2014年05月

 今週も、「恒例」になった「任意確認乗車」を行いました。5月30日の早朝、路線は、「東横線」と「埼京線」です。大倉山から乗車、一旦、自由が丘降車して、次の各停に乗りました。何事もなく、ついウトウトとしてしまうほどです。
 
 以前とは「大違い」です。そう言えば、「賛成派」は、「電車遅延を私らのせい」にしていましたね。「あなたらが乗るから、電車が遅延する」のだと。私が「責任なんて何もない」と反証すると、「(電車遅延の)責任はなくても、因果関係はある」などと言っていました。
 
 ところが、私らが、依然として、「乗り続けている」のに、電車は全く遅延しなくなりました。駅員らの対応が変わったからです。電車を止めて、発車時刻を過ぎても電車を走らせないで、しつこく「任意協力」のお願いをする、そういうことがなくなったからです。結局、責任どころか、因果関係もないことがバレてしまいました。

 そうそう、駅員の声掛け自体激減しました。「私らには声掛けするな。面倒なことになる」などと言う通達が(駅員らの間に)出回っている、なんてウワサまで流れています。「光栄なこと」です(笑)
 
 女性乗客からの言いがかりも減少しました。ただし、駅員らほど「任意であること(=男性も乗れること)」が周知されているわけではないので、いつ、先日の「傘の先で突き刺そうとする事件」みたいなことが起こるとも限りません。何度も言っていますが、コレを回避するには、すなわち、(女性の安心・安全を確保するのと同様)男性の安心・安全を確保するには、「男性も乗れます(=任意である)」と言うべきですし、それが無理なら、「(何らかの事情で)男性も乗る場合があります」と言うべきです。
 
 渋谷駅ホームで待っていると、エリーさんがやってきました。その後、タキタさんも来られました。エリーさんとは、二言、三言、言葉を交わしましたが、「用事がある」とのことで、先に副都心線に乗って去りました。後で、連絡はありましたが、その後、会うことはありませんでした。
 
 レノンさん、マスターさんが、少し遅れて到着しました。早速、「任意確認乗車」です。副都心線で、池袋まで行き、そこで、埼京線に乗り換えました。駅員が声掛けをしそうでしたが、結局、声掛けはありませんでした。あまりに「堂々」としていたので、声掛けのタイミングを失ってしまったのでしょうか?(笑)
 
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久々に「女性専用車両限定広告」をみました

 渋谷で休憩、軽い朝食を取りました。タキタさんとは、ここで「お別れ」です。マスターさんの提案で、墨田区の図書館(=立花図書館)に行くことにしました。一週間ほど前、ツィッターに、「(その図書館の)『女性・児童席』に座っていた男性が、職員の「移動」のお願いを断ったら、警察に通報され、やって来た刑事に強制退館させられた」との書き込みがあったので、その事実確認のためです。
 
 まず、半蔵門線押上まで行きました。マスターさんは「用事がある」ということで、一旦、別れました。ここ(=押上)からは、レノンさんと2人で、「差別ネット歩行」です。途中から、ポスティングもしました。
 
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ちょっとアングルがズレてますが・・・
(押上駅付近)
 
 小村井駅で、マスターさんと再度の合流です。誰か、他に2名、来る予定だったそうですが、結局、現れませんでした。後で聞いたら、「私・ドクター差別とレノンさんが『半纏』を着てるのが気に入らない」ということで、「(近くに来ていながら、何の挨拶もなしに)帰ってしまった」とのことでした。近くまで来たのなら、なぜ、直接(私とレノンさんに)会って言わないのでしょう? キチンと言えば、こちらも(間に入っているマスターさんの顔を立てて、今回は)配慮したかも知れないのに・・・? 
 
 スネて電話に出ないのか、(2人と)なかなか連絡がつかず、(間に入った)マスターさんは困惑していました。「社会人」なら、「来ない」と決めた時点で、(たとえ「ご立腹」でも)自分から連絡くらいすべきでしょう。これでは待っている方はたまったものではありません。結局、(予定よりも)50分遅れて「出発」しました。
 
 そもそも、「半纏を着られるのが気に入らない(=都合が悪い)」というのは、まるで「賛成派」か、鉄道会社の言い分です。いや、「半纏」には、「任意確認ポロシャツ」のように「女性専用車両」のことは一切書かれていない、ただ「名前(=HN)」あるいは「団体名」しか書かれていないのですから、何が「気に入らない」のか、どうして「都合が悪い」のか、サッパリわかりません。
 
 まあ、たしかに、「半纏」は蛍光色ですし、目立ちます。しかし、それは「活動のため」で、遊び」や「趣味」で着ているわけではありません。わざわざ「女性専用車両」に乗車するように、わざわざ「目立つため」に着ているのです。その2人も何か活動をされているとのことですが、であるなら、なおさら、同じ「活動家」として、「活動のためのコスチューム」には「理解」を示すべきではないでしょうか?
 
 まさか、お2人は、自分たちが活動する場合、「目立たないように、目立たないように、活動している」のでしょうか? もしそうなら、申し訳ないが、そんなことでは「社会活動」はできません。社会活動は「目立ってナンボ」なのです。それができないなら、活動をやめるか、「活動家」の後方支援に回る(=裏方に徹する)しかないでしょう。
 
 というわけで、小村井駅から立花図書館まで、ポスティングをしつつ、「差別ネット歩行」をしました。現地で確認したところ、「女性・児童席」は、「専用席」ではなく、「優先席」でした。そこ(=立花図書館)は、小さな図書館で、責任者が常駐していないそうで、(責任者のいる)大きな図書館(=ひきふね図書館)に行くことにしました。丁度、「地域循環バス」があったので、それで「ひきふね図書館」付近まで行きました。
 
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立花図書館です。アパートの1階にあります
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一方、こちらは大きなビルです
 
 ひきふね図書館には、「地域の責任者」がいたので、マスターさんが「(立花図書館の)女性・子ども優先コーナー」の男性の取り扱いについて質しました。しばらくして、立花図書館の館長さんが来たので、「地域の責任者」という人の回答が(横で聞いていて)どうも腑に落ちないので、私が館長さんに聞くことにしました。館長さんが言うには、「警察が(男性を)強制退館させた」という事実はなかったそうです。
 
 館長さんは、「女性・子ども優先コーナー」ができた経緯について、「子どもをつけ回す男性がいた」とおっしゃっていましたが、男が皆、そういう男ばかりではありませんし、女でもそういう女はいるでしょうから、「男だけに遠慮をお願いする」のは、筋違いでしょう。また、「お子さんにドンドン来てもらいたいから」ともおっしゃっていましたが、近年は、「男女共同参画」が推進され、男性も子育てする時代ですから、私からは、「『女性・子ども優先コーナー』ではなく、『親と子ども優先コーナー』にすべきではないか」と申し上げました。
 
 曳舟から、押上を通過、スカイツリー駅まで、「差別ネット歩行」&「ポスティング」をしました。途中、「痴漢のほとんどは男性。だから、男性を痴漢かも知れないと排除(差別)する」なら、「売春婦のほとんどは女性。だから、女性を売春婦かも知れないと差別する」となる、と「ふと」思いました。歩いていると、結構、いろいろ思いつきます。
 
 スカイツリー近くのファミレスで、夕食を取りました。あまり行かないファミレスだったので、いつもと違うものが食べれて満足でした。私とレノンさんで、「スカイツリー駅前で街頭演説をしよう」ということになりました。真ん前にスカイツリーがそびえ立っています。ついつい、演説に熱が入ります。気づいたら、7時を過ぎていました。押上駅まで歩き、岐路につきました。
 
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人通りはボチボチでしたが、新鮮でした
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すごい存在感です
 
 参加された皆さん、とくに、レノンさん、お疲れ様でした。
 
 

【終了】6月4日 早朝、東横線・副都心線・有楽町線・半蔵門線で、「任意確認乗車」をしました。その後、神奈川県内で、「差別ネット歩行」、「ポスティング」、「街頭演説」をしました。
 
【終了】6月7日 東京ウィメンズプラザでの「全国男性復権を目指す会」の集会に参加しました。
 
【終了】6月12日(木) 早朝、東横線・横浜市営地下鉄・小田急線・田園都市線・副都心線・有楽町線で、「任意確認乗車」をしました。その後、有楽町周辺を「差別ネット歩行」しました。
 
【終了】6月20日 早朝、東横線・副都心線・有楽町線で、「任意確認乗車」をしました。その後、渋谷で街頭演説をしました。
 
【終了】6月25日 早朝、東横線・副都心線・有楽町線で、「任意確認乗車」をしました。その後、都内を「差別ネット歩行」しながら、ポスティングをしました。
 
【終了】6月27日 横浜市内を「差別ネット歩行」しました。
 
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「そごう」は、男子トイレ、女子トイレのほか、
女性にだけ「パウダールーム」なるものがある
 
【終了】6月28日 渋谷駅宮益坂口で、午後3時半過ぎから街頭演説をしました。その後、「差別ネット」の定例会を開催しました。
 
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ここには写っておりませんが、
「ブログをよく見ている」という青年が来られました
演説が終わるまで、意見交換をしました 
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喫茶店のトイレが、2つとも「男女共用」になっていました
 
 
 

 以下の記事を見つけました。
 
医師の7割がTPPに賛成 一方で、8割以上が日本の医療制度に影響を及ぼすと考える朝日新聞DIGITAL 2013年11月29日)
 
調査タイトル:医師のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に対する意識調査
調査方法  :インターネットリサーチ
調査対象  :医師・医療従事者向け専門サイト「CareNet.com」医師会員
有効回答数 :1,000サンプル
調査日時  :20131122日(金)
 
Q1 TPPへの参加をどのようにお考えですか?
 
全面的に賛成 9.4%
参加はやむを得ない 64.8%
参加しない方がよい 19.6%
全面的に反対 6.2%
 
Q2 TPPに参加したら、国民皆保険制度はどうなるとお考えですか?
 
