2015年03月

 神戸市交通局と阪急電鉄に3月24日、「女性専用車両に一般男性は乗車できないのかどうか」を問い合わせたところ、本日(3月31日)、ようやく、阪急電鉄から以下の回答がありました(注:「二次使用禁止」、「転載不可」などの記載がないので、その「一部」を掲載します)。神戸市交通局の回答はまだですが、まあ、似たり寄ったりでしょう(苦笑)
 
弊社の女性専用車両は、国土交通省が「男女共同参画社会へ向けて女性の社会進出を支える環境づくり」の一環として提唱したことを受け、女性のお客様に対する痴漢等の迷惑行為防止に有意義であると判断し、導入いたしました。
 
 女性のお客様に対する漢等の迷惑行為防止に有意義」というのは、疑問だらけ、矛盾だらけです。まず、保護対象は「女性だけ」でいいのでしょうか? 男性だって、痴漢や痴女に遭うことがあります。また、「有意義」というのが曲者で、「痴漢被害に悩む女性が痴漢被害に遭わなければ(有意義で)、別に、痴漢被害は減らなくてもいい」という中途半端さが透けて見えます。なお、「痴漢等の迷惑行為」の「等」にあたる痴漢以外の迷惑行為は、ヨッパライの迷惑行為なんかを想定しているのでしょうが、ヨッパライの迷惑行為は、男性のヨッパライだけでなく、女性のヨッパライもするでしょうし、それを迷惑に思うのは、女性も男性も同じです。
 
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消費者基本法に則り「必な情報を明確かつ平易に提供」しましょう
「誰でも乗れます」とか、「男性も乗れます」が、それに当たりますね
もちろん、「This Car is Only for Women」とか、
「女性専用車両」なんて表記はウソですから「もってのほか」です
 
 しかし、まあ、鉄道会社はどこもそうですが、なぜ、「男性も乗れます」とハッキリ言わないのでしょうね? こちらは「(男性が)乗れるかどうか」を聞いているのです。それを「協力をいただいている」では、会話として成り立ちません。
 
 まず、「乗れる」という大前提があって初めて、「協力するかどうか」という話になるのです。と言うか、そもそも、乗り物で一番大事なことは、「乗れるかどうか」です。「協力」云々なんてのは、二の次、三の次です。
 
 まあ、「女性専用車両」は、それが文字通りなら、「男性排除」を前提にしないと成り立たない代物なんですね。だから、大前提であるはずの「男性も乗れます」とは、鉄道会社は(口が裂けても)公言できないのです。それどころか、「女性専用車(両)」とか、「Women Only」などとウソまでついています。要するに、事実を隠蔽しないと成り立たない、ウソをつかないと成り立たない、それが「女性専用車両」なのです。
 
この施策は、迷惑行為防止に有効な施策の一つとして、あくまでもお客様のご協力によって実施しております。
 
 おっと、男性にだけ協力を求める今のやり方では、「迷惑行為(=痴漢行為)防止に有効」とは、とてもとても言えません。何しろ、「痴漢被害は減らない」のですから。女性にも協力を求め、女性全員、あるいは、少なくとも、痴漢のターゲットになる女性全員を「女性専用車両」に乗せないと痴漢被害はなくなりません。
 
 ところで、「迷惑行為防止に有効な施策の一つ」とありますが、阪急電鉄は、他にどのような「迷惑行為防止に有効な施策」があると考えているのでしょうか? そして、「女性専用車両」以外に、どのような「迷惑行為防止に有効な施策」を講じているのでしょうか? そうそう、「監視カメラの設置」や「監視員の配備」等は、ホントに「迷惑行為防止に有効な施策」ですが、それらを導入しているのでしょうか?
 
目の不自由な方、女性のお客様にご同伴の小学生以下の男性のお子様、お体の不自由なお客様と介護者の、どちらかが女性の場合に同伴される男性はご乗車いただけますが、その他のお客様には、女性専用車両にご協力いただきたいと存じます。
 
 おやおや、「女性のお客様に同伴されていない小学生以下の男性のお子様」の場合は、乗車できないのでしょうか? 「お体の不自由なお客様と介護者、どちらも男性」の場合は、乗車できないのでしょうか? まさか、そんなわけ、ないですね? でも、「協力して(乗らないで)」なんて言われるのでしょうね、たぶん
 
(注)これらは、「限定列挙(=これらの限定されたケース以外では男性は乗れない)」ではなく、「例示列挙(=男性は皆乗れて、これらは単なるその例示に過ぎない)」なわけですが、一般の人たちで、これを「例示列挙」だと思う人は(まず)いないでしょう。つまり、こういう表記は「ウソ」ではないが、(意図的な)極めて紛らわしい表記と言えます。
 
 ところで、「(その他のお客様には女性専用車両にご協力いただきたい」の「協力」というのは、どういう意味なのでしょうか? おそらく、「(女性専用車両には)男性は乗らないで」ということなのでしょうが、それがなぜ、「迷惑行為(=痴漢行為防止」に協力することになるのでしょうか? 痴漢でない男性が「女性専用車両」に乗らないことが、なぜ、「迷惑行為(=痴漢行為防止に協力することになる」のでしょうか?
 
 そもそも、痴漢でない男性なら、「女性専用車両」に乗っていても、何の問題もないはずです。一方、万が一、痴漢なら、他の車両に移動させて済む話ではないでしょう。つまり、どっちに転んでも、他の車両に移動させるのは、意味不明というわけです。
 
「女性専用車両」に男性がご乗車いただけない法的な強制力はなく、あくまで「男性のお客様のご協力」の上運用させていただいております。
 
 (大阪市交通局及びJR西の)裁判例では、「女性旅客にも男性旅客にも乗車車両について運送契約上の義務を負わせることはない」となっています。ですから、男性にだけ義務を負わせることは(もちろん)できませんが、男性にだけに協力をお願いするのも「片手落ち」です。協力をお願いするなら、女性にも協力をお願いするのがスジでしょう。
 
 と言うか、男性に幾ら「協力をお願い」したところで痴漢被害は減りませんが、女性に「協力をお願い」すれば、そして、それに女性が協力すれば、確実に痴漢被害は減ります。痴漢のターゲットになる女性を(声掛け又はアナウンスで)「女性専用車両」に誘導すれば、それに協力する女性が多ければ多いほど、「痴漢対策」として有効になります。そうそう、痴漢犯罪に関係のない女性(や自分で痴漢を撃退する自信のある女性)が「女性専用車両」に乗らないように協力すれば、その分、痴漢被害に悩む女性が乗れることになります。
 
 最後に念を押しますが、たとえ「痴漢対策として有効(=痴漢被害が減る)」であっても、痴漢でない男性に負担を掛ける、迷惑を掛けるのは、方策として「アウト」です。まして、今のやり方では「女性専用車両」があったところで「痴漢被害は減らない」のですから、それに協力するイワレはどこにもありません。(男性に)協力して欲しかったら、まず、女性が協力(=痴漢のターゲットになる女性は「女性専用車両」に乗り、そうでない女性は他の車両に乗る)し、「痴漢対策として有効(=痴漢被害が減る)」であることを示していただかないといけません。
 
 

 勘違いしている人が結構いるが、たとえ痴漢犯罪の減る「痴漢対策」であっても、男性排除を前提とする方策は「アウト」である。まして、男性排除を前提としながら、痴漢犯罪が減らない「痴漢対策」なんていうのは「論外」である。前者は、たとえば「女性専用列車」であり、後者は、皆さんご存知の「女性専用車両」である。
 
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(注)いよいよ4月1日から「終日」になるらしいですね。と言っても、所詮、誰でも乗れる「女性専用車両」なんですけどね(笑) ところで、「終日化」の理由は、どこぞの鉄道会社のように、「ラッシュ時以外の時間帯でも、同じくらい痴漢犯罪が起こっているから」なんてことなんでしょうか? でも、もしそうなら、「導入後も、ラッシュ時の痴漢犯罪が減っていない」ということになりますよね? 結局、「導入しても、拡大しても、痴漢犯罪は減らない」ということです。なら、何のための「女性専用車両」なのでしょう?
 
 「女性専用列車」は、列車全体が「女性専用」なのだから、その列車内では(同性以外による)痴漢犯罪は確実になくなる。しかも、「女性専用列車」に、女性全員が乗るか、少なくとも、痴漢のターゲットになる女性が全員乗れば、その列車のみならず、トータルでの電車内の痴漢犯罪は激減する。
 
 ただし、このような痴漢犯罪が激減する方策(=女性専用列車)でも、男性排除を前提とする場合は、法律上も、運送契約上も「アウト」である。例外は、「特別車両」の1つである「貸切車両」で、「女性専用列車」を貸切車両にすれば問題はなくなる(注:「一般車両」のままでは、「女性専用」にしろ、「男性専用」にしろ、「専用」にはできない)。これ(=女性専用列車)はツアーの企画としては成り立つが、通勤電車では、まあ、無理だろう。
 
 一方、「女性専用車両」は、男性排除を前提としながら、痴漢犯罪が減らないのだから、何をかいわんや、である(注:ただし、「貸切車両」にするのであれば、「やりたければ勝手にどうぞ」である)。「痴漢被害は減らなくても、痴漢被害に悩む女性が救われている」などと言う連中がいるが、「女性専用車両」に乗ったA子さんの代わりに、他の車両のB子さんが痴漢被害に遭うのでは、決して、「女性が救われた」ということにはならない。痴漢被害者が減らないのに「それでいい」なんてのは、「自分勝手」も甚だしい(=「似非フェミニスト」である)。
 
 だから、私らは、「女性専用車両」の廃止・形骸化を目指す一方で、「痴漢被害の減る女性専用車両に改善すべし」という提言もしている。「女性専用車両」の車両を増やし女性全員を「女性専用車両」に乗せる、あるいは、痴漢のターゲットになる女性を半ば強制的に「女性専用車両」に乗せる、このどちらかにすれば、痴漢被害は激減する。「痴漢対策」と言うのであれば、なぜ、そうしないのか?
 
