(注:歳をとればとるほど、「学歴」の持つ実質的価値は減退する)。なお、「学歴」で差別するというのは、たとえ何歳でも、人道的にも、労働効率的にも、問題でしょう(注:「学歴の高さ」は、必ずしも、優秀性や有用性と比例しない)。
 
 「容姿」も、属性ですが、最近は、整形手術の技術も進歩し、段々、ポピュラーになっているようです。ただし、一般的には、「容姿」による差別は、不当な差別となるでしょう。例外としては、美人コンテスト、芸能人やキャンペーンガールの選抜、水商売の求人などがあります。
 
 そのほか、門地出身地などは「属性」ですし、「職業」、「疾病」、「前科」などは、厳密には「属性」とは申せませんが、「属性」と見なしてもいいでしょう。それぞれ、職業による差別、疾病による差別、前科による差別は、不当な差別となるでしょう。要するに、「持って生まれた特性」あるいは「努力で変えられない特性」は「属性」であり、属性による差別は(特殊な例外を除いて)許されないのです。
 

 「差別ネットワーク」は8月8日、渋谷駅前と新宿駅前で街頭演説を行った。まず、渋谷駅南口(の公衆トイレ近く)で1人街宣をしようとしたが工事中だったので、モアイ像前に移動したが、あまり人がいなかったので、中間地点で、演説をすることにした(これが、あとで、ちょっとした「トラブル」の元になったのだが)。
 
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写真は寂しげだが、結構、人通りはあった
 
 演説をしていたら、若い男性が寄ってきたので、演説を中断、話を聞くと、(私の主張に)「大賛成」とのこと、こういう出会いがあると、炎天下での活動にも力が入る。少し、話をして、「午後4時から、新宿南口で、仲間と街頭演説会をする」と言うと、「行くかも知れない」とのことだった。
 
 そして演説も終盤に差し掛かった頃、見知らぬオジサンが近づいてきて、「宝くじ売り場の人が『うるさくて、買う人の声が聞き取りにくい』と言っている」と言ってきた。もちろん、営業妨害はよくない。私らは、いつもキオスクやその他のお店の「苦情」には配慮している(注:ただし、通行人の「うるさい」というのは、大抵、内容が気にいらないケース、嫌がらせが多い。うるさかったら、立ち去ればいいだけの話、と言うか、通行人なのだから、立ち去っているはずである)。
 
 宝くじ売り場にいくと、若い女性だった(その後ろにオバサンもいた)。私・ドクター差別が、「『うるさい』ということなので、スピーカーの音量を少し下げてあげてもいいよ」と言うと、その女性、「あ・げ・て・も?」を口をひん曲げて、不快感を露にした。予想外の反応に、少々、ビックリ。まあ、私の言い方も、やや「上から目線」であったことは否めないが、これはないだろう? 女性「じゃ~、お願いします」、ドクター差別「ああ、悪かったね。そっちも頑張ってね」で済む話が、これでは済まなくなる。
 
 こうなれば、こちらも理屈で応戦するしかない。「条例によれば、10m離れて85デシベル以上であれば、暴騒音ということで規制の対象になるが、そうでなければ、あくまで、任意で音量を下げるかどうかの話ですよ」などというと、露骨に嫌な顔をして睨みつけてきた。まるで、「女性専用車両」内の女性の視線と同じである。まあ、「トラブル」というほどのことではないが、こういうこと(=街宣活動)をしていると、いつ、イザコザに巻き込まれるかわからない。注意が必要である。しかし、こういう女性の売っている宝くじ、「絶対、当たらない」んじゃないか? と言うか、「絶対、買いたくはない」ことは確かである(苦笑)
 
 そして、新宿に移動。まだ、(午後)4時には時間があるので、東南口で1人街宣をすることにした。ところが、下の広場には、プラカードを掲げた客引きが3~4人いたので遠慮し、道路わき(甲州街道沿い)ですることにした。演説を始めると、3人の男性が目の前でじっくり聴いていた。演説が終わると、2人が寄ってきた。1人は、ご自分でも「女性専用車両」の乗り込んでいる市民活動家(?)で、署名や寄付までしていただいた。もう1人は、「女性優遇」、「女性専用車両」という問題についてはそれほど関心はないものの、社会活動には興味がある、とのことだった。「ブログで紹介したい。写真を撮ってもよろしいか?」とおっしゃったので快諾した。どういう形で取り上げられるかはわからないが、宣伝していただけるのは、ありがたいことである。
 
