2014年03月

 政府は、「近い将来、労働力が不足する」という理由から、「女性を積極的に採用・登用しよう」としているが、これにはどうも「裏」がありそうである。と言うのも、「労働力の不足」というのは、「女性優遇策」を推進するための口実に思えて仕方がない(からである)。これは、ただの「勘」ではなく、以下の(3つの)理由がある。
 
①本当に「労働力は不足」するのか?
 
 「2025年には労働力が○○○万人不足する」だの、「2032年には労働力が○○○万人不足する」だの、「2050年には労働力が○○○万人不足する」だの、いろいろな統計が出ているが、すべて「現在の労働人口」との比較であり、「それぞれの時期に、それだけの労働力が本当に必要かどうか」は、全く未知数である。たとえば、GDPが現在と同じように「毎年2%くらい」の成長ならば、将来的に労働力は不足するが、もし「1%程度」にとどまれば、逆に、労働力は余剰となる。
 
②本当に「労働力の不足」は解消されるのか?
 
 政府は「女性を積極的に採用・登用しよう」としているが、これで「労働力の不足」が解消されるわけがない。と言うのも、政府が推進する「クオータ制」は、「(優秀な)男性の代わりに、そうでもない女性を採用・登用する」というものであり、(就業者の)総数には変化がないからである。全人口に対する就業者数の比率を上昇させない限り、「労働力の不足」は解消されない。
 
③「登用」は、何の関係もない。
 
 「労働力の不足」は、たしかに「採用」とは関係があるが、「登用」とは何の関係もない。ところが、政府の進めている「クオータ制」は、「女性の採用」だけでなく、「女性の登用」にも大きなウエイトを置いている。これは、「労働力の不足」を口実にした、ドサクサ紛れの「女性優遇策」に他ならない。
 
 と言うか、「クオータ制」を推進すればするほど、「少子化」が加速し、労働力が不足する可能性がある。と言うのも、「クオータ制」で、女性がドンドン採用・登用されれば、「結婚しなくても生きていける」という女性を増やすことになる、一方、結婚して専業主婦になりたい女性は、「クオータ制」により、安定した公務員になれる男性、管理職や役員になれる男性が減少するので、これまた、結婚できにくくなる(からである)。結果、どちらにしても、「非婚化」が進み、「少子化」、「労働力の不足」が加速する、というわけである。
 
 なお、政府の「配偶者控除の見直し」による「女性の活用」については、以下のような批判もある。
 
女性の活用を促すための「配偶者控除の見直し」という欺瞞(小笠原誠治 2014/3/20)
 
配偶者控除の見直しによって、女性の社会進出が格段に進むのか? そんなバナナ! 考えられるのは、今まで1年間で100万円程度パートで稼いでいた主婦がもう少しパートに精を出すようになるだけの話なのです。
 
 結局のところ、政府の推進する「クオータ制」では、「女性優遇」という結果以外、何も生まれない。まあ、フェミ団体やフェミ官僚はほくそ笑むだろうが、それだけではなく、いわゆる「反日勢力」も大喜びだろう。何しろ、(能力のある)男性が蔑ろにされ、どうでもいい女性が「指導的地位」に就くのだから、日本(の指揮命令系統)はグチャグチャ、弱体化は必至なのだから。
 
 

 昨夜遅く(と言うか、午前2時40分から約2時間ですから、もはや今朝ですね)、「ナイト・ミュージアム」という映画が(TBSで)放映されていました。映画自体は、すでにDVDを借りて観たことがあったので、無理して観る必要はなかったのですが、ついつい観てしまいました。そして、「怒り」がこみ上げてきました。
 
 と言っても、「映画に」怒っているわけではありません。その合間に流れる「CMに」です。何しろ、しつこい、しつこ過ぎる。駅員の声掛けもしつこいですが、「それ以上」ですから、怒るのも当然でしょう。
 
 もちろん、「民放にはCMがつきもの」ですから、15分間隔で2分くらい流れるCMにアレコレ文句は言いません。しかし、1回(2分間)のCM枠内で「5回」も同じCMを見せつけられては「いい加減にしてくれ!」と言わずにはおられません。「K社のCM→他社のCM→K社のCM→他社のCM→K社のCM→他社のCM→K社のCM→他社のCM→K社のCM」といった感じです。幾ら「繰り返しが効果がある」とは言え、これはやりすぎでしょう。
 
 その「K社のCM」とは、「ウナコーワ 虫除け当番」です。主婦層を狙って、「Kis-My-Ft2」(キスマイ)という若い男子の人気グループを起用しています。特設サイト(http://www.unakowa.com/)までつくっていますから、かなりの熱の入れ様であることはわかります。
 
 しかし、視聴者(=顧客)に「しつこい」、「しつこ過ぎる」と思われてはマイナスでしょう。まあ、実際にはどうかわかりませんが、しつこいCMを見せつけられた、その時は「意地でも買わない」と思ったくらいです。
 
 そもそも、テレビ局は、大きな勘違いをしています。このCMだけでなく、最近の傾向を見ると、「スポンサー」の方ばかり向いていて、「視聴者」は蔑ろです。「CMをいかに効果的に(視聴者に)見せるか」ばかりに頭が行っていて、肝心の視聴者は「蚊帳の外」です。まるで、「CMを見せるために番組がある」みたいです。
 
 おっと、民放ですから、「CMを見せるために番組がある」というコンセプトを持つこと自体は否定しません。問題は、あまりにも「露骨過ぎる」のです。「露骨過ぎる」から、反感を買うのです。
 
 そう言えば、「企業は、(金を出す)株主のためにある」なんて言う人がいます。「鉄道会社は、(金を出す)株主のためにある」なんて言う人もいます。テレビ局にしてみれば、「テレビは、(金を出す)スポンサーのためにある」ということでしょうか?
 
 いえいえ、それは違います。スポンサーは、視聴者(=顧客)にモノを買ってもらいたい、それが一番なのです。そのモノを買ってくれる視聴者(=顧客)を蔑ろにして、スポンサーが喜ぶはずがありません。もし、これに気づいていないとしたら、テレビ局の社員としては「失格」です。
 
 余談ですが、もし、この傾向が続けば、「テレビ離れ」 は(今後)ますます加速するでしょう。若者のテレビ離れは、(ネットへのシフトで)まあ、どんな細工をしたところで止まらないでしょう。一方、(テレビ好きの)お年寄りはドンドン増えていくわけですが、お年寄り向きの番組が減っている(たとえば、時代劇)のは、さて、どういうわけなのでしょうね?
 
 
 

 フェミニストは、「人としての権利(=人権)」ではなく、「女性の権利(=女権)」の拡大を主張する。しかし、「権利」と「義務」は表裏一体だから、もし「女権」を主張するなら、それ相応の「義務」も果たさなければならない(のは当然である)。すなわち、「男性と同等の義務」を果たさなければ、「男性と同等の権利」も主張できないのである。
 
 では、実際、女性は「男性と同等の義務」を果たしているのだろうか? よく工事現場の事故のニュースが流れるが、それで犠牲になるのは(ほとんど)男性である。海の仕事でもしかり、山の仕事でもしかり、(犠牲になるのは男性)である。自衛隊員、消防隊員、警察官などにも女性はいるが、危険な現場に出向いているのだろうか? たぶん、そうではない(=女性は大抵、安全なデスクワークだろうし、たとえ現場に出ても、「特別扱い」される)だろう。
 
 その究極のシチュエーションが「戦争」である。女性兵士が、最前線で命を張って戦えるか? 「戦争は(バカな)男が引き起こす」のだから、女性は関係ない? 女性は、言わば、その(戦争の)被害者である? いいえ、戦争には「避けられない戦争」、「仕掛けられる戦争」もある。そんな時、自国を守る、自国民を守る、当たり前のことである。
 
 そういう(「義務」の)自覚なしに、「「自分らの権利(=女権)」ばかりを主張するのは、「愚か者」(の論理)である。そんな(愚かで、無責任な)主張から生まれた「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」によって、「指導的地位」に就いたらどうなるか? イザとなったら、どこぞの「ユニット・リーダー」のように、「責任逃れ」、「雲隠れ」するに違いない。
 
 誤解してもらっては困るので申し上げるが(「選ばれし者」なら、誤解するはずがないが)、女性にも当然のことながら、(男性と同等の)「人権」はある。しかし、「人権」を問題にするのではなく、ことさら「ジェンダー」を強調し、「女性の権利(=女権)」ばかりを主張するのは全然別個の話、それを言うなら、「男性と同等の義務を果たせ」ということである。
 
 そもそも、「女性科学者」だとか、「女性社長」だとか、「女性議員」だとか、「女性」をことさら強調する必要がどこにあるのか? 科学(的な真理の探究)には、「女性である」という要件は全く必要ない。企業経営、政治も、同様である。。むしろ、「女性」を強調する女性、それを(過剰に)意識する女性には、ロクな人間はいない(今さら、実名をあげる必要もなかろう)。
 
 もちろん、一般的な職業でも同様である。(男女の)区別を必要としない一般的な職業、たとえば、「(女性)運転士」、「(女性)車掌」、「(女性)自衛官」、「(女性)警察官」、「(女性)弁護士」、「(女性)監督」、「(女性)ジャーナリスト」等で、「女性」を強調すればするほど、胡散臭く聞こえてしまう。「(女性が)男性と同等あるいはそれ以上に仕事をしている」なんてことをアピールすればするほど、白けてしまう(だけである)。
 
 まあ、それを持ち上げる男も男である。と言うか、女性をヨイショする男性がいるから、(一部の)女性が勘違いし、まるで、お猿さんのように「木(のテッペン)」まで登ってしまうのである。その通り、(能力のない、身勝手な)女性に媚びて「男性差別」を生じさせるのは、実は、男なのである。それは、「女性専用車両」(をつくった鉄道会社)、「クオータ制」(を推進する政治家・官僚)、「痴漢冤罪」(を引き起こす官憲・司直)を見ても明らかである。
 
 

 「痴漢対策」と称する「女性専用車」に、痴漢でない男性が乗って何か問題ですか? と言うと、「その男性が痴漢でない確証はどこにあるんですか?」とか、 「誰が痴漢かはわからないから、痴漢は男性なので、男性を排除するというのは合理的ではないですか?」などと反論(=言い訳)をする輩がいます。しかし、これで「反論」しておるつもりなら、「(論理的に)未熟」としか言い様がありません。
 
 その男性が痴漢でない確証はどこにあるんですか? はい、たしかに、そんな「確証」はございませんが、なぜ、痴漢でない証明をしなければならないのか、そもそも、そこから間違っています。なぜなら、なんびとも犯罪(=痴漢行為)を犯す前に差別(=排除)されたり、逮捕されたりされないからです。
 
 すなわち、「痴漢でない確証」を求めること自体が(そもそも)おかしいのです。自分が「痴漢でない」と思えば、「痴漢対策」と称する「女性専用車」に乗ってもいいのです。と言うか、たとえ痴漢の常習者であっても、痴漢行為をする前に排除も、逮捕もできませんけどね。
 
 誰が痴漢かはわからないから、痴漢は男性なので、男性を排除するというのは合理的ではないですか? 痴漢は男性? たしかに、痴漢のほとんどは男性ですね。しかし、男性のほとんどは痴漢ではあいません。多く見積もっても、男性の「1%以下」でしょう。なぜ、「男性だから」と言って排除するのか、全くもって、意味不明です。
 
 と言うことで、「痴漢対策」という大義名分では「男性」を排除できないので、「男性が恐い女性がいる」なんて理屈を言う輩もいます。まあ、これには2種類あって、「女性専用車両に男性が乗ってくると、ルールやマナーを無視する無頼漢と思って恐がる」というのと、「男性恐怖症の女性」というのがあります。しかし、前者は、単に、鉄道会社が「男性も乗れる」と言わないからで、それを(キチンと)言えば済む話で、問題は、後者です。
 
 しかし、ここには大きな勘違いがあります。それは、「病気が理由なら、排除してもいい」という勘違いです。たしかに、病気は「気の毒」ですが、病気を理由に、何の落ち度もない人たちを排除はできません。この理屈が通用したら、「外国人恐怖症」の人のためにJapanese Only」というのが許されてしまうことになります。
 
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コレ、ホントに役立ちますね
 
 そんなわけないですよね? であれば、「Women Only」もアウトです。「男性恐怖症」の女性のために男性を排除する、なんてことはできません。まあ、そもそも、「男性恐怖症」の女性が、電車で通勤・通学している、しかも、ラッシュ時に乗車する、それも1両必要なほど「いる」とも思えませんし。
 
 結局、よくある話ですが、「弱者(=「男性恐怖症」の女性)」をダシに使って、一般女性が「女性専用車」を利用する、ということなわけです。それは「女性専用車」のなかを見渡せば、一目瞭然です。「男性が乗ったら、追い出してやる」なんてきが強そうな女性がいっぱい乗っている、そういう(恐い)女性だらけです。
 
 

 女性が輝く時代? その結果が「STAP細胞騒動」というわけか? 一体、いつまで、この茶番、「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」を続けるつもりなのか、国も、自治体も。
 
 幾ら「えこひいき」をしたところで、「実力」はつかない。だから、「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」を推進すればするほど、能力のない女性が「指導的地位」に就くだけ。結果、大量の「小保方さん」をつくる羽目になる。
 
 日本のフェミニストが手本とする国デンマークでは、「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」が先走った結果、実力のある女性が足りず、一部の実力のある女性が幾つもの企業の「役員」を掛け持ちしているそうである。これでは、何のための「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」なのか、意味不明である。
 
 そもそも、現実の世界では、女性が男性と対等に勝負できる分野はほとんどない。体力でも劣るし、知力でも劣る。陸上競技、格闘技、球技、体操、水泳、スキー、スケート・・・、囲碁、将棋、麻雀・・・、兵士、消防士、警察官・・・、哲学者、科学者、技術者・・・、裁判官、検察官、弁護士・・・。所詮、(前述の女子のように)権力のある男性に取り入って、(分不相応な)おいしいポジションにつく、というのが関の山である。
 
 女性が(男性以上に)輝いている場がある。と言っても、それは「SFの世界」である。「エイリアン」のリプリー、「バイオハザード」のアリス、「トゥームレイダー」のララ・クロフトなど、男勝りのヒロインは皆、「SF」のなかでしか生きられない。実際に、そんな女性は存在しない。
 
 察しの良い人なら、もうお気づきだろう。その通り、「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」は、「現実の世界」を「SFの世界」の変えてしまう、という(途方もない)試みなのである。これに耐え得るには、まさに「小保方さん」並みの神経(=想像力、思い込み)が必要である。
 
 おっと、女性が輝く仕事があった。保母さん、看護婦さん、お母さん(=専業主婦)である。これは、(どう転んでも)男性は敵わない。なぜ、女性は、この優れた資質・能力を誇りに思わないのだろうか? なぜ、むやみやたらに、男性と張り合おうとするのか?
 
(注)なお、この記事は、あくまで、一般論・比較論であり、世の中には、(並みの男性以上に)実力のある女性も結構いる。そういう女性が「女性だから」という理由で「指導的地位」に就けないのは「女性差別」であり、なくさなければならない(のは当然である)。「差別ネットワーク」が問題にしているのは、その逆、「女性だから」という理由で「指導的地位」に就ける、という「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」である。これは、「男性差別」であると同時に、「能力主義の否定」であり、日本を弱体化させるものだから「大反対」しているわけである。
 
 

 関東では、「女性専用車両」の名称は「女性専用車」となっている。と言うか、「女性専用の車両ではない車両」に「女性専用車」と命名している、と言った方が正確だろう。つまり、この世には「女性専用(の)車両」は存在しないが、「女性専用車」という名の車両は存在するわけである。
 
 ところで、この「女性専用車」だが、「女性専用の車両」でないにもかかわらず、「女性専用車」と命名してもいいのだろうか? 「事実と違う」どころか、「事実に反する」のだから、「不適切(な名称)である」とはならないのだろうか? 常識的には、「不適切」に決まっている。
 
 たとえば、「朝専用(コーヒー)」と謳われた缶コーヒーがあるらしい。しかし、この場合、「朝専用」と謳われていても、朝以外にそれを飲んでも、誰も何も言わない。つまり、「朝専用」は(「女性専用車」と同様)事実に反しているわけである。ならば、この「朝専用」は「不適切」ということになるのだろうか?
 
