2012年09月

 先ほど、孫崎享という外交評論家がテレビに出ていた。東大卒の外務官僚で、イラク大使館やカナダ大使館の公使、そして、防衛大学校の教授まで務めた人物だが、これがまた、手のつけられないほどコテコテの「親中派」である。領土問題で、タレント相手に「自説」を説いていたが、「何だ、コイツは?」と思わせる発言ばかりで、イライラさせられた。
 
 残念ながら、途中から見たのだが、その範囲だけでも、孫崎氏の口からは「売国的発言」が相次いだ。まず、「(戦争にしないために)日本は大人の対応をしなければならない」そうだが、一方(中共)が喧嘩腰なのに、日本だけ「大人の対応」をしなければならないのはどういうことか? と言うか、この種の人間の言うところの「大人の対応」というのは、実は、「何もしないこと」、つまり、「(何をされても)されるがまま」という意味である。何をされても、ただ、「遺憾である」を繰り返すだけの外交である。
 
 たしかに、これまでの日本の外交、すなわち、(外務官僚の言いなりの)政府の対応は、まさに、この「女々しいスタンス」であった。と言うことは、これは「親中派」のごく稀な意見ではないわけで、「親米派」にしろ、何にしろ、この「軟弱な外交スタンス」については共通している、ということである。戦争は極力避けなければならないのは言うまでもないが、最初から「イザとなったら戦争をする覚悟がある」という「(最強の)外交カード」を放棄すれば、交渉にならない、力関係が大きく左右する交渉を有利に進められない、ということが全くわかっていない。
 
 また、孫崎氏は、80年代に、中共とロシアの国境上の「小さな島」の取り合いで40人以上の死者を出した例をあげ、「(領土問題を)棚上げすること」の大切さを力説していた。しかし、それと「尖閣諸島」は、シチュエーションが全然違う。同じ「小さな島」でも、尖閣の場合は、石油利権が絡んでいる。「はい、それでは(以前のように)棚上げしましょう」となる保障はどこにもない。貪欲な中共のことだから、どんな手を使ってでも、自分のものにしようとするだろう。たとえ、日本だけが「棚上げしたつもり」でも、中共は着々と「魔の手」を伸ばしてくるはずである。
 
 それから、孫崎氏は、「対中貿易が対米貿易よりも大きくなっている」という理由から、「日中関係に波風を立てないようにすべき」などという趣旨のことも述べていたが、このスタンスも間違いである。そもそも、「領土問題」がこじれたからと言って、即、貿易関係が全くなくなるわけではなかろう。いや、中共なら、そういう脅しをかけてくる可能性はあるが(注:レアアースの事例もある)、であれば、それこそ、そういう脅しをかけるような国にウエイトを置くこと自体、国の命運を掛けること自体を見直すべきである。
 
 アジアだけでも、中共以外、親日的な国、少なくとも、反日的でない国は多い。日本は、インド、ミャンマー、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンなどとの貿易を促進し、中共依存から脱却すべきである。「近いから」と言って、「ヤクザ国家」とつき合う必要は全くない。
 
 なお、孫崎氏は、「今回の騒動で、日本が愛想をつかれ、アメリカやEUの企業が中国に進出し易くなった」みたいなことも言っていたが、これもトンチンカンな指摘である。(今回の騒動で)愛想をつかれたのは、むしろ、中共である。ちょっとしたことで暴動が起こる国、お店や工場が壊され、従業員が身の危険も感じる国には、誰も投資したくなくなる、進出したくなくなるだろう。
 
 孫崎氏の指摘は、どれもこれも、全くの的外れである。しかし、一番憂慮すべきことは、チラッと前述したが、これが、一風変わった「親中派」だけの考えではないことである。日本の外交スタンスが、ずっ~と、今までも、そして、(変わらなければ)これからも、「軟弱外交のまま」だという点である。胆の据わった政治家の主導ではない日本の外交、軟弱な官僚主導の外交が続く限り、日本の国益が損なわれ続けるのである。
 
 

私・ドクター差別は、今まで「日本維新の会」について言及してこなかったが、それは、(政党として)その実体がよくわからなかったからである。地域政党から国政政党になった今、そろそろ取り上げても良い時期である。
 
(国政)政党として一番大事なことは、国防に対する確固たる信念、確かなスタンスである。国というものが存在する限り、国防を第一に考えるのは、国民に対する使命である。最近は、代表である橋下徹大阪市長の「竹島共同管理」発言が波紋を呼んでいるが、その真意はどうであれ、こと領土問題については、「譲歩」や「妥協」と受け取れる発言は禁物である。この論理だと、あの「中共」なら、「尖閣共同管理」を言い出しかねない。
 
ところで、「日本維新の会」については、たとえば、「公明党との関係」、「独裁の是非」、「カジノ合法化」などについても、いろいろ言及したいところだが、今回は、それらはさておき、その基本方針及び政策である「維新八策」について、とくに、以下の2点について、専門的なところから、言及してみることにする。
 
【公務員制度改革】
①内閣による公務員採用の一元化。社会人中途採用を基本
②採用試験の抜本的見直し
③年齢・在職年数によらない職務給制度
 
 まず、「公務員制度改革」についてであるが、上記の点については、「大賛成」である。①の「社会人中途採用を基本」は、②の「採用試験の抜本的見直し」に密接に関係することで、「『お客様第一主義』を叩き込まれた民間企業経験者がどんどん公務員になれるような雇用制度に改める」という私の持論を、ある意味(注:「基本」という意味が新規学卒者等を排除するかどうかは不明)、より一層推し進めるものである(注:私の持論は、「公務員採用試験から年齢制限をなくす」ということであり、新規学卒者等の受験・採用を排除するものではない)。
 
 また、③の「年齢・在職年数によらない職務給制度」も、能力主義の観点からは当然である(注:日本の場合、「職能給」は名ばかりで、実は、「能力」ではなく「年功」によって決められていることが多く、「職務給」の方が、むしろ、公正性が保たれる可能性がある)。「社会人中途採用(が基本)」であれば、「年齢」をある程度考慮する必要もないわけではないが、それは、あくまで、その人の経験・能力に応じたものであるべきで、合理的理由もなく(年齢に)配慮すべきではない(注:もちろん、給料は「労働の対価」という側面だけでなく、「生活の糧」という側面もあるので、家族手当や地域手当等によって別途、配慮する必要はある)。
 