 そうこうしているうちに、ノボリを見た(仲間の)Eさんが駆けつけて来た。また、東南口の出口から、ちょうど、Tさんも出てこられた。お互いを紹介しているうちに、(午後)4時になったので、南口に移動した。なぜか、話しかけてこない3人目の男性も南口にやってきて、重そうな3つのバッグを肩に掛けたまま、その後も、演説を聴いていた。「反対派」なのか、「賛成派」なのか、よくわからない。と言うか、なぜ、重そうなバッグを下ろさないのか、それが気になった(苦笑) まあ、その男性はさておき、例の「渋谷で声掛けをいただいた男性」が、駆けつけてくれた。ありがたいことである。
 
 
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定位置での街頭演説、写真は寂しげだが、大いに盛り上がった
 
 そうそう、演説を始めようとしたら、雨がパラパラ降ってきたので、屋根のあるところに移動した。雑談をしていると、駅員がやってきた。「何事か?」と思ったら、「ここはJR東の敷地内なので、こういう(ノボリを立てる)のは、やめていただきた」とのことだった。まあ、言われれば、たしかに、「その通り」なのだが、わずかの時間のことで言ってくるのは、まあ、私ら(の活動)を快く思っていないからだろう、ということは容易に想像はつく。しかし、私らは、JR東のため、「おかしなことは、おかしい。改めなさい」と言っているだけで、「親の心、子知らず」とは、このことだろう。
 
 10分ほどで雨はやんだので、畳んであったノボリを広げ、演説を開始した。ほどなく、WindowsNTさんも到着した。ここは人通りが多く、また、通行人との間にそこそこの空間もあるので、(演説が)やりやすい。渋谷ハチ公前、JR新宿駅南口、JR秋葉原駅中央改札口が、「ベスト・スリー」と言ったところだろうか?  街宣後、乗車会を予定しているので、早め(午後6時)に演説を切り上げた。乗車会から参加のOさんも駆けつけた。
 
 早速、京王線に移動。二手に分かれて電車を待っていると、私ら(ドクター差別とEさん)とは別のグループ3人に、若い車掌が声掛けしてきたらしい。何でも、「任意ではない」と言ったそうだが、即座に、もう1人の駅員に諭されて、すごすご引き下がったとのことだったので、大きな問題にはならなかった。しかし、たぶん、この車掌だろう、よほど、「男性が乗る」のが嫌らしく、私らが乗ってからも、「女性専用車両には、お子様と障害者(とその介護者)の男性はご乗車になれます」などとしつこく車内アナウンスをしていた。明大前で降車した際、ホームの駅員に、このアナウンスを注意しようと近づいたら、私の顔をわざと見ない、目を合わせようとしない。「どこ見てんの?」と言ったら、ようやく、こちらを見たので、「おかしなアナウンスはやめさせろ」というと、「何が、おかしいのか?」と言うので、「誰でも乗れるだろう。なぜ、そうアナウンスしないのか?」と言うと、「注意しておきます」と言ったので、それ以上は追及しなかった。
 
 東横線に移動。私とEさん(Tシャツを着たグループ)、WindowsNTさんとOさん、そして、Tさん、の3つに分かれて乗ることにした。渋谷では、WindowsNTさんらに車掌が声掛けしたのだろう、そういう声がこちらまで聞こえてきた。で、ホームを歩いていた別の車掌が、私らを見つけ、声掛けするためだろう、こちらの方向に1歩踏み出したのだが、たぶん、Tシャツを見たからだろう、回れ右して、行ってしまった。電車は、何事もなく発車。
 