今まで通り維持される 16.3%
何らかの影響を受けるが、維持される 69.4%
国民皆保険制度は維持されない 14.3%
 
(注)「Q3」から「Q5」までの質問(の結果)は省略。興味のある方は、上記のURLにアクセスしてください。
 
 予想外(=予想以上)に、医師の皆さんは「現実的」で、「自分(たち)のことばかりを考えているわけではない」ということがわかりました。「参加はやむを得ない」(64.8%)、「(国民皆保険制度は)何らかの影響を受けるが、維持される」(69.4%)というのは、私・ドクター差別と「同じ考え」で、「全面的に反対」(6.2%)、「国民皆保険制度は維持されない」(14.3%)を大きく上回っています。
 
 現場を良く知っているお医者さんが「(何らかの影響を受けるが、国民皆保険制度は)維持される」と言っているわけですから、まあ、間違いはないでしょう(笑) 
 
  なお、「日本医師会」としては、世界に誇る国民皆保険を守るために、
 
公的な医療給付範囲を将来にわたって維持すること、
混合診療を全面解禁しないこと、
営利企業(株式会社)を医療機関経営に参入させないこと、
 
の3つが絶対に守られるよう、厳しく求めていく、もし、日本の国益に反すると判断された場合は、TPP交渉から速やかに撤退するという選択肢も持つべき、とのことです。
 
 まあ、「世界に誇る国民皆保険を守るため」というのは建前で、①、②、③の要求をみれば、「自分たちの既得権益を守ろう」としているのがミエミエです。①「公的な医療給付範囲」を狭めれば、おじいちゃん、おばあちゃんが頻繁に病院に行かなくなる可能性がある、②「混合診療を全面解禁」してしまうと、お医者さんの取り分が減る可能性がある、③「営利企業(株式会社)医療機関経営に参入」すれば、既存の病院の既得権益が損なわれる可能性がある、というわけです。
 
 もちろん、「日本の国益に反する」というのも、「自分たちの利益に反する」と読むのが「正解」ですね。
 
 そうそう、 「(TPPに参加すると)農業が崩壊する」なんていうのも、これ(=国民皆保険制度)とほぼ「同様」でしょう。農業従事者からすれば、そう簡単に「農業が崩壊」してもらっては困るでしょうし、実際、そうさせないように(必死で)努力しているわけです。一方、「農協」にしてみれば、「TPP反対!」、「日本農業が崩壊する」などと大袈裟に騒ぎ立てて、(民間企業の)新規参入を阻止し、「既得権益」を守ろう、というわけです。
 
 こういう「カラクリ」に気づかず、「医師会」や「農協」の言うことを真に受け、「TPP反対!」を叫ぶ人たちがいます。「素直」と言うか、「おめでたい」と言うか、「洗脳」されているにもかかわらず、「自分の主張」と勘違いしているところがイタイですね。そもそも、簡単に「国益」云々言う連中を信じてはいけません。日本人は「本音」と「建前」を使い分けるのが得意ですから、「(綺麗事を言う連中は)建前を言っているな、本音ではないな」と気づかないといけません。
 
 

 またまた、「差別」を助長するサイトを発見しました。と言うか、発見者は「UKB0927さん」、ツィッターの情報です。しかし、執筆者は「東京大学の先生」ですから、驚き(?)です。
 
「女性専用車両」は、男性差別か? 優先席と同様、専用車両は必要だ(瀬地山 角:東京大学教授)(東洋経済オンライン 2014年5月29日)
 
痴漢が歴史的には比較的新しい存在で、まだ「犯罪」としての理解が進んでいない
 
 今時、誰だって、「痴漢は犯罪」だということは知っていますよね? 「痴漢でっち上げを犯罪だと思わない」ということの方が問題です。
 
電車の優先席は「健常者差別」だと思いますか? もしそうでないとすれば、犯罪に特に遭遇しやすい人たちのために、空間を確保するというのは、優先席と同様に社会が認めるべき
 
 「優先席」は、「女性専用車両」と違って、ある特定の属性を有する人たち(=男性)を排除したりしていません。また、「女性専用車両」と違って、「優先席」に協力する人たちのことを「犯罪者(=痴漢)」と見なして排除なんかしておりません。さらに、「優先席」の対象は、あくまで「弱者」であって、「女性専用車両」のように、ある特定の属性を有する人たち(=女性)を優遇するものではありません。「優先席」を「女性専用車両」と同列で論じるのは、「優先席」に失礼です。
 
映画などのレディースデーは、男性に対する差別ではないか、というものです。これは単なるマーケティングの問題として解釈できます。
 
 でました、「企業の営業の自由」という(屁)理屈が。「企業には営業の自由があるから、差別してもいい」とでも言うのでしょうか? 「優先順位」の履き違え、とんでもない暴論です。
 
特定層の需要を掘り起こすための戦略です。もちろんそこで、「外国人お断り」とやれば、人種差別でしょうし
 
 はて、「外国人差別」と「男性差別」、どこが違うのでしょう? 同じ「属性による差別」です。「Japanese Only」がいけないなら、「Women Only」もいけないのは「当たり前」です。なお、「排除」も、「優遇」も、差別の一形態ですね。
 
社会的に弱い立場に立つ人たちに、余計な負担を強いるものだとすれば、社会的に問題にすべき
 
 「弱者」に対する差別だろうが、「一般人」に対する差別だろうが、「差別」は差別、「いけないこと」はいけません。もしかして、この先生は、「弱者に対する差別だけがいけない」と勘違いしているのでしょうか?
 
ゼミの複数の留学生いわく、中国人なら(日本でも)その瞬間に女性がぐっと手をにぎって上に上げたり、ガンと足で踏んだりする
 
 混んだ電車は、どこの国にも存在します。しかし、「女性専用車両」は、日本のほかは、イスラム圏やインドのように宗教上の理由から「男女別々」が一般的な国以外には存在しません。なぜ、でしょう? 
 
 それは、外国の女性は、痴漢なんぞは「自己防衛」で処理するからです。「声を出せなくて、移動すらできなくて、1時間、2時間、痴漢されっぱなし」なんてことはありません。ちなみに、欧米には「pervert(=倒錯者、変質者)」という言葉はありますが、「痴漢」に相当する言葉はありません。日本で言うところの「痴漢」が存在しないからです。
 
痴漢は刑法上「強制わいせつ罪」にあたります。ですが、法律運用の実務では、下着の中に手を入れたケースを強制わいせつとして立件し、下着の上から触る場合や盗撮は、各都道府県の「迷惑防止条例」違反として、取り扱われています。
 
 電車内の「痴漢犯罪」のほとんどは、「強制わいせつ罪」ではなく、「迷惑防止条例」に違反する(比較的)軽微な犯罪です。にもかかわらず、「痴漢犯罪」を必要以上に重大な犯罪と解することが、「痴漢冤罪」につながっている可能性があります。「痴漢犯罪」を憎むあまり、痴漢をしていない男性が「濡れ衣」を着せられてしまうのです。
 
痴漢は「迷惑行為」ではなく、女性の人格を否定する「犯罪」です。なぜこんな重篤な人権侵害に、かくも無神経な男性がいるのでしょう。
 
 「痴漢」は、「卑劣な犯罪」ですが、人格否定・人権侵害を言うのであれば、「女性専用車両」こそ、まさに、男性の人格を否定するもの、男性の人権を侵害するものです。男性を「痴漢」と見なして排除する、「人格否定」、「人権侵害」そのものです。なぜこんな重篤な「人格否定」、「人権侵害に、かくも無神経な男性がいるのでしょう
 
痴漢の冤罪事件があるのは確かです。・・・だとすればなおのこと、そのような可能性のない空間を確保するのは、必要不可欠な手段ではないでしょうか。
 
 「(痴漢冤罪の)可能性のない空間」って、「女性専用車両」内のことなのでしょうか、それとも、それ以外の車両内のことなのでしょうか? まあ、いずれにせよ、「痴漢冤罪」が減ることはありませんが。なぜなら、男性が「女性専用車両」に乗っても、そこで「痴漢でっち上げ」は起こり得ますし、その他の車両にも女性は大勢いますから、「痴漢でっち上げ」は十分可能だからです。こんな簡単なことが、なぜ、わからないのでしょうね?
 
セクハラを含めて、性犯罪の定義権は、一義的には被害者にあります。つまり何をセクハラと考えるか、何を痴漢と感じるかは、被害者に最大の決定権があるのです。
 
 こういう考え方は、(日本の)法学会・法曹界の「常識」だそうですが、これが「冤罪」を生む最大の要因とも言えます。なぜなら、これが「常識」なら、女性が悪意をもって「セクハラされた」と言ってもセクハラになってしまう、女性が悪意をもって「この人、痴漢です」と言っても痴漢になってしまうからです。あるいは、「悪意」がなくても、神経過敏な女性が何でもないことをセクハラと言う、痴漢に遭ったのは確かなのだが犯人を間違えてしまう、なんてこともあるわけです。
 
女子学生から、女子高時代に痴漢があまりに頻発するので、近くの女子高とも連携して、鉄道会社に女性専用車両の設置を求めたものの、そのこと自体が新聞などで話題になって、その高校や制服が好奇の目にさらされるようになり、結局、対策が実現しなかった、という話も聞きました。
 
 例の話(=横浜市の4つの女子校の生徒が、根岸線下りでの「女性専用車両」の実施を求めた件)ですね。しかし、実現しなかったのは「その高校や制服が好奇の目にさらされるようになった」からではなく、あくまで、鉄道会社の(運行上の)都合です。東京から横浜までの「下り」には「女性専用車両」は設定されていないので、横浜から(女子校の最寄り駅である)関内までの2駅だけ新たに「女性専用車両」を設けることは難しかったのです。
 
 と言うか、自分たちの生徒が心配なら、(他人を巻き込まず)学校がスクールバスを運行すればいい話です。あるいは、制服をスカートからズボンにしたり、時差通学をさせたり、自己防衛を奨励すれば済む話です。結局、「女性専用車両」が導入されなかったわけですが、その後、学校は、どういう対応をしたのでしょうね? スクールバスを走らせているのでしょうか?
 
お年寄りに席を譲るのと同じ気持ちで、女性専用車両を認めるべき
 
 女性は、お年寄り同様、 「弱者」ですか? もし、そう考えているとしたら、それこそ「女性差別」でしょう。と言うか、ある時は「弱者」、ある時は「男性と同等」という「ご都合主義」はやめていただきたいものです。
 
私は中学生の頃に電車で一度だけ痴漢に遭ったことがあるのですが、本当に不愉快な記憶です。
 
 「中学生の頃、痴漢にあった」とのことだったので、てっきり、「女性」かと勘違いしてしまいました。しかし、男性も痴漢に遭うなら、「痴漢に遭う男性」は、どうすればいいんですかね? あるいは、「痴漢冤罪が恐い男性」は、どうすればいいのでしょう?
 
 しかし、まあ、「痴漢対策と称して、痴漢でない男性を排除するという大矛盾に気づかないなんて、あるいは、気づいていてこういうことを言うなんて、いずれにせよ、開いた口が塞がりません。「気づかない」なら、脳力的あるいは神経系統的な問題が生じますし、「気づいていて、こういう発言をする」のなら、倫理的な問題が生じます。とにかく、「東大の先生」なのですから、慎重な発言をしていただきたいものです。
 
 
 
 

 「差別ネットワーク」は、正しかった。何が「正しかった」のかと言えば、世間から「差別」と思われていない差別、あるいは、大したことない「差別」と思われている差別として、年齢差別と男性差別に着目し、この2つの差別を重点課題として取り上げていることである。しかし、この2つの差別は、なくなるどころか、最近、その拡大が著しい。
 
 男性差別(=女性優遇)の拡大は、「女性専用車両」の影響なのか、近年、とくに、すさまじい。図書館その他の「女性専用席」、デパートその他の「女子トイレ」の優遇(=男子トイレよりも数が多い、豪華)、映画館その他の「女性割引」など、枚挙に暇がない。最近、見つけたのは、「ラウンドワン」の「女子割」である。
 
ボウリングの「女子割」
 
カラオケの「女子割」
 
 一方、年齢差別は、かつては、求人募集の年齢制限や年齢給、定年制といった「雇用」の分野の問題だったが、最近、それが他の分野にも拡大している。その典型が、携帯電話会社の行っている「U25割」なるものである。「25歳以下」を優遇? 「学生」(のいる家族)を対象とした割引ならまだわかるが、年齢で優遇する(正当な)理由がわからない。
 
docomo U25応援割(2014年6月1日~恒常的に提供)
 
au U25家族セット割(キャンペーン期間:2014年1月16日~3月31日で終了)
 
 現在は、「学生割引」を行っている。キャンペーン期間は、6月1日まで。
 
 
 softbankは、「学生割引」と「シニア割引」を行っている。なお、「シニア割引」の場合は、「U25割」のような「上限年齢の制限」ではなく、「下限年齢の制限」なので、(誰でもいつか「シニア」になるので)年齢差別としての不当性は比較的低い。
 
softbank ホワイト学割with 家族2014(2014年1月16日~6月1日)
 
キッズ・シニア割引
 
 まあ、男性差別にしろ、年齢差別にしろ、それを実施している側の言い分は、大抵、「皆、同じ」である。「企業には営業の自由がある」、「他の会社もやっている」、ひどいのは「差別とは思っていない(区別である)」なんてのもある。
 