 いいえ、そうはならない(はずである)。なぜなら、「朝専用」には、(「女性専用車」と同じく)何の拘束力もないだけでなく、それによって不利益を被る人もいないからである。要するに、「事実かどうか」も大事だが、それよりも重要なのは、その「事実に反する名称」によって誰かが不利益を被るかどうかなわけである。「朝専用(コーヒー)」では、それによって不利益を被る人はいないから、別に問題にはならない(のである)。
 
 一方、「女性専用車」は大いに問題である。「女性専用車」という名称によって、利用者は「男性は乗れない」と勘違いし、その結果、男性(のほとんど)は乗れない状態が続いている。これを鉄道会社は、「ご理解ご協力をいただいている」などと(自分たちに)都合の良いように解釈し、公言しているわけだが、「男性も乗れる」と思っているのと、いないのとでは全然違う、「男性も乗れる」と思っていないなら、「ご理解ご協力をいただいている」なんてことには、なるわけがない。
 
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「女性専用車」、「Women Only」は真っ赤なウソ
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こちらが「正解」
 
 というわけで、「女性専用車」という名称は、「朝専用コーヒー」と違って、早急に改めなければならない。「女性優先車」(注:女性を優先することの是非は「名称」とは別の話である)、「弱者優先車」、「思いやり車」など、何でもいい。そして、すべての利用者が「男性も乗れる」と知った上で、(男性も)乗る、乗らないを(自分の意思で)決められるようにしなければならない。
 
 

 3月28日、「選ばれし者たち」のうち5名が「任意確認乗車」などを行った。私・ドクター差別は、東横線で大倉山から渋谷へ。今回は、「ドクター差別半纏」を着ず、「任意周知ジャンパー」も背中がザックで隠れている状態、しかも、顔は「花粉症」なのでマスクをしていて、まるで「一般人」のごとく乗車した。
 
 自由が丘一旦降車、(ホームにいる運転士の目の前を通って、急行待ちの)次の「各停」に乗ったら、案の定、運転士が声掛けしてきた。「男性の善意で・・・」などと言ったので、「私は『善意がない』ということか?」と言ったら、即座に否定した。「否定するくらいなら、最初から言うな」である。
 
 乗車していたら、車掌が「女性専用車」の案内のアナウンスをして、その後、「痴漢は犯罪です」などと、あてつけがましくアナウンスした。こんなアナウンスは、痴漢には全く効果がないし、痴漢でない男性にとっては、不愉快極まりない。(若い)女性乗客に対して、「自己防衛をしましょう」とアナウンスした方が余程、(痴漢犯罪防止の)効果があるだろう。
 
 (アナウンスを)不快に感じつつ乗っていたら、学芸大学で駅員が(また)声掛けしてきた。嫌がらせも甚だしい。で、「なぜ、私に声掛けするのか?」と聞いたら、臆面もなく、「男性だから」だと。「男性だから、他の車両に移って、とは、どういうことか?」と聞いたら、それには答えず、「降りて話をしましょうか?」みたいな仕草をしたので、「渋谷で文句を言う」と言って、そう易々とは、降りなかった。「その手は桑名の焼きハマグリ」である。

 渋谷では、助役を呼び出し、合流したタキタさん、レノンさんも加わって、抗議した。「なぜ、声掛けをするのか?」と何度聞いても、「協力をいただいている」の一点張り。なぜ、駅員には、こうも日本語が通じない人間が多いのか? 
 
 さらに、(執拗に)追い討ちを掛けたら、やっと、「(乗った男性が)疑われるから」などと、さも、乗った男性のために(親切で)声掛けをしているかのようなことを言った。そして、こちらが「疑われるとは、どういうことか?」と聞いたら、「痴漢などに・・・」と、ついに「言ってはいけないこと」を言ってしまった。「何で、痴漢なんぞに疑われなければならないのか?」、「私(ら)は痴漢か?」と3人で問い質したら、その助役は、タジタジ、ただ謝るしかなかった。それでも、「一度は、声掛けさせていただきたい」などと言うので、「そんなことは許さん」と一喝したら、(ホントか、ウソか)頷いていた。
 
 抗議の始まる前に、合流したエリーさんは「用事がある」とのことで、先に(副都心線に)乗車した。抗議後、私らも、副都心線明治神宮前に移動、千代田線に乗り換え、表参道マスターさんと合流した。半蔵門線で参道から大手町まで移動、途中の青山一丁目マスターさんと別れた。その後、私とレノンさんが湯島で下車、タキタさんとお別れした。そうそう、半蔵門あたりで任意確認乗車」は(時間切れで)終了した。
 
 湯島で下車した私とレノンさんは、御徒町経由で上野まで「任意周知歩行」をした。上野公園で再び、マスターさんと合流し、上野公園から御徒町まで、「任意周知歩行」を続けた。
 
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早咲きの桜は満開状態だが
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ソメイヨシノは、まだまだ
 
 御徒町の定食屋で「任意周知昼食」、途中で、エリーさん合流した。その後、マスターさんとはお別れ、今日は、「出入り」の激しい日である。
 
 御徒町から、ポスティングをしつつ、上野まで「任意周知歩行」をした。
 
 
 
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任意確認乗車、任意周知歩行、ポスティングで、一石三鳥!
 
 喫茶店で一休みした後、先週に続いて、上野駅前で街頭演説をした。信号待ちの人が多いので、結構、効果的である。
 
 終わり近くになって、おまわりさんが(2人)やってきた。「酔っ払いが大声で騒いでいる」との通報があったので来たらしい。私らをひと目見て「酔っ払い」でないことはわかったようで、二言、三言話をして、帰っていただいた。ホント、(変な通報は)迷惑な話である。
 
 ところが、ところが、話はこれで「終わり」ではなく、ご丁寧に、(演説の)最後の最後に、別のおまわりさんが(3人)やって来た。しかし、私らの街宣に問題があるわけがなく、これまた、チラッと話をして、帰っていただいた。おまわりさんは忙しいのに、くだらないことで通報するんじゃない! 公務(執行)妨害である。
 
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街頭演説で本日、四鳥目!
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そうそう、街宣ではコレが役立ちました
 
 その後、上野から御徒町まで「任意周知歩行」をした。これで、御徒町と上野の間を2往復したことになる。駅近くのそば屋で「任意周知夕食」をした。と言っても、お客さんは(ほとんど)いなかった。
 
 暗くなり、レノンさんから、パトランプ点灯のリクエストがあった。ということで、御徒町から秋葉原まで「任意周知歩行」をすることにした。
 
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まるで「モーセ」か、はたまた「お遍路さん」か!?
 
 その後は、地下鉄に乗って、流れ解散、お疲れ様でした。
 
 

【終了】4 協力関係にある「全国男性復権を目指す会」の集会に参加した後、西武新宿駅から明治神宮前駅まで「任意周知歩行」をしました。
 
【終了月10 JR新宿駅南口で、街頭演説をしました。その後、京王線で「任意確認乗車」をしました。
 
【終了月11 早朝、「任意確認乗車」をして、その後、「任意周知歩行」をしました。
 
【終了月18 早朝、「任意確認乗車」をして、その後、「任意周知歩行」をしました。
 
【 終了月25 早朝、「任意確認乗車」をしました。
 
【 終了】4月26日 午後5時半から、新橋の「港区立生涯学習センター201号室」で、4月ミーティングを開催しました。なお、その前(午後4時頃から)、機関車前広場で街頭演説をいたしました。
 

 小保方晴子氏を称賛する記事を今、目にすると、かなり滑稽です。
 
「万能細胞」小保方晴子さんは早稲田大理工卒 出身者は「私大初のノーベル賞だ」「慶応に一矢報いた」大はしゃぎJ-CASTニュース 2014年1月30日)
 
多様な人材を入学させる機会として各大学が採用している「AO入試」だが、一芸に秀でてはいるものの授業についていく学力のない人物が「もぐりこむ」仕組みだとして批判的な見方もある。実際に小保方さんのような数少ない「とがった人材」を見抜くのは難しく
それでも小保方さんの「合格」が創生入試の成果であることには変わりなく、早稲田のネット掲示板では「この天才をAOで発見した早稲田のスタッフは立派だ」「早稲田のAOは宝探しだ。光り輝く宝石を発見した早稲田、おめでとう」「受験マシーンが無双する受験方式の弊害役が証明された」と評価する声が上がる。
 
 今からすると、「AO入試」(注:アドミッションズ・オフィス入試一般的な筆記試験で合否を決めるのではなく、面接・小論文などで「人物本位」に合否を決める入学試験のこと)では、結局、能力どころか、人物も見抜けなかった、ということになりますよね? とくに、面接官が中年の男性だったら、「オヤジ転がし」の上手い女性だったら、一発で合格でしょう。まあ、ウワサ話だけですので、小保方さんが実際、どうだったかは存じませんが(苦笑)
 
 ところで、この「AO入試」は、個別的な「えこひいき」だけではなく、「女性枠」という形で悪用される危険性がありますね。「男女共同参画」の役人が言っているように、「女性の方が(男性よりも)面接能力があるのでしょう」などという屁理屈がナンボでもつくわけですから、女性にゲタを履かせるには「うってつけ」です。「理系に女子の学生が少ないから、(優秀な男子の代わりに、そうでもない)女子を入学させましょう」なんて操作が、幾らでもできるわけです。
 
小保方晴子さん「あだ名は女王…」高校時代から信念貫く【小保方晴子さん】(女性自身 2014年2月4日)
 
科学雑誌『ネイチャー』に論文を送った際「あなたは過去何百年にもわたる細胞生物学の歴史を愚弄している」と突き返されたにもかかわらず、信念を貫いたことが世紀の大発見につながったのだが、その原点は高校時代にさかのぼるという。
 
 今にして思えば、『ネイチャー』誌の最初の判断は正しかったようですね。どこで、どうなって、間違ってしまったのでしょう? 一方、小保方さんは、「信念を貫いた」のがまずかったですね。一度でやめれば、こんなことにはならなかったのに・・・
 
小保方晴子さん ラクロス部時代、男子部員からの評判【小保方晴子さん】(女性自身 2014年2月5日)
 
白衣ではなく、祖母からもらったかっぽう着姿で実験することもすっかり有名に。親しみやすい笑顔の「かわいすぎる研究者」に日本中が沸いた。
 
 すごかったですね、当時は。まるで、鬼の首を取ったかのような「はしゃぎぶり」でした。「かっぽう着」のインパクトもすごかったですし、あの「(無表情な)かわいい笑顔(でも、目は笑っていない)」は、ものすごい衝撃でした。今思い起こせば、何だったのでしょうね? そうそう、小保方さんも気がかりですが、小保方さんの下で一緒に研究してた女性は、今、どうしているのでしょうね?
 
人物本位のAO入試で早稲田大学理工学部応用化学科に進学。
 
 所詮、短時間の面接なんぞで、「人物」がわかるわけがないのです。芝居が上手な人なら、どうにでも誤魔化せるでしょう。「それを見抜ける力が自分にはある」とでも思っているのでしょうか、面接官は? 
 
 結局、一番公平なのは、「一般的な筆記試験」です。本来は、誰にでも学ぶ機会が与えられるべきですが、そんなことをしたら、大学の施設や授業がパンクしてしまいます。だから、(仕方なく)選別をするわけですが、そうであれば、客観的な判断が容易な「一般的な筆記試験」が最適、というわけです。
 
 一方、経済評論家池田信夫氏は、小保方氏を輩出した早稲田大学とAO入試をネット(=ツィッター)上で厳しく批判しています。
 
私のころは「早稲田の建物は一流で学生は二流で教師は三流」といわれたが、最近は学生も三流か。・・・彼女なんかAOで入って親分に取り入って進学してコピペで博士号とったんだから、まともなスクリーニングを一度も通ってない。(2014年3月12日)
 
 「取り入るのが上手」というのは、たしかに「1つの能力」ではあるでしょうが、科学の探求に必要な能力ではありません。それを「公の選別」で評価するのは、あってはならないことです。しかし、世の中では、結構ありがちで、今回の「事件」は、「氷山の一角」である可能性が高いわけです(汗)
 
AO入試の一期生か。これで「AOはバカ」という偏見も証明されるな。(2014年3月14日)
 
 まあ、これは少々、「言いすぎ」ですが(笑)、「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」がまかり通っている現状では、優秀な女性でも、「ああ、あなたもクオータ制で採用(又は、登用)されたんだよね」と思われてしまうのは仕方のないところです。それが嫌なら、優秀な女性は、私らと一緒になって、「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」に反対していただきたいですね。
 
 

 浦和レッズのサポーター(の一部)が3月8日、埼玉スタジアムで「Japanese Only」という(人種差別的な)横断幕を出して、マスコミに大きく取り上げられました。それを受けて、Jリーグ、浦和レッズに対して「無観客試合」の開催という(Jリーグ史上)過去に例のない制裁措置を課しました。「差別の専門家」である私・ドクター差別からすれば、何でそこまでするの?と思えるくらいで。と申しますのも、「サポーターが勝手にやったことなら、浦和レッズは、ある意味、その被害者ではないのか?」と思うからです。
 
 で、「実際、どうか?」と言えば、おそらく、サポーターが【勝手に】やったのでしょう。であれば、浦和レッズは、「まことに遺憾である」というコメントを出して、関係したサポーターを「長期間出入り禁止」にするなどの処分すれば済む話ではないですかね? 「無観客試合」になったことで、周辺のホテルやレストラン、お店では(そのトバッチリを受けて)お客が来ず、大変な「減収」らしいです。
 
 ところが、Jリーグの取った対応(=制裁措置)が(世間では)結構、評価されているようです。と言うか、「いや、まだ甘い」という声まであるようです。また、サポーターについては、「評判が地に落ちた。しかし、頑張って、回復させよう」というような「自己反省」や指摘(=叱咤激励)もあるようです。
 
 しかし、こういう「連帯責任論」こそ差別につながる、と自覚すべきです。「被害者」である浦和レッズ(=会社)が、なぜ、処分されなければならない? おかしな話です。何の落ち度もないサポーターが、なぜ、責任を取って「頑張る」必要があるのか? これまた、おかしな話です。
 
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 一方、同じ差別である「Women Only」(という表示)については、全く状況が違います。私らが何度、「不適切な表示」だと指摘しても、鉄道会社は知らんぷりですし、(マスコミ等周りも無頓着です。まさに、「ダブ・スタ」もいいところです
 
 と言うか、「Women Only」の場合は、その「差別的表示」を行っているのは、サポーターでも、利用者でもなく、鉄道会社なわけです。であれば、鉄道会社の責任は、浦和レッズの比ではありません。反省し、責任を取って、「男性は一定期間タダ」なんてサービスをしてもいいくらいです。
 
 そもそもの大きな間違いは、「人種差別はいけないが、男性差別なんて大したことない」という偏見(=勘違い)です。「人種差別」だからと言って「過剰に反応」する必要はありませんし、「男性差別」だからと言って「無頓着」でいいわけではありません。(不当な)差別は、どんな種類の差別であれ、平等(=同程度)に「いけない」のです。
 
 

何の変哲もない写真が、中国と日本の格差を物語る?中国人が見た「真実の日本」―中国メディア
 
 このサイトをはじめ、中国(メディア)が日本を称賛するサイトが幾つかある。誰が、何の目的で運営しているのかは定かではないが、(こういう内容なら)日本にとってはプラスこそあれ、マイナスはない。「ちょっと持ち上げ過ぎでは?」と思えるほどである。
 
>「法律や道徳を守る意識が強く、貧富の差が小さく、公正と正義が最大限に実現されている。役所の門や公園にも見張りはいない。治安維持の必要がない、すなわち調和社会だ
 
 日本人は、「遵法精神がある」、「道徳的である」というよりは、「他人の目を気にする」、「他人と同じことをしたがる」、「(善悪に関係なく)決められたことは守る」というだけである。だから、鉄道会社に「女性専用車」なんて言われると、(その善悪を判断せず)盲目的に従いがちである。
 
 たしかに、アメリカに比べれば「貧富の差」は少ないだろうが、不条理な差別(による貧富の差)は存在する。公務員採用試験の年齢制限、政府や自治体が必死になって推進している「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」、正規と非正規の賃金格差などは、それによる「貧富の差」が比較的少なくても、その不条理さは看過できるものではない。
 
 「治安が(比較的)良い」というのは、たしかにそうなのだろうが、そのせいで、「自己防衛意識」が低下し、「自分の身は自分で守る」という基本が疎かになっている人たちも結構いる。とくに(若い)女性に、その傾向が強く、自分で服装や立ち居振る舞いに気をつける、時差通勤・通学をする、防犯ブザーを携帯するなどの自助努力をせず、「自分さえ痴漢に遭わなければ(他人はどうでも)いい」という身勝手さから「女性専用車両」をおねだりする連中もいたわけである。
 
>「日本の街頭は非常にきれい。空気なども素晴らしく、先進国でありながら環境は一流だ
 
 これも、企業が率先して取り組んだわけではなく、工場排水や煤煙、排ガスなどは、法律で規制されて(しぶしぶ)取り組んできた結果である。まあ、「一度レールが敷かれれば、目標に向かって(一丸となって)邁進する」というのは、日本の良い部分であり、悪い部分でもある。
 
>「日本では和服で歩く人をよく見かける。もし、中国人が漢服(漢民族の伝統衣装)普通に着るようになれば、中華文化も真の歴史や伝統を持てるだろう
 
 比較的年配の女性や水商売の女性の和服姿は結構見かけるが、若い(一般)女性が和服を着るのは、(正月や卒業式など)稀である。もし、若い女性がドンドン和服を着るようになれば、立ち居振る舞いも変わるだろうし、物理的にも「痴漢に遭う確率」は低くなるだろう。
 
>「きれいな野良猫。日本人は猫好きで、猫も人を怖がらない
 
 「野良猫が虐待された(=殺された)」というニュースを時たま耳にするが、「ニュースになる」くらいだから、基本的に「稀なケース」なのだろう。ただし、そこまででなくても、「小動物を苛める」というのは結構あるのではないか? でなければ、子供に対する虐待、子供同士の苛めもないはずである。
 
>「(新幹線は1964年10月1日に営業運転を開始した世界初の高速鉄道。長年、人為的な原因による死亡事故がなく、世界で最も安全な高速鉄道と呼ばれている
 
 たしかに、今までは「そうだった」が、
 
「女性100人バス運転手に」 浜松のバス会社が計画朝日新聞デジタル201425
 
のように、「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」で、能力のある男性を採用せず、そうでもない女性を優先的に採用する、なんてことをしていたら、「安全を確保する」のは難しくなってくるのではないか? 私・ドクター差別は、能力のある女性が「運転手」になるのは賛成だが、「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」で採用された女性運転手は、「真っ平御免」である。
 
>「日本で偽ブランド品を買うのはとても難しい。普通の店では基本的に偽ブランド品を買うのは不可能と言っていい。見つかれば処罰され、店の名誉も傷つく。日本は店の信用をとても重視していて、仮に不注意で偽物を仕入れてしまった場合、店主は自殺しかねない
 
 これは、政府の問題で、特許権や意匠権などを法律で保護し、「偽ブランド品」の取り締まりを強化すればいい話である。単に、中国が「三流国」で、それをすると(思ったような)経済成長ができないからに他ならない。要は、「ヤル気」の問題である。
 
>「おばあさんは歩くのが遅く、赤信号に変わっても渡り終えていなかった。しかし、車は静かに待っていて誰もクラクションを鳴らさない
 
 日本人は、(総じて)大人しく、攻撃的な人は少ない。それが、良い面で出れば「親切」になるし、悪い面で出れば「見て見ぬフリ」、「長いものに巻かれろ」になる。「言うべき時に言わない」という「悪い癖」は、「悪」を見逃すことにもなる。
 
 

 最近、モー娘。と森三中(の2人)が出ている「au」のCMをよく見かけますが、これって「年齢差別」ではないですかね?
 