 中目黒を出た頃、「お客様対応をします」との車内アナウンスがあったので、「あらら、性懲りもなく、私らに声掛けしてくるのか?」と思ったが、そうではなかった。私らは、「乗り換え作戦」(注:一人でも多くの利用者に「任意」ということをわかってもらうために、電車を乗り換える作戦のこと。なお、街宣カートの出し入れを考慮して、降車する人が多い駅、すなわち、街宣カートがあっても乗りやすい駅、たとえば、自由が丘駅で乗り換えする場合が多いので、別名、「自由が丘作戦」とも言う)を実施、自由が丘で降りたのだが、隣の車両で気分が悪くなった男性のための「お客様対応」だった。「女性専用車両」は比較的空いていたが、そのせいで隣の車両が混雑し、気分が悪くなったのだろうか? そうそう、ツイッターでは、「駅員に声掛けされた連中が降ろされた」だの、「どうせ、乗るなら、1人で乗りなさいよ」などという書き込みがあったようだが、私らは自主的に「乗り換え作戦」で自由が丘で降りたのであり、1人でも何度も乗っている。「1人じゃ乗れない(いくじのない)連中」とでも、勘違いしているのだろうか、時々、そういう発言が見られるが、お笑いである。
 
 まあ、たしかに、1人で乗る時には、仲間と乗る際よりも、さらに警戒している。しかし、それは「いくじがない」からではなく、何をされるかわからない、「痴漢でっち上げ」をする輩がいるかも知れないからである。実際、電車内ではないが、街宣をしている際、ノボリを引き倒して逃走した女性を捕まえたら、「キャ~、この人、痴漢。助けて」と叫ばれたことがある。まあ、この場合は、多くの人が事の経緯を見ていたし(注:「証人になりますよ」と言ってくれた男性もいた)、駆けつけた警察官にも悪態をつくなど、どちらに非があるか、見るからに明らかだったので、事なきを得たが、今の風潮からすれば、「女性=弱者」、「(被害者の)女性はウソをつかない」などという思い込みがある風潮からすれば、警戒して警戒しすぎることはないだろう。録音はもちろん、接触するくらいの混雑の場合は、乗車を避けている。私ら以外でも、乗車される方は、注意していただきたい。
 
 その後、いつものように、O駅のファミレスで打ち合わせ&腹ごしらえをして、解散した。
 
 

ネット上、いや、実際、デモが起きるほど、今や、フジテレビの「韓流偏重」が批判されるなか、脳科学者の茂木健一郎氏が、こうした動きを批判した。同氏は、ここ数年、フジテレビをはじめとする民放やNHKなど、テレビ局にお世話になっており、2年前、税金の申告漏れ(=脱税)を指摘された人物である。NHKで、「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組のキャスターをやっていたそうだが(注:現在、番組は休止中で、10月から再開されるそうである)、「仕事のプロ」が「脱税」をするのはいただけない。
 
茂木氏は、ツイッターで、「地上波テレビ批判と、これは別。幼稚すぎる。韓流のどこが悪い。グローバリズムの時代だぜ。幼稚な自国文化主義は、アホなだけでなく、日本をますます弱体化させるだけです」などと持論を展開した。また、それに続いて、「みんな、レベルの低いたわごとはいいから、猛勉強しようよ。日本は、このままだと、三流国になるよ。いつわりの愛国主義、くだらない自己主張、誰もついてこない事大主義、ぜんぶ捨てないと、もう愛する日本はダメだ」などと付け加えた。
 
   これらの書き込みに対しては、賛否両論あり、「一理ある。」とする意見がある一方、「韓流が悪いのではなく、韓流専門チャンネルか?というくらい韓流を流すことに批判しているんですよ。論点がずれている」、「(韓流コンテンツばかりの)ごり押しが嫌なだけであって自国文化主義とは関係ない」などの反論もあるようである。
 
   これらを受けて、茂木氏は再びツイッターで、「ぼくがよく理解できないのは『韓流』を『フジテレビ』が『ごり押し』しているという感情が、一部の人たちの間に非常に強いらしいということ」だと指摘、「ぼくは、民放というものは、基本的に経済原則で動いていると思っているので、いわゆる『韓流ブーム』の中での編成をしているだけのことではないでしょうか?」などと書き込んでいる。そして、「(たとえ)あるコンテンツを『押しつけている』というのが事実だとしても、それを好まない人は見なければいいだけの話」という言葉で結んでいる。
 
  ところで、茂木氏の発言のなかで、 私・ドクター差別が、気になったのは、以下の2点である。1点は、「民放というものは、基本的に経済原則で動いていると思っている」というコメントであり、もう1点は、「あるコンテンツを『押しつけている』というのが事実だとしても、それを好まない人は見なければいいだけの話」というコメントである。ちょっと目には、至極当然のコメントである。
 