 それは、「女性専用車両」が「痴漢対策」ではなく、「男性対策」だからである。(国交省の役人や鉄道会社は)導入当初から痴漢犯罪が減らないことはわかっていたはずで、元々、痴漢犯罪を減らすことが目的ではなかったわけだが、今やもう、完全に、男性を1人も乗せないことが目的化しているのである。(私らのように)こういう実体がわかった者としては、こんな「男性対策」に「ご理解ご協力をお願いします」なんて言われても、「はい、わかりました」となるわけがない。「(男性を)バカにするのも、いい加減にしろ」である(怒)
 
 

【終了】4月4日 「女性活躍推進法案を考える特別集会」が杉並区立産業商工会館3F講堂で開催されました。
 
【終了】4月7日 早朝、東横線・横浜市営地下鉄・小田急線・田園都市線で「任意確認乗車」をしました。
 
【終了】4月10日 早朝、東横線・横浜市営地下鉄、田園都市線・副都心線・有楽町線で「任意確認乗車」をしました。そして、渋谷駅前で街頭演説、その後、目黒駅まで「差別ネット歩行&ポスティング」をしました。
 
【終了】4月13日 早朝、東横線で「任意確認乗車」をしました。 
  
【終了】4月14日 早朝、東横線・横浜市営地下鉄・小田急線・田園都市線で「任意確認乗車」をしました。 
 
【終了】4月16日&17日 大阪・兵庫で「任意確認乗車」&「差別ネット歩行」をした後、夜には「反対する会」の有志と合流し、「任意確認乗車」をしました。翌日、名古屋へ移動し、「任意確認乗車」&「差別ネット歩行」の後、市交通局で申し入れをしました。
 
【終了】4月21日 早朝、東横線・横浜市営地下鉄・田園都市線・副都心線・有楽町線・半蔵門線で「任意確認乗車」をしました。 
 
【終了】4月24日 早朝、東横線・横浜市営地下鉄・田園都市線・副都心線・有楽町線で「任意確認乗車」をしました。その後、横浜市都筑区内で、「差別ネット歩行&ポスティング」をしました。 
 
【終了】4月27日 早朝、東横線・横浜市営地下鉄・JR京浜東北線・都営新宿線で「任意確認乗車」をしました。 
 
【終了】4月30日 早朝、東横線・JR京浜東北線・都営新宿線・副都心線で「任意確認乗車」をしました。 
 
 

 久しぶりに「年齢差別」の話題です。
 
大和ハウス、65歳以降も継続雇用 大手初「生涯現役」制を導入産経新聞 3月28日
 
和ハウス工業は27日、65歳で定年を迎えた社員が無期限で働き続けることができる再雇用制度を設けると発表した。
 
 無期限で働き続ける? それは「結構なこと」です。でも、そう簡単に「年齢に対する偏見がなくなる」とは思えませんが・・・
 
契約は1年ごとに更新するが、
 
 やはり、そういう「(一律の)制約付き」なわけですね。それって、十分、「(年齢による)差別」ですよ。
 
一部企業のように「最長70歳まで」といった年齢の上限は設けない。
 
 「それよりはマシ」という話ですね。
 
定年後の社員の継続雇用に年齢制限を設けない「生涯現役」の制度を導入するのは大手企業では初めて

 日本の大企業は、「差別」をしても平然としていますからね。鉄道会社なんぞは、その「典型」です。
 
同社が導入するのは65歳で定年となった後も嘱託社員として再雇用する「アクティブ・エイジング制度」。定年を迎えた人のうち、会社が必要と認め、査定など一定条件を満たした人が対象。

 たしかに、ヤル気や能力のない人は(再雇用の)対象にならないのはわかりますが、それは「定年前の人たち」も同じでしょう。「定年前の人たちは、ヤル気や能力がなくても雇用し続ける」というのが、そもそも、おかしいのです。
 
定年を迎えた約30人のうち、4月1日から9人を継続雇用する。週4日勤務で月給は20万円。
 
 なぜ、一律に「月給は20万円」と決まっているのでしょう? 給料は「年齢」ではなく、「仕事の質とその達成度」で決めるべきものではないのでしょうか?
 
賞与も社員の半額程度を支給する。
 なぜ、「仕事の質とその達成度」ではなく、「年齢」で賞与額が決まっているのでしょう? これって、「公正な評価」と言えるのでしょうか? 「NO!」です。
 なお、この記事に対する意見としては、以下の通り。
 
上が詰まって若い人はやる気無くすよ。

 よくある「反対意見」です。しかし、定年制廃止の是非を問う場合、それを「世代間争い」に転嫁するのは筋違いです。年齢に関係なく、公平な機会と公正な評価をすればいいだけです。あとは、その人のヤル気と能力の問題です。若くても、実力次第で、給料を上げる、昇進させる、となればいいだけです。
 
65歳までの雇用が義務付けられたのは、年金制度が破綻しているから。数年前、東京大学の教授は年金受給開始年齢は、80歳にしないと制度がもたないと発言している。グリーンピア建設、資産運用による数十兆円の損失、年金の積立金を使い込んだ厚生官僚の罪は重すぎる。
 
 たしかに、その通りです。「年金が(まともに)払えなくなるから、その分、働け!」という(お上の)発想です。そうではなく、「定年制は、能力主義の否定であり、年齢差別だから廃止しなければいけない」という発想にならなければいけません。
 
 

 同志のYさんからの情報です。
 
ストーカー被害、10人に1人=3割「命の危険」―内閣府調査時事通信 3月27日
 
女性の10人に1人がストーカー行為を受けた経験があると答え、被害女性の3割が「命の危険を感じた」と回答した
 
 なるほど。で、男性は?
 
ストーカーの被害経験があると答えた人は、女性が10.5%、男性が4.1%
 
 な~んだ、男性も結構、被害に遭っているじゃないですか! たしかに「女性の半分以下」ですが、無視できる数字ではありません。と言うか、「男は黙って我慢」なんて風潮がありますから、実際は、「この数字以上」の可能性があります。
 
害女性の28.9%、被害男性の15.7%が命の危険を感じていた
 
 それは困りますね。警察は、事が起こらないと(なかなか)動かない、と言うか、動けませんから。だから、(事件が起こって)ニュースになったりするわけです。とにかく「自己防衛」、大事ですね。
 
加害者は「交際相手・元交際相手」が38.5%と最も多く、「知人・友人」が21.2%、「職場関係者」が20.0%など、顔見知りの人が8割を超えた
被害女性の18.4%、被害男性の57.1%が誰にも相談しておらず
 
 57.1%? おいおい、これは由々しき事態ですぞ! 何で、男性は相談しないんですかね? 
 
内閣府の担当者は「加害者との関係性から、警察などへの相談をためらうケースが多いのでは」と分析
 
 「顔見知りだから、相談しにくい」というのはあるでしょうが、これは「女性よりも男性の方が相談しないことが(圧倒的に)多い」という理由にはならないですね。もう一度言いますが、何で、男性は相談しないんですかね? 
 
 考えられる理由は、2つあります。1つは、前述の通り、「男は黙って我慢」なんて風潮があるからでしょう。もう1つは、男性が相談する「窓口」が少ないからではないでしょうか?
 
 実際、「男女共同参画」と言いながら、政府や自治体は「女性」ばかりに配慮して、男性を蔑ろにしています。たとえば、私らが時々利用する「東京ウィメンズプラザ」では、電話相談を受け付けていますが、女性の相談は毎日、長時間受け付けていますが(場合によっては、面談もできる)、男性の相談は決まった曜日に、しかも、短時間しか受け付けていません。
 
 
一般相談 毎日9:00~21:00(年末年始を除く)
 
男性のための悩み相談 毎週月曜日・水曜日17:00~20:00(祝日・年末年始を除く)
 
 これって、わざわざ「男性のための悩み相談」なんて銘打っていますから、男性は「一般相談」はできない、と考えるのが普通ですよね? と言うか、そもそも、(施設の)名称が「東京ウィメンズプラザ」なわけですから、「男性も利用できる」、「男性も相談できる」なんて考えないでしょうね、一般の人は。であれば、結果的に「男性の相談が少ない」のは当たり前です。「女性専用車」と書いてあれば、「男性は乗れない」と思うのと同じです。
 
結婚相手からの暴力(DV被害)を受けた経験のある女性は23.7%、男性は16.6%。被害女性の44.9%、被害男性の75.4%が誰にも相談していない
 
 これも「男性の相談が少ない」ですね。この状況からすれば、政府や自治体は、むしろ、男性に配慮すべきではないですかね? そうそう、この記事の見出しも、記事自体も、もっと男性(の被害や男性の相談の少なさ)にもスポットを当てるべきではないですかね?
 
 

 昨日(3月26日)でチラシがなくなったので、いつもお世話になっている「横浜市市民活動支援センター」(桜木町)に行き、印刷しました。ついでに、ポスティングもしました。
 
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▲いつ見てもすばらしいフォルムのランドマークタワー
▼いびつなヒカリエとは大違いです(笑)
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 事前に電話をして予約をしましたが、少し早く着きました。でも、「OK」でした。今回は何事もなく、30分かからないで500枚(両面)を印刷できました。
 
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廉価で印刷できるので「ありがたい」です
 
 しかし、「白紙」が出たりすると大変です。以前、100枚以上の白紙が出て、1時間半くらいかかったこともあります。白紙を探し出してそれを印刷、また、白紙が出てそれを印刷、というのを繰り返さなければならないからです。
 
 行きは「みなとみらい線」を使いましたが、帰りは「JR」を使いました。横浜駅で東横線に乗り換え、菊名駅で下りました。ポスティングをするためです。途中、(私事ですが)買い物もしたので、「一石三鳥」になりました(笑)
 
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菊名駅駅前は工事中でした
何度か利用したファミレスが閉鎖されていました
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チラシが欲しい人はいるはずなので、「個別お断り」がいいですね
「チラシ一切厳禁」なんてのは、管理人の怠慢です
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「誰が入れてやるか!」です(笑)
「ミソ(=高尚なチラシ)もクソ(=有害なチラシ)も一緒くた」
はいけません
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たまに行くスーパーです
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またもや、「個別お断り」の集合住宅がありました
これを「一般化」すべきですね
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「まめど」と読むなら、「大」の字はいらんやんけ!
 