U25家族セット割
 
 で、想定される回答は、
 
①「差別とは思っておりません」、「差別ではなく、区別しているだけです」
 
 差別する側が「差別」と思っていなくても、「25歳以下の人」と「26歳以上の人」を「単に分ける(=区別する)」のではなく、差をつけて扱えば、それは「差別」であり、その「差別」は「不当な差別」です。
 
②「いいえ、これは企業の戦略です」、「顧客へのサービスです」
 
 「企業の戦略」であれ、「顧客へのサービス」であれ、差別を正当化する理由にはなりません。しかし、結構多いんですよね、「企業が誰を雇おうが自由」だとか、「(資本主義経済下では)利潤追求のためなら、企業は何をしてもいい」などと勘違いしている(ノー天気な)輩が。どこであろうと、誰であろうと、不当なこと、違法なことをしていいわけがありません。
 
 そうそう、「女性専用車両」も同じですね。「差別とは思っておりません」、「差別ではなく、区別しているだけです」なんて言う駅員、いますよね? なら、「男性専用車両」はあるんですか? キチンと「男女別」になっているんですか? 
 
 「女性専用車両」が「企業の戦略」? だから、「(痴漢でない)男性を排除していい」とでも? 「顧客へのサービス」? だから、「(何の落ち度もない)男性を排除していい」とでも?
 
 しかし、まあ、こう比較すると、つくづく、「女性専用車両」の悪質さが際立ちますね。何しろ、(男性)差別しているだけでなく、ウソをつくは、「犯罪者(=痴漢)」扱いするはの「トリプル悪」です。こんなものは、「オリンピック前までには」と言わず、早急に「なくさない」といけませんね。
 
 

 「不当景品類及び不当表示防止法」の第4条には、以下の規定があります。
 
第4条 事業者は、自己の供給する商品又は役務の取引について、次の各号に掲げる表示をしてはならない。
1.商品又は役務の品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示し、又は事実に相違して当該事業者と競争関係にある他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示すことにより、不当に顧客を誘引し、公正な競争を阻害するおそれがあると認められる表示
2.商品又は役務の価格その他の取引条件について、実際のもの又は当該事業者と競争関係にある他の事業者に係るものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認されるため、不当に顧客を誘引し、公正な競争を阻害するおそれがあると認められる表示
3.前2号に掲げるもののほか、商品又は役務の取引に関する事項について一般消費者に誤認されるおそれがある表示であつて、不当に顧客を誘引し、公正な競争を阻害するおそれがあると認めて公正取引委員会が指定するもの
 
 また、「消費者基本法」の第五条には、以下の規定があります。
 
第五条  事業者は、第二条の消費者の権利の尊重及びその自立の支援その他の基本理念にかんがみ、その供給する商品及び役務について、次に掲げる責務を有する。 
一  消費者の安全及び消費者との取引における公正を確保すること。
二  消費者に対し必要な情報を明確かつ平易に提供すること。
 
 どちらの法律も、とくに、「不当景品類及び不当表示防止法」は、「女性専用車両」にピッタリくる法律ではありませんが、だからと言って、「不当な表示」が許されていいわけがありません。そもそも、その種の法律ができた当時は、「女性専用車」、「Women Only」などの「不当表示」を想定していなかったでしょうから、ピッタリこないのも当然でしょう。ですから、「(法律に)ピッタリこないから」と言って、「『女性専用車』や『Women Only』という表示はOK」なんてことがあってはなりません。
 
 まあ、不当景品類及び不当表示防止法」の場合は、「女性専用車両」が、「実際のものよりも著しく優良であると示し」とか、「他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示す」とか、「不当に顧客を誘引し、公正な競争を阻害する」という条件にピッタリ当てはまっているわけではありませんが、「女性専用車」、「Women Only」などは一般消費者に誤認されるおそれがある表示であることは間違いありませんし、他の車両との差別化を図り、女性乗客を誘引し、男性乗客の利益を阻害している(=男性乗客に不利益を被らせている)と言えなくもありません。
 
 一方、「消費者基本法」の場合は、「女性専用車両」に、より当てはまります。「消費者の安全及び消費者との取引における公正を確保する」という点では、女性と男性で安全への配慮が著しく違いますし、「同じ運賃でありながら、男女に取り扱いの差がある」というのは、契約上の「公正さ」を欠きます。また、「消費者に対し必要な情報を明確かつ平易に提供する」という点でも、「女性専用車」、「Women Only」などの「(不当)表示」は、著しく的確性を欠きます。本来なら、「任意である」と告知すべきところ、その真逆、「女性専用車」、「Women Only」などと事実に反する表示しているのですから、何をかいわんや、です。
 
 

 「任意確認電話」さんから、以下の情報をいただきました。
 
JR西が大阪駅前の街頭活動制限 京の憲法学者ら抗議声明
 
 そもそもは、昨年12月、街頭活動をしている団体とそれに「言いがかり」をつけたグループとのトラブルが発端のようです。次の週から、JR西の社員と大阪府警の警察官が「人の壁」をつくり、街頭活動ができないようにしたわけです。それを受けて今年1月、石埼学龍谷大法科大学院教授らの呼び掛けで、国内の憲法学者54人が「(JR西による街頭活動)妨害行為の中止」を求める抗議声明を発表しましたが、JR西は、その後も、街頭活動の「妨害」を続けており、3月8日にも(街頭活動をする団体と)小競り合いがあったようです。
 
 
>街頭活動は、近畿地方の有志が参加する「辺野古に基地を絶対につくらせない大阪行動」。
 
 この「趣旨」については、私・ドクター差別としては賛同するものではありませんが、「主義・主張」を理由に街頭活動をしていい、してはいけない、ということがあってはなりません。いけないのは、街頭活動の妨害であり、街頭活動の内容ではありません。なお、妨害がいけないのは、敵対するグループであれ、JR西であれ、警察であれ、同じです。
 
>現在、街頭活動は広場の端の大阪市有地で行われている。
 
 自治体の所有地でも、街頭活動が制限又は禁止される場合があります。たとえば、横浜市営地下鉄の駅前は横浜市の所有地ですが、そこで「横浜市民」である私・ドクター差別が街頭演説をしようとしたら、駅員に「やめてくれ」と言われました。そこは、市民が自由に通行しているところですから、なぜ、(通行の邪魔にならない形で)立ち止まってする行為がいけないのか、全く理解不能です。揉めて(その分)演説ができないと時間がもったいないので、その時は、ちょっと離れたところでやりましたが、納得がいかない話です(注1)
 
>「所有地内での街頭活動は、相当以前から禁止していた」
 
 前述の憲法学者さん(らのグループ)によれば、「私有地でも公共性の高い空間は交通を著しく阻害しない限り、表現行為の規制は認められない」そうです。たしかに、私有地でも、道路としての使用を許可しているなら、演説を禁止するのはおかしいですね。ちなみに、道交法では、「歩行」も「立ち止まってする行為」も同じ規制の対象になっています(注2)
 
 
>「市民団体間でトラブルの可能性があり、駅利用者の安全を確保する必要がある」
 
 JR西は「敵対するグループとのトラブル」を規制の理由にしているようですが、前述の憲法学者さん(らのグループ)によれば、「(罵声を浴びせるなどの)敵対的聴衆を理由にした表現の自由の規制は憲法上許されない」そうです。私らが街頭演説をしていても、時々、絡んできる輩がいますが、たしかに、「言いがかり」をつける連中が悪い(=犯罪)のであって、(合法的に)演説をする側に「非」はないですね。
 
 まあ、何しろ、鉄道会社は、「加害者」と「被害者」を一緒くたにするのが「得意」ですね。「女性専用車両」の場合なんかは、男性が「被害者」なのに、まるで「加害者」扱いです。「男性が乗るからトラブルになる」なんて言うのですから、開いた口が塞がりません。排除すべきは、トラブルを引き起こす、事件を引き起こす「加害者」の女性にもかかわらず、です。
 
 もし、「男性が乗るからトラブルになる」なんて理屈が通用するなら、「女性が乗るから痴漢に遭う」となりますよね? 「自己防衛もせずに電車に乗るから痴漢に遭う。それで電車が遅延するのだから、他の利用者には迷惑な話だ」となりますよね? まあ、たしかに、「自己防衛」しないのは問題ですが、あくまで「犯罪者」が悪い、「痴漢」が悪いのです。違いますかね?
 
 もしそうなら、街頭活動をする人たちだって、「女性専用車」に乗る男性だって、同じです。悪いのは、妨害する連中、痴漢行為をする輩、です。そういう連中と一緒くたにして、何の落ち度もない人、何の落ち度もない男性を排除するなんてこと、許されるはずがありません(注3)
 
 
(注1)たぶん、横浜市に問い合わせてもノラリクラリだろう。と言うか、何年も前のことで定かではないが、私のことだから問い合わせはしたはずだし、したような記憶もある。その記憶によれば、市の回答は、JR西のスタンスと似たものだった、と思われる。
(注2)「演説する場合は、道路使用許可を取らないといけない」なんて言う人がいるが、「通行の妨げになる、ならないにかかわらず、道路使用許可を取らないといけない」なら、「デモ以外の(一般的な)歩行についても、道路使用許可を取らないといけない」なんてことになってしまう。なぜなら、道交法では、「歩行」も、それ以外の目的による道路使用(=たとえば、演説、ビラ配布、募金活動、署名活動等)も、同じ扱いだからである。たとえ「歩行」であっても、あるいは、道路に何かを置く場合でも、通行の妨げをしてはいけないのは、演説やビラ配り、募金活動、署名活動と、何ら変わりはない。なお、単なる「演説」ではなく、ビラを配布したり、募金や署名を求める場合は、通行の妨げになる恐れがある(=可能性が高い)ので、「道路使用許可」を取った方がいいだろう。ただし、「道路使用許可」を取っても、「だから、通行の邪魔が許される」というわけではなく、「道路使用許可」を取ったところで、通行の邪魔をしないように努めなければならないのは言うまでもない。
(注3)鉄道会社が「男性も乗れる」と言うから乗っている男性に言いがかりをつける女性乗客こそ、「女性専用車両」から排除されるべきである。
 
 

 私・ドクター差別は、啓発活動、とくに「任意確認乗車」をする際は必ず、駅員や女性乗客との間で「言った」、「言わない」、「やった」、「やらない」というトラブル(=水掛け論)を回避するため、いわゆる「証拠保全」のため、録音又は録画を行っています(注1)。そして、駅員が不適切な対応をしたり、女性乗客が不法行為をした場合は、社会正義に基づいて、(それらを糾弾するために)動画を作成・アップし、一般に公開しています(注2)
 
 しかし、一旦、ネット上に(動画が)アップされたら、それは作成者の手を離れます。その動画をどう思おうと、どう感じようと、視聴者の自由です。「称賛」する人もいれば、「ボロカス」に言う人もいます。
 
 もちろん、称賛する人、賛同する人は、私にとって「あらがたい人」です。とくに、「BH9PH1」さんや「Jiitta Hanaoka」さんらフォローのコメントをしてくださる人には、(なかなか言う機会がありませんが)内心いつも、感謝しています。私としては、そういう人は「仲間」、「同志」と見なしています。
 
 一方、貶す人、(私の言動に)同意しない人は、私にとっては「ゼロ」であって、決して「マイナス」ではありません。選挙に例えればわかりやすいですが、幾ら「反対」したところで、詰ったところで、投票には関係ない、「ゼロ」に変わりありません。むしろ、反応してくれる分、騒いでくれる分、「女性専用車両」(や「男性差別」)の問題がクローズ・アップされるので、「プラス」と言えるかも知れません。
 
 ところで、過去の動画をチェックすると、鉄道会社として一番問題なのは、「JR」ではないか、と思えます。JR東にしろ、JR西にしろ、対応がなっていない駅員らが(他の鉄道会社に比べて)どうも多い気がします(注3)。たとえば、
 
日本語が通じない駅員
 
などを視聴すると、その「しつこさ」は、「押し売り並み」だとわかります。まさか、本社がこういう対応を指示していることはないでしょうが、放置しているだけでも問題、「監督不行届」と言えます。
 
 そうそう、
 
しつこい声掛けは「強要罪」ですよ(JR上野駅)
 
「あけぼの」送り出して「YKK」の勝ち その1
 
ドクター差別 大阪へ行く その1 JR西 アッと驚く車掌の言動 
 
なども、ひどかったですね。 今は、少しは「改善」されたのでしょうか?
 