 では、これが「人種差別」だったら、どうか? 「企業の営業の自由」だからって、人種差別をしていいのか? 「他の会社もやっている」からと言って、人種差別をしていいのか? 「差別と思っていない」からと言って、人種差別をしていいのか? んなわけがない。
 
 そこで登場するのが、「人種差別と男性差別や年齢差別は違う」という(屁)理屈である。いえいえ、人種差別も、男性差別も、年齢差別も、同じ「属性による差別」であり、不当性は「同じ」である。「Japanese Only」がいけないなら、「Women Only」もいけない、「Youth Only」もいけないのである。
 
 

 「Pouch」というサイトがあります。そこに、以下の記事が掲載されました。
 
【マナーを考える】どうなの!? 女性専用車両のありかた ~知らなかった、女子オンリー空間のコワーイ現実〜(2014年5月20日)
 
 この記事は、「女性専用車両」内の異様な雰囲気が伝わる内容で、それなりの評価はできます。しかし、以下の部分はいただけません。と言うか、差別を助長する発言であり、極めて遺憾です。
 
この制度はあくまで男性の理解のもとに成り立っているものなので、「うっかり乗ってしまった」男性に対して、もう少し温かい目で見てあげてもいいんじゃないかと言う気がします。とはいっても、わざと「うっかり乗ってしまう」不届き者もいるようなので、そういう輩はきちんと排除していかないと女性専用車両が成立しなくなってしまうのかもしれませんが。
 
 「この制度はあくまで男性の理解のもとに成り立っているもの」、よくわかっていらっしゃいますね。ところが、「わざと「うっかり乗ってしまう」不届き者もいる」などと、わざと乗る男性は「不届き者」呼ばわり、まるで「犯罪者」扱いです。「男性の理解のもとに成り立っている」とわかっていながら、わざと乗ったら「不届き者」呼ばわり、支離滅裂です。
 
 しかも、「そういう輩はきちんと排除していかない」などと、「輩」呼ばわりした上、「排除」を奨励するかのような発言までしています。「任意の協力」に協力しなかったら排除? それでは「任意の協力」ではなく、「強制」です。
 
 しかし、まあ、この女性記者(=「中野麦子」さん)もそうですが、女性は、一般的に、法律を軽視又は無視しますね。と言うか、法律に「無知」ですね。「痴漢は犯罪です!」は知っているようですが、「排除は犯罪です!」はご存知ないようです。
 
 「性専用車両が成立しなくなってしまう」? 私らは「痴漢」ではありません。痴漢でない男性を排除しないと成立しなくなってしまうのであれば、そんな代物は「存在する価値がない」ということです。
 
女性だけの車両が存在するというのは本当にありがたいことです。・・・女性専用車両に乗っている限り、痴漢に遭う確率は限りなくゼロに近くなるんですもの。
 
 「痴漢対策」は、他人(=男性)に迷惑の掛からない方法でやっていただきたいものです。「自己防衛」が一番です。たとえば、物理的に痴漢行為のできない服装をすれば、痴漢犯罪は(ほぼ)100%防げます。まあ、「100%痴漢プルーフの服装」でなくても、時差通勤・通学、防犯ブザーの活用などを併用すれば、これまた「100%痴漢行為防止」に近づきますね。
 
 そうそう、「女性専用車両」を「痴漢対策」で利用する女性からすると、「女性専用車両」を利用しないで痴漢被害に遭う女性は、「自業自得」ということになるのでしょうかね? そういう女性を、半ば強制的に「女性専用車両」に乗せる、ということについては、賛成なのでしょうか、反対なのでしょうか?
 
 あるいは、痴漢犯罪と関係のない女性が「女性専用車両」に大勢乗っていることについては、どう思っているのでしょうね? 女性なら誰でも乗れる、どんな目的でも乗れる、これを「痴漢対策」と称することに疑問を抱かないのでしょうか? 
 
 同じサイトには、こういう記事もありました。
 
女性専用車両に乗った男性は、もれなくビンタされます(20101129
 
 もちろん、これは日本ではなく、外国(=インド)の話です。
 
これぐらい大胆な取り締まりが日本でも行われたら、女性専用車両に乗車する男性の数はグンと減少するはず。でも本当に間違えてしまっただけの人にはちょっと気の毒かもしれません。
 
 この女性記者(=「うさぎ」さん)も、「女性専用車両に乗る男性を排除できる(が、日本ではしないだけ)」と勘違いしているようです。で、「間違えて乗った男性は気の毒(だけど、叩かれたり、ヒンズー・スクワットをさせられても、仕方がない)」というわけです。おっとっと、残念ながら、「大胆な取締り」は、日本では不可能です。
 
 もしかしたら、「名前」や「HN」が違うだけで「同一人物」かも知れませんが、女性と言えども、記者なら、もう少し、法律を勉強していただきたいものです。一般女性と同じレベルで、法律を軽視・無視するような記事を書かれては困ります。「間違って乗った」だろうが、「わざと乗った」だろうが、鉄道会社が「男性も乗れる」と認めている「女性専用車両」に乗っている男性を排除すれば、刑法223条「強要罪」になります。その際、身体に触れて追い出そうとすれば、同法208条「暴行罪」になります。くれぐれも、お間違えのないように、ここはインドではございません。日本です。
 
 そうそう、勘違いされている方もおられるかも知れませんので、一言付け加えますが、インドの「女性専用車両」は日本の「女性専用車両」とは全然違います。インドの「女性専用車両」は(宗教上の理由や「パルダー」という旧習により)原則、女性はその車両にしか乗れません。未婚の女性と寡婦は「女性専用車両」にしか乗れないのです。他の車両には、既婚の女性、それも男性同伴の既婚女性しか乗れません。そういう(男子禁制の)「女性専用車両」に男性が乗れば、(暴力はともかく)追い出されるのは当然でしょう。
 
 一方、日本の「女性専用車両」は・・・、もう、皆さん、ご存知ですよね?
 
 
 
 
 
 
 

 「マツコ&有吉の怒り新党」という番組があります。「他の番組が取り上げないような(比較的マイナーな)社会問題を扱う」という意味では、結構、「貴重な番組」です。以前、「女性専用車両」も取り上げられようです。
 
 しかし、まあ、マツコも、有吉も、言いたい放題はいいのですが、どうも「ピントが外れていることが多い」ようです。今回も「そう」でした。「男子トイレに女性清掃員がいるのは納得できない」という男性からの投書に対して、マツコも、有吉も、トンチンカンな発言をしていました。
 
①(オカマは)男子トイレに入るべき?
 
 マツコは「男子トイレ」に入るそうです。何でも、「女性は、嫌がる人がいるから」だそうです。しかし、「男性が好きな男性」=「女性に興味がない男性」なら、「男子トイレ」に入るのが、「正解」なのでしょうか? 私・ドクター差別は、むしろ、そういう方は「女子トイレ」を利用された方がよろしいかと思います。
 
 これは、「女性専用車両」についても、同様です。「男性が好きな男性」=「女性に興味のない男性」は、「女性専用車両」に乗った方が「心が落ち着く(=「変なこと」を考えない)」のではないでしょうか? 実際、そう言われる方もおられます。
 
②オバチャンは特殊?
 
 たとえ「オバチャン」でも、その「異性」を気にする男性はいるでしょう。(自分が「そうでない」からでしょうが)有吉らは、そういう(センシティブな)男性のことは、完全に無視しています。
 
 また、何の根拠もなく、「オジチャンはダメ」だと言っています。これって、「男性差別」ですね。
 
③たまに若い女性清掃員もいるが・・・
 
 有吉は、若い女性清掃員だと「恥ずかしい」そうです。でも、「嫌だ」とは思わないそうです。マツコがうまく(話の)流れをつくっていたので、「若い女性清掃員に限らず、オバチャン(清掃員)でもラッキー」という話になっていましたが、いずれにせよ、「異性(の清掃員)だとラッキー」なんてのは、「露出魔」と似た発想ですね。
 
 それと、有吉が、男性を「ゴキブリ」、女性(清掃員)を「クワガタ」に例えていたのは、男性に対する暴言ですね。女性なら「オバチャン」にも配慮するのに、男性には全く配慮を欠く発言しまくりです。女性からの「抗議」があるんでしょうか? それが「恐い」んでしょうか?
 
④男性の清掃員が少ないのは?

 アシスタントの女性が、メンテナンス会社の言い訳として、「男性トイレを女性清掃員が掃除するのは、男性清掃員が少ないから(3:1の比率だとか)」と言っていましたが、それは違いますね。本当は「女子トイレを男性が清掃するのを女性が嫌がるので、清掃会社が男女どちらのトイレも清掃できる女性を雇いがちだから、男性清掃員が少ない」のです。もちろん、男子トイレを女性が清掃するのを嫌がっている男性の「声」は全く無視です。
 
 ところで、清掃業が「プロの職業」であるならば、「医者と同様、性別は関係ない」はずです。当然、「女子トイレ男性清掃員が清掃するのもOK」にならないとおかしいですね。一方、もし「そうではない」と言うのなら、男子トイレを女性が清掃するのを嫌がっている男性がいる限り、男子トイレは男性が清掃すべきです。「一方(の性)だけOK」というのは、差別以外の何物でもありません。
 
(注)文中、敬称略。
 
 

 何度も申し上げていることですが、私・ドクター差別は、「愛国者」ではありますが、「保守派」ではありません。「なぜ、そこにこだわるのか?」と申しますと、俗に「右翼」と言われる人たちの主張に、どうしても「賛同できない部分」と言うか、「(論理的に)あり得ない部分」があるからです。もちろん、「保守派」のなかにも、いろんな考え方があり、「一緒くたに論じることはできない」のは言うまでもありませんが。
 
 というわけで、私・ドクター差別が、「(一部の)保守派」の考え方として「疑問」に思っていることを以下に列挙してみました。できれば、「保守派」の方にご説明いただきたいところですが、それは「無理な相談」かも知れません。と言うか、「保守派」にも濃淡がある、いろんな意見があるでしょうから、「これが保守の考え方だ」とはならないでしょうし。
 
①「大日本帝国憲法」の復活を望んでいるのですか?
 
 私・ドクター差別も、(一応)「改憲派」ですが、世の中には、(本気で「大日本帝国憲法」を望んでいる方がおられるようです。 実際、私・ドクター差別が出会った「保守派」のなかにも、そういうことをおっしゃる方が何人かおられました。さて、「保守派」の方々は、皆さん、そういう考えなのでしょうか? 
 
 ちなみに、私・ドクター差別は、「大日本帝国憲法の復活」は、ほぼ100%無理だと思います。時代(の進行に伴う価値観の変化)は前に進むもので、決して、後戻りはしません。一度、「人種差別はいけない」となったら、二度と「人種差別はしていい」とならないように。
 
②アメリカと連携しないなら、一体、どこと連携するつもりなのですか?
 