 
 
 

 関西で活躍中のもりやんさんが先日(3月11日)、JR西の鉄道係員に強制排除されました。録音を聞くと、執拗な声掛け、しかも、多勢に無勢で、さすがのもりやんさんも根負けした感じでした。しかも、撮影したものまで消すように強要されました(注:録音は無事で、証拠になった)。
 
 
 ところで、こういう鉄道係員の暴挙を回避するのに役立つ「戦術」が2つあります。1つは、やや長期的な戦術で、絡んでくる鉄道係員の上司に抗議することです。もう1つは、短期的な(即効性のある)戦術で、乗車する前に車掌や運転士、あるいは、駅員に「男性が乗れるかどうか」を確認することです。
 
 前者の「上司に抗議する」というのは、何度かすると、かなり効果があります。幾ら跳ねっ返りの鉄道係員とて、自分の上司が抗議され、謝罪する羽目になれば、暴挙をしにくくなります。そういう抗議を繰り返すことで、「跳ねっ返り」がなくなります(注:上司もダメな場合は、その上司、あるいは、本社の社員に抗議すればいい)。
 
 後者の「乗車前の確認」は、即効性があります。乗る前に「男性も乗れる」と認めてしまったら、後から、グチグチは言えません。女性乗客がイチャモンをつけて(通報し)、確認にやって来ても、事前に「男性も乗れる」と認めているのですから、強くは言えません。
 
 おっと、乗る前に「男性も乗れる」と認めなかったら、どうすればいいのでしょうか? その場合は、乗らないで、その場で抗議するか、駅務室に行って抗議すればいいのです。「乗っていない」のですから、相手は強く言えません。こちらのペースで抗議できます。
 
 この「乗車前の確認」の最大のメリットは、こちらが「受身」ではなく、こちらから「攻撃」できる点です。「攻撃は最大の防御」です。実際、鉄道係員は、「攻撃」は得意でも、「攻撃」されるともろいものです。「ご協力いただいている」などと誤魔化したり、ダンマリを決め込むのが関の山です(笑)
 
 最後に(念のため)申し上げます。跳ねっ返りの鉄道係員と幾らやり合っても、状況は変わりません。その繰り返しです。あるいは、強制排除されるのがオチです。それを回避するには、「上司への抗議」と「乗車前の確認」をすることです。
 
 

 昨日(3月26日)も、元気に「任意確認乗車」をしました。前日にエリーさんから連絡があり、大倉山駅で持ち合わせすることにしました。「待ち合わせ時間(7時15分)」に行ったら、すでにエリーさんが改札の中にいました。えりーさんは「パンクチュアル」で、(待ち合わせ時間に)遅れたのを見たことがありません(注:トラブルで遅れる場合は、必ず連絡がある)。
 
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本日の「女性専用車限定広告」です
何度も申し上げていますが、広告を出した企業が悪いのではなく、
これで金儲けをしている鉄道会社が悪いのです
 
 渋谷駅でのレノンさんとの待ち合わせ時間(8時半)には間があるので、元住吉で一旦降車し、次の電車に乗り換えました。階段近くで何かあるかと思いきや、とくに何事もなし。運転士も、駅員も、完全無視です(笑)
 
 と思っていたら、自由が丘駅で、若い駅員から声掛けがありました。乗っている「各駅」が「急行」の待ち合わせをしていたわけですが、「急行」が出てから声掛けされたので、発車までの時間がありませんでした。どう対処していいのやら? 一応、降りて、「乗れるかどうか」の確認だけはいたしました。
 
 「乗れる」そうです。「なら、イチイチ声掛けするな」です。もう何百回も声掛けされている身になってくれないと。ホント、迷惑千万です(怒)
 
 中目黒も一旦降車し、次の電車に乗り換えました。まだ、8時5分を過ぎたところです。これじゃ~、自由が丘駅でもっと抗議すべきでした。
 
 ホームで観察していると、「女性専用車」(の一番前)に乗っていた男性が降車し、隣の車両に移ろうとしました。「(男性は乗れない)女性専用車」だと気づいた(?)からでしょう。しかし、無常にもドアが閉まり、その男性は乗り遅れてしまいました。ホントは「(男性も)乗れる」のにね。
 
 定刻にレノンさんが現れました。早速、副都心線に乗車しました。わざと、皆、バラバラに乗車しました。駅員らは完全無視です(笑) 空いていたので、座ったら、右隣の女性が何か不愉快そうな仕草をしました。こういう女は、何かやらかす可能性があります。録画機をスタンバイさせました。
 
 何事もなく、新宿三丁目に到着。ところが、降りる際、その女は舌打ちをし、ものすごい形相でこちらを睨みながら降りました。おいおい、やるなら、もっと早くしてくださいな。まるで「イタチの最後っ屁」です(苦笑)
 
 雑司が谷駅でエリーさんと一旦お別れです。「池袋行き」だったので、次の「急行」で小竹向原駅まで行きました。有楽町線に乗り換えましたが、車掌は何も言いません。さすがに「有楽町線」も、私らの「(毎週の)波状攻撃」に戦意喪失したのでしょうか? 何事もなく、永田町駅で「任意確認乗車」は終了です。

 「差別ネット半纏」を着て、永田町駅からは「差別ネット乗車」です。渋谷駅で下車、マックで「差別ネット休憩」です。エリーさんから連絡があり、渋谷に着いたとのことなので、宮益坂口で再度合流しました。もちろん、街頭演説をするためです。
 
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残念、電池切れでした
 
 ところが、電池切れで、エリーさんの演説の途中でやめざるを得ませんでした。充電したつもりで、していなかったようです。「凡ミス」です。レノンさんはエリーさんの前に演説をしたので「難」を逃れましたが、エリーさんは「消化不良」、私・ドクター差別は演説内容を(頭のなかで)シミュレーションまでしていたのに全然(演説が)できませんでした。くそ、くそ、くそ(笑)

 この前(3月21日付)の記事を見たエリーさんが「ナイアガラに行きたい」とのことだったので、祐天寺に行くことにしました。レノンさん、エリーさんは、祐天寺まで「差別ネット歩行」をするとのことなので、電車で行く私とは一旦お別れです。
 
 私は新しく買った録画機に合うポーチを買うために、「差別ネット歩行」をしながら、東急ハンズに行きました。いろいろ探したら、ちょうどいいのがありました。「東急系列に金を落とすのはどうも・・・」という考え方もありますが、私は「(「敵」なのに)活動に手を貸してくれてありがとう」と考えるタイプです(笑)
 
 渋谷駅に戻り、祐天寺駅まで「差別ネット乗車」です。祐天寺に到着、レノンさんエリーさんと再度合流したところ、残念ながら、「ナイアガラ」は、月曜と木曜が「運休日」だそうです。私らはともかく、エリーさんは残念そうでした。「またの機会」です。
 
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個別に「チラシお断り」となっている集合住宅がありました
この方が「合理的」でしょう
なかにはチラシが欲しい人もいるでしょうから
 
 というわけで、「差別ネット歩行&ポスティング」をすることにしました。途中、(碑文谷付近で)ダイエーに寄りました。すごく大きなビルです。なかで、半纏を見た(女性の)店員さんに、「ドクター差別ってナニ?」と声を掛けられました。こういう声掛けは「OK!」です。エリーさんが丁寧に説明しました。
 
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エリーさんも「参戦」です
 
 学芸大学駅近くのラーメン店で、「差別ネット昼食」をとりました。「3月26日」は、レノンさんの誕生日なので、乾杯しました。その後、自由が丘駅まで「差別ネット歩行」を続行しました。
 
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桜はまだ「三分咲き」でした
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自由が丘駅近くの「熊野神社」です
3人でキッチリお参りしました
 
 駅に着いたら、案内所で、朝の若い駅員の声掛けについて、女性駅員に「個別の声掛け」をしないように抗議(&講義)しました。以前、(自由が丘の)駅長に約束させたことですから、守って貰わなくては困ります。「今度、こういうことがまたあったら、より厳しく抗議する」ということを伝えて、立ち去りました。
 
 東横線に乗車、田園調布駅でレノンさんとはお別れ、大倉山駅で私が下車しました。エリーさん、レノンさん、お疲れ様でした。
 
 

 「女性専用車両」の賛成派や女性優遇主義者には、共通項があります。それは、「法律に対するいい加減さ」です。法律の知識がない法律に無頓着法律に対する見識がない、いろいろです。
  
●法律の知識がない
 
 「女性専用車両」の賛成派は、当然ながら、それによって恩恵を受ける側である女性が多くなります。そして、女性は、大抵、感情的で(論理的でなく)、法律に疎いようです。結果、法律を軽視・無視するわけです。「痴漢は男のせい。男は反省すべし。少しくらい不利益を被ったからと言って、文句を言うな(器が小さい)」なんて、とんでもない言いがかりをつけるのも結構います。
 
 いえいえ、日本は法治国家ですから、法律は守っていただかないと困ります。赤の他人をガン見したり、「バカ」、「気持ち悪い」などと暴言を吐いてはいけません。まして、手を出したり、足を出してはいけません。
 