 
(注1)最近は、録音機は使っておらず、録画ばかりである。なお、「秘密録音」や「非公然撮影(=いわゆる「盗撮」)」を違法と勘違いしている人が結構いるが、「盗聴」は違法だが「秘密録音」は違法ではないし、「盗撮(=こっそり撮影すること)」自体は違法でも何でもない。堂々と撮影しようが、こっそり撮影しようが、法律や条例に反する撮影が違法なだけである。
(注2)「社会正義」に基づく一般公開は、正当な行為ではあるが、私の場合は、プライバシーに配慮し、カットしたり、ボカシを入れたりしている。
(注3)ちなみに、態度が悪い女性乗客は、東横線や田園都市線に多いようである。
 
 

 私・ドクター差別が作成する「最近の動画」は、以前と比べると「おとなしいもの」になっています。視聴する方にとっては、「物足りない」かも知れませんが、活動している者からすれば、これは「良い傾向」です。と申しますのも、動画の内容の変化は、鉄道会社の私らに対する対応の変化そのものだからです。
 
 私・ドクター差別が作成する動画は、完全な「ドキュメンタリー」です。カットしたり、ぼかしたりはしてありますが、全くの「事実」です。上野の駅員が「コイツ、コイツ、と言っていない」と言ったところで、動画にはその音声が(小声ながら)バッチリ録音されています。(私らは不適切な発言をしませんが)女性乗客が「バカ」だの、「気持ち悪い」だの言ったのは、動画を視聴すれば「一目瞭然」です。言ったことをカットはできますが、言わなかったことを言ったようにはできません。(注1)
 
 ところで、最近の動画を見ればわかりますが、鉄道会社は私らに対する対応を(明らかに)変えてきました。「触らぬ神に祟りなし」といった感じです。実際、駅員らは、私らを見かけても、あえて無視することが多いですし、間違って(?)声掛けして来ても、私らが発言すると、「あらっ、もしかして、こやつらは・・・声掛けしてまずかった」とばかり、そそくさと退散します。
 
 しかし、2、3年前までは、こうではありませんでした。女性乗客がイチャモンをつけてくるケースが少なからずあり、その際、鉄道会社は一緒になって、私らを「悪者」にしようとしていました。私らは、トラブルの責任、電車遅延の責任を擦り付けられないように、必死になって「防戦」しました。(注2) その結果、「敵」は、負けを認めた(=「理屈では負ける」と悟った)ようです。
 
 というわけで今は「防戦」から「攻め」転じたわけです。他の男性が降ろされたり、駅員らが(不適切な)アナウンスをしたり、警備員が(不適切な)声掛けをしているのを見かけたら(それらについて)抗議をしています。当然、そのやり取りには、以前ほどの迫力を期待することは無理です。結果、動画も「それなりのもの」になります。
 
 まあ、これも、活動の「進化」の結果ですから、仕方ありません。私らは無茶を仕掛ける団体ではないので、対応(の強弱)は「相手次第」です。と言っても、他の男性を降ろしていたり、不適切なアナウンス、声掛けをすれば、「容赦はしません」から、今後も、意外に「おもしろい動画」が作れるかも知れません。
 
 
(注1)私・ドクター差別は、「不適切な発言」をしたことがないので、発言をカットする必要はない。カットするのは、不要な部分(だけ)である。ところで、仲間の1人が「バ~カ」と言った動画があり、それを聞いた「賛成派」が、「あんたらも『バカ』と言っているではないか」と(しつこく)食ってかかっているようだが、その「バ~カ」は不適切な対応をした駅員に対して、本人が遠ざかってから「独り言」のように小声で言った発言であり、(何の落ち度もない私・ドクター差別に)面と向かって、「バカ」、「頭おかしい」などと連発した(オバサンの)発言とは比較にならない話である。と言うか、このほかにも、私らは、数え切れないほどの「暴言」を吐かれている。にもかかわらず、これを「どっちも、どっち」で片付けようとするのは、制限速度を「1キロオーバー」したクルマと「300キロオーバー」したクルマを同一視して論じているのと同じ、(バランスを欠いた)無茶苦茶な話である。
 (注2)その「防戦」の過程が、かつての(バトル系の)「動画」になっていたわけである。
 
 

 「2ちゃんねる」の「女性専用車両」のスレを久しぶりに覗きました。「賛成派」や「アンチ」の投稿は、相変わらず、進歩がないですね。根拠をキチンと示した主張は皆無です。妄想・捏造、流言・飛語、誹謗・中傷の類ばかりです。
 
 私・ドクター差別のこともいろいろ書いてありました。まだまだメジャーではない「ドクター差別」としては、どんな書かれ方をしても、「宣伝してくれてありがとう」です。まあ、「アンチ」にしてみれば、それは(うすうす)わかっているのでしょうが、(宣伝を)止めようとしても止められない、何やかや言いながら、ドクター差別が気になって気になってしょうがない、というわけです。まあ、(自分の意に反してですから)「気の毒」と言えば、「気の毒」な話です。
 
①「暇人」、「無職」、「働け」
 
 「アンチ」は、平日に活動する私らのことをアレコレ(=「暇人」、「無職」などと)言いますが、(あまりに拘り過ぎるところを見ると)もしかして、(暇な)私らが羨ましいんですかね? 「自分も(ホントは)働きたくないんだけど、仕方なく働いているんだ。(お前らは)いいご身分だね」ということなんですかね? そんな(私らの)身分を妬んで、(ハローワークの職員でもないのに、赤の他人」に)「働け」なんて言うのでしょうか?
 
 ちなみに、「自分のために、お金を貰って働く」のと、「他人(=社会)のために、無給(=むしろ、持ち出し)で啓発活動をする」のでは、余程、後者の方が「価値の高い行為」だと思いますけどね。
 
②「他にすることがあるだろう?」
 
 まあ、こういう人に限って、自分は何もしていない、大したことをしていないんですね。そもそも、自分で何かを真剣にやっている人は、他人が何をしているか、イチイチ干渉はしません。そんなことをしたら、「天に唾を吐く」のと同じ、自分に跳ね返ってくるだけですから、やっている人は(他人のことをとやかく)言いません。
 
③「キモい」、「基地外」、etc.
 
 これぞ、「2ちゃんねる」の真骨頂ですね(笑) 理屈も何もない。理屈では「反対派」に負けるので、人格攻撃するしかないのです。まあ、誹謗・中傷すればするほど、「自分がどれだけ品のない人間か、取るに足らない人間か」を証明しているようなものです。
 
④「一緒に活動したくない」、「仲間だと思われたくない」
 
 これは、これまで(①~③)とはちょっと話が違います。「賛成派」や「アンチ」ではなく、「反対派」らしき人物のコメントです。(もし、これが本当なら)それも、私らに近い人物のコメント、ということになります。
 
 まあ、たしかに、そういう動きは(これまでに)ございました。私・ドクター差別が「奇抜なコスチューム」を取り入れて以来、それを批判する人たちが「反対派」のなかにもいたのは「事実」です。それを取り上げて、「反対派が分裂した」なんて言っているわけです。
 
 しかし、そもそも、「反対派」と言っても、団体によって、個人によって、考え方ややり方が(結構)違います。これまでも、「協力できる部分は協力する。協力できない部分は、それぞれが独自に活動する」ということでやってきたわけです。ですから、「奇抜なコスチュームが嫌だから、(差別ネットワークの活動には)参加しない」ということが(たとえ)あったとしても、それは何も珍しい話ではない、「(反対派の)分裂」でも何でもないわけです。
 
 と言うか、ドクター差別の「奇抜なコスチューム」を批判する「反対派」に自覚していただきたいのは、それは、まさしく、「賛成派」や「アンチ」と同じ主張だということです。「奇抜なコスチュームを批判する」というのは、ドクター差別(ら)に目立つ活動をされて、「女性専用車両」(や「男性差別」)の矛盾点が白日の下に晒される、それを邪魔する、それを妨害することになるのです。「そんなつもりはない」と言ったところで、「結果」はそういうことです。
 
 もし「そうでない」と言うのなら、「奇抜なコスチューム」を批判するのではなく、より効果的な代替案を示す必要があります。私ら(=ドクター差別やレノンさんら)は、好き好んで「奇抜なコスチューム」を着用しているわけではありません。「現状では、これが一番効果的だ」と思っているから、「奇抜なコスチューム」を着用しているのです。もし、より効果的なことがあれば、その代替案に乗り換えることはやぶさかではありません。と言うか、むしろ、喜んで「乗り換える」でしょう。
 
 なお、私らは、他の「反対派」の人たちに、「アレをするな」、「コレをしろ」などと言いません。その団体のポリシー、その人のポリシーを尊重しているからです。同じことをするのが「協力」とは思っていない、それぞれができることをするのが「協力」だと思っているからです。
 
 であれば、私らに対しても、当然、そうあるべきでしょうし、そうしていただきたいわけです。私らは、他の団体、他の人に干渉しないのに、逆(の場合)は、干渉されまくる、というのではおかしいですよね? 幾ら何でも、それでは、「(他人に)寛大な私ら」としても、協力が難しくなってしまうでしょう。
 
 

 
 「女性専用車」、「Women Only」という表記は、ウソなのでしょうか、それとも、ウソではないのでしょうか? もちろん、私・ドクター差別は「ウソ」だと思いますし、他の「女性専用車両」反対派の方々も皆、「ウソ」だと思っていらっしゃるはずです。ところが、まあ、「賛成派」がどう思っているかはわかりませんが、少なくとも、鉄道会社の関係者は皆、「ウソ」とは思っていないようです。
 
 その証拠に、駅員らに、「女性専用車はウソですよね?」と聞くと、必ず、「ウソではないです」などと言います。よほど、「ウソ」とか、「ウソツキ」呼ばわりされるのが嫌なのでしょうね。しかし、「男性も乗れるのだから、『女性専用(車)』、『Women only』は事実に反する。事実に反するなら、それはウソでしょ?」と言ったら、まともな反論は返ってきません。
 
 それは、そうでしょう。「バナメイエビ」を「芝エビ」と表記したら、ウソになります。ウソだからこそ、昨年、「大問題」になったわけです。そう言えば、ウソをついていたホテル、鉄道会社系が結構ありましたね。
 
 「バナメイエビ」を「芝エビ」と表記したらウソになるなら、「女性専用」でない車両を「女性専用車」、「男性も乗れる」のに「Women Only」などと表記したらウソになりますね。これを「ウソではない」というのは、強弁もいいところです。「バナメイエビだけど、芝エビであって欲しい」、「女性専用ではないけど、『女性専用(車)』、『Women Only』であって欲しい」などという願望と事実をゴッチャにしてはいけません。
 
 消費者基本法の5条(2号)には、事業者の責務として、
 
消費者に対し必要な情報を明確かつ平易に提供すること。
 
という規定があります。しかし、鉄道会社は、「必要な情報を明確かつ平易に提供する」どころか、「事実に反する情報(=ウソ)を執拗かつ堂々と告知している」のです。「任意である(=男性も乗れる)」という必要な情報を明確かつ平易に提供していないどころか、執拗かつ堂々と「ウソ」をついているのです。
 
 なぜ、これ(=ウソの表記)が問題にならないのでしょう? と言うか、私らは問題にしているわけですが、鉄道会社は知らんぷり、マスコミも知らんぷりです。それどころか、鉄道会社は、執拗な声掛けやアナウンスで、「ウソの上塗り」をしているのですから、開いた口が塞がりません。
 
 

 欧米のマネをすることに批判的な人たちがいます。たしかに、何でもかんでもマネるのはよろしくない、マネて「良いこと」と「悪いこと」があります。まあ、「悪いこと」はいろいろあるでしょうが、今回は「良いこと」の1つをご紹介しましょう。
 
 「マネて良いこと」は、「論理性を重視するところ」です。欧米人の「自己主張の強さ」、「押しの強さ」には、「良い面」も「悪い面」もありますが、「論理性の重視」には、「悪いところ」は(何も)ありません。これは、得てして(情緒的な)日本人は、「見習う」べきところです。とくに、(日本人の)女性は、「占い」を鵜呑みにしたり、「迷信」や「心霊現象」を信じるなど、「論理性」が欠如しがちですので、是非とも、見習っていただきたいところです。
 
 ところで、たぶん、「論理性を重視するところ」に由来するのでしょうが、欧米人は、とにかく、「議論好き」です。「なぜ(そうなのか)?」というところを問題にしたがります。「シロ、クロ」をつけたがります。
 
 これ(=議論好き)は、プライベートでは「うざったい」となるのでしょうが、「公の場」では必要なことです。とくに、対外的な交渉・駆け引きが必要なケースでは、「論理的に自己主張をする」ということができなければ話になりません。で、それができないからと、「交渉(=TPP)に参加しません」では、(国際的には)子供同然です。
 
 では、どうすれば、「論理性」が身につくのでしょうか? 簡単です。論理的な文章を書く練習をすればいいだけです。論理的な文章が書くには、論理的に考える必要がありますし、論理的な文章を書く練習をすれば、論理的に考えるようになります。いわゆる「良い循環」ですね。
 
 たとえば、「猫よりも犬が好き」という(自己)主張をして、相手に共感してもらう、というケースを想定しましょう。さて、「相手に共感してもらう」ためには、どうすればいいでしょう? 「とにかく好きだ」では、説得力はありません。まず、「猫よりも犬が好き」という理由が(幾つか)必要ですね。そして、幾つかを列挙して、「猫よりも犬が好き」だという主張の裏づけをする必要があります。
 
 具体的には、
 
①猫は愛想がないが、犬は人懐っこい。
②猫は鼠を取るくらいしかできないが、犬は「盲導犬」、「介助犬」、「番犬」など、人の役に立つ。
③一緒に散歩ができて、飼い主の健康にも良い。
 
などの「(猫にはない)犬の良いところ」 をあげることで、相手に「なるほど」と思わせる、というわけです。
 
 あるいは、議論相手を打ち負かすには、キチンとした(論理的な)反論が必要です。「とにかく反対だ」では、説得力はありません。たとえば、「TPPには反対だ」という主張に(論理的に)反論するには、
 
①反対派は「日本の農業が潰れる」と言っているが、潰れるわけがないし、実際は、「農協が困る」というだけである。
②反対派は「国民皆保険がなくなる」と言っているが、なくなるわけがないし、実際は、「医師会が困る」というだけである。
③アメリカと「共同歩調」を取らないで、日本はやっていけない。もし「共同歩調」を取らないのであれば、相当の覚悟(=核武装して鎖国するなど)が必要である。
 
など、相手の主張の矛盾をあげて、相手の主張を否定する、というわけです。
 
 とにかく、説得や議論においては、論理性を重視することが大切です。「僕は、こう思う」では、ただの感想で、説得力は「ゼロ」です。プライベートで、あまり「理屈っぽい」のはどうかと思いますが、言うべきところ(=公の交渉の場など)では、どんなに理屈っぽくても、「理屈っぽく過ぎる」ということはありません。
 
 

 私・ドクター差別は、ここ数年、「男性差別」について、ネット上で何千回と議論・投稿を繰り返してきました。そのなかで、「我ながら、上手い言い回しだなあ」と、後から感心(?)する「名言」を幾つもつくり出してきました。以下に、その幾つかをご紹介しましょう。
 
痴漢のほとんどは男性だが、男性のほとんどは痴漢ではない。
 
 これは、今では、「女性専用車両」反対派の常識であり、「反対派」のなかで、これを引用する人は結構います。しかし、元々は、私・ドクター差別が言い出したことです。「痴漢は男のせい」、「男は反省しろ」などという「コテコテの賛成派」の(とんでもない)主張への反論から生まれた言葉です。
 
 そもそも、痴漢は、多く見積もっても、男性全体の「1%以下」でしょう。そんな(ごく少数)痴漢のせいで、男性全体が不利益を被ってはたまったものではありません。「連帯責任」を背負わされて、「女性専用車」と称する(誰でも乗れる)一般車両に乗れない、なんてことがあっていいわけがありません。
 
痴漢でないなら、他の車両に移動する必要がないし、痴漢なら、他の車両に移動させて済む話ではない。
 
 「女性専用車両」の目的は、「痴漢対策」あるいは「痴漢被害に悩む女性の避難所」と言われています。もし、それが本当なら、「痴漢でない男性」は乗ってもいいはずです。痴漢でない男性に対して「他の車両への移動のお願い」をするのは、おかしな話です。
 
 ということで、ここ数年は、「(痴漢は乗っちゃいけないけれど)痴漢でない男性は、(「女性専用車両」に)乗れますよね?(=他の車両に移動しなくていいですよね?)」という言い方をしていたわけですが、最近、「痴漢には、どう対処すべきか?」を再考した結果、上記の言葉が誕生しました。たしかに、もし痴漢なら、「女性専用車両」から「他の車両」に移動させて済む話ではありません。
 
 結局、痴漢でないにしろ、痴漢にしろ、「他の車両への移動のお願い」は矛盾している、というわけです。
 
「女性だから」という理由で採用・登用しないのは「女性差別」だから「NG」であるが、「女性だから」という理由で採用・登用するのは「男性差別」だから「NG」である。
 
 勘違いされては困るので、街頭演説でも時々補足していますが、「差別ネットワーク」は、男性差別に反対していますが、同時に、女性差別にも反対しています。ですから、「女性だから」という理由で(優秀な女性が)採用・登用されない、という「女性差別」には、もちろん、反対しています。一方、「女性だから」という理由で(大した能力もないのに)採用・登用される、という「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」には、裏を返せば「男性差別」ですから、これには「強く反対している」というわけです。
 
 上記の言葉は、「差別ネットワーク」のスタンスを端的に表している、と言えるでしょう。
 
女性が「加害者(=被疑者)」の場合は「疑わしきは罰せず」だが、男性が「加害者(=被疑者」)」で女性が被害者の場合は「疑わしきは罰す」になってしまっている。
 
 「でっち上げ」をする女性は(もちろん)悪いのですが、官憲・司直が女性に甘くなければ、「冤罪」は起こりません。「冤罪」は、女性の証言を鵜呑みにして(=男性の言い分は無視)、確たる証拠もなく、起訴し、有罪にする官憲・司直の責任です。「男の敵は男」なのです。おっと、これも「名言」ですかね?(笑)
 
 なお、単語では、「任意確認」とか、「任意周知」というのも、私・ドクター差別がつくった言葉です。「抗議(乗車)」では、電車内で抗議はよろしくない、「非協力(乗車)」では、「協力すべきことに協力しない」と言われかねない、ということで、その代替表現としてつくり出した、というわけです。ちなみに、この「任意確認○○」や「任意周知○○」は、今や、鉄道会社の思惑に左右されない活動の「代名詞」として、多方面で使われています。
 
 

 私・ドクター差別とレノンさんは3月19日、珍しく水曜日に、「任意確認乗車」や「任意周知歩行」などをしました。
 
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午前7時40分頃の大倉山駅
 
 まず、東横線大倉山から「各停」で自由が丘へ。一旦降車し、「急行」を見送って、同じ「各停」で渋谷に向かいました。学芸大学付近で「痴漢は犯罪です」という車内アナウンスがありました。同じアナウンスが帰りので電車内でもありましたが、「痴漢でっち上げは犯罪です」とも言っていただきたいものです。
 