 「保守派」は、「反米派」と「親米派」に分かれますが、数的には「反米派」が主流のようです。まあ、かつての「敵国」ですから、「アメリカ嫌い」は心情的に理解できないわけではありません。まして、前の戦争で「身内」に犠牲者が出た人たちが「アメリカを憎む」のは、当然なのかも知れません。
 
 しかし、まあ、それは「お互い様」です。アメリカ人にも、当然、「日本嫌い」がいるでしょう。前の戦争で「身内」に犠牲者が出たのは、「日本だけ」ではありませんから。
 
 ただし、だからと言って、「差別していい」とはなりません。以下の「動画」は、イギリス人による(在英)日本人に対する差別発言ですが、どの国の人間であれ、「これ」はいけませんね。
 
イギリス人が差別「日本人はイギリスから出ていけ!」
 
 ところで、「アメリカ嫌い、「日本嫌い」は、「個人の自由」ですが、だからと言って、国と国の関係が(それによって)左右されることがあってはいけません。外交は、ある意味、「冷徹なまでの合理主義」に基づいてなされなければなりません。「(お互いが)自分の国に利益があるかどうか」が最優先されるのです。
 
 そうそう、ネットで「アメリカは自分の国のことを最優先に考えている」などという意見を見かけましたが、それは「どこの国も同じ」です。「自国のことしか考えない」のは困りますが、自国のことを最優先に考えない国なんてありません。だからこそ、利害の一致した国と連携するのです。
 
 と言うか、アメリカは、友好国であれば、これほど「頼もしい国」はありませんが、敵に回したら、「最も恐ろしい国」だということを(もう)忘れてしまったのでしょうか? 完膚なきまで叩きのめされたことを忘れてしまったのでしょうか?  ネットには、「原爆を落とされたのを忘れたのか? (だから、アメリカを信用するな)」という意見もありましたが、当時、アメリカは(日本の)「敵国」だったから、(大空襲され)原爆を落とされたのです。「友好国」にそんなこと、するわけがありません。
 
③「鎖国」でもするつもりですか?
 
 ちょっと「挑発的な発言」ですが、一部の「保守派」の主張を聞くと、「(最終的には)鎖国でもしないと、あなたたちの主張を通すことはできませんよ」と言わずにはいられません。まさか、アメリカとの連携をやめて、中共か、ロシアと連携する、というわけではないでしょう。「保守派」なら、それはあり得ません。
 
 なら、どこと連携するのか? 台湾? まあ、それはいいでしょう。しかし、問題は「大国と、どういう関係を持つか?」です。「大国」との関係を無視して、日本(国)の存続はあり得ません。
 
 まあ、しかし、日本が「大国」と連携しないで生きていく道が(全く)ないとは申しません。ただし、そのためには、今のような「経済中心主義」では(国として)成り立たない、国家予算の多くを「軍事費」に費やさなければならなくなるでしょう。また、「徴兵制」も(当然)考えないといけなくなるでしょう。目指すのは「商人国家」ではなく、「武士国家」、「マッチョ国家」です。
 
 小さいながらも「マッチョ国家」ともなれば、「貿易だけ自由に行う」というわけにはいかないでしょう。いわゆる「鎖国」に近い状態にしないと、外国(=欧米)の影響は極力排除しないと、「マッチョ」は維持できませんから。「自由」だ、「平等」だ、なんて言っていたら、「マッチョ」は維持できるわけがありません。
 
 であれば、「適正人口」は、(鎖国していた)江戸時代と同じ、「3000万人」くらいになるでしょうか? 当然、経済もその規模になります。もちろん、「贅沢」は厳禁ですね。まあ、国民が「それでいい」(と言うの)なら、日本は「大国」と対峙し、「独立独歩」の道を歩むべきかも知れません。
 
 

 ネットでYouTubeの動画をチェックしていたら、以下の動画にたどり着きました。「幸福実現党」が制作した動画のようですが、だからと言って「色メガネ」で見てはいけませんね。その「内容」によって賛同する事案があっても、何ら不思議ではありません。
 
これが反日国家・韓国の「慰安婦アニメ」だ!密着取材! アングレーム国際漫画祭
 
 ご承知だと思いますが、私・ドクター差別は、(朝鮮人差別、・中国人差別も含め)あらゆる人種差別・民族差別に反対しております。しかし、その一方で、日本や日本人の尊厳を傷つける「反日的言動」については、その人種・国籍にかかわらず、(たとえ、それが「日本人」でも)厳しく糾弾しております。と言うか、日本や日本人に対する誹謗・中傷は、「日本(人)差別」ですから、差別を糾弾するのは当然ですね。
 
 しかし、まあ、上記の動画で取り上げられている「内容」は、極めて遺憾であると同時に、問題の深刻さを浮き彫りにしています。と申しますのも、日本人グループ(=「論破プロジェクト」)が「事実」を伝えようとして設置した「展示ブース」が、主催者側の「政治的宣伝」だとする判断で撤去を余儀なくされた一方、韓国側の(政治的宣伝色が極めて強い)展示は、堂々と展示が許されたからです。主催者側の説明によると、「隠されていた(歴史的)事実を明らかにするのは政治活動に当たらないが、歴史を歪曲するのは政治的行為」なのだそうです。
 
 要するに、韓国の言っていることが「事実」で、日本(人)の言うことは「歴史の捏造」だと(欧米では)思われている、ということです。しかも、この漫画際祭の主催者が「特別」なのではない、だから、アメリカに「慰安婦の銅像」なんかも建ってしまうわけです。「ウソも百回言えば、本当になる」と申しますが、韓国は、それを「実践」しているわけです。
 
 一方、日本は、どうでしょう? 「事実は違うんだから、いずれ、皆(=外国の人たち)、わかってくれるだろう」などとノホホ~ンとしていないでしょうか? 世の中、そんなに甘くないですよ。ここでも、日本の「外交力のなさ」が露呈した格好です。もちろん、一番いけないのは「河野談話」なるものですけどね(怒)
 
 ところで、「動画」の最後に出てくる大川総裁ですか、余計でしたね。河野さんの守護霊を招霊したとかで、何かつぶやいているのですか、まるで「酔っ払い」か何かのようで・・・印象が良くありません。それと(画面下部の)意味不明の「字幕」も謎です(汗)
 
  そうそう、こういう動画もありました。こちらは、「一人」を除いて皆さん、マトモですね(苦笑) あの方は、もしかして「アチラ」の方なのでしょうか?
 
従軍慰安婦は大ウソ!池田信夫~バカでもわかる動画~
 
 

 「女性専用車両」は、男女限らず、良識ある人たちから嫌われている。それは、なぜか? それは、「矛盾だらけの代物」だからである。今回は、とくに、そのなかでも「痴漢対策(という矛盾)」にスポットをあててみよう。
 
矛盾① 「痴漢対策」と言いながら、痴漢被害が減らない。
 
 「女性専用車両」に賛成する人たち、いわゆる「賛成派」は、「女性専用車両内では、痴漢犯罪は起こらない」と言うが、そんなものを「痴漢対策」と称してもらっては困る。「女性専用車両」以外の車両では、全く「痴漢対策」がなされていないから、以前と同様、痴漢が野放しで、結果、電車内の痴漢被害が減らない。
 
矛盾② 「痴漢対策」と言いながら、痴漢でない男性を追い出そうとする。
 
 「賛成派」は、「誰が痴漢かわからないから、(一部例外を除いて)男性全員を排除する(のは仕方がない)」などと言うが、「誰が痴漢かわからないなら、誰も排除してはならない」というのが法治国家の大原則である。法治国家では、「犯罪を犯す前は皆、善良な人間」であり、犯行前に取り締まったり、逮捕したり、差別したりしてはならないのである。
 
矛盾③ 「痴漢対策」と言いながら、痴漢犯罪と無縁の女性が大勢乗っている(=「痴漢対策」とは違った目的で乗っている)。
 
 もし本当に「痴漢対策」であるなら、痴漢犯罪の被害者(のほとんど)である10代、20代の女性以外、原則、「女性専用車両」に乗せるべきではない。痴漢犯罪と無縁の女性が乗れば乗るほど、痴漢犯罪のターゲットになる(若い)女性が乗れなくなる。そもそも、「くさい男性と乗りたくない」だの、「空いてて快適」などという理由で乗るのは、「もってのほか」である。
 
矛盾④ 「痴漢対策」と言いながら、痴漢のターゲットになる女性を積極的に乗車させようとしない。
 
 痴漢犯罪の被害者(のほとんど)である10代、20代の女性を(半ば強制的に)「女性専用車両」に乗せないから、痴漢被害が減らない。「痴漢対策」と称するのであれば、痴漢のターゲットになる女性が「女性専用車両」に乗るように、声掛けやアナウンスを行うべきである。
 
 なお、「痴漢被害者(の女性)ばかりを乗せたら、そういう女性が恥ずかしい思いをする」なんて言う(「賛成派」の)助役がいたが、「痴漢に遭った過去が恥ずかしい」なんて思うのが間違いである。「恥ずかしい」のは痴漢であって、(犯罪の)被害者ではない。しかも、「未だ痴漢に遭ったことはないが、予防的に、女性専用車両を利用する」という女性もいるわけで、利用者が「痴漢被害者」とは限らないのだから、「(痴漢被害者に見られて)恥ずかしい」も何もない。
 
矛盾⑤ 女性のために「女性専用車両」を設けていながら、男性のためには「男性専用車両」を設けない。
 
 男性のなかにも痴漢に遭う人はいるし、痴漢犯罪よりも「実害」の大きい「痴漢でっち上げ」に遭う男性もいる。にもかかわらず、男性のためには何の対策も講じないのは、「片手落ち」である。もちろん、一般車両を「専用」にはできないが、理屈からすれば、一方の「性」にだけ配慮するのは、「不当」である。
 
矛盾⑥ そもそも、電車内の痴漢行為は、「自己防衛策」を講じることで(ほぼ)100%防止できる。
 
 やり方を変えない限り(=矛盾④で指摘したやり方や「男女別」に変えない限り)、所詮、現行の「女性専用車両」では痴漢被害が減らない。それよりも、確実に「痴漢被害が減る方策」は、他に幾らでもある。そして、そのなかでも最も効果的なのが、「自己防衛策」である。たとえば、物理的に痴漢のできない服装なら「完璧」だが、痴漢のできにくい服装を着るだけでも、痴漢に遭う確率を大幅に低くすることができる。それに、時差通勤・通学、「防犯ブザー(=予防ブザー)」を活用すれば、まず、痴漢に遭うことはなくなる。
 
 にもかかわらず、警察も、鉄道会社も、「無駄なこと」ばかりしている。「痴漢は犯罪です!」なんてポスターを幾ら貼ったところで、痴漢が痴漢行為をやめるわけがない。それよりも、女性に「自己防衛」を促す方が、よっぽど「効果的」である。
 
 しかし、「女性団体」(の突き上げ)が恐いのか、警察も、鉄道会社も、「女性に自己防衛を促すこと」には、なぜか、消極的である。私ら「真正フェミニスト」からすれば、「本気で痴漢被害を減らそうと思っているのか?」、「本気で(痴漢被害)女性のことを思っているのか?」と言いたくなる。「女性のためを思い、時には、(女性に)苦言を呈する」、それが「真のフェミニスト」である。
 
 

 片山何某が起こした事件に纏わることで、重大なことが2つあります。1つは、「冤罪」を口にする人間のなかにはウソツキもいる、ということです。もう1つは、過程で、4人の「無実の人たち」が逮捕され、そのうち2人は「自白」までさせられたことです。
 
 まず、「冤罪」について。最近、「冤罪」で無罪放免になった人がいましたが、これはあくまで「罪を問えない」という話で、「やったかどうか」は別物です。しかし、今の法制度では、「疑わしきは罰せず」なので、当然の話です。
 
 しかし、この「疑わしきは罰せず」を逆手に取って、実はやっているのに、「やっていない」という輩も出てきます。片山何某は、その1人です。本人が「平気でうそをつくタイプ」と言っているのですが、そういう輩には「疑わしきは罰せず」という制度は、好都合です。
 