●法律に無頓着
 
 また、男性の「賛成派」が考えるのは、女性優遇のことばかりです。マッチョ系にしろ、媚びる系にしろ、「初めに結論ありき」で、屁理屈を並べ立てることしかできません。だから、「法律を守っていればいいわけではない」なんて、ピント外れの発言をするのがいるわけです。
 
 いえいえ、「法律くらいは、まず、守りましょう」という話です。しかも、「女性専用は鉄道会社が決めたルール」とか、「男性は乗らないのがマナー」などと、勝手にルールやマナーをつくってはいけません。「男性も乗れる」というのが鉄道会社のルールです。「赤の他人をガン見しない」、「赤の他人に気安く声掛けしない」というのがマナーです。
  
●法律に対する見識がない
 
 さらに、弁護士にも、いい加減なことを言うのが結構います。「知識」はあっても、「見識」がないのです。「女性がセクハラと思えばセクハラ」なんてのが、その典型です。そうそう、「(性犯罪は)心の殺人」だとか、「(トラウマで)男性恐怖症になった」なんて、痴漢被害を針小棒大に吹聴するのも特徴です。
 
 いえいえ、レイプはともかく、痴漢犯罪のほとんどは、「迷惑防止条例違反」の軽微な犯罪です。「実害」からすれば、痴漢冤罪の方が余程、重大な犯罪です。にもかかわらず、痴漢犯罪ばかりが目の敵にされ(=「疑わしきは罰す」になっている)、痴漢冤罪が蔑ろにされている(=「虚偽告訴罪」に問われることがほとんどない)のは、司法としての公平性を欠く、「男性差別」以外の何物でもありません。
 
 

 関西で活躍されている「すいへいしゃさん」が、自身のブログで、
 
女性専用車両には老若男女を問わず誰でも無条件で乗車できます。
 
とおっしゃっています。
 
 この「無条件」というのがいいですね。新鮮な響きです。
 
 たしかに、
 
女性旅客にも男性旅客にも乗車車両について運送契約上の義務を負わせることはない」(JR西及び大阪市交通局を被告とする訴訟における裁判所の判断)
 
ということですから、「誰がどの車両に乗ろうが自由」なわけです。女性も男性も「無条件」で(どの車両にも)乗れる、「女性専用車両に乗らない義務もない」し、「他の車両へ移動する義務もない」のです。鉄道係員から、男性だけが声掛けされる、乗車車両についてアレコレ言われる筋合いは1つもありません。
 
 にもかかわらず、鉄道会社は、「女性専用車(両)」に関して、いろいろ「条件」をつけています。表現は多少違いますが、「女性のお客様のほか、小学生以下のお客様、お身体の不自由なお客様とその介助者の方もご乗車いただけます」なんてのが一般的です。なかには、(小学生以下や障害者であっても)女性の同伴を「条件」にする鉄道会社まであります。
 
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▲一般的なウソ表示です
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▲子供や障害者も「女性が同伴でないと乗れない」かのようなインチキ表示
まるで「ペット扱い」です
一般男性は「女性が同伴でも乗れない」かのようで
「ペット以下の扱い」です
 
 いえいえ、これは「真っ赤ウソ」です。と言うか、なるほど、「(女性同伴の)小学生以下、障害者とその介助者も乗れる」というのはウソではありませんが(注:もちろん、「女性専用車(両)」とか、「Women Only」などという表記は大ウソである)、わざわざ、こういう例示をすることで、利用者に「一般男性は乗れない」という誤解を与えていることは否めません(注:しかも、意図的に誤解を与えているフシがある)。一般の乗客であれば、これを「例示列挙」と思う、「限定列挙」だとは思わない、なんて人はいないでしょう。
 
 とにかく、乗車車両については、全く「無条件」なのです。ですから、ステッカーに書かれてあることは「運送条件」でも何でもありません。なら、何なのか? う~ん、しいて言うなら、「イタズラ書き」でしょう、(運送条件として)何の意味もないのですから。
 
 

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ナイアガラです
 
 今日(3月20日)も、「任意確認乗車」です。時間が多少あるので、横浜方面の「各駅」に乗車、横浜駅で一旦下車しUターン、渋谷に向かいます。「急行に乗車しました。日吉で一旦降車、「各駅に乗り換えです。
 
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今日の「女性専用車両限定広告」はWOWWOW
しかし、裏側は東急電鉄の自社広告でした
「片面」は売れなかったのかな?
 
 元住吉駅を出たら、車内でスマホを使っている女性対して文句を言う女性がいました。混んでいて、顔はわかりません。詳しいことがわからないので、どっちが悪いのか定かではありませんが、文句を言った女性は、その後も何度か、ブツブツ文句を言っていました。
 
 多摩川付近で、車掌が「女性専用車両」の案内をしました。そう言えば、いつも、この付近で案内をします。いつもいつも、「男性が乗れる」とわからない不適切な案内なので、これが女性乗客が乗った男性にイチャモンをつけ、トラブルを引き起こす大きな要因(の1つ)になっています。
 
 中目黒(日比谷線への乗り換えのため)ドッと女性乗客が降りました。スマホに文句を言っていた女性も降りたのでしょうか、6~7メートル先から私の方を見ながら、「何でオヤジが乗ってるの?と言いました。見た目で判断することに対する皮肉を込めて、「女性だけど、何か?」と言ったら、「何、バカ言っているの!」なんて言いました。降りれば、「掛け合い漫才」が出来たでしょうが、待ち合わせしているので止めました。

 渋谷駅ホームで、ライトさん、レノンさんと合流しました。「女性専用車両」に乗ったら、私らにつられて男性乗車しました。「急行」だったので、小竹向原駅まで行って、有楽町線に乗り換えました。池袋付近で、車掌が「女性専用車両」の内をしました。有楽町線では、「ここ」が案内のポイントなのでしょうか?

 永田町に到着、半蔵門線で渋谷まで行ったら、ちょうど、「任意確認乗車」が終了しました。新宿のカメラ店に用事があったので、副都心線で新宿三丁目駅に向かいました。改札を出て、JR新宿駅東口の近くに来たところで、ライトさんとお別れしました。
 用事を済ませ、ファーストフード店で「差別ネット休憩」です。その後、新宿から新宿御苑千駄ヶ谷駅、原宿(=表参道)を通り、渋谷まで「差別ネット歩行&ポスティング」をしました。渋谷駅近くの中華店で「差別ネット昼食」です。「差別ネット歩行」をしながら(渋谷)駅前へ。
 
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ポスティングに慣れてきたレノンさん
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フラフラと歩いていたら「新宿御苑」に出ました
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「一等地」に相当年季の入った公団住宅がありました
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昭和の匂いがする「のんべえ横丁」です
 
 宮益坂口にやって来ました。ここへ来たら、街頭演説をしないわけにいきません(笑) 1時間くらい演説をしました、と言うか、していました。すると、若者3人が突然、ライブをし始めました。(携帯拡声器なので)これでは演説はできません。何のことわりもなく始めたので、ちょっと言うことにしました。
 
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いつもの場所(宮益坂口)でやっていたら・・・
 
 しかし、直に言うと「喧嘩」になる可能性があるので、ハチ公側にある交番に行き事情を言い、来てもらいました。警察官が言ったら、若者らは素直に後片付けを始めました。レノンさんに聞いたところ、何かを察知したのか、私が行った後、直ぐにライブは止めていたそうです。私が、「先にやっている人には、ことわりを入れるのが仁義(=暗黙のルール)」と言ったら、納得した様子でした。
 
 「差別ネット乗車」で、中目黒駅に行きました。ここから、また、(祐天寺駅に向かって)「差別ネット歩行&ポスティング」です。お目当ては、先日、「差別ネット歩行&ポスティング」をした際、偶然、発見したカレーショップ「ナイアガラ」です。ここは、知る人ぞ知る、と言うか、近年は、マスコミに取り上げられることもしばしば、かの有名な「鉄道ファン」の集うお店です。
 
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途中、小さな社がありました
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何か、ちょっと変な感じが・・・
 
 では、ここからは、連続写真でお楽しみください。
 
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お店の前からして「すごいこと」になっております
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カレーは(もちろん)美味です
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まるで「駅長さん」ですね(笑)
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ド迫力の0系のフロントカバー
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鉄道ファンなら何時間居ても飽きませんわな
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「駅長さん」と記念写真です
 
 2時間弱、居たでしょうか? その後、祐天寺駅へ。そこで、レノンさんとお別れです。お疲れ様でした。
 
 

 昨夜(3月17日深夜)、あの林修先生の出ているテレビ番組を見ていたら、以下の3つ(の考え方)が大事だとおっしゃっていました。
 
類比=比較、類推
 
対比二つの物事をくらべあわせてその違いや特徴をはっきりさせること比較
 
因果=原因と結果
 
 たしかに、大事ですね。以前から、林先生は「論理的な人」だとは思っていましたが、昨夜の番組で、ご自分でも「感情論は嫌い、論理的に考える方だ」とおっしゃっていました。(いつもの発言からして)その通りでしょう。
 
 そうそう、我田引水になりますが、私・ドクター差別も、相当、論理的です。子供の頃から、理屈っぽかったのですが、アメリカに留学してから、それに拍車がかかりました。さらに、民社党本部で、10年ちょっと編集&執筆をしたおかげで、論理的に書くことに磨きがかかりました。そして、ここ十数年は、街頭演説も加わり、論理的に話すことも上手になりました。
 
 ところで、アメリカ留学での最大の収穫は、論理的に書くことの基礎を学んだことです(注:英語は、チョッピリ上手くなりました)。半年くらいは、徹底的にやりました、と言うか、やらされました。日本語的に書いた文章を徹底的に直されました。結果、論理的に書けるようになり、同時に、論理的に考えられるようにもなりました。
 