 しかし、この2点は、私が「女性専用車両」賛成派を相手に議論していると、相手から、よく聞くフレーズである「日本は資本主義なのだから、鉄道会社が、『女性専用(車両)』にしようが自由である」とか「『女性専用車両』に反対なら、電車に乗らなければいい」などというわけである。
 
 たしかに、民間企業には、ある程度の自由(な商業活動)が許されている。しかし、いくら「自由」だからと言って、差別が許されるわけではないし、ウソが許されるわけでもない。道徳的・倫理的に許されないことは(もちろん)してはならないし、エコヒイキが過ぎれば、問題にもなろう。「嫌なら、見なければいい」という話では済まない。
 
 フジテレビは、以前、女子フィギュアスケートの中継で、(浅田)真央ちゃんが優勝した際、「君が代」が流れる場面をカット、ところが、キムヨナ選手が優勝した際、延々と韓国国歌を流した、という「前科」がある(注:ちなみに、アイススケートの中継番組のスポンサーには、毎度、韓国系企業の名が幾つか見られる)。情報番組でのキャスターやゲストのコメントも、真央ちゃん下げ、キムヨナ上げのコメントが目立った(注:批判を受けて、やや修正したが)。その後も、様々な情報番組を使って、「韓流ブーム」を煽っている印象が強い(注:ドラマだけでなく、K-POPや韓国料理の紹介など)。
 
こういう一連の流れを知っていれば、今回、「韓流偏重」という声が上がったことについて、決して、違和感は感じないだろう。茂木氏の「ぼくがよく理解できないのは、『韓流』を『フジテレビ』が『ごり押し』しているという感情」などというのは、こういう経緯を知らないか、知っていて、あえてそれに目をつぶっているか、のどちらかではなかろうか? もしかしたら、「所詮、テレビ局にお世話になっている者の『ヨイショ』だろう」と思う人もいるかも知れない。
 

 女性が太股を露出して闊歩する、真夏なら、よく見かける光景である。しかし、厳密に言えば、太股を露出して闊歩するのは、犯罪(=軽犯罪法1条20号違反)である。
 
軽犯罪法
第1条
左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
20号
公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるような仕方でしり、ももその他身体の一部をみだりに露出した者
 
  実際、男性にとっては、太股を見せつけられるのは、いい迷惑である。私・ドクター差別は、高潔な(あるいは、性欲が弱い?)人間だからいいが、理性で欲情を抑えられない人間なら、犯罪が犯罪を招きかねない。太股を見せつけられた男性が、欲情を抑えられず、痴漢行為や盗撮に走らないとも限らない。
 
 もちろん、痴漢や盗撮をする男性が99%悪いのだが(みだりに太股を見せて)法律違反をしている女性が何の罪にも問われないのは片手落ちである。そもそも、立派な法律(=軽犯罪法)があるのだから、それを適用しない手はない。スピード違反にしろ、駐車違反にしろ、時々、取り締まるからこそ、法律がある意味があるのである。適用しない法律なんぞ、存在する意味がない。
 
 時々、男性が欲情することを嫌悪したり、非難する人がいるが、男性が欲情しなくなったら人類は死滅する。ところが、ひどい人になると、痴漢や盗撮を「男性のせい」にする。問題は、欲情することではなく、欲情して、相手の承諾なしに性的行為に及ぶ場合だけである。相手の承諾があれば、どんなに欲情しようと、何の問題もない。
 
 若くて健康な男性なら、性的刺激を受ければ、興奮しない方がおかしい。そのなかには、欲情を抑えられない男性もいるだろう。若い男性の将来を台なしにしないためにも、欲情をそそるような服装、太股をみだりに露出する服装は、(時々)取り締まるべきである。

 東日本大震災の影響による電力不足で、パチンコ業界が槍玉に上がった。業界では、「15%以上の節電」に取り込んでいるようだが、ことはそれだけでは収まらない。ここぞとばかり、「パチンコ悪玉論」が噴出し、なかには「朝鮮人排斥」まで叫ぶ人もいる。
 