 その一方で、「疑わしきは罰せず」が機能しない場合もあります。世の中、片山何某のように「平気でうそをつくタイプ」の人間は稀です。大半は、「正直者」です。そして、そういう「正直者」の多くは、警察の執拗な取調べに屈し、やってもいないのに「自白」してしまいがちです。最後まで、「自分は、やっていない」と頑張る人は少ないのです。
 
 ところが、ひどい場合は、「疑わしきは罰す」どころか、「疑わしくなくても罰す」ということもあるようです。その典型が、「原田信助さん」の場合です。「被害者」と称する女性が、シラフになって、「(やったのは)原田さんではなかったかも知れない」と言っているのに、それを伏せて(執拗な)取り調べを続行し、それが原因で、原田さんは(自ら)命を絶ってしまったのです。自殺は、まさに「警察の責任」と言っていいでしょう。
 
 こういう悲劇を繰り返さないためにも、「疑わしきは罰せず」の(近代法制度の)大原則は守られなければなりません。たとえ、片山何某のような輩がいるとしても、です。罪人が無罪になる可能性があっても、無実の人が有罪になるよりは「何倍もマシ」なのです。
 
 

 
 先日、と言っても、もう2週間前(5月6日)になりますが、「全国男性復権を目指す会」の大村代表の主宰する(別の)団体の集会で「ミニ講演」をしたところ、参加者の方からいろんな質問、いろんなご意見をいただきましたが、最後の最後に、ある方から、「何でもかんでも反対されているのか?」という趣旨のことを言われ、「なるほど、(発言の仕方によって)そういう見方もされるのか」と思いました。
 
 私・ドクター差別としては、「何でもかんでも反対している」つもりはないですし、実際、「何でもかんでも反対している」わけでもありません。まあ、「年齢制限」や「ポジティブ・アクション(=クオータ制)」に関して国や自治体を批判する、「痴漢冤罪」に関して官憲・司直を批判する、「女性専用車両」に関して鉄道会社を批判する、その時は、そういう話ばかりですから、「勘違い」されたのでしょう。
 
 ところで、ツィッター(フェイスブックと連動)で、
 
私・ドクター差別は、警察機構として悪い部分がある、一部警察官に悪い奴がいる、とは思いますが、基本的に、日本の警察は「よくやってる」と思いますよ。それは日本人の人間性に由来するもので、警察官とて例外ではありません。
 
とつぶやいたところ、大村さん、レノンさん、マスターさんから、「いいね!」をいただきました。
 
 しかし、これは、何も、「警察」に限ったことではありません。私・ドクター差別は、現状のかなりの部分を「肯定」しております。根本的なところでは「天皇制」しかり、そのほか、国や自治体のしていることも「大筋」では肯定しています。裁判所の判断もそうですし、鉄道会社のしていることもそうです。女性に対しても、基本的には「肯定的」です。
 
 ただし、それで終わらないのが、「選ばれし者」です。「良いところは認めつつ、悪いところを指摘する」というのが、「選ばれし者」としての取るべき態度(=スタンス)です。その結果として、「年齢制限」や「ポジティブ・アクション(=クオータ制)」、「痴漢冤罪」、「女性専用車両」の矛盾を指摘している、糾弾しているのです。
 
 まあ、これは、私・ドクター差別としては、民社党時代からの「スタンス(と言うか、思想・信条)」ですね。まさに「是々非々」です。また、一般的には、ある団体に所属してしまうと、その考えが「絶対」になりがちですが、それでは「真実」を見失ってしまいます。人種・民族、国籍、性別、年齢、所属する団体等に関係なく、「真実」を追究する姿勢が大事です(注:ただし、「真実」であることが重要で、そうでなければ、ただの「言いがかり」になる、「味方」に後ろから鉄砲を撃つことになる)。
 
 そうそう、私としては当時、「社会党は、何でも反対政党」で論外でしたが、「自民党は、現状維持政党」ということで「一段下」に見ていました。「私(ら)こそ、改革者。民社党こそ、改革の党」と思っていました。そして、これ(=「社会を改革する」との思い)は、「今も変わらない」というわけです。
 
 

 女性は「か弱い」? 「か弱い」から「女性専用車両」が必要?
 
【女性専用車両】女(一部男)の身勝手なツイートを集めてみた。 
 
をみれば、そんなのは「幻想」だと思い知るでしょう。
 
①「痴漢対策」でない利用者多数
 
女性専用車両の時間とか区間じゃないからって乗ってくる男きもいんだけど。笑 空いてても乗んな(2013年8月16日)
 
痴漢とかはまじでどうでもよくてただわけのわからん中年男性や中学生男子の息遣いを間近に感じたりしたくないので女性専用車5両くらいほしい(2013年9月2日)
 
絶対に座って帰りたいときは女性専用車(2013年9月4日)
 
むさ苦しい…。今日くらい女性専用車のればよかったかな。(2013年9月5日)
 
女性専用車なら普通に座れることにいまさら気付いた(2013年9月6日)
 
人生で初めて乗った!!空いてて気に入ったわw(2013年9月6日)
 
両サイドの男がくさーい!!!汗!?ワキガ!?とりまくさーい!!wwほんと電車やだー!!くっさぁー!女性専用車もっと必要!(2013年9月11日)
 
電車内がくせぇ。女性専用車乗りたい…。(2013年9月13日)
 
 これらのツイートを見る限り、「男がくさい」だの、「空いてていい」だの、およそ「痴漢対策」とは関係ない発言ばかりです。
 
 男は全員くさいんですかね? そういうこと言ったら、「女の方が臭い」って言われてしまいますよ。あるいは、「一部の男性がくさい」んですかね? なら、くさくない男性は乗れますよね?
 
 空いてていい? そんなの男性だって同じですよ。なぜ、女性だけ、空いてる車両に乗れる、でいいんですかね?
 
②(中年)男性への罵詈雑言
 
おっさんがずーっと乗っててワロタwwww多分気づいてるのに意地でも降りないとか変態かよ(2013年8月20日)
 
おっさんが何くわぬ顔で乗ってきやがった 恥知らずが まじきっしょ 取り締まれよ ほんと恥知らずばっかだな 人として生きる価値もねえ 人間恥らいと品格失ったら終わりだな
ジジイが乗ってきた つくばの普通守谷行き 犯罪者を捕まえろよ(2013年9月4日)
 
朝っぱらからオッサン横にいるとか気持ち悪すぎる、無理(2013年9月6日)
 
ホントにキモい、女性専用車増やしてほしい(2013年9月10日)
 
目の前に女性専用車両って書いてあるのにのんきに座って(しかも腕組んで寝てる)奴〜wwwwいつも辱しめたくなるんだけどどうすれば恥ずかしくなく辱しめられるのか(2013年9月11日)
 
 これらは、ごくごく一部、ネット上には、「きえろ」とか、「しね」とか、もっとひどい発言が氾濫しています。なのに、女性は「か弱い」? 「冗談も休み、休み、言え~」ですね(汗)
 

 「法律の専門家」は、当たり前ですが、法律を重視します。物事(の良し悪し)を判断する際、それが合法か、違法かを(最優先に)考えます。ですから、「差別が不当かどうか」を判断する際も、得てして、「合法か、違法か」で判断しがちです。
 
 おっと、「それが悪い」とは申しておりませんよ。何しろ「法的な判断をする」のが、「法律の専門家」の役目、とくに、裁判官や弁護士の役目なわけですから。今申し上げているのは、「それ(=法的な判断)がすべてではない」という話です。
 
 一方、「法律の専門家」と違って「差別の専門家」は、法律を重視しつつも、最終判断には、それを超えた判断基準を用いて判断します。ドクター差別は「差別の専門家」ですから、もちろん、こちらに属します。
 
 では、法律を超えた判断基準って、何でしょう? やや抽象的ですが、いわゆる「良識」っていうヤツです。「差別学」的に言えば、「合理性の有無」ですね。もう少し踏み込んで言えば、「道徳律や社会効率を考えて判断する」ということです。まあ、そういうわけですから、時には、「法律論」とは違った結論になることもあるわけです。
 
 ところで、「法律論」を振りかざしているだけでは、差別は(まず)なくならないでしょうね。なぜなら、差別を禁止する法律ができるまで、その差別が放置されることになりますし、その差別を禁止する法律の存在しない「法律論」では、その差別を禁止する法律の制定自体の必要性が見出せないからです。「差別の専門家」としては、それでは「よろしくない」わけです。
 
 もっとハッキリ言えば、「法律論」に基づく言動では、差別をなくすことは(まず)不可能です。差別をなくすには、超法規的な考え方が不可欠です。従来の法律に捕われることなく、「差別をなくすためにどういう行動をとるべきか」を考えるわけです。そして、その行き着く先は、当然、差別を禁止する法律の制定です。もちろん、それは「新法」の場合もありますし、これまである法律の改正という形もあるでしょう。
 
 こう書けば、賢明な方はお気づきでしょうが、「差別と戦う戦士」には、旧来の法律に捕われる人よりも、「新しい(差別を禁止する)法律をつくる」くらいの意気込みのある人が向いている、ということです。それは、差別撤廃の歴史を見れば明らかです。黒人差別撤廃しかり、女性差別撤廃しかりです。
 
 そもそも、「黒人を差別してはいけない」なんて法律、「女性を差別してはいけない」なんて法律、あるいは、「障害者を差別してはいけない」なんて法律なんぞ、なかったのです。そこで、「差別を禁止する法律がないから、差別をしていい」で済ましてしまえば、それで「終わり」です。しかし、それでは済まない人がいるからこそ、差別撤廃運動が盛り上がり、最終的に「差別を禁止する法律」がつくられるわけです。
 
 というわけで、「(差別を禁止する)法律がない」で思考が停止してしまう人は、絶対に「差別をなくそうとする戦士」にはなれません。「(差別を禁止する)法律がなくても、おかしいことはおかしい。差別は差別だ」と思う人、そういう人が「差別と戦う戦士」になれる、というわけです。「年齢差別」も、「男性差別」も、そういう「戦士(=選ばれし者たち)」がいるからこそ、なくすことが可能になるのです。
 
 なお、日本の場合、憲法で「差別」は禁止されているわけですが、法的な整備が遅れているため「差別」が放置されている、ということがあります。「均等法」や「雇用対策法」で「性差別」や「年齢差別」は禁止されていますが、「罰則が(ほとんど)ない」というのは、その典型です。
 
 あるいは、「男性差別」の場合は、それが「差別」と思われていない、ということがあります。「女性は差別されてきたから、女性優遇は当然」などと、男性差別が正当化されてしまうわけです。これは「合理性」を間違って解釈し、(男性)差別を正当化する、という見本と言えます。
 
 

 今日(5月16日)は、「任意確認乗車」の後、鎌倉を散策(=差別ネット歩行)する日です。東横線で渋谷に着くと、先週までいた女性駅員がホームに全くいない、どうしたんでしょうね? もしかして、「文句」を言う私らのことが嫌で、逃げちゃったのかな?
 