【雇用政策】
①民民、官民人材の流動化の強化徹底した就労支援と解雇規制の緩和を含む労働市場の流動化(衰退産業から成長産業への人材移動を支援)
②正規雇用、非正規雇用の格差是正(=同一労働同一賃金の実現、非正規雇用の雇用保護、社会保障強化)
③新規学卒者一括採用と中途採用の区分撤廃の奨励
 
 公務員だけでなく、民間の雇用制度の見直しも必須である。①の「民民、官民人材の流動化の強化徹底した就労支援と解雇規制の緩和を含む労働市場の流動化」もまた、「年齢制限の撤廃」及び「他の会社に移れる自由の確保」という私の持論と(ほぼ)一致している。「解雇されると(年齢制限等の壁があって)次の職場がなかなか見つからない。それが恐くて、不満がいろいろあっても、嫌々、その会社に留まっている」というのは、その人にとっても、会社にとっても不幸なことである。「新天地で伸び伸びと仕事ができる」というのは、その本人にとってもプラス、また、「ヤル気を失った人には辞めてもらい、新たに、ヤル気のある人を採用する」というのは、会社にとってもプラスである。
 
 また、②の「正規雇用、非正規雇用の格差是正」も当然である。と言うか、私の持論は、この点では一歩も二歩も進んでいて、「格差是正」なんて生ぬるいことではなく、「すべての社員を非正規雇用にすべし」と提唱している。こうすれば、そもそも、「格差」が生じるわけがない。
 
と言っても、この「非正規雇用」は、もちろん、現行の「非正規雇用」とは全く異質のものである。「中・長期の有期雇用契約」を基本とする新しい雇用制度である。つまり、「定年制」を廃止し、比較的、長期の有期雇用契約を基調とすることで、公平な機会及び公正な評価を確保し、また、適度な緊張感を保つことで惰性による労働効率の低下を防ぐ効果も期待される。
 
 ③の「新規学卒者一括採用と中途採用の区分撤廃の奨励」は、要は、「採用における年齢制限の撤廃(の奨励)」ということで、これまた、私の持論と一致するものである。
 
 なお、近年問題となっているのは、女性に対する「ポジティブ・アクション」である。これは、過去の「女性差別」を理由に(「(公務員や管理職に)女性が少ない」と称して)女性を優遇する、女性を優先的に「指導的地位」につけようとする施策であるが、「女性だから」という理由で採用する、登用するというのは、裏を返せば、「男性だから」という理由で採用しない、登用しないということであり、「男性差別」以外の何物でもない。また、これは「能力主義」の否定であり、労働効率の低下を招くものでもある(注:そもそも、「(公務員や管理職に)女性が少ない」のは、女性差別というよりも、単に、女性の「受験者」又は「志願者」が少ないからである)。
 
 

 「差別ネットワーク」は9月29日、東京・代々木公園で開催された「NPOまつり」に(昨年同様)出店しました。「男性差別を許さない市民の会」、「女性専用車両に反対する会」、「全国男性復権を目指す会」にもご協力いただきました。今回のメイン活動は、「女性専用車両に関する意識調査」、「各団体のチラシ配布」、そして、来店した人たちや通り掛かった人たちへの説明等でしたが、その意味では「大成功」でした。
 
 私・ドクター差別は、かなり早く起きてしまったので、早めに会場に向かいました。8時前に会場に到着、軽い朝食を食べながら設営を待っていると、「年齢差別をなくす会」時代からの会員であるSさんを見かけたので、声を掛けました。Sさんは「NPOまつり」の関係者でもあり、「差別ネットワーク」のブースは、事前に聞いていた端っこではなく、別の列の端から2番目変わった、とのことでした。目立つ端っこでないのは残念ですが、昨年と違って、背後に別のブースがないため、前と後ろ2つのサイドを使ってパネル等の掲示ができます(注:端っこなら3つのサイドが使える)。ノボリを立てたり、折りたたみ机を設置したりしていると、「男性差別を許さない市民の会」代表のマスターさん、「女性専用車両に反対する会」関東本部長のSさんが駆けつけてくれました。マスターさんが苦労してつくった「女性専用車両」、「ポジティブ・アクション」、「痴漢でっち上げ」の問題を明解かつ平易に説明したパネルを掲示しました。
 
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マスターさんが準備中
 
 その後も、「全国男性復権を目指す会」のO代表、学生のmaple5さん、レノンさん、タキタさん、N.Y.さん、「年齢差別をなくす会」時代からの会員であるOさんが来場されました。ブースには常時、2名以上いる態勢で臨みました。「意識調査」は、当初、「20くらい集まればいいかな」と思っていましたが、最終的には、倍近い人たちに回答していただきました。それに合わせて、チラシもはけました。
 
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みんなで客引き?
 
 参加された方々は、交代で別のブースを見学したり、フリーマーケットや売店を回りました。「年齢差別をなくす会」時代からの会員であるSさんは、間伐材を使った子供向けの「つむ木」を担当されていました。売店では、福島県相馬産の野菜が売られていました。私は、トマトジュースを買って飲みましたが、美味でした。
 
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▲つむ木  福島産▼
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 「骨密度」を測れるブースがあったので測定したところ、20歳の人と比較して「98%」、同年齢の人と比較して「122%」と、驚異的(?)な数値でした。日頃から、足や腕を鍛えているせいでしょうか? しかし、筋肉が硬いので、ちょっと無理すると腰が痛くなったり、肩が凝ったり、やはり、歳には・・・(苦笑)
 
 「NPOまつり」は2日間で、明日(30日)も出店できるのですが、天気予報では明日の午後から雨、それも台風がらみの雨なので、たぶん出店は中止、最終的な判断は、帰って天気予報を確認してから決めることにしました(注:結果、中止に決定)。終了時間の16時を過ぎたので、撤収作業開始、途中で帰られた方もおりましたが、残ったメンバーで渋谷まで歩き、ファミレスで打ち合わせをした後、解散しました。
 