 渋谷ホームでレノンさんを待っていると、「女性専用車両」の案内がアナウンスであり、その上、女性警備員が(大声で)何度も「女性専用車両」の案内をしていました。すると、「女性専用車両」の列に並んでいた男性2人が並ぶのをやめて、(私の目の前を通り過ぎて)他の車両に移ってしまいました。そこで、私・ドクター差別は、その女性警備員に「任意である(=男性も乗れる)」ということを言うように言いました。
 
●YouTube
 
ウソの上塗り
 
 しばらくすると、助役がやってきました。もう何度も話をした人です。しかし、一向に改まらないのですから、(同じ人でも)何度も言うしかありません。「名称・表示の改正は現場で出来ないだろうが、案内・声掛け(の内容)は現場で変えられることだから変えるべきだ」という趣旨のことを申し上げました。
 
 その後、副都心線渋谷から明治神宮前まで行き、そこで千代田線に乗り換えて大手町までいきました。渋谷で時間を取ってしまったので、ここで「任意確認乗車」は終了です。
 
 半蔵門線に乗って、一旦、渋谷に戻りました。今日の「任意周知歩行」ですが、レノンさんと相談した結果、(人出の多い)浅草に行くことにしました。銀座線で、浅草に向かいました。「任意確認乗車」ではありませんが、「任意周知乗車」ではあります。
 
 終点の浅草に到着、雷門付近は「観光客」でいっぱいです。浅草寺には4、5回来たことがあります。御参りをした後、昼食を取りました。
 
 
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レノンさんは何度も来ているそうです
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私・ドクター差別も4、5回は来ています
 
 浅草から上野へ向かって、「任意周知歩行」です。途中、ポスティングもやりました。
 
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「二つの塔」
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撮影スポットらしい
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どこかで聞いた名です(汗)
 
 上野で、(喫茶店で)休憩したら、街頭演説をやりたくなったので、駅前でやりました。
 
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段々とエンジンがかかってきました
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注目の的「パトランプ付きヘルメット」の登場です
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トリプルのウソが痛々しい
 
 その後、仲御徒町まで「任意周知歩行」をし、本日10~11時間の活動は終わりました。レノンさんとは「秋葉原」で別れました。お疲れ様でした。
 
 
 
 

 痴漢被害を減らせる(=激減させられる)方策があるにもかかわらず、なぜ、鉄道会社は、痴漢被害を減らせる(=激減させられる)方策を導入しないのでしょうか? なぜ、痴漢被害を減らせない「女性専用車両(1両)」に(これほどまでに)こだわるのでしょう? 本気で「痴漢被害を減らす気がある」のでしょうか?
 
①なぜ、「男女別車」にしないのか?
 
 「女性専用車両」を10両中3両、あるいは、4両にして(注:女性乗客の利用率に応じて車両を増やす)、(インドのように)女性は「女性専用車両」に乗る、としないのでしょうか? こうすれば、たとえ「強制」にしても、「差別」ではなくなりますし、痴漢被害も激減します(注:ただし、これには「男女別にすること」に対する国民的なコンセンサスが必要)。
 
②なぜ、「痴漢のターゲットになる女性のための車両」にしないのか?
 
 「女性専用車両」を増やさない場合でも、痴漢のターゲットになる女性を「女性専用車両」に優先的に(あるいは、半ば強制的に)乗せるようにすれば、痴漢被害は激減されますが、なぜ、そうしないのでしょうか? 「痴漢被害が激減する」のであれば、それでも「強制」にはできませんが、「任意の協力」を仰ぐ(強力な)動機づけにはなるでしょう。なお、現行の「女性専用車両」は「痴漢対策」と称していますが、実態は「女性なら誰でも乗れる」、「女性なら、どんな目的でも乗れる」のですから、「痴漢対策」(の車両)とは言えません。
 
③なぜ、「自己防衛策」を奨励しないのか?
 
 女性乗客が何らかの「自己防衛策」を講じれば、「女性専用車両」なんぞなくても、確実に、痴漢被害は減らせます。とくに、物理的に痴漢のできない服装をすれば、ほぼ100%痴漢被害は防げます。まあ、現実的には、物理的に痴漢のできにくい服装をして、時差通勤・通学など、他の「自己防衛策」を併用することになるでしょうが、なぜ、こういった「自己防衛策」を奨励しないのか、不思議です。
 
 なお、他力本願の「女性専用車両」に慣れてしまい、「自己防衛策」を疎かにすると、他の場所で痴漢被害やその他の(性)犯罪に遭う確率が増大するでしょう。電車を降りた途端、痴漢に遭う、盗撮に遭う、あるいは、暗い夜道で痴漢犯罪等に遭う、という危険性があります。もちろん、自己防衛意識の低いまま、海外に行けば、(現実に起こっていますが)とんでもない事件に巻き込まれても不思議ではありません。
 
 

 「痴漢対策」と称する「女性専用車両」に、なぜか、痴漢犯罪とは無縁のオバサンがふんぞり返って座っている、それも1人や2人ではない、これを目の当たりにしたら、「どうなってるの?」、「何様のつもりだ!」となるのではないでしょうか? 
 
 あるいは、「女性は差別されてきた。そのせいで、男女数に格差がある」などと称して、差別されていない女性を「女性だから」という理由で「えこひいき」して採用・登用する、そのせいで、能力のある男性が「男性だから」という理由で採用・登用されない、ということに気づいたら、「どうなってるの?」、「ふざけるな!」となるのではないでしょうか? 
 
 あるいは、女性が加害者(=被疑者)の場合は、被害者が男性にしろ女性にしろ、「疑わしきは罰せず」となるところ、男性が加害者(=被疑者」で被害者が女性の場合は、「疑わしきは罰す」となってしまっていることに気づいたら、「どうなってるの?」、「いい加減にしろ!」となるのではないでしょうか?
 
 しかし、「ふんぞり返ったオバサン」が、差別の「元凶」ではありません。「えこひいき」された女性が、差別の「元凶」ではありません。「この人、痴漢です」」と言った女性被害者が、差別の「元凶」ではなりません。
 
 そうです、差別の「元凶」は、実は、(女性ではなく)男性なのです。「女性専用車両」という男性差別車両を設けたのは、鉄道会社(の男性)です。あるいは、「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」を推進しているのは、政府や自治体(の男性)ですし、実際、女性を「えこひいき」しているのは、男性です。あるいは、「疑わしきは罰す」という対応をしているのは、警察・検察・裁判所(の男性)です。
 
 
 しかも、これ(=男の「敵」は男)は、鉄道会社、政府や自治体、官憲・司直だけの話ではありません。一般男性のなかにも、「女性に甘い連中(=男の敵)」は結構いるのです。たとえば、今回話題になっている「女性研究者」の件で、ネット(のコメント欄)で、「指導的地位に相応しくない女性は他にも大勢いる、と思います」とコメントしたところ、
 
御自身の思い込みだけで、適当な発言は慎むべきでは? 男女差別も甚だしいコメントです。(注)
 
などと、コメントしてくる人がいました。たぶん、自分では「フェミニスト」を気取っているのでしょうが、女性を甘やかすことを「女性のため」と勘違いしている時点で、「似非フェミニスト」だとバレバレです。
 
 では、「本当のフェミニスト」とは、どういう人なのか? 「真正フェミニスト」は、「女性のため」を思って(時に)苦言を呈する人です。「真正フェミニスト」は、「女性専用車両」なんぞに頼らず、自己防衛策を講じて、痴漢を撃退する、そういう女性を応援します。あるいは、「真正フェミニスト」は、「クオータ制(=女性に対するえこひいき)」を否定し、実力を身につけることで、男性に追いつき、(男性を)追い越す、そういう女性の味方です。もちろん、「女性だから」という理由で採用・登用されない、という「女性差別」には、猛烈に反対することは言うまでもありません。
 
 おっと、少々、脇道に逸れてしまいました。要は、「男性差別の元凶は、実は、(一部の)男性である」ということです。世の中の「男性差別」は、結局、(女性に甘い)男性が引き起こしているのです。鉄道会社、政府や自治体、官憲・司直、その他諸々、女性が何を要求しようと、男性が「OK」しなければ、「男性差別的な代物」は存在しないのです。「女性に甘い男性」が、男性差別の「元凶」です。
 
 
(注)「差別の専門家」である私・ドクター差別が、「思い込み」で「適当な発言」をするわけがありませんが、(「ドクター差別」を)知らない人からすれば、こういう「思い込み」とか、「適当な発言」という表現を使うことで相手を論破できる、と思うのでしょうね(苦笑) なお、「男女差別」というのは、非常に曖昧な表現で、これでは「女性差別」か、「男性差別」かわかりません。と言うか、「男女差別」という言葉を使う人は、「男性差別」という概念がなく、「男女差別」イコール「女性差別」と思い込んでいるのかも知れません(汗) ちなみに、総称なら「性差別」、個別には「女性差別」、「男性差別」という言葉を使うべきでしょう。なお、最近は、「性同一性障害」や「性的指向」に対する差別も問題になっています。
 
 

 
 「差別ネットワーク」の3月定例会が3月15日、新橋の「港区立生涯学習センター」で開催されました。なお、それに先立ち、新橋駅機関車前で街頭演説をしました。もちろん、「シメ」に「任意周知歩行」をしました。

 午後4時に新橋駅に到着、しばらくして、レノンさんもやって来たので、早々に演説を始めました。その後、最長老のAさん、幹事長のNさんも合流しました。5時20分になったので、集会場所に移動しました。
 
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花粉症にめげず演説しました

 定例会には、さらに、女性のHさん、タキタさん、「全国男性復権を目指す会」代表のOさん、有機栽培に詳しいSさんも参加しました。私・ドクター差別が活動報告をして、その後、参加者の近況報告を受けました。

 集会後は、「二次会」に行きました。酔っていながら、さすが「選ばれし者たち」、宇宙論や差別論など高尚な話で盛り上がりました。

 最後はやはり、「任意周知歩行」です。レノンさんと二人で、新橋から神谷町まで歩きました。途中で、二人に声掛けされました。さすが、「ドクター差別半纏」&「さべたま半纏」の威力は絶大です。
 
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後ろに東京タワーが見えます
 
 

 このブログを閲覧されている方々には、「釈迦に説法」ですが、(議論をする場合の)論点の整理のために、「3大男性差別」(=「女性専用車両」、「ポジティブ・アクション(=クオータ制)」、「(痴漢)でっちあげ」)の問題点を列記してみました。
 
●「女性専用車両」について
 
①「実体(=任意であること)」と「実態(=女性専用)」が一致していない
 
 裁判所、国交省、そして鉄道会社でさえも、「女性専用車両には男性も乗れる(=あくまで「任意(の協力)」である)」と認めていながら、鉄道会社は「女性専用車」、「Women Only」などとウソの表示をしている(注:消費者基本法5条2号で規定するところの「消費者に対し必要な情報を明確かつ平易に提供すること」という事業者の責務に真っ向反している)。なお、「女性のお客様のほか、小学生以下のお客様、障害者とその介助者のお客様もご乗車いただけます」などと紛らわしい表示もしている。
 
 なお、「任意の協力」というのは、あくまで鉄道会社の言い分であり、ウソをつかないと成り立たない「女性専用車両」は、「優先席」とは違って、「(任意の)協力に値しない代物」である。
 
②本当に「痴漢対策」なのか?
 
 (鉄道会社は)「痴漢対策」」と言いながら(「誰が痴漢かわからないから」などと言い訳をして)、痴漢でない男性を(ウソの表示、しつこい声掛けやアナウンスなど)あの手この手を使って、「女性専用車」に乗せないようにしている。なお、駅員らによる「ここは女性専用車です。他の車両に移動していただけませんか?」などというお願いは、痴漢でない男性なら他の車両に移動する必要はないし、もし痴漢なら他の車両に移動して済む話ではないので、矛盾した声掛けである。
 
 なお、この「痴漢対策」という意味は、(鉄道会社にとっては)「痴漢犯罪(=痴漢被害)が減る」ということではなく、「痴漢被害に悩む女性が安心して乗車できる」ということらしい。
 
③本当に痴漢被害者(の女性)のための車両なのか?
 
 (鉄道会社は)「痴漢被害に悩む女性が安心してご乗車いただけるように(=痴漢被害に悩む女性の避難所)」などと言っているが、なぜか、痴漢被害とは無縁の女性が大勢、「女性専用車」に乗っている。また、痴漢被害に遭う女性に対して、「女性専用車」への乗車を全く促していないため、依然として、他の車両では痴漢被害が(以前と同様)発生している。
 
「ポジティブ・アクション(=クオータ制)」について
 
①なぜ、差別されていない女性を優先するのか?
 
 「女性は差別されてきた。そのせいで、男女数に(大きな)差がある」と称して、その「男女数の格差を是正をするために、女性を優先的に採用・登用する」ことが正当化されている。しかし、「男女数の格差は、女性差別のせいである」という確かな根拠は、何一つ存在しない。まあ、社会進出しようとする女性に対しての「風当たり」はかつては結構強かったのだろうが、現行憲法が制定されて以降は、そういうことも(ほぼ)なくなったのではなかろうか?
 
 たとえば、(典型的な例として)公務員採用試験の場合、「女だから受けるな」なんてことは(まず)ないだろう。では、なぜ、公務員数に男女差があるのか? それは、女性の受験者は男性の受験者よりもかなり少ない上、筆記試験の合格率も低いからで、(「クオータ制」のない)公平な試験をすれば、女性の合格者が男性の合格者よりも相当少なくなるのは当たり前なのである。
 
 にもかかわらず、政府や自治体は、ここ十数年、「女性の公務員を増やそう」ということで、「クオータ制」を導入し、女性を優先的に合格させている。とくに(筆記試験をやめ、面接重視にした)大阪府や大阪市では、昨年度の合格者の割合は「男子1:女子5」などというとんでもない結果になっている。
 
 そもそも、仮に「現行憲法制定後も女性差別(=女性の社会進出に対する偏見)があった」としても、少なくとも、今の女性は差別されていないわけだから、差別されていない女性を優先するイワレは何もない。また、その一方で、何の落ち度もない男性が割を食うのも、不条理極まりない。「男女数の格差を是正する」と称して、「クオータ制」で(差別されていない)女性を優先すのは意味不明、と言うか、「男性差別」以外の何物でもない。
 
②「えこひいき」しても実力はつかない
 
 「クオータ制」という名の女性に対する「えこひいき」は、女性の進歩を妨げている。「女性だから」と採用したところで、「女性だから」と登用したところで、その地位に相応しい実力があるわけではないが、「えこひいき」がある限り、その後の「進歩」も期待できない。「えこひいき」の上塗りをしても、実力は永遠につかない。「男性に追いつき、追い越す」なんてのは、「夢のまた夢」である。
 
 今回、女性の研究者が「槍玉」にあがっているが、たぶん、彼女も「クオータ制」の恩恵を受けた1人ではなかろうか? いや、「恩恵を受けた」と言うよりは、その「犠牲者」かも知れない。「女性だから」と、「博士」に相応しい能力のあるなしにかかわらず「博士」にさせてしまう、「リーダー」に相応しい責任感のあるなしにかかわらず「リーダー」にさせてしまう、その結果が「コレ」である。
 
③本当に実力のある女性は大迷惑する
 
 「クオータ制」がなくても、公務員採用試験に合格する女性はいる。また、管理職や役員に相応しい能力・資質を持った女性も(間違いなく)存在する。しかし、「クオータ制」があるおかげで、そういう(優秀な)女性も、「ああ、どうせ、クオータ制でなったんだろう」と思われてしまう可能性がある。
 
●「(痴漢)でっちあげ」について
 
①なぜ、「疑わしきは罰す」なのか?
 
 一般的な犯罪については、「疑わしきは罰せず」という大原則が適用されている。ところが、こと「男性による性犯罪」、と言うか、「女性に対する(性)犯罪」については、「疑わしきは罰す」ということになってしまっている。女性に対する痴漢行為、女性に対する盗撮行為、女性に対するセクハラ行為、そして、女性に対するDV行為については、官憲・司直は、(被害者である)女性の言い分を鵜呑みにして、示談に応じない場合、確たる証拠がなくても、「起訴」して、「有罪」にしてしまう(注:有罪率は「99.8%」あるいは「それ以上」と言われている)。
 
②なぜ、「でっち上げ」をした女性はお咎めがないのか?
 