 ところが、ホームでは、性懲りもなく、「先頭車両(1号車)は女性専用車です。ご理解ご協力をお願いします」などとアナウンスしています。先日、(東急電鉄)本社に行って、『女性専用車』だと言うだけで、『男性が乗る場合がある言わないから、女性乗客が勘違いして男性を降ろそうとしたり、暴言を吐いたり、暴行したりする。この前は、傘の尖端で刺されそうになった。女性の安心・安全を確保するのは結構だが、男性の安心・安全が確保されていない。『男性が乗る場合がある』と言っていただきたい。そうすれば、女性乗客も逆上しない(だろう)」と申し入れしたにもかかわらず、全然、改善されていません。というわけで、(男性の)駅員2人に対して、注意を促しました。
 
●YouTube
 
「男性も乗る場合がある」と言うべし
 
 しかし、まあ、本社に出向いて要請しても改善されないなら一体、どこに言えばいいんですか?  ホント、鉄道会社の「無責任さ」には、呆れるばかりです。まあ、こうなったら、男性の安心・安全を脅かす女性乗客をドンドン警察に突き出すしかないですな。「鉄道会社が『男性も乗る場合がある』と言わないから、逆上して暴言を吐いたり、暴行に及んだ女性乗客が警察に突き出される」という事実を世間に知らしめていくしかないですね。
 
 しばらくして、レノンさんと合流しました。合流する予定だったエリーさんとRさんが都合で来れなくなったそうで、2人で副都心線に乗車しました。小竹向原で有楽町線に乗り換え、永田町まで「任意確認乗車」をしました。永田町で9時半になり、「任意確認乗車」は終了、半蔵門線に乗り換え渋谷に向かいました。
 
 渋谷で、マスターさんと合流湘南新宿ラインで鎌倉へ。鎌倉駅からは「差別ネット歩行」をしながら、鶴ヶ丘八幡宮ぼたん庭園を散策しました。平日ながら、小・中学生がいっぱいいました。外人さんもチラホラ。
 
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鶴が丘八幡宮の入り口です 
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とにかく新緑が綺麗でした
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 ぼたんはもう時季が過ぎている感じでした
 
 (鎌倉)駅へ戻る途中、小町通りで昼食を食べました。レノンさんとマスターさんは、名物のシラス丼、私・ドクター差別は、シラスも入った海鮮丼を注文しました。中華料理店でしたが、「なかなかのもの」でした。しかし、後で、せっかく地元なのだから、「生シラスを食べるべきだった」と(チョッピリ)後悔しました(笑)
 
 駅に向かって歩いていると、「小・中学生割り引き」と大きく書かれた看板(=ボード)の出ている店がありました。マスターさんが、その写真を撮っていたら、なかから、店主らしきオヤジが出てきて、「写真を撮るな」、「撮ったのを消せ」などと(興奮気味に)言ってきました。撮られたくないものをなぜ、堂々とボードに掲げて宣伝しているのか意味不明ですが、オヤジは「こちらが『撮影するな』と言ってるのにそれを許可する法律があるのか?」とか、「こちらには顧問弁護士がついている」などと嘯いていました(注:人の行為は原則自由で、してはいけないことが法律で規定されている。撮影も例外ではない)。
 
 果ては、自分から私にあたっておきながら、私の左手の人差し指がオヤジの腕に触れたら、「暴力を振るわれた。警察を呼ぶ」と言い出す始末です。何でも、私の「殺気」を感じたそうな(苦笑) また、私らが店の前にいたら、オヤジが言いがかりをつけてきたから、そこでやり取りをしていたわけですが、「店の前で何やかや言うのは、営業妨害だ」などとも言っていました。
 
 ほどなく、本当に、警察官(2人)がやってきました。1人がオヤジから、もう1人が私らから事情を聴きました。もちろん、何の問題もありません。オヤジは、店のなかに戻され、私らは、次の目的の「大仏様」に向かうことにしました。 しかし、こんなことで(警察に)通報するとは、全く、はた迷惑なオヤジです。
 
 そうそう、実は、「小・中学生割り引き」というだけでなく、その店には「大人は入店お断り」などという張り紙もありました。これって、バリバリの「差別」です。小樽市の「外国人入湯お断り」、あるいは、「女性専用車両」の場合と同じです。
 
 ところが、こちらが「これは差別ですよ」と言っても、何の根拠もなく、「差別ではない」と言い張るばかり。これって、典型的な「差別主義者」のパターンですね。まあ、自分では、「小・中学生割り引き」をして、「良いことをしているつもり」なのでしょうが、「排除の論理」であることに変わりありません。「排除する相手」が、外国人だろうが、男性だろうが、大人だろうが同じ、そんなことが(道義的に)許されるわけがありません。
 
 今年、富岡製糸場が「世界遺産」に登録されるようですが、鎌倉は残念ながら、昨年、「落選」しました。もしかしたら、その一因は、こういう「差別的店舗」のせいかも知れません。というのは「半分冗談(半分マジ)」ですが、鎌倉が「すばらしい町」であるが故に、残念でなりません。
 
 江ノ電長谷駅へ。歩いて10分ほどで「大仏様」のあるお寺に到着しました。(私は)以前、来たことがありましたが、久しぶりの(大仏様は)大きく感じられました。しかし、子供の頃に「(大仏様を)見た」と言うレノンさんは、逆に、小さく感じたとのことでした。たしかに、そうかも知れません。  
 
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いずれにせよ、「大仏様」は変わらず、ソコにいました
 
 途中、里ヶ浜で一旦下車し、海岸の景色を堪能した後、再び、江ノ電に乗り、に向かいました。江の島では、島の頂上からの景色がすばらしかったです。また、帰り際、夕日の沈みゆく様と富士山の遠景が何とも言えず美しかったですね。そうそう、道端には太り気味の猫ちゃんが何匹もいたし、空にはトンビが何羽も旋回していました。
 
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江の島のなかにある神社です
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マスターさんは駆け上がってきてヘトヘトです
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頂上からの眺めは「絶景」でした 
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夕日に映える富士山のシルエットが感動的です
 
 観光地の店は早く閉まってしまいます。「リベンジ」で、「生シラス」を食べようと思っていたのですが、どこも閉店していました。仕方がないので藤沢まで行って、そこの「ファミレス」で、夕食を取りました。まあ、意外に「ジャンバラヤ」が美味しかったので「ヨシ」としましょう。
 
 レノンさん、マスターさん、お疲れ様でした。
 
 

 「noa**7776」さんの情報によると、警察官が痴漢(容疑)で捕まったそうです。
 
巡査部長、痴漢疑いで逮捕 愛知県警、事件公表せず(中日新聞 5月12日)
 
 まあ、警察官も多いですから、なかには「そういう輩」もいるのでしょうが、そうは言ってもいただけませんね。しかも、愛知県警は、「事件を公表しなかった」とのことで、「隠しきれれば、隠し通したかった」ということであれば、さらに、よろしくありません。

 そもそも、警察のやっている「痴漢撲滅キャンペーン」も、鉄道会社のやっている「女性専用車両」も、痴漢犯罪を減らす効果は全く期待できないですね。

 警察が、本気で「痴漢撲滅キャンペーン」をやるなら、「痴漢は犯罪です」なんてポスターをつくっている場合ではありません。痴漢がそんなものを見て、痴漢をやめるわけがありません。痴漢犯罪を減らしたかったら、(先日、エリーさんが街頭演説で力説したように)女性に気をつけるように言う、自己防衛するように言う、そんなポスターをつくるべきです。その方が、確実に痴漢犯罪は減ります。

 また、鉄道会社が、本気で電車内の痴漢犯罪を減らしたいと思ったら、もし「女性専用車両」を使うとしたら、そこに痴漢のターゲットになる女性を(半ば強制的に)乗せないといけませんね。男性に声掛けしている暇があったら、(若い)女性に声掛けすべきです。あるいは、いっそのこと、「男女別」にするとか。いずれの場合も、確実に痴漢犯罪は減ります、いや、激減します。
 
 まあ、監視カメラの設置、監視員の配備など別の痴漢対策を講じるか、あるいは、(と言うか)女性の自己防衛を促すのが「王道」ですけどね。監視カメラや監視員の導入は、「女性専用車」のステッカー代に比べれば、お金はかかりますが、それで痴漢犯罪が減るのなら、(費用対効果を考えれば)痴漢犯罪の減らない「女性専用車両」よりは(無限大に)効果的ですね。
 
 あるいは、鉄道会社が、もしお金を使うのが嫌なら、(若い)女性乗客に自己防衛を促すべきです。何しろ、「自己防衛」で、電車内の痴漢犯罪なんて(ほぼ)100%防げるのですから。それをしないで、「女性専用車両」を設けて(あの手この手を使って、ウソまでついて)男性乗客に不便を強いる、(それで痴漢犯罪は減らないのですから)とんでもない話です。
 
 

 漫画「美味しんぼ」(原作者 雁屋哲氏)の「福島の真実」編が、ネット上で問題になっています。「主人公の新聞記者らが福島第一原発に行ったところ(原因不明の)鼻血が出た」との描写や(福島第一原発のある)双葉町の前町長の「鼻血はよくあること」との発言などが「風評被害」を招いている、というわけです。
 
 これを受けて、双葉町は、「原因不明の鼻血等の症状を町役場に訴える町民が大勢居るという事実はない」、「県外の方から、福島産の農産物は買えない、福島県には住めない、福島方面への旅行は中止したいなどの電話が寄せられており、復興を進める福島県全体にとって許しがたい風評被害を生じさせている」などと反論・批判しています。
 
 また、石原環境相も、「風評被害を呼ぶことがあれば、あってはならない」(原文のまま)、「専門家によって、今回の事故と鼻血に因果関係がないと既に評価されており、描写が何を意図しているのか全く理解できない」などとコメントしています。
 
(注)追加記事&自治体の見解です。
 
<美味しんぼ>福島知事「風評被害助長、残念」と不快感(毎日新聞 5月12日)
 
「美味しんぼ 福島の真実編」抗議相次ぐ 「科学的にありえない」(産経新聞)
 
「美味しんぼ 福島の真実編」抗議相次ぐ 被災者「鼻血、聞いたことない」(産経新聞 5月13日)
 
「美味しんぼ」に関する福島県の対応について
 
災害廃棄物の処理に関する大阪府の見解
 
 一方、発行元の小学館は、「鼻血や疲労感の表現は、綿密な取材に基づき、作者の表現を尊重して掲載させていただいた」としています。そして、(肝心要の)原作者の雁屋氏は、「福島を2年かけて取材して、しっかりすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない」、「真実には目をつぶり、誰かさんたちに都合の良い嘘を書けというのだろうか」などと主張しています。
 
(注)ここまでは、『美味しんぼ』の鼻血描写は本当に真実を描いているのか?BOOKSTAND 5 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140509-19524129-webhon-ent)の記事を引用、参考にしました。
 
 また、ダウンタウンの松本人志氏は、自分も映画監督という面もあって、「作品やから。みんなで作るもんじゃない。作者のものであって、周りが抗議したって…外部の人間がストーリーを変えろとかいうのは、ちゃんちゃらおかしい」、「コレに関しては漫画家さんが神、映画に関しては映画監督が神なんですよなどと発言しています。「芸術作品は作者の側に『表現の自由』があるの主張のようです。
スポニチアネックス 511 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140511-00000082-spnannex-ent
 
 私・ドクター差別は、この前の記事『美味しんぼ』の鼻血描写は本当に真実を描いているのか?の記事を受けて、以下のコメントを(ネットに)投稿しました。
 
この種の発言は、キチンとしたデータを示す義務があります。因果関係をキッチリ示す義務があります。でなければ、ただの「噂(=風説の流布)」であり、発言者は、それによって生じる「風評被害」に(大きな)責任を負わなればなりません。(一部加筆、誤字の訂正あり)
 
 この(私の)主張に対する評価は、「賛成105、反対9」(5月13日午後2時現在)となっております。これを見る限り、世間の認識も、概ね、私と「同様」のようです。「表現の自由」以前に、「風評被害」を生じている現実を踏まえ、原作者及び発行元側は、きちんとした根拠を示して(批判に)反論するか、あるいは、訂正・謝罪するか、(早急に)どちらかの選択をすべきです。
 