 

【終了】10月5日 渋谷駅ハチ公前で、街頭演説をしました。その後、東横線で「任意周知乗車」をしました。
 
【終了】10月6日 「全国男性復権を目指す会」の集会に参加しました。
 
【終了】10月11日 ドクター差別単独で早朝、神奈川版「プチグランド・サークル巡り(=任意確認乗車)」をしました。
 
【終了】10月12日 渋谷駅ハチ公前で街頭演説をしました。その後、東横線で「任意周知乗車」をしました。
 
【終了】10月16日 JR横浜線淵野辺駅頭で「女性専用車両についての意識調査」の署名活動をしながら街頭演説をしました。その後、東横線で「任意周知乗車」をしました。
 
【終了】10月20日 秋葉原駅前で、街頭演説をしました。その後、「女性専用車両に反対する会」の集会に参加しました。
 
【終了】10月24日 日吉駅前で、「女性専用車両についての意識調査」への協力を訴えました。
 
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若い学生さんに「頑張ってください」と声を掛けられた
 
【終了】10月26日 渋谷駅ハチ公前で、街頭演説を行いました。その後、東横線とりんかい線で「任意周知乗車」をしました。
 
 
【終了】10月29日 横浜駅西口で、「女性専用車両についての意識調査」への協力を訴えました。
 
【終了】10月30日 大井町駅前及び自由が丘駅前で、「女性専用車両についての意識調査」への協力を訴えました。その後、東横線で自由が丘から「任意周知乗車」をしました。
 
【終了】10月31日 蒲田駅東口で、「女性専用車両についての意識調査」への協力を訴えました。
 
 
 

産経新聞(9月22日()10時56分配信)によると、
 
>滋賀県で9月、強制わいせつ事件や痴漢事件などが多発している。1週間で、帰宅途中の女子高生や若い女性が抱きつかれるなどの事件が計11件も立て続けに発生したため、同県の嘉田由紀子知事が会長を務める県民会議が8日、全国では異例の「痴漢等多発警報」を発令。
 
とのことです。おっと、記事はまだまだ続きます。
 
>実は、インターネット上では滋賀県の女子高生は「日本一、制服のスカート丈が短い」といわれている。・・・ネット上での風評拡大後、盗撮マニアが滋賀に集まり、電車内などで、県迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で逮捕されるなどのケースが目立つようになった。
 
 上記は、盗撮の事例ですが、痴漢も同様でしょう。なぜなら、「肌の露出が多ければ、男性を刺激する」からです。女性にはピンとこないでしょうが、男性は、ミニスカートやビキニに、敏感に「反応」するのです。そして、そういう男性のなかの自制心が利かない(ごく一部の)輩が痴漢を働く、盗撮を働くわけです。
 
 男性なら、経験則から、この理屈にスンナリ納得するはずですが、女性はそうではないようです。性犯罪と服装の因果関係を頑なに否定したがります。まあ、そうしないと、ミニスカートやビキニを自由に着こなせなくなる、とでも思うからでしょうか? 
 
また、
 
>県警の捜査関係者は「何よりも重要なのは、女性自らが自衛策をとること」と強調する。
 
とあります。
 
警察関係者も、私らと同様、「自己防衛策」の重要性を感じているようです。これも、「普通」に考えれば、当たり前なのですが、「痴漢が悪いのに、なぜ、女性が自衛策をしなければならないのか!」とトンチンカンなことを言う女性、似非フェミニストが結構います。痴漢に「痴漢を止めましょう」と言ったところで、やめるわけがない、だから、「自己防衛策」を講じるのは当然であるにもかかわらず、です。
 
なお、
 
>被害者の中には、イヤホンで音楽を聴いていたり、携帯を操作していたりして、背後からきた犯人に気づかなかったケースもある。また、わいせつ事件の被害者は、制服姿のほか、ミニスカート、ショートパンツといった肌の露出が大きい服装である場合も多いという。
 
とのことです。
 
つまり、「立ち居振る舞いに気を配り、肌の露出が少ない服装をすれば、被害を減らせる」というわけです。これも、「普通」に考えれば、当然です。ちょっとしたことで被害が減らせるのに、なぜ、似非フェミニストは、女性の注意を喚起しないのでしょう? 痴漢被害が減りもしない「女性専用車両」に固執するのでしょう?
 
 

  私とレノンさん、エリーさんの3人は9月20日、午後6時から大門駅の近くの公民館で開かれた「NPOまつり」の説明会に参加しました。昨年も参加した「NPO祭り」は、私らの活動を紹介する「いい機会」です。是非、ご参加ください。詳細は以下の通りです。
 
日時 9月29日30日 午前10時から午後4時まで(雨天中止)
 
場所 代々木公園内のイベント広場&野外ステージ(以下のマップの下部にあるNHK放送センターや国立代々木競技場に近い)
 
 
ブース 「差別ネットワーク」の名前で申し込みました。ブースナンバーは「12」です。主催者本部の近くです。
 
参加方法 29日、30日のいずれか、あるいは両日、どの時間帯でも参加していただいて結構です。なお、準備の手伝いをしていただける場合は、29日は、午前8時半を目途にご集合ください。30日は、午前9時半くらいでも大丈夫です。
 
内容 「差別ネットワーク」は、活動内容をパネル化し展示します。チラシ配布や署名のお願いも致します。他のNPOは、健康、エコ、ふれあい、被災地支援などです。フリーマーケットや飲食ブースもあります。主催者本部としては、「家族連れで来ていただきたい」とのことです。「ふれあい広場」、「動物コーナー」もあるので、とくに、お子さんは「大歓迎」だそうです
 
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東京タワーは今も健在!
 