 たしかに、パチンコには問題が多い。ザッと挙げただけでも、
 
①換金システムがグレーゾーンである
②警察との癒着が指摘されている
③暴力団との関係がウワサされる
④パチンコ店側に不正(=遠隔)操作疑惑がある
⑤パチンコ依存症になる人がいる
⑥景観・騒音・風紀等に関して周辺住民とトラブルになる場合がある
⑦北朝鮮への不正送金疑惑がある
 
などがある。しかも、一つ一つが深刻な問題ばかりである。
 
 しかし、「パチンコ悪玉論」を展開する人たちには、「これらの問題を解決しよう」などという気はサラサラない。ただ、感情的に、「パチンコはけしからん。パチンコ屋は潰せ!」というだけである。いや、口に出す人は(さすがに)少数だが、内心、「朝鮮人は日本から出て行け!」と思っている人は多い、と言うか、ほとんどではなかろうか?
 
 今回は、東日本大震災がキッカケである。そう言えば、関東大震災の時も、「朝鮮人が暴動を起こす」というデマが飛び交い、「朝鮮人排斥」(=暴行や殺戮)が起こったと言われている。一方、「実際、朝鮮人が暴徒化し、正当防衛でそれを鎮圧した」との説もある。いずれにせよ、今回起こっている「朝鮮人排斥」を見れば、「そういう素地がない」とは言えない。
 
 たしかに、日本人にとっては、反日勢力は「敵」である。しかし、朝鮮人全員が「反日」であるわけではない。「親日」の朝鮮人は大勢いる。と言うか、「親日」でなくても、「反日」でなければ、別に問題はなかろう。
 
 「パチンコ悪玉論」を掲げる人たちにとっては、実は、パチンコがどうなろうと関係ない。目的は別にある。「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い」ということ、結局、「朝鮮人が気にくわない」、「朝鮮人を排斥したい」、それだけである。
 
 これは、立派な差別である。ミソ(親日)もクソ(反日)も一緒くた、パチンコに託けての民族差別である。「差別ネットワーク」としては、このような理不尽な差別には、断固、反対する。
 
 換金システムがグレーゾーンである? パチンコだけの問題ではない。ギャンブルを合法化し、非合法カジノを一掃せよ。
 
警察との癒着が指摘されている? 「天下りの禁止」は、警察官僚とて例外ではない。「天下り」を許すことが問題なのである。
 
暴力団との関係がウワサされる? そもそも、暴力団を取り締まることが先決である。パチンコと何の関係もない。
 
パチンコ店側に不正(=遠隔)操作疑惑がある? 本来、胴元が「不正」をしたら、ギャンブルは成り立たない。「不正操作」があるとしたら、たしかに、パチンコはギャンブルではない、イカサマである。なお、ギャンブルが合法化されているカジノでは、当局の監督・指導もあり、胴元が「不正」をすることはない(注:胴元は儲かることになっているのでイカサマをする必要がない。もし、当局の目をかいくぐり「不正」をしたところで、発覚すれば、お客が入らなくなり、潰れるだけ、そんなリスクを冒す意味はない)。
 
パチンコ依存症になる人がいる? 由々しき問題であるが、依存症は、他のギャンブル、アルコール、煙草、セックスなど、娯楽・嗜好にはつきもの、あくまで、個人の問題である。「問題があるから」と言って、その他大勢の(常識の範囲内で享受する)人たちの娯楽・嗜好を奪う、というのは「やりすぎ」である。なお、「パチンコに嵌り、借金地獄に陥り、家族崩壊になる」などとパチンコを「悪玉」にする人がいるが、これは、返済能力のない者にお金を貸す金融システムに問題がある、と言える。
 
景観・騒音・風紀等に関して周辺住民とトラブルになる場合がある? たしかに、パチンコ店が駅前の一等地をズラリと占拠しているのを見ると、違和感を覚える。行政も介入させて、住民とトラブルにならないような立地を考えるべきである。
 
北朝鮮への不正送金疑惑がある? 不正送金を取り締まる、それ以外の何物でもない。もし、不正送金が「パチンコのせいだ」と言うのなら、焼肉店の店主が不正送金すれば、「焼肉のせいだ」ということになる。
 
私・ドクター差別としては、これまで何度も申し上げているが、ギャンブルを合法化し、被災地やかつて栄えた観光地などにカジノを誘致することを提唱している。それにより、地方経済を活性化する、雇用を創出する、温泉などと絡めれば、それこそ「観光立国」の目玉となり得るだろう。また、国営化・公営化をすれば、それらの収益を(丸々)年金の財源に充てることも可能である。
 
物事の良い面ばかりを見るのは危険だが、物事の悪い面だけを見ていても、正しい判断は下せない。まして、パチンコに託けて、それを「朝鮮人排斥」、「朝鮮人バッシング」に悪用するのはもってのほか、である。今、「パチンコ悪玉論」を叫ぶ人たちのなかで、「朝鮮人への差別意識がない」と断言できる人は、どれだけいるだろうか?
 