 原作者は、「反論は、最後の回まで,お待ちください」(「雁屋哲の今日もまた」 http://kariyatetsu.com/blog/1685.php)とおっしゃったようですが、そんな悠長な話ではないでしょう。と言うか、これって、もしかして「買って読んでください」という宣伝になっていないでしょうか? 私からすると、「なんだ、ソレ?」って感じです。
 
 

 東横線大倉山から菊名へ。そこから渋谷へ。「毎金」のドクター差別による「任意確認乗車」である。
 
 早めに渋谷駅に着いたので、駅員らの様子を観察した。新人の女性駅員2人の研修中なのだろう、他に女性駅員2人、男性駅員1人、計5人で1つのドアを担当していた。「女性専用車両」のアナウンスはあるものの、駅員による案内はなく、「女性専用車両」に男性が乗っていても声掛けがなかった。目の前の「女性専用車両」に中年男性が乗っており、後から、年配の男性が2人乗っても、5人の駅員は何も言わなかった。次の電車でも男性が1人乗っていたが、何のアクションもなかった。改善されたのか? まさか、ドクター差別がいる時だけではあるまいな? これからも、「時々、チェック(=任意確認)が必要」である。
 
 しばらくすると、レノンさん、タキタさん、エリーさんがやってきた。(用事がある)エリーさんだけが残り、私ら3人はマスターさんとの待ち合わせ場所の大手町に向かった。しかし、これが「エリーさんの第二の災難」を招く結果となった。
 
 後で聞いた話だが、「第一の災難」は、京急で、性(=おっさん)が「先週、横須賀で演説してただろう、「くだらないこと、やってるんじゃねえ」などと言いがかりをつけてきたとのこと。しかも、「お前らの気持ちはわかるが、普通、乗らんだろう?」とも言われたらしい。この「おっさん」の言うところの「お前らの気持ち」って、「大勢の女性に囲まれたいから」ということらしいが、全然、「私らの気持ち」がわかっていない。この「お前らの気持ち」は、まさに「おっさん、あなたの気持ち」である。私らは「嫌々」乗っている、「使命感」で乗っているのだが、まあ、この「おっさん」には(一生)理解不能だろう(苦笑)
 
 そして、「第二の災難」だが、エリーさんが(私らの乗った)次の電車を待っていたら、ホームに挙動不審の女がいたとのこと。エリーさんの方をジッと見て、時々、薄笑いを浮かべる。エリーさんが乗ったら、その女も乗って、ウロウロしたかと思いきや、いきなり(後ろから)エリーさんに体当たりして、そのまま逃げてしまった。唖然とするエリーさん。人相風体からすると、「青白い顔で(まるで)幽霊みたい、時々、薄笑いを浮かべ、やせ型やや長身」という特徴から、私・ドクター差別を傘で刺そうとした女の可能性がある。もし、そうなら、とんでもない女である。こういう女は、警察に突き出さない限り「反省」しない、また「やる」だろう。「指名手配モノ」である。

 私ら3人は、副都心線渋谷から明治神宮前、そこで千代田線に乗り換え、(マスターさんが待っている)大手町に向かった。ところが、途中、若い女性が降車して、車掌に「男性が乗っているのに、なぜ、注意しないのか?」」などと文句を言った。「任意の協力なんで・・・」などと車掌が言ったが、女性が納得しないので、最後に「わかりました」なんて言ってしまった。
 
 案の上、電車が発車した後、車掌室から出てきて、私らに声掛けしてきた。しかし、「あの女性に『(注意は)できない』と言えば済む話だろう」と言う暇もないほど、「わかってます」、「わかってますので」と繰り返し、そそくさと退散してしまった。なら、「声掛けするな」である(苦笑)

 大手町で、マスターさんと合流した。半蔵門線で、大手町から清澄白河まで「任意確認乗車」をした。車内はガラガラ。そこで、折り返し、清澄白河から大手町まで「任意確認乗車」をした。こちらは、やや混んでいた。

 大手町で休憩し、(用事のある)タキタさんとお別れした。千代田線表参道まで乗車し、そこで、私とレノンさんは半蔵門線に乗り換え、渋谷に向かった。マスターさんはそのまま乗車し、明治神宮前で「個別の声掛け」について抗議したらしい。ところが、後で聞いたら、「本社の指示でやっている」と言われたので、メトロの本社に(わざわざ)抗議に行ったとのことだった。
 渋谷エリーさんと(再度)合流した。宮益坂口で街頭演説をした。携帯拡声器の電池が切れるまで、1時間半以上、演説した。エリーさんが、「警察のポスターには『痴漢は犯罪です』なんて書かれているが、そんなことを書いても、痴漢がやめるわけがない。発想を変えて、女性に自己防衛を促すべきだ」などと訴えたが、全くその通りである。痴漢に「痴漢をやめよう」ではなく、女性に「痴漢に気をつけよう」と言う、その方が「痴漢防止」には余程、効果的だろう。
 
 振り込め詐欺をする連中に「振り込め詐欺は犯罪です」、「振り込め詐欺はやめよう」なんて言っても、やめるわけがない。高齢者に気をつけるように言うしかない。それと「同じ」である。
 
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効果的な痴漢対策は、まず、女性が気をつけること
 
 そうそう、大人の女性が痴漢に遭って声を出せない? 1時間も、2時間も、痴漢されっぱなし? だから、「女性専用車両」? 何を甘ったれているのか! そんなことでは、この先、世の中をまともに渡っていけるわけがない。世の中には、痴漢なんかよりも、もっともっと厳しい試練が待ち受けているのだから。
 
 でも、(どうしても)できない? 声が出せない? そんな(大人になりきれない)子供は保護者同伴で乗るべし。そういう「大人」に育てたのだから、親は(子育ての失敗の)責任を果たすべきである。「女性専用車両」なんぞつくらせて、「赤の他人(の男性)に迷惑をかけるな!」である。
 
 その後、3人は、目黒に向かって、「差別ネット歩行」をした。もちろん、「ポスティング」付きである。途中、突風が吹いたり、雨が降ったりで、コンビ二で雨宿りをした。なかなか止まないので、(用事のある)エリーさんとは、そこで別れることにした。
 
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ツツジがきれいです
 
 天気が回復したので、私とレノンさんは、ポスティングをしつつ、「差別ネット歩行」をした。
 
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ポスティングは活動の「基本」です
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恵比寿ガーデンプレイスの高層マンションです
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左手が品川区、右手が目黒区
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目黒川、水量が多いですね
 
 目黒で夕食を取ったら、あたりは、もう暗くなっていた。さあ、「パトランプ・スティック」の出番である。(レノンさんが「中目黒まで歩きますか?」と言ったのだが、さすがに少々疲れたので、それは「実行」せず)駅前で立っていると、「ドクター差別さんですね?」と男性から声掛けがあった。「動画やブログを見ています。応援しています」とのことだったので、握手をした。
 
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パトランプ点灯中、エンジン全開!
 
 内心、「中目黒まで歩かなくて良かった」と思った。(駅員や女性乗客の声掛けと違って)こういう声掛けは「大歓迎」である。さらにパワーをもらった感じだったが、そのパワーは「次回持ち越し」にしておこう(笑顔) 
 
 参加された皆さん、お疲れ様でした。
 
 

 「毎日起こる警察の犯罪」というサイトがあります。それに寄りますと、郵便不正事件で冤罪無罪の村木厚労省事務次官ら法制審議会委員人が、連名で「警察・検察の取り調べは原則としてすべて可視化せよ」(2014年3月7日)とする意見書を提出したそうです。(注:同志からの情報です)
 
 
 「なぜ、こういう意見書が出たのか」と申しますと、「警察・検察の取調べに問題があり、そのせいで冤罪が起こっている(と言われている)」ため、「取調べの可視化」が検討され、それが実現する方向にあるものの、(録画やその管理に)費用や手間がかかる、ということで、一部の取調べしか可視化の対象にならない可能性があるからです。報道されているところでは、「裁判員裁判で扱う事件(=犯罪全体の3%程度の凶悪犯罪)の取調べのみ可視化の対象にする」とか、「検察が行う取調べのみを可視化の対象にする」などの案があるようですが、もしそうなりますと、たとえば、村木さんが「冤罪」にあった事件は、「(可視化の)対象外」になってしまいます。これでは、村木さんが「納得できない」のも当然、「意見書」を出したくなるのも当然でしょう。
 
 いえいえ、「納得できない」のは、村木さん(ら)だけではありません。と申しますのも、私ら(男性)がいつ何時関わるかわからない「痴漢(でっち上げ)犯罪」などは、「(被害者の)女性のプライバシー」云々で、可視化されない可能性がある(=高い?)からです。
 
 しかし、これって「女性=被害者」という思い込みからくる「暴論」ですね。もし「痴漢被害に遭った」というのがウソなら、その女性は「痴漢でっち上げ」の加害者です。加害者(かも知れない)女性の「プライバシー」のために録音・録画をしない、なんて理屈が通るわけがありません。
 
 ところで、「痴漢でっち上げ犯罪」の根本的な問題は、警察・検察・裁判所が「女性の証言を鵜呑みにする」、「疑わしきは罰せず」の(大)原則を無視するからで、(取調べが)可視化されても、「有罪(=冤罪)が無罪に変わる」わけではありません。しかし、(すべての事件で)取調べの可視化が実現すれば、原田信助さんの場合のような「ひどい取調べ」はなくなるでしょうし、(ひどい取調べが原因で)自殺に追い込まれてしまうこともなくなるでしょう。
 
 というわけで、村木さんらが提出した「意見書」には、(その「意見書」を直接見たわけではありませんが)報道を見聞きする限り、私・ドクター差別は「賛同」します。「(痴漢)冤罪」もそうですが、二度と、原田さんのような「悲劇」は起こしてはいけません。そのためには、「取調べの可視化」は、すべての事件を対象にすべきでしょう。
 
 なお、公益社団法人被害者支援都民センターという(フェミ)団体が「性犯罪は(可視化から)除外を」などととんでもないことを主張しているので、「すべての事件を(可視化の)対象にすべき」と思われる方は、以下のサイトから(反対)意見を送付されてはいかがでしょうか?
 