 というわけで、論理的に書く方法を学ぶことは、論理的に考えられるようになる上で、極めて効果的なわけですが、今回は、(その準備段階として)冒頭にありますように、論理的に考えるための思考方法について取り上げたいと思います。これは、ドクター差別のオリジナルではなく、あくまで(アメリカで学んだ)受け売りですが、だからこそ、より信頼性があるでしょう(笑) それ(ら)には、8つの思考方法があります。
 
時間的序列chronological order)
 
 たとえば、「早朝、女性専用車両に乗車。11時に、街頭演説。正午に、差別ネット昼食。午後1時から差別ネット歩行&ポスティング。5時に差別ネット夕食」なんてのは、「時間的序列」に従った記述です。もし「時間的序列」がバラバラな記述だったら、論理的でなく、読み手が困惑するでしょう。
 
空間的序列spacial order)
 
 たとえば、「東横線大倉山→自由が丘一旦降車→渋谷仲間と合流→副都心線渋谷→要町→有楽町線要町→永田町→半蔵門線永田町→渋谷「任意確認乗車」終了」なんてのは、「空間的序列」に従った記述です。もし「空間的序列」がバラバラな記述だったら、論理的でなく、読み手が困惑するでしょう。
 
原因と結果cause & effect)
 
 世の中の事象には、必ず、「原因と結果」があります。一時期、「賛成派」は、「あなたたちが女性専用車両に乗るから、トラブルが起こる、電車が遅延する」なんて言っていました。つまり、原因は「男性が乗ること」で、結果、「トラブルが起こる」、「電車が遅延する」というわけです。しかも、私らの乗車が「原因」となっているだけでなく、トラブルや電車遅延の「責任」まであるかのように言っていました。
 
 しかし、それが「真っ赤なウソだった」とバレてしまいました。何しろ、今も、私らは「女性専用車両」に乗車していますが、女性乗客がイチャモンをつけなくなったらトラブルはパタッとなくなりましたし、鉄道会社が「任意の協力」のお願いをするのにわざわざ電車を発車させない、ということを止めたら、電車遅延はパタッとなくなったのですから。要は、私らに「濡れ衣」を着せようとしていたわけです(怒)
 
比較と対照comparison & contrast)
 
 「比較」とは、似ているところを比べること、一方、「対照」とは、違いを照らし合わせること、です。「女性専用車両」と「クオータ制」の似ているところは、「男性が排除されること」です。一方、違っている点は、「女性専用車両」の場合は「ワガママ女」が優遇される、「クオータ制」の場合は「能力のない女」が優遇される、ということです。
 
 また、「女性専用車両」と「優先席」は、同じ「任意の協力」と言われますが、全然違う、「対照的」です。たとえば、「女性専用車両」は「専用」とウソをついていますが、「優先席」はそんなことはありません。また、「優先席」は本当に「弱者のため(の座席)」ですが、「女性専用車両」はそうではありません(注:「女性=弱者」ではない)。さらに、「優先席」に協力すれば感謝されますが、「女性専用車両」に協力する男性は、(結果的に)痴漢あるいは犯罪者と見なされているわけです。
 
定義definition)
 
 「女性専用車両(の目的)は、痴漢対策である」という「定義」は間違いです。正しくは、「女性専用車両(の目的)は、男性対策である」です。
 
 そうそう、辞書にある「定義」が「すべて」でも「完全」でもありません。「年齢差別とは、年齢の違いで取り扱いに差をつけること」というのも立派な「定義」です。
 
分析analysis)
 
 あの「絶叫した女性」は、本当に「男性恐怖症」だったのか? もし、本当に「男性恐怖症」なら、私とやり取りをして、私が他の車両に移動しないとわかってから絶叫するのではなく、私を見た瞬間、絶叫するのではないか? あるいは、男性が大勢いる「女性専用車両」に乗る前、降りた後、会社内ではどうしているのか? また、「女性専用車両」の設定のない帰りはどうしているのか? などと、細かく考えるのが「分析」です。
 
分類classification)
 
 「男性差別」には、主に「女性専用車両」、「クオータ制(=女性枠)」、「でっち上げ」の3つがあります。これが「分類」です。
 
類推analogy)=ある特殊の事物から他の特殊の事物へと推理を及ぼすこと
 
 大阪市営地下鉄及びJR西を被告とする「女性専用車両」に関する裁判では、「任意ならば合憲である」となりました。であれば、他の鉄道会社の「女性専用車両」も、同様に、「任意ならば合憲である」と考えるのが「類推」です。
 
 もちろん、これらの思考方法を覚えるだけでは、論理的に考えるようにはなりません。実践しなくては、身につきません。そのためには、論理的に書く練習(paragraph writingが最も効果的でしょう。
 
 ちなみに、
 
帰納的推理induction)=個々の具体的な事例から一般に通用するような原理・法則などを導き出すこと
 
演繹的推理deduction)=一般的な理論によって、特殊なものを推論し、説明すること
 
というのもあります。
 
 私・ドクター差別は、「年齢差別や男性差別に取り組むことにより、そこから差別全般に共通する原理・原則を見出し、それを他の差別に当てはめて考える」という帰納的推理&演繹的推理ができるからこそ、「年齢差別の専門家」あるいは「男性差別の専門家」ではなく、「差別の専門家」と称しているわけです。
 
 

 以前は、通勤で電車を利用していました。しかし、十数年間、電車内で、女性乗客ガン見されたり、気安く声を掛けられたり、侮辱されたり、体当たりされたり、どつかれたり、爪て引っ掻かれたり、傘で刺されそうになったり、絶叫されたりすることは一度もありませんでした。また、鉄道係員から、声掛けされたり、手を摑まれたりしたことも一度もありませんでした。
 
 ところが、「女性専用車両」ができて、それに乗るようになったら、あるはあるは。女性乗客から、「バカ」、「き●がい」、「気持ち悪い」、「変態ジジイ」なんて侮辱されたり・・・。仲間と普通にしゃべっているのに、「うるさい!」と言いがかりをつけられたり、そう言えば、荷物(=カート)に文句を言う女までいました(苦笑) いやいや、口(=罵詈雑言やイチャモン)だけではなく、幾ら「軽い」とは言え、暴力を振るわれることすらあります。
 
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「暴走女」を庇うトンデモ駅員(2010年1月22日 京王線)
 
 また、鉄道係員からも、不適切な対応をされて迷惑しています。何度も声掛けしてきて、しつこいったらありゃしない。「他の車両に移っていただけませんか?」なんて言うんですが、なぜ、痴漢でもないのに、他の車両に移動しなければいけないのでしょう? まあ、万一、(私が)痴漢だとしても、他の車両に移動させて済む話ではないでしょう? 全く、意味不明です。
 
 そうそう、以前は、電車遅延を私らのせいにされました。たかが「任意の協力」のお願いをするために、勝手に発車させないでおいて、「電車遅延は女性専用車両から降りないあなたがたのせい」なんて、責任転嫁も甚だしい。と言うか、これって「濡れ衣を着せよう」としているわけですから、ひでえ話です(注:今もなお、私らは乗車しているのに、「電車遅延がなくなった」ということは、そもそも、「私らのせいではなかった」という証左である)。

 でも、「女性専用車両」に乗らない場合は、今でも、何も起こりません。同じ「一般車両」に乗っているのに、なぜでしょう? と言うか、最近は、「女性専用車両」に乗っても、こういう目に遭うことは(ほとんど)なくなりました。2、3年前とは、隔世の感があります。
 
 しかし、まだまだ油断はできません。いつ何時、変な女性乗客、変な鉄道係員に遭遇するとも限りません。だから、私らは、証拠保全のために録音又は録画を欠かさないわけです。もし、鉄道会社が「車内での撮影はご遠慮ください」なんて言うのなら(注:そんなこと、法律上できるわけがないのだが)、そんな準備をしなくても、「男性も乗りたい車両に自由に乗れる」ようにしていただかないと困ります。
 
 

 もりやんさんの災難は、(男性なら)他人事ではありません。なぜなら、男性が「女性専用車両」に乗ったら、いつ何時、同じ目に遭うかわからないからです。駅員らに「お願い」された際、もりやんさんのように(それを)拒否したら、まるで「犯罪者」のような扱いを受けます。ひどい場合は、強制排除されます。だから、大抵の人は、駅員の「お願い」に応じて降りてしまう、他の車両に移ってしまうわけです。
 
 と言っても、これは関西の場合で、関東の場合は(以前はそうでしたが)、今は、そんなことは(まず)ありません。最近は、「強制排除」はもちろん、しつこい声掛けも(ほぼ)なくなりました。私・ドクター差別やレノンさんなんぞには、(駅員らは)寄っても来ません(笑)
 
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以前は、関東でも、警察沙汰、強制排除、電車遅延がありました
 
 まあ、関東よりも関西の方が、そういう災難(=駅員らによる暴挙)に遭う確率は格段高いでしょう。では、なぜ、関東と関西で、駅員らの応対に、これほどまでの差が出来てしまったのでしょうか? 「女性専用車両」に対する思い(=怒り)や努力は、関東の私らも関西の人たちも大した違いはない、にもかかわらずです。
 
 それは、関東には、何を隠そう、私・ドクター差別がいるからです(笑) と言うか、ドクター差別のやり方が、少なくとも「今までは功を奏している」ということです。ですから、ドクター差別のしていることを関西の人たちも真似れば、駅員の暴挙はかなり減らせるはずです。と言っても、「任意周知ジャンパー」や「(団体名の入った)半纏」を着る必要はありません(笑)
 
 では、ドクター差別の何を真似ればいいのか、何をどうすればいいのでしょうか? それは、(事件)現場での抗議は当然として、駅務室に出向き、責任者に抗議することです(注:もし、責任者も話にならないなら、本社に行くしかないのだが)。関西では、この「責任者への抗議」が十分徹底されていないのではないでしょうか? だから、男性乗客と(現場の)駅員らとの「イタチゴッコ」になるのではないでしょうか? 
 