 刑法172条には「虚偽告訴罪」という(罰金刑のない、最高刑が「懲役10年」という)重罪が規定されているが、それが「でっち上げ」をした女性に適用されたという話は聞いたことがない(注:軽犯罪法1条20号の「股・尻の露出の規制」についても適用された話を聞かない)。まあ、「犯人を間違えた」とか、「偶然の接触を痴漢(行為)と勘違いした」とかならまだしも、「示談金目当て」とか、「報復」や「嫌がらせ」といったことなら、「犯罪」として扱っても何らおかしくはない。
 
③実害は「(痴漢)でっち上げ」の方が甚大である
 
 性犯罪では、その被害にあった女性の「精神的苦痛」を重視する傾向があるが、「精神的苦痛」という主観で犯罪の軽重を論じるべきではない。罪の軽重は「何をやったか」で(客観的に)に判断されるべきものである。でなければ、「鈍感な被害者と神経過敏な被害者の違いによって量刑が異なる」という不公平・矛盾が生じることになる(注:「女性がセクハラと思えばセクハラ」なんてのは「もってのほか」である)。
 
 なお、「実害」からすれば、痴漢被害よりも「痴漢でっち上げ」による被害の方が何倍も深刻である。痴漢被害は、たしかに、気分は悪いだろうが、「実害」と言えるようなことは(ほとんど)ない。一方、「痴漢でっち上げ」に遭うと、(長期間の勾留等により)会社を辞めなければならなくなったり、(世間の冷たい目により)本人や家族が嫌がらせを受けたり、経済的に苦しくなったり、ひどい場合は(原田信助さんのケースのように)自殺に追い込まれてしまうこともある。
 
 というわけで、「差別ネットワーク」としては、この「3大男性差別」を中心に(今後)啓発活動を行っていくつもりです。もちろん、その他の差別、その他の男性差別についても、(必要に応じて)その都度、取り上げていくことは言うまでもありません。また、メンバー各人が、それぞれ、自分の興味のある差別に取り組むことは自由ですし、フォローが必要な場合は、しっかりフォローして参ります。
 
 

 鉄道会社に何度か問い合わせをした人なら、きっと「たしかにそうだ」とお思いになるはずですが、鉄道会社の回答は回答になっていませんし、その対応は極めて不誠実なものです。「シカト」されるか、どんな質問をしても「(同じ)テンプレ」を返されるか、のどちらかです。
 
 まず、最初は、電話で問い合わせするでしょう。「直接、相手に言った方が効果がある」と思えるからです。しかし、「お客様センター」に問い合わせても(注:本社に電話をすると、担当部署に回さず、「お客様センター」に回される)、「テンプレ」を読むだけ、意見を言っても、「担当部署に伝えておきます」で終わりです。
 
 次に、メール作戦に移行するでしょう。ついつい長電話になると、出費がかさむからです。しかし、何度メールしても、どんなに文面を変えても、結果は同じです。「シカト」されるか、「テンプレ」しか返ってきません。
 
 業を煮やして、わざわざ本社に出向きます。一応、「お客様センター」の人間ではなく、担当者が応対します。しかし、意見を言っても、ただ聞いているだけ、文書(=質問状)を手渡しても、回答が返って来ないか、来ても、これまた「テンプレ」です。
 
 ところで、「テンプレ」の内容ですが、こちらがどんな質問をしても、返ってくる答えは(ほぼ)同じです。
 
目的=痴漢被害で悩む女性が安心してご乗車いただくため
利用できる人=女性及び小学生以下、障害者とその介助者
 
の2つは(多少表現が違っても)、大抵、入っています。聞き方によっては、最近は「任意の協力」ということも認めます。
 
 しかし、「痴漢被害で悩む女性」以外の女性が大勢、「女性専用車」に乗っているのは、どうしてでしょう? また、「任意」なのですから、「小学生以下、障害者とその介助者」以外の男性も利用できるわけですが、なぜ、それは言わないのでしょう? なお、こういう質問をすると、必ず、シカトされます(苦笑)
 
 なお、鉄道会社からの返信メールには、
 
回答内容を当社の許可なく、転用、二次使用することは固くお断りいたします。
 
と書いてありますが、「公表」されたら困る内容なのでしょうかね? とても、そう(=隠す必要があるもの)とは思えませんが。もしかして、「回答内容」(の問題)ではなく、質問とはかけ離れた「トンチンカンな回答」をしているのが公(おおやけ)になったら困る、ということなのでしょうか?(汗)
 
 そうそう、これ(=日本語が通じない、会話になっていないの)は、現場も同じです。駅員らに、「男性も乗れますよね?」と言うと、決まったように「ご理解、ご協力をいただいてます」と答える、これって会話になっていませんね? 「乗れますよね?」と聞いているのですから、返答としては「乗れます」あるいは「乗れません」のどちらかにならなければなりません。まあ、最近、「乗れます」と答える駅員らが増えてきたのは「進歩」ですね(笑)
 
 

 
 かつて、私・ドクター差別は、「痴漢犯罪は卑劣で、痴漢は厳罰に処すべきである」と考えていました。ところが、活動仲間の一人(=Tさん)が街頭演説で、「痴漢(行為)はイタズラに毛が生えたようなもの」などと言うものですから、内心、「う~ん、それはちょっと言いすぎでは? (女性に)顰蹙を買うのでは?」と思っていました。しかし、「女性専用車両」の件で「痴漢犯罪(対策)」に否応なく関わり、また、「痴漢でっち上げ」の深刻さを認識するにつれ、「なるほど、Tさんの言っていたのは、そういうことだったのか!」という思いに至りました。
 
 もちろん、今でも、「痴漢犯罪は卑劣で、痴漢は厳罰に処すべき」だとは思っていますが、「厳罰(に処す)」イコール「重罪(と見なす)」という意味ではなくなりました。「痴漢は犯罪です」というの「もっとも」ですが、(電車内の)痴漢犯罪のほとんどは重罪ではありません。レイプは、たしかに「重罪」ですし、一部の(エスカレートした)痴漢犯罪は「重罪」でしょうが、(電車内の)痴漢行為のほとんどは、「軽犯罪法違反」や「迷惑防止条例違反」といった「軽微な犯罪」でしょう。
 
 ところが、官憲・司直のスタンスはそうではないようです。被害女性の心情を(過度に)慮り、痴漢行為を「重罪」と見なしている、あるいは、見なしたがっているフシがあります。「どうにかして(痴漢を)厳罰に処したい」という思いが強いように見受けられます。
 
 と言うか、「痴漢を罰する」のは、私・ドクター差別も「大賛成」なわけですが、問題は、「そういう思いが(官憲・司直に)強すぎるあまり、痴漢ではない男性を痴漢と決め付けてしまう場合がある」ということです。いわゆる「痴漢冤罪」です。これでは、とばっちりを食った「痴漢ではない男性」はたまったものではありません。
 
 これまでの例ですと、警察は、痴漢の疑いを掛けられた男性に示談に応じるように勧め、それでも示談に応じない男性を「痴漢」と決めつける傾向があるようです。また、検察は、普通の犯罪では、自分らで「有罪」を証明しなければならないところ、痴漢犯罪に限っては、(裁判官と結託し)痴漢の疑いを掛けられた男性に「無罪」の証明をさせようとするようです。そして、裁判所は、痴漢の疑いを掛けられた男性が「無罪」の証明ができなければ、すなわち、少しでも痴漢ができた可能性があれば、「有罪」としてしまうようです。これでは、「有罪率」が、「99.8%(注:一説には、99.98%)」なのも頷けます。
 
 官憲・司直にしてみれば、「被害者(=女性)はウソをつかない」ということでしょう。「勇気を出して『この人、痴漢です』と言ったのだから、ウソではなかろう」というわけです。しかし、「示談金(=30万円~)目当て」にウソをつく女性はいるでしょうし、(電車内での通話を注意されたから、あるいは、「女性専用車」に乗っている男性が気に入らなくて)腹いせにウソをつく女性もいるでしょう。また、「故意」でなくても、犯人を間違えることもあるでしょうし、電車の揺れに伴う「偶然の接触」を痴漢(行為)と勘違いする場合もあるでしょう。(官憲・司直が)こういう可能性を全く考えないのは一体、どういうつもりなのでしょう?
 
 一方、加害者(=痴漢)は大抵、「やっていない」とウソをつきますが、痴漢でない男性も「やってない」と(本当のことを)言います。「やっていない」のですから、「やっていない」というのは、当たり前です。にもかかわらず、(官憲・司直が)女性の証言を鵜呑みにするものですから、「起訴する」、「有罪になる」、「実刑になる」と脅すものですから、やっていなくても、しぶしぶ「示談」に応じてしまう人も結構いるようです。
 
 それはそうでしょう。映画にもなりましたが、「痴漢冤罪」になれば、人生が滅茶苦茶になってしまいますから。(勾留期間が長ければ)仕事を辞めなければならなくなりますし、本人や家族の精神的負担は甚大ですし(注:原田信助さんの場合のように深刻な事態を引き起こす事例もある)、早晩、経済的な問題も生じるでしょう。それを考えたら、「それでも、やっていない」と言える人は、ごく少数にならざるを得ないのでしょう。
 
 だからこそ、私・ドクター差別は、「痴漢でっち上げ」を(絶対に)許しません。「痴漢でっち上げ」をする女性は、それこそ、厳罰に処すべきです(注:刑法172条「虚偽告訴罪」を適用すべきである)。そして、「痴漢冤罪」を防ぐには、官憲・司直が「疑わしきは被告人の利益に」という大原則を遵守すること、そして、私ら「選ばれし者たち」としては、そういう社会的コンセンサスづくりを担っていくことが重要です。
 
 

 STAP細胞をつくった」とされる女性研究者、どうも「旗色が悪い」ようですね。「論文の(記述上の)不備」はともかく、「第三者が再現できない」というのでは、その成果に「疑問符」がついても仕方のないところです。まあ、「再現」には時間がかかることもあるらしいので、素人としては「成り行き」を見守るしかありませんが。
 
 しかし、これよりも「いただけない」のは、「博士論文にも不備(=他人の論文のコピぺ、引用の不適切さなど)があるらしい」と言われている点です。つまり、「(不備は)今回だけではない」というわけです。もしこれが本当ですと、「そもそも、博士としての資格があるのか」、「研究者としての能力・資質があるのか」すらわからなくなります。詳しくは、こちらの記事をどうぞ。
 
小保方氏20ページすべて「コピペ」? 博士論文でこんなことありえるのか(J-CASTニュース 3月12日
 
 と言っても、日頃から女性に厳しい(注1)私・ドクター差別としても、「女性だから、こうなった」などとは申しません。これは、「男性だから」、「女性だから」に関係ない話です。何しろ日本の場合、(とくに、国語の分野以外の文系では)男性だって「横文字を縦書きに直す程度の実力で博士になれてしまう」なんてこともあるようですから(汗)
 
 とは言え、今回のようなケースは、男性よりも女性の方が「起こり得る」と言えるでしょう。なぜなら、とくに「理系」の場合、男性よりも女性の方が「実力が伴わないにもかかわらず、(研究者として)採用される、(責任者として)登用される」という傾向があるからです。そうです、政府や自治体が進めている「クオータ制」、「(女性への)えこひいき」(のせい)です。
 
 「男女共同参画」と称して、(理系の大学や)大学の理系学部に女性を優先的に入学させる(注2)、女性なら「修士」や「博士」も取り易くする、女性なら教授に優先的に登用する、なんてことが堂々と行われている、と聞きます。もしそうなら、「えこひいき」したところで、「チヤホヤ」したところで、「実力」がつくわけではありませんから、「肩書き」に能力が追いつかない女性が出てくるのは当たり前です。これでは「肩書き」倒れの女性が増えるばかりです。
 
 こういう機関(=独立行政法人)もあります。
 
「女性が変える 理系の世界!」
 
 今回、本当に変えてしまいましたね、悪い方に(苦笑)
 
 しかし、まあ、今回注目を浴びた女性研究者は、政府や自治体が(ここ十数年)進めてきた女性優先策、女性優遇策の「犠牲者」と言えるのかも知れません。マスコミにも、「女性の時代」、「女性が主役」、「女性が輝く社会」などと持ち上げられ、実力が追いつかないまま「指導的地位」に着かされてしまったのです。にもかかわらず、ここに来て梯子をはずされたら、転げ落ちるしかありません。
 
 ある意味、ひどい話です。「えこひいき」したところで「実力」がつくわけではないのは、誰にもわかることです。ところが、政府も、自治体も、それを承知で、女性を「指導的地位」につかせようとしているのです。これを「女性のための方策」と称するとしたら、それは「途方もない皮肉でしょう。
 
 
(注1)実は、「属性にかかわらず、厳しい場合は厳しい、やさしい場合はやさしい」というだけである。
(注2)九州大学では2~3年前、コレをやろうとして「大ブーイング」が起こり取りやめた、ということがあった。大阪府立大や大阪市立大は、さて、どうなのだろうか?
 
 

 今日は「3月11日」です。日本人なら誰しもが「忘れることができない日」です。もう3年経ちましたが、今なお、衝撃は記憶に新しく、被災地の人たちの心の傷が癒えることはありません。
 
 「地震」もひどかったですが、とにかく被害を大きくしたのは「津波」です。死者の大部分は「津波」によるものです。「原発事故」も深刻でしたが、直接的な死者は出ていません。
 
 にもかかわらず、「反原発」のプロパガンダが喧しいのは、「地震」や「津波」という自然を相手には(自分の)怒りをぶつけられないからでしょうか? 自然が相手では「泣き寝入り」するしかありません。一方、「反原発」を叫べば、悪いのは「東電」や「政府」ということになります。これなら、幾らでも「文句」が言えます。
 
 擬人化して言えば、「原発」は、「被災者」です。天災(=地震と津波)の「被害者」です。とくに、あれほどの「津波」がやってこなければ、どうってことはなかったわけです。
 
 とは言っても、被災者の人たちが「反原発」を叫ぶのは(十分)理解できます。何しろ、避難を余儀なくされた「当事者」ですから。かつての「広島」、「長崎」の人たちと(境遇は)同じです。
 
 問題なのは、そうでない人たちです。かつて、「反原発」は左翼の「十八番」でしたが、今や「右」も「左」も関係ありません。どこからともなく集まってきて、「反原発」の大合唱です。もはや、ある種の「集団ヒステリー状態」と言っていいでしょう。
 
 そういう人たちのなかには、自分たちの勢力拡大のために騒いでいる連中がいるように思えてなりません。とくに、「左」の連中にとっては、「反核運動」の勢いがなくなった今、「反原発」はもってこいの喧伝材料でしょう。湯川●●子、坂本●一など、昔の人が(発起人だか何だかに)名を連ねているところが「いかにも」です。
 
 

 私・ドクター差別が作成した動画のなかに登場する「とんでも女」をランキングしてみました。
 
第1位 絶叫する暴走中年女
ドクター差別 唖然! 暴走女(2010年1月22日)
 
第2位 押し出そうとしたくせに「やってねえよ」とウソをつく女
ワガママ女性の巣窟(2012年4月27日)
 
第3位 ポツリと「クズです」とのたまう女
3月18日 「警察呼ぼうか」&「クズです」発言(2013年3月18日) 
 
第4位 「バカ」、「頭おかしい」を連発するオバサン
出た! 第4の大物 その1(2010年11月10日)
 
第5位 「男性なんかいらない」、「日本は滅びればいい」と主張する女
京王線「女性専用車」 女性の主張 PART1(2010年6月4日)
 
 そのほか、大●山に住む(ご近所でも有名な)何かと奇声を発する女、「二重国籍」を欲しがる外国人(に見える)中年女、三度目の遭遇でお縄にした「男性排除常習犯」の中年女など、ランクインしてもおかしくない連中が目白押しです。
 
 しかし、ここ1年は、そういう「とんでも女」に遭遇しておりません。女性の方も「学習」したんでしょうか? 「下手にかかわったらネットに晒される」と。
 
 そうそう、メビウスリングに「私は男だけど、女性専用車両を差別と感じたことがない」なんて言う輩がいましたが、乗らないで差別を感じるわけがありません。乗れば、いかに(男性)差別か、痛いほどわかります。とくに、上記のような「女たち」に遭遇すれば、なおさらです。
 
 

 私・ドクター差別は3月10日、東横線・みなとみらい線で「任意確認乗車」をしました。と言っても、それが「目的」ではなく、「チラシ印刷のついでに(「任意確認乗車」を)した」というわけです。
 
 「早朝」とは言えない時間(=9時過ぎ)に、大倉山から「各停」に乗りました。「早朝」ほどではないですが、ガラガラです。しかし、睨んでくる女性がいました。何なんでしょう? 
 
 ちなみに今回は、「任意周知ジャンパー」も、「ドクター差別半纏」も着ておりません。「お忍び」です(笑)
 
 そうそう、「変な広告」を見かけました。
 
イメージ 1
「山ガール」って、誰が言い出したんでしょうね?
 