 私・ドクター差別は5月6日(の午後)、「杉並消費生活研究会」(大村代表)が主催する勉強会で、「静かに進む男性差別の実態」と題する講演をしました。まあ、「講演」と言っても、私が(男性)差別の様々な実態を紹介するなかで、参加者の皆さんに随時、ご発言いただくという形を取ったところ、思いのほか、活発な議論が展開されました。これをキッカケとして、参加者の皆さんに「差別」について(時々)考えていただけるようになれば、これほど嬉しいことはありません。
 
 「講演」では、まず、(私の専門である)年齢差別について説明しました。「企業の自由」と言っても「差別」は許されないこと、年齢制限は差別であり効率も悪いこと、「定年制」も差別と見なされていることなどと申し上げました。
 
 次に、「3大男性差別」について説明しました。「女性専用車両」については、「女性専用(車)」という名称・表示がウソであること、(法律上も、契約上も)男性が乗っても何の問題もないこと、「痴漢対策」になっていない(=痴漢被害が減っていない)ことなどを申し上げました。「ポジティブ・アクション」については、「女性は差別されてきた」というのは男性差別の言い訳にならないこと、「女性の数が少ない」のは女性優先の合理的な理由にならないこと、「クオータ制」は男性にとっても女性にとってもマイナスだということなどを強調いたしました。「でっち上げ」については、「女性専用車両が冤罪対策になる」というのは真っ赤なウソであること、「でっち上げ」をする女がもちろん悪いのだが女性の証言を鵜呑みにする警察官・検察官・裁判官が「冤罪」を引き起こすこと、根本的な解決策は他の犯罪と同様官憲・司直が「疑わしきは罰せず」の原則を守ることなどと申し上げました。
 
 参加者からの「反応」は、私の「想定内」でした。こちらは「年齢制限をしたい」という経営者が結構いることは十分承知しており、それを含めて(何が「合理的」かを)説明をしたところ、納得していただけたようでした。また、「女性専用車両」についても、「痴漢対策だから」、「女性のため」などと考えていた方もおられたようですが、(私の説明で)「私らがなぜ、女性専用車に乗るのか?」について十分理解が得られたようでした。(大村)代表からの(事後の)メールでも、「皆さん、大変喜んでいた」とのことでした。
 
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八成区民集会所(杉並区)
 
 講演後、私とレノンさん、タキタさん、Hさんの4人で新宿に向かいました。「お茶でもしよう」ということで、喫茶店を探しましたが、どこも満杯で、結局、タキタさんとはそこで別れることになりました。3人になった私らは、今度は「食事のできるファミレス」を探しましたが、これまた、どこも満席で、結局、「定食屋」で「差別ネット夕食」を取ることになりました。
 
 腹ごしらえをしたら、このまま帰るわけには行きません。(これから友人と会う)Hさんと別れた私とレノンさんの2人は、まずは代々木に向かって「差別ネット歩行」を開始しました。今日は、「パトランプ・スティック」を持っていないのが「残念」です。代々木を過ぎたら、「渋谷まで歩こう」となりました。まさに、「よくやる2人」です(笑)
 
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明治神宮前駅の近く
 
 渋谷に着くまで、すれ違う人たちが「半纏姿」の私らをチラチラ見ていました。やはり、「半纏」の威力は絶大です。どうせ、一般の人は「半纏(はんてん)」と「半被(はっぴ)」の違いなんてわからないのだから、「差別ネット歩行」をする時間帯を「ハッピー・アワー」としようか、なんて冗談も飛び出す始末です。
 
 参加された皆さん、お疲れ様でした。
 
 

 BH1PH9様から「阪急電鉄の女性専用車両の説明がひどい」との指摘があり、確認したところ、たしかに「ひどい」ものでした。
 
よくあるご質問
女性専用車両
 
 とくに、以下の3つの回答は、「悪質」で、「男性を『客』と思っていないのではないか?」と思えるほどです。
 
Q 男性が女性専用車両に乗車できる場合はありますか。
 
の不自由なお客様は女性専用車両にご乗車になれます。
また、女性のお客様にご同伴の小学6年生以下の男性のお子様お体の不自由なお客様と介護者のどちらかが女性の場合に同伴される男性も女性専用車両にご乗車になれます。
なお、緊急事態が発生した場合や、特に混雑して危険な場合は、女性専用車両の設定を解除いたします。
 
 たしかに、これは、所詮、「誰でも乗れる」のですから、「ウソではない」わけですが、これを聞いた人のほとんどは、これを「例示列挙」だとは思わない、「限定列挙」だと思って、「こういう男性しか乗れない」と思うはずです。しかし、実際は、法律上も、運送契約上も、「誰でも乗れる」わけで、「イカサマ的表現」と言っていいでしょう。
 
 「男性は皆、痴漢の可能性がある」が、「目が不自由なら痴漢なんてできないだろうから乗せてやる」ということでしょうか?
 
 母親同伴でないと子供でも痴漢する、障害者とその介護者のどちらかが女性でないと痴漢する、ということでしょうか?
 
 ところで、家族と一緒のお父さんが痴漢をするでしょうか? あるいは、彼女と一緒の男性が痴漢をするのでしょうか? あるいは、ご高齢の男性が痴漢をするのでしょうか?
 
 それとも、「痴漢対策」なんかではなく、単に「女性が快適に乗車できるように男は乗るな」ということでしょうか?
 
 では、外見は男に見えても、心は女性の人は乗っちゃいけないのでしょうか? あるいは、完全な男性でも、性的指向が男性の人でも乗っちゃいけないのでしょうか?
 
Q 男性は女性専用車両を通り抜けできないのですか。
 
女性専用車両を通り抜けての車内の移動につきましては、基本的にはご遠慮願いたいと考えています。
 
 「通り抜け」さえ禁止する? 男性にどこまで不便を強いるつもりなのでしょう? 
 
 あくまでも「お願い」だから? 鉄道係員には、ある程度の権限があります。そういう「権限」のある者が「お願い」をすれば、お願いをされた方は「ある種の強制感」を感じるはずです。それも、しつこく「お願い」されたら、それは「強制」と言っていいでしょう(注:しかも、「女性専用車」、「Women Only」などと書いたステッカーがベタベタ貼ってあったら、なおさらでしょう)
 
 こういう「お願い」が(男性の)上司と(女性の)部下の関係であったなら、完全に「パワハラ」、「セクハラ」になるでしょう。
 
Q 何時から何時まで女性専用車両を設定していますか。
 
平日時刻表運行日の終日、設定しています。これは、時間帯を区切って設定することで、お客様に対して混乱を招くことが考えられ、また終日設定することにより、朝・夕のラッシュ時間帯に限らず、昼間時間帯や深夜時間帯も含めて幅広くご希望いただいているご要望にお応えすることができると考えたためです。
 
 時間帯を区切って設定することで、お客様に対して混乱を招く? これが本当なら、関東では「設定時間」が決められているので、「大混乱」になっているはずですが・・・そんな話は聞きません。まあ、「設定時間外には痴漢がいないのか?」、「設定時間を過ぎたら、突然、痴漢がいなくなるのか?」という疑問は、たしかに生じますが。
 
 しかし、朝から晩まで、始発から終電まで「女性専用車」を実施するとなると、これは、もう「痴漢対策」ではない、「女性優遇策」以外の何物でもないでしょう。
 
 

 私・ドクター差別は5月2日の早朝、東横線の大倉山から「任意確認乗車」をしました。武蔵小杉で、女性の駅員が声を掛けてきましたが、こちらが一言、二言、言っているうちにドアが閉まり、発車してしまいました。個別の声掛けは、半ば「強制」と言っていい行為ですので、「任意(の協力)」に反します。
 
 仲間と待ち合わせしている渋谷駅に早めに着いたので、ホームで駅員(の行動)を観察していると、女性駅員が、(1号車の停車位置に並んでいた)私よりも年配の男性2人に声掛けをして、隣の車両に移動させてしまいました。早速、抗議をしましたが、(正規社員ではないとのことで)埒が明かないので、正規の駅員を呼んで抗議しました。そのうち、レノンさん、タキタさん、マスターさんも駆けつけ、抗議に参加しました。
 
 あまり時間を割くと「任意確認乗車」ができなくなるので、(また、東急電鉄本社にも行く予定なので)抗議はそこそこで切り上げ、副都心線で明治神宮前まで、千代田線明治神宮前から大手町まで「任意確認乗車」をしました。大手町に着く前、途中で設定」が解除になりました(と言っても、元々、「女性専用車」の設定なんぞないのですが)。
 
 半蔵門線渋谷に戻り(そこでタキタさんとはお別れ)、私とレノンさんとマスターさんの3人で東急電鉄本社に向かいました。先日(=4月18日)の「傘で突き刺し未遂事件」に関して要望書を提出するためです。「女性の安心・安全を確保するのはよろしいが、男性の安心・安全も確保していただきたい」というわけです。鉄道会社が「男性も乗れます」と言うから乗ったら、傘で突き刺されたらたまったものではありません。
 
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 東急電鉄の本社前です
 
 10分ほどで、本社に到着、受付で来訪の趣旨を述べました。原則としては、アポがないと(担当者と)面談できないらしいですが、「事が事だけに電話ではなく、わざわざ来た」ということを告げると面談できることになりました。まず、総務の人が来て、面談室に通されました。しばらくして、その「中年の感じの良い総務の人」が去り、別の若い総務の人が来ました。その後、まもなく、担当者が2人やって来ました。
 
 まず、「傘で突き刺し未遂事件」の経過を説明し、「女性専用車に男性も乗れると言うのであれば、男性が女性専用車に乗った場合、女性と同様、その安心・安全を確保していただきたい」ということを申し上げ、「要望書」を提出しました。また、今朝(=5月2日の早朝)の女性駅員による(個別の)声掛けについて、「任意性」に反することなのでやめるように(口頭で)要望しました。
 
●YouTube
 
「設定」なんてない! 【PART1】
 
男性でも誰でも乗れます【PART2】
 
 
 今日(=5月2日)は、これ以外にも予定があります。横須賀までの「遠出」です。マスターさんは用事があるので、ここでお別れです。私とレノンさんの2人は、東横線渋谷横浜)、京急線横浜横須賀中央)と乗り継ぎ、横須賀に到着しました。駅には、横須賀支部長のエリーさんが待ってくれていました。そうそう、「遠出」と言いましたが、エリーさんは、いつも、ここから渋谷や新宿に来ているわけですから、「ご苦労なこと」です。
 
 一時半近くなので、まず、昼食を取ることにしました。せっかく横須賀に来たので「名物」ということで、私は「ハンバーガー」、レノンさんは「軍艦カレー」を注文しました(エリーさんは、すでに昼食を済ませたとのことで「ケーキ」を注文)。どれも美味で、サイドオーダーの「チリとチーズのかかったポテトフライ」も秀逸でした。
 
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 牛肉の味のするハンバーガーでした
 
 そうそう、(その店は)人気店なので並んでいたら、男性から声を掛けられ、「差別」についていろいろお話をしました。お店のオーナーらしき女性にも興味を持たれました。これも「半纏」を着ているおかげです。
 
 その後、軍艦の見えるところ(=ベェルニー公園)に行き、記念撮影をしました。予定では、水上バスでの「軍艦見学ツアー」に参加しようと思っていましたが、時間的に間に合わなかったので断念しました。しかし、十分、(軍艦を)堪能できました。
 
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▲▼「半纏」の揃い踏みです
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▲▼国を守るにはそれなりの軍事力が必要です
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「平和憲法」なんて、屁のツッパリにもなりません
 
 「差別ネット散策」後、駅前に戻り、街頭演説をしました。エリーさんは、地元で街宣をしたかったそうで、いつもにも増して、熱く訴えていました。私は(横須賀は)初めて、レノンさんは2度目だそうですが、この地で演説するのは、3人とも「初」でした。結構、皆さん聞いててくださり、(一橋大を卒業した)中国人らしき女性とは、演説後、「差別」についていろいろお話をしました。おっと、酔っ払いも絡んできましたが・・・(苦笑)
 
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駅前のデッキで演説をしました
 
 6時半を過ぎ、また、お腹が空いてきました。それと「夜の横須賀も見たい」ということで、「差別ネット歩行」をしました。しかし、「アメリカ兵の良く行く店」は、(音楽が)結構うるさいので、エリーさんの知っている「居酒屋」に行くことにしました。ところが、これも「正解」で、昭和をイメージした「レトロ」な感じがバッチリでした。料金も安く、「また行きたくなるお店」でした。
 
 そこでも、隣に座っていた人(=男性2人)から、「さっき、演説をしていた方ですね」と声を掛けられました。もちろん、私らが「半纏」を着ているからわかったのでしょう。これまた、「半纏」の威力です。
 
 ほろ酔いになり(エリーさんはアルコールを飲まない)、駅に向かって「差別ネット歩行」をしました。途中、ベンチに座っているミュージシャンがいたので、一緒に記念撮影をしました。
 
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緊張して、硬くなっているようです 
 
 駅でエリーさんをお別れ、と言うか、見送りを受けました。私は横浜で降りましたが、レノンさんはそのまま乗車し、帰られました。(活動に)参加された皆さん、お疲れ様でした。
 
 

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