 説明会の終了後、レノンさんもエリーさんも「歩くのが好き」ということで、大門から虎ノ門まで散策がてら歩きました。東京タワーの横を通りすぎ、虎ノ門に向かいます。このルートは、私が昨年の震災の時、銀座から溜池山王まで街宣カートを押しながら歩いたルートの一部で、その記憶がよみがえりました。あの時は、結局、御徒町付近の居酒屋で夜を越しました。そうそう、そのメンバーは、私とレノンさんとエリーさんの3人でした。
 
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階段はかなり急なので注意が必要
 
 途中に愛宕神社があったので、立ち寄ることにしました。一応、「愛宕山」という山なので、階段があります。それも、相当、急な階段です。後ろを振り返ると(たぶん)ビビるので、前を向いて、一気に登りました。結構きつい。お参りをして、「下山」です。帰り道は、普通の道路でした。この辺は、かつて「民社党本部」(注:最初、第4森ビルで、その後、第18森ビルへ移転)があったところで、「勝手知ったる何とか」です。たぶん、第4森ビルはなくなっているでしょうが(注:未確認)、第18森ビルがなくなっていたのにはビックリしました(注:虎ノ門2丁目タワーになっていた)。
 
 虎ノ門から、銀座線に乗ったのですが、レノンさんの「任意周知ポロシャツ」の背中の文言を目を見開いて見る男性乗客がいたので、興味があるかどうかを確認し、エリーさんの持っていたチラシを渡しました。他に2人の男性乗客も興味があるとのことで、この2人にもチラシを渡しました。さすが、「任意周知ポロシャツ」の効果は抜群、「女性専用車両」の設定のない銀座線で、「任意周知」ができました。
 
 渋谷に着き、レノンさんも東横線(の「女性専用車両」)に乗ることになりました。ホームに並んでいると、怪訝な顔をする女性が・・・でも、声掛けはありませんでした。乗っていても、声掛け、イチャモンはなし。しかし、エリーさんが言うには、降りる際、ものすごい形相で、睨みつけてきた女性がいたようです。
 
 そうそう、車内アナウンスがしつこい感じで、(菊名まで)3回くらい「女性専用車両」の案内をしていました。そのせいか、私ら以外、「男性」は確認されませんでした。ウソ(=女性専用)の案内、紛らわしい(=「小学生、障害者、その介護者の男性は乗れる」みたいな)案内は、やめていただきたい。
 
 レノンさんは武蔵小杉で下車、埼京線でも「任意周知乗車」をするそうです。私は、菊名で下車、エリーさんはそのまま横浜まで「任意確認乗車」をしたようです。お疲れ様でした。
 
 

●痴漢犯罪は「軽微な犯罪」である
 
 痴漢犯罪は、「軽微な犯罪」です。ところが、そう言うと、烈火のごとく怒る女性がいます。「痴漢に遭ってトラウマになる女性もいるのに、無神経な発言だ!」というわけです。しかし、痴漢犯罪は、法律上も、実害からしても、「軽微な犯罪」です。
 
 「軽微な犯罪」だからこそ、大抵は、「迷惑防止条例違反」なのです。「示談」で済ますことも多いのです。「重大な犯罪」なら、こうはいきません(注:ただし、性犯罪のうち、「レイプ」は、もちろん「重大な犯罪」である)。
 
 刑罰の重さからすれば、「万引き」の方が「重罪」です。「窃盗罪」は、「10年以下の懲役、50万円以下の罰金」(刑法235条)です。
 
 「実害」も少ないでしょう。たとえば、見ず知らずの男にお尻を触られる、たしかに「不快」でしょうが、「実害」は大したことはありません。「トラウマになる」というのは、逆に言えば、「気の持ち様次第」ということであって、実際の被害は大したことはありません。
 
 そもそも、「か弱さ」や「ひ弱さ」は、「美徳」ではありませんし、「褒められたこと」でもありません。「同情」するより、「叱咤激励」すべきです。「立ち向かうこと」を教えるべきです。でないと、最悪の場合、「いじめられて自殺する」、「失恋して自殺する」、「痴漢に遭って自殺する」、「痴漢でっち上げに遭って自殺する」などということになるのです。
 
●痴漢犯罪は「自助努力」で防げる

 痴漢犯罪は、「自助努力(=自己防衛策)」で防げます。ところが、そう言うと、顔を真っ赤にして怒る女性がいます。「悪いのは痴漢なのに、なぜ、女性が自助努力ををしなければならないのか!」というわけです。しかし、痴漢犯罪が「自己防衛策」で防げるのは「事実」ですし、痴漢に「痴漢は止めましょう」と言ったところで、痴漢が痴漢行為を止めるわけがないのです。
 
 たとえば、「鎧」のような物理的に接触が不可能な服を着れば、痴漢が痴漢行為をしようと思っても、(ほぼ100%)痴漢行為はできません。まあ、現実的には「鎧」を着て通勤・通学は無理でしょうが、「物理的に接触がしにくい服を着れば、痴漢行為がしにくくなる」という原理・原則は不変です。ですから、「痴漢に遭いたくない」という思いが強ければ強いほど、物理的に接触ができにくい服を着ればいいのです。
 
 なお、
 
①時差通勤・通学する
 
②服装、立ち居振る舞いに気をつける
 
③防犯ブザーを活用する
 
④護身術を習う
 
などの「自己防衛策」を組み合わせることで、痴漢犯罪を飛躍的に防止することが可能になります。
 
 その上で、
 
①混雑緩和

②監視カメラの設置、監視員の配備

③再犯者の厳罰化

④学校・職場と一体になった取り組み

⑤性犯罪者の医療ケア

などの「他力本願策」を講じれば、「鬼に金棒」です。
 
 

 私・ドクター差別は9月15日、「減税日本」(代表 河村たかし名古屋市長)が主催する「東京政治塾」に参加した。今回の講師は、ジャーナリストの鈴木哲夫氏で、テーマは、最近の政局について。「(言い方は悪いが)橋本さんは劇薬(のようなもの)、うまく使えばいい」、「官僚には、勝手にやられては困る。(良い意味でも悪い意味でも)法律遵守、平等原則に則ってやるのが官僚」、「政治家は、そうではない。政治家主導の政治をするには、覚悟を決めて、責任をもってやらねばならない」、「政治家が法律をつくれば、官僚は(法律に則って)やるしかない。それが政治家主導の政治」など、「全く、その通り」である。なお、選挙の時期は「公明党次第」だそうで、「下手をすれば、来年のダブル選にもなりかねない」が、鈴木氏にすれば、「消費税問題に白黒をつけるために、早期に解散・総選挙すべし」とのことだった。
 
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本当に「第三極」になるのは?
 