 責任者に抗議し、その「責任者(=上司)」が謝罪すれば、その手前、部下は「暴挙」がしにくくなります。こういう「上司への抗議」を繰り返し、「上司の謝罪」が多ければ多い程、現場での駅員らの暴挙が抑止されるはずです。「動画」では、「絶叫」や「暴力」など派手なアクションがある現場の動画の方が人気がありますが、(時々、動画としてアップされる)駅務室やホームなどでの責任者への抗議が「ボディー・ブロー」のようにジワジワと効いているからこそ、駅員らの応対が改善されているのではないでしょうか?
 
 

 もりやんさんが強制排除された事件(3月11日)で、「反対派」が盛り上がっています。JR西の職員の理不尽な仕打ちに、皆さん、怒っておられます。私・ドクター差別も同じです。
 
 もりやんさんの「動画」では、これまでしつこく声掛けしてくる鉄道係員は何人もおりましたが、強制排除は、たぶん、初めてでしょう。もちろん、今時の鉄道係員は、「任意」と知っていますから、「(女性乗客と)トラブルになっている」とか、「車内での撮影はダメ」なんて、別の理由で強制排除を正当化しようとしています。最後は、「他の人(=女性乗客)が見ている手前、降りてもらいたい」なんて言うのですから、開いた口が塞がりません。
 
 そもそも、「何で、アンタのメンツを立てるために降車しなくちゃいけないんだ?」なわけですが、今回、もりやんさんとしては、多勢に無勢、しかも、「警察を呼ぶ」などと恫喝まがいの発言を繰り返しされたものですから、譲歩を余儀なくされたのでしょう。結局、「動画」は消すことになり、「降車」もしてしまったわけです。ただし、ほかに「録音」をして、証拠保全をしたのは「ファイン・プレー」でした。
 
 ところで、今回、JR西の職員が強制排除の根拠として「車内での撮影」ですが、日本には、撮影自体を禁止する法律(刑法)はありません。ですから、スカートの中を撮影したり、列車の運行を妨害するような撮影とかでない限り、駅構内や車内を撮影しても、刑事上、何の問題もありません。万一、肖像権(のうち、人格権)云々でトラブルになったとしても、これは「民事事件」ですから、取っ組み合いの喧嘩が起こったら話は別ですが警察が出る幕はありません(=民事不介入)。
 
 むしろ、刑事上、問題になるのは、女性乗客の暴言(=侮辱)であり、JR西の職員の強制排除(=強要&暴行)です。警察を呼んで困るのは、本来、女性乗客、JR西の職員の方です。ただし、「法の番人」であるはずの警察官ではありますが、法律を知らないことが多々ありますので、「注意」が必要です。
 
 一方、関東は「平穏無事」です。声掛けすらないので、こちらから声掛けするほどです(笑) というわけで、昨日(3月13日)も、「任意確認乗車」をいたしました。
 
 大倉山駅で、「女性専用車」と称する一般車両の乗降口で電車を待ちます。周りの女性からの声掛けはなし。元住吉駅で、運転交代のために降りた運転士が私には(直接)声掛けせず、近くで、これ見よがしに「女性専用車です。ご協力をお願いします」などと案内をしました。「協力するってどういうこと?」と言いながら、顔を出したら、ドアが閉まり、首が挟まって、危うく死ぬところでした(笑)
 
 武蔵小杉駅で一旦降車、若い駅員に、「協力って、どういうことなの?」、「乗らないことが協力なわけ?」、「(私が他の車両に移ることが)何の協力になっているのか?」(注)などと質問しました。まともな返答ができず、他の駅員のところに行ったので、私もそちらに向かいましたが、その駅員もまともに答えられず、「(何ちゃらに)伝えておきます」なんて言うだけ。埒が明かないので、次の電車に乗車しました。
 
(注)もし「痴漢対策」なら、痴漢でない男性は他の車両に移動する必要がないし、万一、痴漢なら他の車両に移動させて済む話ではない。どっちにしろ、矛盾である。一方、もし「男性対策」なら、男性を移動させる意味はあるが、公共交通において「男性対策」なんてものが許されるわけがない。
  
●YouTube
 
何の協力になるのか?
 
 多摩川駅付近で、「女性専用車」の車内案内がありました。しつこい。自由が丘駅で、私の隣に乗った男性が、「女性専用車」と気づいたのか、降車してしまいました。本当は「乗れる」のにね。
 
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いつも自由が丘駅では一旦降車、ホームを観察します
 
 渋谷駅に到着、ホームで観察していると、「女性専用車」に乗った女性が知人の男性が乗れない(?)ので、降りてしまいました。隣の車両は非常に混んでいて、アタフタしていました。本当は「乗れる」のにね。

 まもなく、ライトさんが現れました。雑談をしながら、ホームを見ていたら、「あること」に気づきました。女性駅員の姿が見えません。先日は、2人もいたのに、どうしたのでしょう? こちらから声掛けして「苛めた」ので、そのせいでしょうか? それとも、「たまたま」でしょうか?

 定刻に、レノンさんも現れました。3人揃ったので、(副都心線の)電車に乗りました。駅員の声掛けは全くありません。あえて、接触を避けているようです(笑)

 要町駅で有楽町線に乗り換えました。乗車する際、車掌の声掛けはありませんでしたが、途中、二度も「女性専用車」の車内案内がありました。「あてつけ」です。
 
 永田町に到着、ライトさんが、その車掌に対して、「障害者は乗れるのか?」と聞いたら、「乗れません」と答え、(ライトさんが)念を押すと、再度、「乗れません」と言ったようです。その直後に「訂正」しましたが、「乗れません」という返答に興奮したライトさんは、車掌の顔をこれ見よがしに撮影しているかのような「挑発」をしましたが、これはよろしくありません。これが、もしJR西の車掌だったら、大揉めに揉めていたことでしょう(苦笑) この後、ライトさんは、顔馴染みの警備員の責任者にアレコレ言って、溜飲を下げたようです。
 
 ここで、別行動(=小田急線での「任意確認乗車」)をしてきたタキタさんと合流です。喫茶店で打ち合わせをし、タキタさんとライトさんとお別れしました。私とレノンさんは、渋谷に戻りました。ここに来たら、街頭演説をしないわけにはいきません。宮益坂口が空いていたので、そこで1時間くらい演説をしました。
 
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「チラシを欲しい」と言う若者が撮影もして去りました
 
 その後、遅めの「差別ネット昼食」を取り、腹ごなしに、目黒駅に向かって、「差別ネット歩行&ポスティング」をいたしました。最近は、5時を回っても明るいので、長時間活動が可能です。レノンさんとは、田園調布駅でお別れしました。お疲れ様でした。
 
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恵比寿ガーデンプレイス付近です
 
 

 昨日(3月11日)、私・ドクター差別は、幾つかの路線で「任意確認乗車」をしましたが、何事もありませんでした。一方、関西(JR西)では、とんでもないことが起こっていました。もりやんさんが「ひどい目」に遭っていました。
 
女性専用車に乗った男性を駅員と警備員が集団暴行した。    
 
 
 「お願い」と言いながら、無理矢理降ろそうとしています。と言うか、何人かで、無理矢理降ろしたようです。しかも、自分らが(不要な「お願い」をして)勝手に電車を発車させないでおいて、「電車が遅延する」などと、まるで、(電車遅延が)もりやんさんのせいのように言っています。なかには、(男性は)乗れません」なんて言っている鉄道係員もいます。
 
 いいえ、JR西は裁判(大阪地方裁判所 平成16年(ワ)第6584号)で、以下のように主張し、裁判所は、「そうであれば、合憲である」としたのです。
 
女性旅客にも男性旅客にも乗車車両について運送契約上の義務を負わせることはない
男性が女性専用車両に乗車しても、運送契約違反になることはなく、一般車両に移動する義務もないうえ、何らの罰則もない
 
 まあ、さすがに、今時は、鉄道係員なら(ごく一部を除いて)誰でも「男性も乗れる」とは一応知っているようです。ですから、(男性を)降車させる理由をいろいろ言っています。しかし、どれもこれも、無茶苦茶です
 
 トラブルになっている? まず、粛々と乗車している男性(=もりやんさん)に対して、侮辱したり、強要したりして、トラブルを起こしのは、女性の方です。降ろすなら、女性の方です。そして、その後、駆けつけた駅員らが、その男性に降車を強要してトラブルを長引かせているだけです。
 
 女性が怖がっている? 怖い思いをしているのは、粛々と乗車していた男性の方でしょう何しろ、女性乗客に、侮辱され、降車を強要され、その後、何人かの駅員によって暴力的に降ろされたわけですから。
 
 撮影は肖像権の侵害 そもそも、日本には、撮影を禁止する法律(=刑法)はありません。「肖像権の侵害」云々は、あくまで民事(事件)です。それよりも、刑事事件の証拠保全の方が優先するのは当然でしょう。
 
 そりゃ~、痴漢にしろ、万引きにしろ、侮辱・強要した者にしろ、法律違反をした側からすれば、証拠を保全されるのは嫌でしょう。だからと言って、「肖像権の侵害」を盾に、証拠保全を否定されたら、被害者にしてみれば、たまったものではありません。とくに、JR東もそうですが、鉄道会社は「証拠があれば非を認めるが、証拠がなければ非を認めない」というスタンスですから、証拠保全は必須です。
 
 駅員らは、もりやんさんの録画を消させたようですが、これって、「証拠隠滅を図った」と言われてもおかしくない(卑劣な)行為です。しかし、まさか、(用意周到に)録音もしているとは思わなかったのでしょう。これにより、駅員らの暴挙が「丸わかり」です。
 
 