日本の「弱腰外交」は今に始まったことではないが、つくづく情けない。いわゆる「竹島問題」で日本の国会議員の入国を韓国が拒否したが、これが逆だったら、韓国はどういう対応をするのか? 日本の政府のように「極めて遺憾である」などと言って(穏便に)済ますわけがない。
 
この何事も「穏便」に済ます、というのは、日本人の「悪い癖」である。極論すれば、「島の一つや二つ、いいじゃないか(大騒ぎすることではない)」という発想である。この発想、どこかで聞いたことがある。そうそう、「女性専用車両の一両や二両、いいじゃないか(大騒ぎすることではない)」という発言と同じである。
 
いいや、全然よくない。数の問題ではない。「主権」の侵害は、「島の一つや二つ」でも大問題である。(男性)差別は、「車両の一つや二つ」でも大問題である。「大騒ぎ」して当然である。
 
しかし、これまでも、(日本の対応は)ひどかった。対韓国だけではない。北朝鮮が日本目がけてミサイルを発射しても、いつもの通り、「極めて遺憾である」で済ませてしまった。中共も、やりたい放題、勝手に、ガス田開発を進めている。ロシアも、力づくで北方領土の不法占拠を続けている。また、海賊テロリストが日本人を人質に取ったら、結局、「お金」で解決するから、彼らにとっては、気前のよい「お得意さん」となっている。
 
そうそう、「テロ」と言えば、「シーシェパード」に対する対応もお粗末である。テロのレベルとしては大したことはないが、FBIに「テロ認定」されている立派な「テロ集団」である。人殺しは(今のところ)していないが、
 
①かつてソマリア船籍の捕鯨船を爆破・沈没させた
 
②抗議船を日本の捕鯨船に体当たりさせた
 
③失明の恐れがある酪酸の入った瓶を投げつけた
 
④同じく失明の恐れがあるレーザー光線を照射させた
 
⑤殺傷能力のあるボウガンを捕鯨船目がけて撃ち込んだ
 
などの違法行為、暴力行為、テロ行為を繰り返している。
 
要するに、韓国にしろ、北朝鮮にしろ、中共にしろ、ロシアにしろ、海賊にしろ、テロリストにしろ、「日本は、厳しい対応をしない」と、高を括って(勝手なことをして)いるのである。「主権」を侵害されても、ヘラヘラして、何もしない。脅されれば、即、お金で解決する。「へタレ」、「根性なし」もいいところである。
 
 余談だが、ある「賛成派」に、「差別ネットワーク」のことを「陸のシーシェパード」と揶揄されたことがある。しかし、
 
①通行や音量に配慮しながら、駅前で街頭演説を行っている
 
②国交省や裁判所、そして、鉄道会社が「男性も乗れる」と認めているので、時々、「女性専用車」という名の一般旅客車両に、粛々と乗車する
 
③女性乗客からイチャモンをつけられたり、駅員らから不適切な対応をされたりした場合、駅の詰め所や本社に出向いて、そういうことが起こらないように要請したり、「女性専用車両」や「差別」の問題についてレクチャーをする
 
などの合法的活動を行っている「差別ネットワーク」の一体、どこが「シーシェパード」と似ているのか?
 
ピント外れ、中傷発言の「極み」である。しかし、まあ、「女性専用車両の一両や二両、いいじゃないか(大騒ぎすることではない)」などと言っている連中には言われたくない。「女性専用車両」に男性が(一人でも)乗ると「迷惑乗車」、「テロ行為」などと大騒ぎするくせに、「一両や二両で大騒ぎするな」とは、「ダブル・スタンダード」もいいところである。
 

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