 菊名で「急行」に乗り換えました。「急行」が来るまで(車内で)座っていると、ホームから中年男性が(こちらを)睨みながら通りました。「何で(「女性専用車」に)乗ってやがんだ? 変な野郎だな」などと思っているような感じでした。
 
 「急行」の車掌は女性でした。中は、こんな感じです。
 
イメージ 2
この後、横浜でドッと降りて、ガラガラになりました
 
 横浜に着くと、乗客がドッと降りました。にもかかわらず、その女性車掌が車内まで入ってきて、(座った私に)声掛けしました。発車が迫っているので、(言っても無駄なので)文句を言うのをやめました。ただ無言で、「威圧」しました。
 
 みなとみらいで下車し、改札で駅員に抗議しました。「まさか、私が痴漢だと思って(車掌は)声掛けしているんじゃないだろうね?」と言うと、その駅員は即座に「否定」しました。「しかも、(9時20分頃で)ガラガラで、意味ないんじゃないか?」と言うと(それにも)頷いていました。
 
 その後、横浜市市民活動支援センターでチラシを印刷しました。2種類作りました。こんな感じです。
 
イメージ 3
左が 「男女共同参画」(表面)    右が「女性専用車」(表面)
 
 帰りは、(京浜東北線ではなく)横浜線を使ったら、菊名での(東横線への)乗り換えが便利でした。 
 
 
 
 
 
 

  muk*ohaさん(http://blogs.yahoo.co.jp/mukooha)から大学の女子学生専用スペース球場女性専用シートの情報(注1)をコメント欄にいただきました。その際、私・ドクター差別にも「クレームを入れていただけませんか?」との申し出がありましたが、(コメント欄で)以下の返信をいたしました。
 
「差別ネットワーク」のポリシーは、「自分のできる範囲で、できるだけのことをやる」、「人のやり方、やっていることにアレコレ口出ししない」です。
なお、私・ドクター差別の役割は、人の(なかなか)できないことをやることだと思っております。そして、今は「3大男性差別」を中心にやっている、ということをご理解ください。
 
 前半部分の、とくに「人のやり方、やっていることにアレコレ口出ししない」は、一般論として「(やらないわけではないが)やるかやらないかの判断は、こちらに任せていただきたい」という趣旨(注2)なわけですが、言われた側にしてみれば「きつい表現ではなかったか」、muk*ohaさんとすれば「気分を害されたのではないか」と(後で)思いました。muk*ohaさん、(もしそうであれば)申し訳ございませんでした。
 
 というわけで、これを機会に(誤解のないように)あらためて「差別ネットワーク」のポリシーをより詳しく述べさせていただきます。
 
「差別ネットワーク」は企業ではなくNPOであり、メンバーの自由意思を尊重しながら活動するボランタリー団体である。(不当な)差別に反対する人であれば、入るのも自由、また、出るのも自由である。活動も「その人ができる範囲のことをする」というのが基本である。
②いろんな「差別」、いろんな「男性差別」に関心を持つのは、大事なことである(注3)
③ただし、一団体、一個人ができることには限界があるので、(活動する際は)ある程度、的を絞って活動する必要がある。
④「差別に反対する者同士」とは言え、個々人で、関心の高いことが違う、できることが違うので、それぞれが個性を出しつつ、他の同志(=選ばれし者たち)と協力し合うことが大切である。
 
 これは、私・ドクター差別やレノンさん、エリーさんら「コア・メンバー」についても同様です。私らとしては、「すべての男性差別に対処したいのはやまやまですが、人数、労力、時間、活動資金等の制約を考えれば、どうしても「優先順位」をつけて、そのなかで活動しなくてはいけません。とくに、私らは、「街頭演説」、「申し入れ」、「任意確認乗車」、「任意周知歩行」などの直接的行動が(ある程度、自由に)できる立場ですので、それに重点を置いています。もちろん、メールや電話での抗議もしないわけではありませんが、メインはあくまで「直接的行動」になります。
 
 ところで、「差別ネットワーク」が取り組む際の「優先順位」ですが、それは、公共性、代替性、差別の方法(排除か、優遇か)、差別の深刻度、差別の影響範囲などを考慮して判断しております。その結果、今のところ、「女性専用車両」、「ポジティブ・アクション(=クオータ制)」、「(痴漢)でっち上げ」が、「3大男性差別」というわけです。ただし、それ以外の(男性)差別について関心がないわけでは(もちろん)ありませんし、「臨機応変に対応して参りたい」と思っております。
 
 実際、これまで、「3大男性差別」以外でも対処して参りましたし、それなりの成果も出ております。有楽町の(化学調味料メーカーの)和風カフェや新宿のフルーツバーの「女性専用時間帯」、台東区の図書館の「女性専用席」、国立科学博物館の「女性割引」などは、廃止又は改善されました。「差別ネットワークが廃止(又は改善)した」とは申しませんが、(情報提供により)それに(少なからず)かかわったことは「事実」です。
 
 なお、「コメント欄」は、記事についてのご意見、ご感想を書き込む場だけでなく、同志(=選ばれし者たち)の情報交換の場、交流の場でもあります。最近は、そういう感じになってきており、嬉しく思います。それによって、(距離的には離れた)メンバー同士が連携した活動ができるなんて、すばらしいことです(笑顔)
 
 
(注1)女子学生専用スペースを設けている大学は「埼玉工業大・湘南工科大・愛知大」、女性専用シートを設けている球団は「日本ハム・読売・DeNA・中日」とのこと。
(注2)最近、「反対派」のなかに、自分は(あまり)活動しないで、私らの活動についてアレコレ(批判的に)言う人たちがいたので、主に、そういう人たちに向けてのメッセージである。
(注3)と言うか、「自分の関心のある差別には反対だが、関心のない差別には反対ではない(=容認)」というのはNGである。
 
 

 「日本崩壊のシナリオ」、これは決して大袈裟ではありません。このまま、「男女共同参画」という名の「亡国政策」を推し進めれば、早晩、日本は崩壊します。(本人が)意識していようがいまいが、「男女共同参画」を推進すれば、結果として、「反日勢力」に加担することになる、日本を崩壊させることになるのです。
 
 と言っても、「男女共同参画」は、それが額面通りなら、「すばらしい施策」」です。「男女がお互いを尊敬し合い、一緒になって社会を担っていく」、何ともすばらしいことではありませんか! これなら、「差別ネットワーク」の理念にも合致しますし、私・ドクター差別も「大賛成」です。
 
 ところが、実際は違う、全く逆です。「能力主義を否定」し、男女間に軋轢を生じさせ、日本を弱体化させます。これで喜ぶのは誰か? 「反日勢力」です。
 
 「女性は差別されてきた」などと称し、「男女数の差の是正」を口実にして、全く差別されてない女性を(えこひいきして)優先する優遇する、全く意味不明です。そして、その「とばっちり」を受けるのが、何の落ち度もない(優秀な)男性です。「優秀な男性はそのままで、そうでもない女性を採用・登用する」のではなく、「優秀な男性の代わりに、そうでもない女性を採用・登用する」わけですから、「二重のマイナス」になります。
 
 しかも、政府(や自治体)は、この「愚策」を民間企業にも押し付けています。公務員試験の「(女性への)えこひいき」にとどまらず、民間企業にも女性を優先的に採用するように、(管理職に)優先的に登用するように、「圧力」(注1)を掛けています。「お役所仕事」ならイザ知らず、激しい競争に晒されている民間企業で、こんな「愚策」を押し付けられたら、「余力」のある大企業ならまだしも、中小企業はたまったものではありません。
 
 そうそう、「社会進出する女性が快適に通勤できるように」と、「女性専用車両」なるものまで導入していますが、これは「男性(全員)を痴漢と見なして排除する」というとんでもない代物(注2)です。鉄道会社も、「賛成派」も、「男性(全員)を痴漢だとは思っていない」などと弁解しますが、「痴漢対策と称して(結果的に)1人の男性も乗せないようにしている」のですから、言い逃れはできません。と言うか、これでは、もはや、「痴漢」を嫌がっているのか、「男性」を嫌がっているのか、わけがわかりません。
 
 なお、この「女性専用車両」の存在が、女性の男性に対する嫌悪・憎悪を助長しているのは否定できません。実際、私・ドクター差別が「女性専用車」内で遭遇した女性のなかには、「男性なんかいらない」、「日本は滅びればいい」などと平然と言う女性(注3)がいました。そこまでいかなくても、「女性専用車」に乗った男性に対して、白い目で見る女性なら、「キモい」とか「不快」などと言う女性なら、枚挙に暇がありません(注4)。そんなことを言われたら、そんな仕打ちをされたら、たとえ「一部の女性のせい」とは言え、(女性に対して)不信感を抱く男性がいても不思議ではない(注5)でしょう。
 
 能力主義を否定する、男女の不許和音を助長する、これが「男女共同参画」の実態です。こんな馬鹿げた政策(注6)を国を挙げて推進しているのですから、開いた口が塞がりません。「左」の(似非)フェミニストだけでなく、「右」にも「女性に甘い連中」がいて、「亡国政策」を推進している、「反日勢力」に(結果的に)加担しているのですから、「日本は今、危機的状況にある」と言っても過言ではありません。
 
 
(注1)インセンティブを付与したり、逆に、ペナルティーを科したりする。
(注2)しかも、法律上も契約上も、誰でも乗れるはずなのに、「女性専用(車)」、「Women Only」などとウソまでついている。
(注3)動画「京王線「女性専用車」 女性の主張 PART1」及び「PART2」(2010年6月4日にアップ)を参照のこと。
(注4)さらに、肘鉄を食らわす、体当たりする、蹴る、引っ掻くなどの暴行・傷害に及ぶ女性もいる。
(注5)こういうとんでもない女性に出くわせば出くわすほど、男性にしてみれば、事件や事故の際、「女性を助けてあげる」という気持ちが(少しずつ)失せていくことは否めない。と言っても、まあ、実際、事が起これば、(大抵の男性は、女性・子供を)助けるとは思うが。
(注6)具体的な「ポジティブ・アクション」としては、前述の「インセンティブの付与」のほか、「クオータ制」、「ゴール・アンド・タイムテーブル方式」、「プラス・ファクター方式」などがあるが、これらの「横文字」は皆、(何やら)とても胡散臭い。
 
 

 ドクター差別は3月7日、仲間と共に、「任意確認乗車」をしました。今回は「ドクター差別半纏」を着ておらず、「任意周知ジャンパー」の背中の文言は背負ったナップザックに隠れています。つまり、一般男性を装っての乗車です。
 
 「渋谷止まり」の各停に乗り、大倉山を出発しました。一番前に陣取り、前方の景色を堪能します。日吉には駅員がいましたが、声掛けはなし。元住吉でも駅員からの声掛けはありませんでしたが、交代して降りた運転士声掛けしてきました。「乗っちゃいけないの?」と言うと、「そんなことないです」と言って去って行きました。
 
 自由が丘で降車し、次の「副都心線直通」の各停を待ちました(注:仲間との待ち合わせは副都心線のホームなので、渋谷で一旦降車するのだが、「直通」の方が都合が良い)。各停は急行を待ち合わせた後の発車です。各停の運転士Nは、駅員と一緒になって、急行の「押し屋」をやって戻ってきました。
 
 ドクター差別がNの目の前を通って「女性専用車」に乗ると、Nが声を掛けてきました。「(元住吉で)さっきも声を掛けられた」と言うと、何か小声で言ったかと思うと、こちらが「二度目だよ」と言っても、その後はダンマリ。それどころか、(まるで私が存在しないかのように)そっぽを向く始末。「無視するなよ」と言っても、無言のまま運転室に戻ってしまいました。
 
 渋谷で、運転士Nが(メトロの運転士と交代のため)降車したので、近くにいた(メトロの助役に(私は)事情説明を始めました。ところが、Nは、話の途中で、助役に「女性専用車のことで」と言うと、「(自分は)関係ない」とばかりに、その場を立ち去ってしまいました。こんなふざけた態度、「なあなあ」で済ませるわけにはいきません。
 
●YouTube
 
運転士が「そっぽ」を向いてはいけません
 そうこうしていると、タキタさん、次に、レノンさんがやってきました。しばらくして、マスターさんと合流しました。今日のメンバーは、この「4人」です。
 
 副都心線では、新宿三丁目で(体格の良い)警備員が、ホームを歩きながら、「ただいまのじ」と言って固まってしまいました。その視線の先には、「さべたま半纏を着てドカッと座って(マスターさんと談笑する)レノンさんがいました。たぶん、「ただいまの時間は(この車両は)女性専用車です」とでも言おうとしていたのでしょうが、「言ったら何を言われるかわからない」と思い、とっさに台詞を飲み込んだのでしょう。
 
 小竹向原有楽町線に乗り換えました。前回の女性警備員がいましたが、何事もありませんでした。途中で、「設定時間(=9時半まで)」が終了、永田町半蔵門線に乗り換えました。タキタさんは用事があるとのことで、表参道でお別れしました。

 渋谷に戻ってきました。もちろん、運転士Nの件で東急電鉄に抗議するためです。(改札の駅員に)助役を呼んでもらったら、随分(=20分くらい)待たされましたが、人の良さそうな助役が現れました。まあ、彼は人が良さそうでも、言うべきことは言わなければなりません。「事実関係を確認し、キチンと対処する」とのことでしたが、マスターさんも「いろいろ(=3点ばかり)聞きたいことがある」とのことで、私もいろいろ補足したりして、結局、1時間くらい(立ったまま)話をしました。
 
 その後、(「美味しい餃子の店がある」とのマスターさんの薦めで)半蔵門線・東西線を乗り継ぎ、中野まで行って「任意周知昼食」を済ませました。そこから、五反田に行くため、(レノンさんも、マスターさんも嫌いなJR東の)中央線・山手線に乗りました。「池上梅園」に行くためです。以下は、写真を中心に説明することにします。
 
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「女男共同参画」という言い換えを思い出しました
(大倉山駅のキオスクの側面の広告)
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JR中野駅のトイレは良心的(?)です
ヒカリエなんかに比べたら(苦笑)
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池上本門寺の入り口です
と言っても、まず、「池上梅園」に向かいました
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梅は満開でした(池上梅園)
いろんな野鳥が梅の木に止まっていました
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梅の木の形がいいですね
(構図的には)灯篭とちょっと被っているのが残念です
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「後ろ姿」が凛々しいレノンさん(池上本門寺)
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ちなみに、私・ドクター差別は「花粉症」です
時々、雪がチラついていました
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五重塔もありました(池上本門寺)
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日蓮上人が足を洗い、ドクター差別が産湯につかった
「洗足池」は桜の名所 
当日はまだ閑散としていました
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カモが何羽もいました
餌やりは「厳禁」だそうです(汗)
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大岡山駅に到着です
 
 
 
 

 こういう記事があった。
 
暴力団員装い、言いなりに…女性27人呼び出し強盗強姦 49歳男逮捕(産経新聞 
 
被害女性は27人に及び、そのうち告訴を受けた20人に対する146回の犯行(現金被害は約160万円)を裏付けた。
 
 27人? ひどい話である。
 
被害女性の中には10~20代で中学生もいたという。
 
 中学生もいた? 全く怪しからん話である。
 
実際には暴力団に所属しておらず、逮捕当時は会社員だった。「性欲を満たし、金も欲しかった」と容疑を認めている。
 
 性欲を満たし、金も欲しかった? 何とも、ふざけた男である。
 
 そして、こういうことがあると、女性は黙っていない。「性犯罪は男のせい」、「男が悪い」の大合唱が始まる。なぜか、一般の男性までもが「悪者」にされる。なかには、「男なんていらない」、「男(子)を産んだら厳罰に処す」なんてことまで言い出す女性(注1)がいる。いわゆる「フェミナチ」である。
 
 そういう女性の「バイブル」が「女性学」と称する似非学問である。性犯罪者や異常者の男性ばかりを研究対象にして、「いかに男はどうしようもない人間なのか」を証明(?)しようとする「似非科学」である。そして、大学の授業や各種のセミナーで、洗脳されやすい学生・社会人(の女性)に、男性に対する強い嫌悪感を植えつける。その女性が性犯罪の被害者であれば、いとも簡単に洗脳されるだろう。
 
 たしかに、(「売春」を数に入れなければ)「性犯罪者のほとんどは男性」だろう。しかし、これは「統計のまやかし」で、「男性のほとんどは性犯罪者ではない」。そもそも、性犯罪者にしろ、他の犯罪者にしろ、そんなに犯罪者が多かったら、社会が成り立っているわけがない。
 
 この種の統計は、差別を正当化する場合によく使われる手段である。「レイプ犯の相当数は朝鮮人」(注2)との(ネット)情報があるが、もし、それが本当だとしても、「朝鮮人のほとんどはレイプ犯ではない」のである。(ごく一部のレイプ犯のせいで)民族差別が許されないのと同様、(ごく一部の性犯罪者のせいで)男性差別が許されるわけがない。
 
 
(注1)京王線の「女性専用車」内で出遭った女性は、「男性はいらない。日本なんて滅びればいい」と言っていたし、ネット上にも、「男(子)を産んだら厳罰に処す」などと荒唐無稽なことを主張する女子中学生(?)がいた。
(注2)この「事実」自体は注意を要するが、だからと言って、「朝鮮人(全体)」を差別するのは、大間違い(=不当な差別)である。
 
 

 
 私・ドクター差別は3月4日、東横線の「女性専用車」に大倉山から乗車した。今日は、「任意周知ジャンパー」も「ドクター差別半纏」も着ないで、「一般男性」を装った。しかし、元住吉では目の前駅員がいたが何も言われず、一旦降車した自由が丘でも運転士に無視された。やはり、「面が割れている」のだろうか?
 