 ドクター差別としては、「週一」の活動では、どうも物足らない。というわけで、今日(3月11日)は、1人で「任意確認乗車」である。
 
【本日のルート】東横線大倉山→日吉、横浜市営地下鉄グリーンライン日吉→センター北(任意確認乗車ではない)、横浜市営地下鉄ブルーラインセンター北→あざみ野、田園都市線あざみ野→渋谷、副都心線渋谷→池袋、「各駅」の乗り換え、池袋→要町(任意確認乗車ではない)、有楽町線要町→永田町、半蔵門線永田町→渋谷、東横線渋谷→自由が丘、「各駅」に乗り換え、自由が丘→大倉山
 
 大倉山駅のホームで、気になる表示があったので、警備員さんに声掛けした。納得した様子。
 
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この表示からすると、誰もいてはいけないことになる
 
 ホームの「女性専用車」の乗降口で電車を待つ。女性からの声掛けはなし。乗車したら、ガラガラ、男性1人が乗っていた。
 
 日吉で下車、いつもと違うルートで渋谷を目指す。横浜市営地下鉄グリーンラインに乗車、この路線では「任意確認乗車」は無し。センター北横浜市営地下鉄ブルーラインに乗り換え、こちらは「任意確認乗車」が可能である。これまた、ガラガラで、男性1人乗車している。何か言いたそうなオバハンが私の前を通ったが、何も無し。あざみ野の到着、これからが「本番」である。

 田園都市線急行に乗車、車掌から離れた乗降口から乗ったが、声掛けは無し。これで(声掛けが)あったら、「異常」である。いつもより早いせいもあるが、遅延もなく、快適に渋谷に到着した。
 
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このCMは「略奪される女。略奪する男。」で成り立つのか?
 
 副都心線7時18分渋谷発の急行に乗った。この列車は、例の「絶叫した女性」が乗っていたのと同じである。しかし、「絶叫した女性」は見当たらなかった。この女性に限らず、以前、問題を起こした女性には、その後、遭遇しないのだが、一体、どうしているのだろう?
 
 新宿三丁目でドッと降りたので、「絶叫した女性」が座っていた場所に座ってみた。何事も起こらなかった、当たり前だが。池袋で「各駅」に乗り換え、要町へ。

 有楽町線では、乗車早々、車内アナウンスがあった。いつもの決まり文句に「子供保護者も乗れます」というのが加わっていた。このように、乗車可能な男性を加えていったら、「内部障害の方も乗れます」、「性同一性障害の方も乗れます」、「性的指向が男性の男性も乗れます」なんてことになったら、(段々)短時間では案内しきれなくなるのでは?(笑) 
 
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この路線も「要注意」である
 
 と言うか、「男性も乗れます」と言えば一言で済む話だが、まあ、言いたくないんだろうね、鉄道会社としては。「女性専用車」、「Women Only」などとウソをついてまで、1人の男性を乗せないようにしているのだから、「男性も乗れます」とは、口が裂けても言わないつもりなのだろう。しかし、それで、女性乗客が私らにイチャモンをつけ、暴言を吐き、手を出し足を出して、警察に突き出されても、私らは痛くも痒くもないわけである。

 永田町で半蔵門線に乗り換え、渋谷まで。まだまだ、十分、時間があるので、東横線急行に乗車した。ここでも、車掌も、女性乗客も声掛け無し。自由が丘で一旦、降車し、「各駅」に乗りかえた。無事、大倉山に到着。
 
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まだまだ時間はあったが、ここで終了
 
 私らに乗られたくない「賛成派」は、「任意かどうかなんて、本社に聞けばいいだろう?」とか、「任意確認乗車は、一度、やればいいだろう?」などと言うが、全くのピント外れである。本社が「任意」と言ったところで、「現場で任意性が担保されているかどうか」が問題なのである。また、何度も乗車しなければ、「任意性が担保されているかどうか」なんてわからない。実際、「何度か何事もなかったが、『ない』と思って(油断して)いたらあった」なんてのはザラである。
 
 まあ、鉄道会社が、「女性専用車」、「Women Only」なんてウソ表示をやめない限り、これからも「任意確認乗車」は必要だろう。
 
 

 前回の記事「何度でも挑戦できる社会」に対して、「後ろに立つ論客」さんから、異論がありました。「後ろに立つ論客」さんは、法律に詳しい方ですが、それゆえに「現状肯定」の傾向があります。法律を重視(=最優先)する人は、どうしても、「今の法律では、こうなっている」となりがちです。
 
 一方、「差別の専門家」であるドクター差別は、「違法かどうか」ではなく、「不当かどうか」に着目します。もちろん、法律は重視しますが、かつてアメリカに存在した「ジム・クロウ法」のようなこともないとは限りませんし、また、裁判官の判断も必ずしも当てにならないからです。まして、「年齢差別」は、ドクター差別の専門ですから、異論や疑問に対しては、キチンと説明(=講義)しないといけません。と言うわけで・・・
 
その実態は雇用が流動化した社会
 
 その通りです。しかし、雇用が流動化したのは、「歴史的必然」なのです。高度成長をした後、低成長時代に突入すると、企業は効率化を進め、その結果、非正規雇用が増大したのです。ですから、再度、高度成長時代が訪れない限り、「終身雇用(=定年までの長期雇用)」が主流になることはあり得ません。
 
 にもかかわらず、「無いものねだり」したところで無意味です。「正規社員を増やせ」と叫んだところで、ほんの一部を正社員にして、それで「終わり」です。そんなものは、ただの「綺麗事」、「ごまかし」です。
 
多くの国民は雇用の安定する社会を望んでいます。
 
 当たり前でしょう。だから、「ある程度の安定」は絶対に必要です。しかし、「適度な刺激のある社会」でないと、人間はサボりたがる、一所懸命にならないのも事実です。
 
一つの企業にずっと勤めたい
 
 人が仕事を続ける理由は、主に3つあります。1つ目は、もちろん、「お金(他の就業条件も含む)のため」です。2つ目は、「やりがいのある仕事」です。3つ目は、「良好な人間関係」です。
 
 この3つのうち、2つが満たされておれば、大抵の人は、仕事を続けられます。一方、2つ、あるいは、3つ全部に不満があれば、「こんな会社にいたくない」となるのは普通でしょう。しかし、そう思っても、(会社を)辞めない人が結構います。なぜでしょう? 
 
 それは、日本では、何らかの理由で離職すると、前の会社よりも条件の良い会社に再就職できる確率が極めて低い、給料が半分以下になる、何てことがザラだからです。つまり、「辞めたくても、辞められない」のです。だから、「嫌々でも働き続ける」のです。クビにならない程度に(適当に)働き続けるのです。
 
 しかし、こういう士気の低下した人を抱え続けたら、会社にしてみれば、たまったものではありません。こういう人は出て行ってもらい、やる気のある人を採った方がいいに決まっています。また、士気が低下した人も、会社が変われば、また、ヤル気が出るかも知れません。どちらにとってもプラス、「Win-Winの関係」です。
 
そうすることで中長期的視野に立った職務遂行が可能になるため、企業によっても有益なのです。
 
 ヤル気を失った人たちを抱え込み続けるのは、決して、会社にとって有益ではない、むしろ、マイナスです。前回も申し上げましたが、「たった一度の、しかも、わずかな時間の採用試験で、その人を定年まで抱え込む(=終身雇用&定年制)」というのは会社にとってマイナスなのです。途中で、再評価ができるシステムの方が余程、会社にとって都合が良いでしょう。
 
 では、社員に対して「ある程度の安定」を保障しつつ、会社に対して「社員の再評価を可能にする」という都合の良いことは可能なのでしょうか? はい、もちろん、可能です。それが、ドクター差別の提唱する「中・長期の有期雇用契約を主体とする雇用制度」です。
 
 この「中・長期の有期雇用契約を主体とする雇用制度」が社会の主流になれば、現在の幾つかの雇用問題は解決します。まず、何らかの理由で離職した人、あるいは、何らかの理由で(新卒時に)就職しなかった人の(再)就職が容易になります。次に、年齢制限をはじめ、年齢給、定年制といった年齢差別(年功序列も)が無意味になり、なくなります。そして、「正規社員と非正規社員の待遇格差」もなくなります(注:ドクター差別の提唱する「中・長期の有期雇用契約を主体とする雇用制度」では、社員全員が「非正規」なのだから、「正規と非正規の待遇格差」なんて、そもそも、存在しない)。
 
ところが最近は非正規雇用がはびこり、また企業も途中で退職者を募るようなことが横行しています。
 
 「離職」に対するイメージが悪いのは、1にも2にも、「(良い条件の)再就職が難しい」からです。これは、年齢制限をはじめとする障壁(=バリア)が問題なのです。つまり、「雇用の流動化」が問題なのではなく、「再就職を阻むバリア」が問題なのです。

非正規雇用を減らし、解雇を厳しく制限し、新卒時に決めた企業に定年まで奉公し、企業も裏切らない、そういう社会が国民の望みです。
 
 そういう声が多いのはたしかですね。しかし、幾ら望んでも、高度成長期に後戻りはできません。低成長時代かつ少子高齢社会には、それに相応しい雇用制度が必要なのです。年齢制限、年齢給、定年制などは、時代遅れの代物です。「雇用の流動化」に合わせた雇用制度(=中・長期の有期雇用契約を主体とする雇用制度)に変えていかなければ、日本の将来はありません。
 
何度でもチャレンジなんて必要ありません。
 
 「新卒時」は、1つ目のチャレンジです(注:有名大学への入学が大企業に入る「パスポート」なら、大学入試が1つ目のチャレンジとも言える)。しかし、その際、大企業に入れなかった人は、一生、大企業に入れない、それでいいのでしょうか? もちろん、大企業に入ることが、必ずしも「良い就職」とは限りませんが、「生涯賃金」で中小企業と2倍以上の差があるのでは、「些細な問題」とは言えません。
 
 大企業を辞めて、25歳で、別の大企業にチャレンジする人がいてもいいでしょう? 塾講師をしていて、35歳くらいで公務員採用試験にチャレンジする人がいてもいいでしょう? 会社が倒産し、45歳で再就職にチャレンジする人がいてもいいでしょう? 
 