 やや遅れて、河村代表と「減税日本」に合流した国会議員お二人(小林興起、小泉俊明)が駆けつけた。河村代表の挨拶は、相変わらずの「ミャ~ミャ~節」である。そのあと、小林、小泉の各衆院議員が挨拶した。
 
 「政治塾」が終わって、次は、「女性専用車両に反対する会」の集会である。私・ドクター差別は会員ではないが、友好団体の代表としての参加である。共同街宣の打ち合わせ、「NPOまつり」への協力要請等を行った。
 
 二次会後、Sさん、WindowsNTさんと東京駅に向かって歩いていると、長距離バスがやたらと停まっていた。停車場以外に停まっているバスは「モグリ」らしい。初めて知った。その後、WindowsNTさんと地下鉄に乗ろうと二重橋まで歩いたのだが、階段通路の扉が閉まっている。仕方がないので、日比谷まで皇居のお堀沿いに歩いた。いい運動になった
 
 日比谷線で中目黒まで、中目黒から東横線に乗った。かなり混んでいる。設定外の「女性専用車両」に乗ったら、「(女性向けの)携帯電話」の「女性専用車限定広告」があったが、よく見ると、「Beauty Charge Cafe」の文字が・・・何となくあやしい。まさか、「女性専用のカフェ」ではないでしょうな?
 
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そのカフェ、代官山にあるらしい
 
 「設定外」だから、別に問題はなかったが、「任意周知ポロシャツ」を着ているので、いつでもどこでも「任意周知」が可能である。大倉山で降りて改札を出たら、後ろから、見ず知らずの男性から、「主張してますね」というような感じの言葉を掛けられたので、「単なる事実ですよ」と申し上げた。
 
 そう言えば、東京地裁に出向いた際、警備のスタッフが、私らの着ている「任意周知ポロシャツ」の背中の文言を見て、「主義主張(の類)だからまずい」などとしたのを思い出した。「女性専用車両 法律上も契約上も 誰でも乗れます」のどこが「主義主張」なのか?「主義主張」と言うのは、例えば「ウソ」をキーワードにするなら、「女性専用車両反対 鉄道会社はウソをつくな!」だとか、「ウソをつかないと成り立たない女性専用車両 即刻廃止せよ!」などがそれ(=主張)にあたるだろう。「女性専用車両 法律上も契約上も 誰でも乗れます」というのは、私らが勝手に主張しているのではなく、鉄道会社が、国交省が、裁判所が認めていること、単なる「事実」である。
 
 ところで、「地球が太陽の周りを回っている」というのは、「主張」なのか? まあ、コペルニクスの時代は「主張」だったのだろうが、現在は「事実」となっている。「当たり前のこと」は、「主張」ではなく、「事実」なのである。
 
 

 「差別ネットワーク」と「男性差別を許さない市民の会」は9月14日、渋谷駅ハチ公口(=スクランブル交差点前)で、街頭演説をしました。「午後3時から」ということで、早や目(2時40分頃)に到着、金曜日なので、「別の団体がやっているかも」と思いましたがやっていなかったので、仲間の来るのを待ちながらユックリ準備をして、3時から演説を始めました。
 
 ところが、30分、40分経っても誰も来ません。「おかしいな?」と思いながら、1時間演説をしたところで、お1人(タキタさん)が【やっと】いらっしゃいました。ところが、聞けば、「(開始は)4時から」とのこと。おっと、私・ドクター差別が(自分で決めておきながら)勘違いしていたわけです。その後、Xさん、maple5さん、Oさんもやって来て、5人で街宣をいたしました。
 
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インドの「女性専用車両」は、実は、「男女別車」
 
 さすがに人通りが多いので、色んな人が通ります。私らの前を通った2人組の女性の1人が、短パンを穿いているのですが、何と、「半ケツ状態(=お尻の下のたるみ部分が歩くたびにチラチラ見える)」でした。これって、男性に対するセクハラ、軽犯罪法(1条20号)違反ではないでしょうか?
 
軽犯罪法
第一条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
二十 公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるような仕方でしり、ももその他身体の一部をみだりに露出した者
 
 さて、皆さんの基準では、女性の以下の服装は「OK」ですか、「NG」ですか?
 
① 短パンで半ケツ(=お尻の下のたるみ部分)が見える状態
②パンツが下がっていてお尻の縦の割れ目が見える状態
③胸が開いていて谷間が見える状態
④スケスケのブラウスでブラが透けて見える状態
 
 まあ、少なくとも、こういう服装をしていて、「痴漢に遭ったのは、男のせい。男が悪い。反省しろ」とは言われたくないですね。
 
 演説が終わる頃には、マスターさん、WindowsNTさん、レノンさんも駆けつけ、「任意周知乗車」は8人ですることになりました。と、その前に・・・今回は、ネット(=メビウスリング)で、「乗車する路線と時間を教えてくれたら、警察に通報します。教えないのは、(「女性専用車」に乗るのは)犯罪だと思っているからですか?」などと(トンチンカンな)言いがかりを何度も何度も繰り返していた輩(注:「賛成派」と言うより「アンチドクター差別&選ばれし者たち派」と言っていい)にあえて応じる形で、「路線(=東横線)と時間(=午後6時半頃の急行又は通勤特急)」をこのブログに掲載した経緯があり、念のため、渋谷駅の案内所で、駅員に「これから乗る」と宣言して乗りました。しかし、結局、警察は来ず、ホームをウロウロする駅員も、私らは見て見ぬフリ、渋谷駅では(駅員からの)声掛けもありませんでした(注:中目黒駅では、申し訳程度に「軽い声掛け」があった)。
 