 中目黒では構内アナウンスで「女性専用車」の案内があった。個人への声掛けは「もちろん」だが、アナウンスも、所詮、「女性専用」というウソの「上塗り」だからアウトである。「ウソの上塗り」をしておいて、平然と「ご理解ご協力をいただいている」などとのたまうのだから、開いた口が塞がらない。

 ほどなく渋谷に到着。レノンさんが来るまで、次々に到着する副都心線の「女性専用車」を見ていると、一旦乗車した男性が「女性専用車」と気づき、何人も降車していた。これも、鉄道会社に言わせると、「男性のお客様が自主的に協力されている」となるのだろう。まあ、しかし、この理屈が通用するのは、「女性専用車」などというウソの表記をしていない場合、声掛けやアナウンスで「ウソの上塗り」をしていない場合で、ウソをついておいて、「ウソの上塗り」をしておいて、通用する話ではない。
 
 しばらくすると、レノンさんがやってきた。今日は時間がないので(9時の待ち合わせ)、早速、「女性専用車」に乗り込んだ。新宿三丁目で、ホームの警備員が「女性専用車」の案内をしたので、私らと一緒に乗っていた男性が「どうしようか?」と迷っている様子だった。そこで、私・ドクター差別は、その男性に向かって、「男性も乗れますよ。国交省も認めていますから」と言うと、「そうなんですか」と言って、その男性も乗車し続けた。
 
 乗り換えの便のため、「女性専用車」の設定が(池袋で)終わっても乗り続け、小竹向原で降車した。有楽町線に乗り換え、永田町で下車した。そこから、東京地裁まで歩いたのだが、桜田門で下車した方が(東京地裁には)断然近かった。まあ、「さべたま歩行」ができたので「良し」としよう。
 
 東京地裁では、厳重な警戒だったが、今回は「任意周知ジャンパー」を着ていないので、スムーズに入館できた(注:以前、別件で来た際には、「任意周知ポロシャツ」を着ていて、「脱いで」とか、「裏にして着て」とか言われて、揉めに揉めたことがあった)。エレベーターで7階に着くと、原田(尚美)さんがおられたので挨拶した。待合室で、わざわざ群馬から来られた翠流さん、その部屋の前で、仲間の○橋さんと合流した。中島幹事長は「遅れる」とのことだったが、ギリギリ(11時に)間に合った。裁判自体は、「10分」で終わったので、ちょっとでも遅れていたら「見逃す」ところである。
 
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「地味」に記念撮影(撮影は翠流さん)
 
 わずか「10分」の裁判だったので、弁護士会館で清水弁護士が(その概要を)説明された。
 
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清水弁護士曰く、「これからが裁判の本番」だそうである
 
 

 (原田信助さんの)110番通報の録音を東京都(警視庁)が出さないのは、秋田の事例では出しているので「おかしい」との話だった。たしかに、同じ警察で対応が違うのは変だし、それ(=録音の有る無し)によって裁判官の判断が影響されるようではよろしくない。


 この後、Kさん、Mさんと別れ、レノンさん、中島幹事長、ドクター差別の3人で霞ヶ関から新橋まで「さべたま歩行」&「ドクさべ歩行」をした。新橋で用事をすませ、電車で品川まで移動した。リーズナブルな「バイキング」を食べるためである。もちろん、「ドクさべ飲食&さべたま飲食」である。
 
 昼食後は、腹ごなしに、品川から五反田まで「さべたま歩行」&「ドクさべ歩行」をした。途中、ポスティングも行った。
 
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ポスティングは活動の「基本」である

 

 五反田では喫茶店で「さべたま休憩」&「ドクさべ休憩」をした。そこのトイレは「男女共用+女性用」で、よろしくない。「女性が並びがちになる」というのなら、飛行機内のように、両方とも「男女共用」で良いではないか?

 
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「男女共用」がなかなk空かなかったら、男性はどうすればいいのか?

 

 五反田は、かれこれ10年以上前、私・ドクター差別が演説中に、初めて中島幹事長と出会ったところで、まさに、その場所で記念撮影をした。

 
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街頭演説は2000回を超えている
 
 その後、五反田から目黒に向かって(山手線の)線路沿いの道を「さべたま歩行」&「ドクさべ歩行」した。大分、日が長くなって、6時でもまだ暗くはなかった。目黒(駅)に着いたが、しばらく雑談をした後、解散した。お二人さん、お疲れ様でした。
 
 

 前回(「まやかし」の論理 その1)取り上げた「女性を優先的に採用・登用する」という「女性優先策」の理屈は、全くの「まやかし」であることがわかった。「少子化で将来的に就業者数が減少するから、女性を優先的に採用・登用する必要がある」というのは、全くのデタラメだった。密かに「クオータ制」を用いて、優秀な男性の代わりにそうでもない女性を採用したところで、「就業者数」に変化があるわけではない。まして、登用に関しては「なおさら」である。
 
 すなわち、
 
【名目】少子(高齢)化に伴う就業者数の減少に対処するため
 
【方法】密かに「クオータ制」を用いて、優秀な男性の代わりにそうでもない女性を採用・登用する
 
【結果】男性が女性に入れ替わるだけだから、将来的な「就業者数の減少」への対処とは何の関係もない
 
ということである。
 
 なお、少子(高齢)化に伴う「就業者数の減少」に対処するには、少子化にかかわらず、「採用者数」を維持するしかないが、果たして、それは可能だろうか? もし、可能ならば、少子化に伴って男性の就業者数は減るわけだから、その分、女性の就業者数が増えることになる。「えこひいき」をして、優秀な男性の代わりにそうでもない女性を採用したところで、「就業者数」を維持できるわけがないのである(注:「登用」に関しては、「就業者数の減少」と一体、どういう関係があるのか、意味不明である)。
 
 ところで、この「まやかし」の論理は、「女性専用車両」の場合にもあてはまる。
 
【名目】痴漢犯罪を防止する(=痴漢犯罪を減少させる)ため
 
【方法】「女性専用車両」を導入し、その車両に男性を乗せないようにする
 
【結果】「女性専用車両」に乗った女性の代わりに、他の車両の女性が痴漢被害に遭うだけで、「痴漢犯罪の減少」とは何の関係もない
 
というわけである。
 
 なお、「痴漢犯罪」を減少させるには、「女性専用車両」という手段に固執するのであれば、インドのように「女性専用車両」に痴漢被害に遭う女性を半ば強制的に乗せるしかない。あるいは、いっそのこと「男女別」にしても同等以上の効果があるし、「男性と一緒に乗りたくない」、「女性と一緒に乗りたくない」という利用者にとっても「好都合」だろう。
 

 昨今は、政府もマスコミも、「女性」、「女性」と持て囃しているが、浮かれすぎである。
 
すれ違う「女性活用」の現実 昇進主義に限界、経営幹部からは意外な声も(産経新聞 3月3日)
 
という記事を見たが、そこから、ある「矛盾」が見えてきた。
 
現在、日本企業の管理職に占める女性の割合は10%程度。政府は平成32年までに欧米並みの30%にする目標を掲げる
 
とのことだが、「女性はそれほど昇進を望んでいないという調査結果」もあるそうである。
 
 日本マンパワーの「女性のキャリア意識調査」によると「できることなら昇進したい」という質問に対して、「あまりそう思わない」と「思わない」の割合は、
 
男性13%
女性は29.6%
 
 また、「できることならリーダー・管理職になりたい」という質問に対して、「あまりそう思わない」と「思わない」の割合は、
 
男性が20%
女性は49.3%
 
とのことである。
 
 ところで、「(管理職への)登用」だけでなく、「採用」でも、もちろん、「女性を優先する」という取り組みがなされている。記事なかには、その理由として、
 
>「女性の活用が進まなければ平成42年に就業者数が最大820万人減少
>「少子高齢化が進むなか、女性の活用がない限り、日本の持続的な経済成長は不可能
 
とある。
 
 おそらく、フェミ官僚がこの統計を用いて(何度も何度も)説明するものだから、安倍総理をはじめ政治家は「なるほど」と思って、「女性優先策」に賛同してしまうのだろう。しかし、「就業者数の減少」は、「女性優先策」という「男性差別」を正当化するものではない。「就業者数の減少への対処」は、(男性)差別にあたらない方法を用いなければならない(注:なお、記事中の統計を見る限り、「就業者数の減少」でいうところの「就業者数」は、「現在の就業者数」との比較であり、「将来必要とする就業者数」とは限らない)。
 
 と言うか、大阪府や大阪市の職員採用試験の「男子1:女子5」という「えこひいき合格」を見てもわかることだが、「女性優先策」は「就業者数の減少への対処」とは、何の関係もない。「優秀な男性」の代わりに「そうでもない女性」を合格させているだけだから、「就業者数」に変化はない。つまり、「女性優先策」は、「就業者数の減少への対処」と言いながら、実際には、「えこひいき」がまかり通るだけである。
 
 これ(=「就業者数の減少」に託けた「女性優先策」)が、効率なんぞ関係ない「公務員」だけではなく(注:本来、そんなことではいけないのだが)、民間企業にも適用しようとすればどうなるのか? 「優秀な男性」の代わりに「そうでもない女性」を採用するわけだから、そもそも「就業者数の減少への対処」になるわけがないし、労働効率が低下するだけである。「男性差別」であり、「能力主義の否定」であり、「就業者数の減少への対処」にもならない、一体、何のために「女性優先策」をしなければならないのか?
 
 まして、女性の「管理職」への登用が、「就業者数の減少」とどういう関係があるのか? どう考えても「関係がある」とは思えない。女性を管理職に登用したところで、喜ぶのは「フェミ」だけで、「就業者数が減らない」なんてことはあるわけがない。
 
 そもそも、将来的に「就業者数」を減らさないようにする必要性があるのか、それすら不明だが、もしそうしたかったら、「採用者数」を維持するしかない。たとえば、これまで「100人」採用していた企業が、今後も「100人」採用し続ければ、将来的に「就業者数」は減らない。少子(高齢)化に伴って「採用者数」を減らそうとするから、将来的に「就業者数」が減ってしまうのである。
 
 とどのつまりは、将来的に「就業者数」を減らさないようにするのならば、少子(高齢)化に関係なく「採用者数」を維持することである。そうすれば、少子化によって、男性の「就業者数」が減る分、女性の「就業者数」を増やさざるを得ないだろう。優先的に女性を採用する必要もなければ、まして、優先的に女性を登用する必要も全くない。
 
 
【解説】少子高齢化が進めば、少子化により「労働人口」が低下するだけでなく、高齢化で「労働人口の比率」も低下する。これを回避するには、「定年制」の廃止、外国人雇用、女性の採用等が不可欠であるが、「女性優先策」を用いる必要性は全くない。なお、「労働人口の低下」がイコール「労働人口不足になる」とは限らない。現在でも、外国での生産が行われているが、今後、それが増大する可能性がある。
 
 

 世の中には「詐欺師」が結構いる。何も、「佐村河内何某」だけではない。企業に目を向ければ、相当数の企業が「詐欺まがい」のことをやっている。しかも、それが「奨励」されている。
 
 良心的な企業は、「薄利多売」である。1つの「儲け」が少なくても、たくさん売ることで「利益」を上げる。これが商売の「王道」だが、これには結構、努力が必要である。
 
 一方、今時の企業は、「最小の努力で最大の利益」を得ようとする。努力をしないで「儲け」ようとするわけだから、商品の「価値」よりも「価格」が高くなりがちである(注:競争相手がいない場合、あるいは、その業界が馴れ合いになっている場合は、そうなりがちである)。この「価値」と「価格」が乖離すればするほど、「詐欺商法」に限りなく近くなる。
 
 ところが、消費者が賢くないと、この「詐欺的商法」が(まんまと)通用してしまう。とくに、「成金」は、「高ければ良い(もの)」と勘違いしているから、格好の「餌食」である。本当は「2万円」の価値しかないものでも、ちょっと煽てると「10万円」で買うのだから、「詐欺師(=詐欺的商法の企業)」にとって、これほど「ありがたい存在」はいない。
 
 だから、消費者は(もっと)賢くならなければならない。商品の「価値」と「価格」を天秤に掛け、「リーズナブルな商品」を買うように心がけるべきである。そうすれば、自然と、「詐欺的商品」はなくなり、「詐欺師(=詐欺的商法の企業)」もいなくなる。
 
 まあ、企業は、(ある意味)多かれ少なかれ「詐欺的商法」に染まっている、とも言える。だから、鉄道会社がそうであっても(別に)驚くにあたらない。利用者に「女性専用」などとウソをつく、「男性も乗れる」という事実を伝えないのは、「詐欺的商法」からすれば「常套手段」である。お客さんを「犯罪者(=痴漢)扱い」する、普通では考えられないが、「詐欺的商法」なら「あり得る」わけである。
 
 

 鉄道会社に以下の質問をしたら、一体、どう答えるのでしょうね?
 
①痴漢被害を減らすことについて
 
 「女性専用車両以外の車両に乗っている女性は、痴漢被害にあっても仕方がない」と思いますか? もし「(「仕方がない」と)思わない」のであれば、インドの「女性専用車両」のように、(若い)女性は半ば強制的に「女性専用車両」に乗せるようにすれば、痴漢被害(のほとんど)を防げますが、なぜ、そうしないのでしょうか?
 
 また、「女性専用車両」が「設定」されていない路線や時間帯があるのは、なぜでしょうか? 「設定」のない路線、「設定」のない時間帯では、女性は痴漢に遭っても「仕方がない」のでしょうか?
 
 あるいは、電車が遅延したら、「女性専用車両」の「設定」をやめるようですが、なぜですか? (電車遅延で)混雑し、痴漢被害が起こりやすくなるのに、なぜ「設定」をやめてしまうのでしょうか?
 
 そもそも、他の犯罪と同様、被害者(=女性)が「自己防衛」することが「基本」です。「女性専用車両に乗れば、自己防衛する必要がない」なんて思っていたら、「女性専用車両」を降りた途端、痴漢犯罪の危険に晒されるでしょう。つまり、「女性専用車両」があるせいで、女性は「自己防衛」を怠ってしまい、他の場所で痴漢に遭う、いや、さらに悪質な性犯罪に遭う可能性を増大させているわけです。これって、「痴漢被害を減らす」という観点からすれば、逆に「マイナス」ではないでしょうか?
 
②無用なトラブルの回避について
 
 「女性専用車」とか、「Women Only」などというステッカーの(虚偽)表記により、「男性は乗れない」と思い込んだ女性が、「女性専用車両」に乗り込んだ男性に対して言いがかりをつけ、トラブルになる場合があります。もし、その表記を「弱者優先車」とか、「男性のお客様も乗車される場合があります」などに改めれば、乗り込んだ男性と女性乗客の間に発生するトラブルは(ほとんど)回避できるはずですが、なぜ、そうしないのですか?
 
 なお、「表記」を改めれば(簡単に)問題がなくなるわけですが、「表記」を改めなくても、アナウンスや声掛けの際に「男性のお客様も乗車される場合があります」と言えば、急場をしのぐことはできますが、なぜ、それすらしないのでしょうか?
 
③男性の人権について
 
 「女性専用車両」に乗っている男性に対して「声掛け」を行っていますが、その「声掛け」の目的、意味、理由は一体、何なのでしょうか? 「痴漢対策」として「声掛け」をしているのでしょうか? それとも、「男性対策」として、すなわち、「1人の男性も乗せたくない」から「声掛け」しているのでしょうか?
 
 もし「痴漢対策」で「声掛け」しているなら、「失礼な話」です。「(あなたが)痴漢かも知れないから声掛けする」なんて、もってのほかです。だから、駅員らに「私が痴漢かも知れないから声掛けするのか?」と聞くと、必ず、「そうは思っていない」と言うわけです。なら、なぜ、「声掛け」するのでしょうか?
 
 私が「男性」だから? 女性には「声掛け」しませんから、そうなのでしょう。しかし、これって、おかしくないですか? 「痴漢対策」という「大義名分」から逸脱し、「男性だから」という理由で「声掛け」する、これって、「男性対策」ではないですか? 「痴漢対策」はしていいですが、「男性対策」はしてはいけないんじゃないですか?
 
 とくに、「他の車両に移動していただけませんか?」という「お願い」は、不可解極まりません。もし、「声掛け」した男性が痴漢でないなら、他の車両に移動する必要は全くありません。一方、「声掛け」した男性が痴漢なら、他の車両に移動させて「OK」という話ではないでしょう。どちらにしても、「お願い」の意味がないのではありませんか?
 
 まあ、これらの質問は(鉄道会社にしてみれば)非常に答えづらいでしょうから、たとえ質問したところで、「テンプレ」で誤魔化すか、「シカト」されるのがオチでしょう。何しろ、駅員らに直接言っても、都合が悪いと、答えに窮すると、「ダンマリ」を決め込みますから。そこからしても、鉄道会社のしていることは「言い逃れ」できないことだとわかります。
 
 

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