 それはそうです。鉄道会社(=東急電鉄)が「男性も乗れる」と認めている代物(=「女性専用車」という名の一般車両)に乗ったところで、警察がどうこうするわけがありません。通報したかどうかも定かではありませんが、仮に通報したところで、まあ、警察は通報があれば(「女性専用車に男性も乗れる」と知らなければ)確認に来るでしょうが、来たところで、「東急電鉄が『男性も乗れる』と認めている」と言えば、それで終わりです。「アンチドクター差別&選ばれし者たち派」は、ホント、言っていること、やっていることがトンチンカンです(笑)
 
 そうそう、渋谷駅で乗車する際は、私ら3人(ドクター差別、レノンさん、maple5さんの「任意周知ポロシャツ」を着ているグループ)とマスターさん、WindowsNTさん、Xさん、Oさんの4人、そして、タキタさんの3つのグループに分かれて電車を待ちました。すると、オバサンが、「4人のグループ」に声掛けし、あげく、「男は犯罪者(=痴漢)」と言ったそうです。いくら男性を乗せたくないからと言って、それはないでしょう。まさに、「男性蔑視」そのものです。その後、車内では、私らの周りに不満げな顔をした女性乗客が2~3人目視されましたが、それ以外は、別に何事もありませんでした。
 
 日吉で「各駅」の乗り換え、「アンチ女性専用車派」の聖地(?)大倉山へ。いつものように、今後の打ち合わせをして散会しました。参加した皆さん、お疲れ様でした。
 
 

私・ドクター差別が提唱する公務員制度改革は、年齢差別の廃止を骨子とするものである。ところで、公務員制度から年齢差別をなくすためには、民間企業に対する法規制よりも、より厳しい法規制が必要である。なぜなら、民間企業の場合、その企業にとってマイナスである年齢差別(注:「差別」は能力主義の否定だから、企業にとってマイナス要因である)をし続ければ、その企業の存続自体が危うくなるので(厳しい法規制がなくても)そうそう年齢差別をしているわけにいかないが、役所の場合、年齢差別をし続けても役所がなくなるわけではないので、自ら進んで年齢差別をなくす必然性がない、モチベーションが低いからである。
 
 公務員制度における年齢差別の代表格は「公務員採用試験の年齢制限」であるが、そのほかの年齢差別も問題である。以下は、「ドクター差別の公務員制度改革」の骨子である。
 
①公務員採用試験の年齢制限をなくす
 
 公務員採用試験の年齢制限をなくすと、優秀な人材を採れる確率が確実に上昇する。これは、千葉県市川市の事例が証明している。
 
②年功賃金をなくす
 
年功賃金をなくし、能力に応じた賃金体系を導入しなければならない。ただし、家族手当、地域手当などは別途支給する。
 
③年齢給をなくす
 
 年齢が高い人が一律に高い給料というのは、若い人に対する年齢差別である。
 
④定年制をなくす
 
 定年制は年齢差別の一つである。定年制が廃止されると、働ける能力と意思がある限り働けることになるが、その一方で、自分の意思に反して辞めさせられることもあり得る。ただし、安易に解雇ができるようになることがあってはならない。
 
⑤中・長期の有期雇用契約制度を導入する
 
 定年制の代わりに、中・長期の有期雇用契約制度を導入する。今は短期の有期雇用契約しか許可されていないので、中・長期の有期雇用契約が可能になるように法改正を行う。たった一度の(短時間の)採用試験で定年までの雇用を保障するというのは、採用する側(公務員の場合は、受益者である国民、市民)にとっては、大変リスクの大きい採用方法である。中・長期の有期雇用契約制度は、その欠陥を補い、また、持続的な士気の高揚を促す制度である。
 
 なお、これらの公務員制度改革で考慮しなければならないのは、現在、公務員として働いている人たちの処遇である。新しい制度が導入されれば、旧来の制度で採用された人たちにも、新しい制度が適用されるのか? 結論を言えば、旧来の制度の下で採用された人たちは、旧来の制度によって処遇が保障されており、新しい制度の適用対象とすべきではない(注:と言うか、そうでなければ、制度改革などというものは反対が多くなり、実行が困難だろう)。
 
【追記】「男女共同参画」に基づく「ポジティブ・アクション」の一環として、近年、公務員採用試験における「女性の水増し合格」が行われているが、これは男性差別であり、能力主義の否定である。女性が「女性だから」という理由で公務員になりにくいのなら、その障害を取り除くのは当然であるが、女性が「女性だから」という理由で合格しやすいというのは、裏を返せば、男性が「男性だから」という理由で合格しにくいということであり、男性差別以外の何物でもない。また、相対的に優れた男性が合格せず、その代わりに、相対的に劣った女性が合格する、というのは、能力主義の否定であり、労働効率の低下は必定である。差別を助長し、労働効率の低下を招く「ポジティブ・アクション」は、「亡国の愚策」と言っても過言ではない。
 
 

私・ドクター差別とレノンさん、エリーさんの3人は9月10日の早朝、神奈川版「グランド・サークル巡り」をした。私は、まず、東横線で大倉山から菊名まで各駅で行き、6時9分発の急行で、菊名から横浜まで乗車した。「女性専用車」内は、乗客20人中、(私を除いて)男性は10人だった。
 
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▲本日の女性専用車限定広告▼
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横浜市営地下鉄のホームでお2人と合流、6時29分の電車で、横浜から湘南台まで「女性専用車」に乗車した。乗客は30~60人で、そのうち男性は(私ら3人を除いて)1人だった。私らが会話をしていたら、女性が降りる際、こちらを睨みつけ、「女性専用車というのはともかく、大声で話すのはマナー違反」などと言いながら去ろうとしたので、「大声なんて出していませんよ。私らが気に入らないだけでしょ」と言ってあげた。まさに、街頭演説の際の「うるさい!」という言いがかりと同じである。
 
湘南台から中央林間までは小田急線、7時25分発の急行に乗った。しきりに、車掌が電話をしている。案の定、南林間で若い駅員がやって来て、何か言いたそうにウロウロしていたので、「国交省が(男性も)乗れると言っているよ。何か、問題でも?」などと言ったら、スゴスゴ退散した。乗客100人中、男性は(私ら3人を除いて)0人だった。
 
 田園都市線 中央林間駅 の改札近くで、自民党の甘利明衆院議員が「朝立ち」をしていたので、スタッフに声を掛けた。偶然(?)にも、小田急線 の電車内で大和駅 を通過する際、「以前、甘利さんが労働大臣だった頃、(年齢差別のことで)お世話になった」ということを話していたので、スタッフにそのことを伝えた。エリーさんは、「甘利さん本人と握手した」とのことだった。
 
中央林間7時48分発の電車に乗り込んだ。車掌の近くに乗ったが、声掛けはなし。女性乗客も、こちらをチラチラ見てはいるものの、声掛けはなし。乗客70人中、男性は(私ら3人を除いて)1人だった。
 
長津田駅では一旦降りて、マスターさん、WindowsNTさん、タキタさんと合流、マスターさんとWindowsNTさん、タキタさん、そして、私ら3人、の3つに分かれ、8時16分発の準急に乗車した。すると、助役が乗り込んできて、「お願い」をしてきた。「お願いをするなら『任意』だとか、『男性も乗れる』などと言ってから、お願いすべきだ」などと言うと、「言いました」などとウソを言ったので、それを指摘したら、そそくさと退散した。
 
●YouTube
 
「任意」と言った?
 
それ以外は、私ら3人とタキタさんには渋谷まで何もなかったが、少し離れて乗っていた(ので、私らは気づかなかったのだが)マスターさんとWindowsNTさんは、3~4人の女性にイチャモンをつけられ、駅員の対応も不適切だった、ということで、渋谷駅のホームで助役相手に厳重注意をした。乗客150人中、男性は(私ら6人以外)0人だった。
  
「任意周知乗車」の後、上野の東京メトロ本社、所沢の西武鉄道本社、池袋の東武鉄道東上事業部、そして、渋谷の東急電鉄本社に出向いた。来年3月に東京メトロ副都心線と東急東横線が直通運転をする際、「女性専用車」の拡大がされないよう、関連する路線の鉄道会社を含め、「差別ネットワーク」、「女性専用車両に反対する会」、「男性差別を許さない市民の会」、「全国男性復権を目指す会」の4団体連名の要請文を手渡すためである。と言っても、「任意」と知ってて、「女性専用車」という名の一般車両に自由に乗っている私らにとっては、「拡大」しようが何しようが痛くも痒くもないのだが、一般の男性乗客にとっては「迷惑千万」なので、要請をするわけである。
 
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西武鉄道本社前で
 
タキタさんとは渋谷で別れ、エリーさんとも東京メトロ本社来訪後別れた。高田の馬場で、「全国男性復権を目指す会」のO代表も加わり、西武鉄道本社と東武鉄道東上事業部には、O代表も同行された。レノンさんとは、4社の訪問後、渋谷で別れた。
 
 残った3人、私とマスターさんとWindowsNTさんで横浜へ。「一仕事」を終えて、遅い昼食を食べに、赤レンガ倉庫にあるシーフードバイキングのお店に行った。以前、たまたま立ち寄ったら、リーズナブルで美味しかったので再訪である。皆、ダイエット中(?)にもかかわらず、タラフク食べた後は、山下公園まで徒歩で散策、横浜中華街にも立ち寄ったが、さすがに何も食べる気が起こらず、そのまま地下鉄に乗り、帰路に着いた。
 
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中華街は残念(?)ながら通過しただけ
 
 乗車会、本社訪問、参加した皆さん、お疲れ様でした。
 
 

「差別」の問題をアレコレ言うのに、「差別とは何か?」の定義もなしに議論しても、議論はかみ合わないでしょう。ですから、議論をするのであれば、その前にまず、「差別」についての共通認識の有無を確認する必要があります。
 
先日も、定例会後の酒の席で、私・ドクター差別と会員Hさんとの間で、その議論となり、両者には「差別」に対する認識の違いがございました。ところが、後日、Hさんから電話があり、「兼松さん(注:ドクター差別の本名)の言っていることが正しかった」とおっしゃっていました。「途中で、『なるほど』と思ったんだけど、酒の勢いで、ついつい、自分の非を認めず、グダグダ言ってしまった」などと、正直におっしゃっていました。まあ、酒の席では、よくあることですね(苦笑)
 
 しかし、このドクター差別、ダテに十数年も「差別」について研究し、「差別反対」の実践活動を続けているわけではございません。自称「差別の専門家」ではございますが、こと「差別」に関しては、大抵のことは(一応)信用していただいて結構だと思います。マジで(笑)
 
 ところで、以下は、メビウスリングの議論掲示板(注:と言っても、いつも投稿している「女性専用車両」に関するスレッドではない)への私の投稿(の一部)ですが、今読み直しても、自分ながら結構、良いことを言っているので、(修正、加筆し)まとめてみました。「差別」について考える際のご参考にしていただければ幸いです。
 
●共通認識
 
 「差別」について議論するには、以下の3つの「前提」、すなわち、「共通認識」が不可欠です。でなければ、議論はかみ合いません。
 
①「区別」と「差別」の違いをキチンと認識する。
②「差別」には幾つか(=大別して2つ)の意味があることを認識する。
③「不当な差別」と「不当でない差別」があることを認識する。
 
これら3つの「共通認識」があって初めて、まともな議論が可能となり、「ある差別的行為が不当か、不当でないか?」の線引きができるのです。
 
まず、よくある間違いは、「区別はしていいこと、差別」はしてはいけないこと」という間違いです。本来、「区別」には、「良いとか、悪いとかの意味」はありませんし、「差別」には「良い意味と悪い意味」があります。
 
すなわち、
 
①「区別」とは、「単に分けること」であり、「良い」とか「悪い」とかの意味はない
②「差別」には、大別して、「差をつけて分けること」と「不当に差をつけて分けること」の2つの意味がある
 
というわけです。
 
もちろん、これは一般的な「定義」で、誰がどういう意味で、「区別」という言葉、「差別」という言葉を使おうと、自由です。ただ、議論をする上では、「この言葉は、こういう意味で使われている」ということが共通認識としてなければ、議論がかみ合わないでしょう。
 
たとえば、単に「男子トイレ」と「女子トイレ」がある場合は、「区別」ですが、「男子トイレ」がみすぼらしくて、「女子トイレ」だけが豪華な場合は、「差別」となります。で、その「差別」に合理的理由がなければ、「不当な差別」となります。
 
なお、普段、「差別」という言葉を使う際、「悪い(=不当な)意味」で、「差別反対」、「差別禁止」などと言っても何の問題もありません。と言うか、「差別」には、元々、「不当に差をつけて扱うこと」という意味がありますから、「差別反対」、「差別禁止」などと言っても別に問題はありません。
 
しかし、「ある差別が不当かどうか?」ということを議論する場合、「差別」を「不当に差をつけて扱うこと」の意味で使うと、いろいろ問題が生じるでしょう。たとえば、「・・・よって、この場合の差別は不当とは言えない」、「合理的な理由なしに差別することは許されない」などという表現は、判例などではよく使われる表現ですが、この場合の「差別」の意味は、「差をつけて扱うこと」であって、「不当に差をつけて扱うこと」ではありません。
 
●ミソもクソも一緒くた
 
ところで、よくある「差別」は、「一部の悪者を排除するために、その悪者が有する属性を共有する人たち全員を排除する」というパターン、いわゆる「ミソもクソも一緒くた」にするパターンです。「痴漢対策」と称して、(一部例外を除く)男性全員を排除しようとする「女性専用車両」は、その典型です。もちろん、これは「不当な差別」です。
 
集団A(=男性)のなかに、痴漢がいる。これは事実です。一方、集団B(=女性)のなかには、痴漢は(ほとんど)いない)。これも事実です。と言うわけで、集団A(=男性)のほとんど(99%以上)は痴漢でないにもかかわらず、集団A(=男性)のごく一部(1%以下)が痴漢だからという理由で、集団B(=女性)のいる一部車両から集団A(=男性)を排除する、これが「女性専用車両」のメカニズムです。
 
もう1つの「ミソもクソも一緒くた」の事例は、「朝鮮人差別」です。「朝鮮人に反日が多い」からと言って、すべての朝鮮人を差別するのは「不当」です。一方、「反日の朝鮮人」を差別するのは、「不当」とは言えません。なぜなら、その「差別」の理由は、「朝鮮人だから」ではなく、「反日だから」です。ですから、その場合は、「反日の日本人」も、当然、差別されるでしょう。
 
ただし、実際、「不当かどうか」を判断する場合、その差別の仕方も問題になりますし、「差別していい」からといって、非人道的な行為が許されるわけではありません。たとえば、犯罪の容疑者には、ある程度の差別的扱いが許されますが、その(差別的)手段は、「(任意で)事情を聴く」という場合もあれば、「逮捕」という場合もあれば、あるいは、ひどい場合は「拷問で自白させる」ということも、「24」のジャック・バウアーならやりかねません。
 
なお、在日朝鮮人に話が及ぶと、外国人参政権がよく問題になりますが、これは、単純に「国籍の有無」の問題であり、「反日」云々は関係ありません。「反日だから、参政権を与えるべきでない」という主張を時々、耳にしますが、この理屈が通るのであれば、「反日の日本人」が参政権を有すること自体、問題にしなければなりません。
 
●「区別」は(常に)良いことか?
 
男性と女性を「区別」することは、公衆トイレ、銭湯、更衣室など、よくあることですが、必ずしも、「男女区別はいつでもOK」というわけではありません。むやみやたらに「男女区別」するのも問題でしょう。
 
たとえば、「男女別車」というのは、「区別」であり、また、その「痴漢対策」としての効果、「痴漢でっち上げ対策」としての効果を考えれば、「女性専用車両」よりも「数万倍マシ」と言えるでしょう。痴漢被害は激減し、痴漢でっち上げも激減するでしょう。しかし、公共交通において「男女を分ける」というのは、男女共生の観点からは、疑問符のつくところでもあります。
 
ところで、「差別」=「してはならないこと」=「悪いこと」という固定観念があると、なかなか、「差別」という言葉は使いづらくなり、「(単に)分けること」という意味だけでなく、「差をつけて分けること」の意味でも、ついつい、「区別」という言葉を使ってしまいがちです。しかし、「差別」には、「不当な」という意味合いだけでなく、「(単に)差をつけて分けること」という意味もある、ということがわかれば、「差をつけて分けること」の意味で、「区別」という言葉を誤用しないで済みます。なお、「区別」には、「差をつけて分ける」という意味はありませんが、「差別」には(稀に)「区別」の意味がありますので(注:「区別」という言葉との混同が一般化したものと思われる)、「差別」という言葉を「区別」の意味で使うのは(現在は)誤りとは言えません。
 
●「線引き」の基準
 
個々人によって、差別の「線引き」の基準が違えば、「不当か不当でないか」の結果も違ってしまいます。ですから、「線引き」の基準は、統一される必要があります。なお、その「基準」は、ある差別的行為の方法(=排除、優遇、割引など)、その差別の程度(=規模)、その公共性(=国、自治体あるいはそれに類似する公共施設における差別)、代替手段の有無、その差別的行為によってもたらされるメリット及びデメリットなどでしょう。
 
たとえば、「女性専用車両」では、その差別的行為の方法(=虚偽の名称・表示・案内等により半ば強制的な排除が行われている)、その差別の程度(=一部例外を除く男性利用者全員が対象である)、その公共性(=公共交通機関における差別である)、代替手段の有無(=コストや利便性を考えれば代替交通と言えるものはない)、差別的行為によってもたらされるメリット及びデメリット(=「痴漢対策」と称するわりには痴漢犯罪は減らない。男性を痴漢と一緒くたに扱うのは男性蔑視も甚だしい。男性だけが一方的に利便性を損なわれている)などからして、もし本当に「女性専用」ならば、「不当な差別」となります。
 
 

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