 今の日本は、こういう再チャレンジする人たちに冷たい社会なのです。それらに目を瞑り、今、会社で働いている人たちだけの待遇を維持しようとするのは、自分勝手な論理です(注:これは、労働組合にも「ありがち」でる)。「何度でもチャレンジできる社会」、「やり直しができる社会」こそが、「みんな(と言っても、「真面目に頑張っている人」のことである)がハッピーになれる社会」なのです。
 
○ 真面目で頑張っている人が報われる社会(「公平な機会と公正な評価が担保された社会」とも言える)
 
× 真面目だが頑張っていない人が報われる社会(こういう人には適度な「刺激」が必要である)
 
× 不真面目だが頑張っている人が報われる社会(熱心な詐欺集団が報われる社会では困る)
 
× 不真面目で頑張ってもいない人が報われる社会(こんな社会が実際にあったら困る)
 
 

 最近、東京海上日動のテレビCMが流れています。私・ドクター差別の「お気に入り」は、以下のCMです。
 
東京海上日動のCM「社会」篇
 
失敗をこわがる社会。
何度でも挑戦できる社会。
どちらが成長する社会だろう。
この国は今
どちら側だろう。
どちら側だろう。
 
 とくに、「何度でも挑戦できる社会」ってのがいいですね。「年齢差別の専門家」として、街頭演説で何度も言ってきた言葉です。「新卒で採用されても、何らかの事情で、その30%が3年以内に辞める時代」ですから、「人生に良い条件の就職の機会がたった1度しかない社会」よりも、「何度でもやり直しができる社会、何度でもチャレンジができる社会」の方が良いに決まっています(注:「たった一度の、わずかな時間の採用試験で、その人を定年まで抱え込む(=終身雇用&定年制)」というのは会社にとってマイナスである)。
 
 しかし、「現実は厳しい」ようです。東京海上日動では、「新卒採用」を毎年行っていて、「中途採用」は随時行っているようですが、「中途採用」で求められているのは「専門職」ばかりで、とても「(何度でも)挑戦(できる)」という言葉は似合いません。「新卒者」以外は、まるで「お呼びでない」ようです。
 
採用情報 応募資格 2015月までに年制大学卒業見込みの方または大学院修士課程修了見込みの方(国籍不問)
 
キャリア採用情報 随時募集受付中です。募集職種=弁護士、会計士、US-CPA(米国公認会計士)、不動産鑑定士、証券アナリスト、MBA、LLM(米国法学修士)、銀行出身者、証券会社出身者、保険会社出身者、監査法人出身者、コンサルティング会社出身者、マーケティング、プロジェクトファイナンス、アクチュアリー(保険数理士)
 
 一方、「女性の活躍推進」には、ことのほか、熱心なようです。
 
女性の活躍推進
 
東京海上日動では、性別・年齢・国籍・障がいの有無や、働き方・雇用形態などの条件の違いに関わらず、社員がいきいきと働き、意欲と能力を最大限発揮できる環境が必要であるという認識のもと、ダイバーシティを推進しています。特に女性の活躍推進については、弊社社員の約半数が女性であることから、女性社員の活躍、成長を実現させることが社会の変化に柔軟に対応し、お客様のご期待にお応えし続けていくことにつながると考え、積極的に取り組んでいます。
 
 たしかに、保険会社(の外交員)は女性が多いですから、「約半数が女性」と聞いても、全然、驚きません。むしろ、男性は、外交員になりにくいのではないでしょうか?
 
 また、「企業情報」にも大きく取り上げられています。
 
 
 ちなみに、女性管理職は、59名(2008年)から168名(2014年)に増えているそうです。
 
 ところが、「役員」をみると、会長、社長をはじめ、取締役19名は全員、男性です(2014年7月1日現在)。かろうじて、監査役4人のうち、1人が女性です(注:名前から推測)。「採用や管理職までは、女性を優遇するが、役員にはさせない」ということなのでしょうか?
 
 
 まあ、いずれにせよ、「能力主義」を否定してはいけませんね。「性別にかかわらず、能力を重視して、採用する、管理職に登用する、役員に登用する」ということでなければなりません。「女性だから採用する、管理職にする、でも、役員にはさせない」ではいけません。一方、男性だから採用しない、しかし、「男性であれば(新卒で)採用したなかから、管理職にする、役員にする」というのもいけません。
 
 もちろん、性別にかかわらず採用・登用するのが「正論」ならば、年齢にかかわらず採用・登用するのも「正論」のはずです。CMでは、「何度でも挑戦できる社会」と言いながら、自分の会社は「新卒採用」がメイン、中途採用は「専門職」だけでは、「何度でも挑戦できる社会」とは申せません(注:「新卒(のみの)採用」は、欧米では年齢差別と見なされている)。
 
 
 

 3月7日です。「土曜日」なので、「任意確認乗車」はできません、残念。関西の人が羨ましい(笑) 
 
 なので、3時過ぎに自宅を出ました。6時から、青山(の東京ウィメンズプラザ)で「全国男性復権を目指す会」の打ち合わせがあるからです。その前に渋谷駅前で(1人で)街頭演説です。天気はもちそうです。
 
 いつもの「宮益坂口」で、チラシ配布をしていたので、モアイ像前へ。しかし、そこもチラシ配布をしていたので、(渋谷駅)南口へ。そちらは空いていました。
 
 早速、演説開始。先日、新越谷に出向いた際、花粉症がひどくなりましたが、それにもめげずエンジン全開です。調子に乗って、1時間ちょっと演説しました。
 
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自撮りです
 
 そこから、青山までは「差別ネット歩行」です。集会場所の(ビルの)近くで、レノンさん、「反対する会」のメンバー2人と遭遇です。4人で部屋に行ったら、まだ開いていなかったので、(1階の)入口近くの腰掛けに座り、オオムラ代表を待ちました。
 
 しばらくして、(10分前に)オオムラ代表がやって来ました。何でも、早く来たのに、携帯の電池切れで、渋谷のショップまで戻って充電してきたとのこと。それでは、「ギリギリになる」のも無理ありません。
 
 集会では、4月4日に開催される「女性活躍推進を考える特別集会」の段取りを相談しました。集会の名称の通り、「女性活躍推進法案」に賛成・反対、どちらの方も参加OKです。
 
 第1部の基調講演の講師は、男女共同参画会議議員の高橋史朗明星大学教授です。第2部は、何人かの識者の方々に登壇いただき、会場の参加者を巻き込んでのパネル・ディスカッションを行います。その司会は、私・ドクター差別がやる予定です。もちろん、ドクター差別のことですから、「ただの司会者」でおさまるはずがありません。進行役を務めながらも、言いたいことはドンドン言うつもりです、ハイ(笑)
 
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日時 4月4日(土)午後2時~4時
 
場所 (杉並区)産業商工会館 3階講堂 JR阿佐ヶ谷駅徒歩5分 丸の内線南阿佐ヶ谷駅徒歩3分
    杉並区阿佐ヶ谷南3-2-19
 
参加費 無料
 
 

 昨日(3月5日)は、早く起きたので、「プチ・サークル」を実施することにしました。大倉山駅で、いつもと反対側のホームに上がりました。横浜方面です。車掌の真ん前で乗りましたが、何も言われませんでした。ガラガラです。
 
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5時40分なら「グランド・サークル」が可能です
 
 横浜駅で、横浜市営地下鉄に乗り換えです。ここでも、いつもと反対方向、あざみ野方面に向かいます。空いていたので座りました。何事もなく、あざみ野駅に到着です。

 あざみ野で田園都市線の「各駅」に乗車、早速、車掌から声掛けがありました。一蹴して、たまプラーザ駅で一旦降車、準急に乗り換えました。鷺沼駅で乗ってきた女性が、駅員に目で「男が乗っている」と訴えたのでしょう駅員が声掛けしに来ました。これも、一声で撃沈です(笑)
 
 静かな車内で、司令が車掌に対して、「次の駅で女性専用車に乗っている男性に声掛けします」と言っているのが筒抜けです。マイクのスイッチが入っていたのでしょうか?(苦笑) 早速、録画スタンバイです。
 
 溝の口駅で、案の定、若い駅員二人が待ち受け、声掛けしてきました。主任の名札をした駅員が、「降りていただけますか?」なんて、とんでもないことを言うので、「男性は乗れないのか?」と言うと、「小学生以下の・・・」などと決まり文句を言いました。「一般の男性は乗れないのか?」と再度聞くと、横から、もう1人の駅員が割り込み、「申し訳ありません」と言って、退散しました。私が、あの「ドクター差別」だとわかったのでしょうか?(笑)
 
 二子玉川駅では、3人の駅員が待機していましたが、大柄な駅員が1人、様子を見に来ただけで、声掛けはありませんでした。早速、「要注意人物だから、放っておけ」なんて連絡でも入ったのでしょうか?(笑) 
 
 渋谷駅で、交代した車掌に、溝の口駅で駅員が言った「小学生以下の・・・」云々は本当かどうか確かめました。そしたら、「東急電鉄のルール」なんて、これまた、とんでもないことを言ったので、「ルールは旅客営業規則に記載されているが、そんなルール(=規則)はない」と言ったら、ふてくされた感じで「忙しい」と言ってサッサと立ち去ってしまいました。

 こんな横柄な態度は、(お客に対して)許されません。早速、案内所に出向き、責任者を呼ぶように言いました。しばらくして、助役がやってきました。まだ、待ち合わせ時間まで30分くらいあるので、20分程、抗議&講義しました。態度の悪さを改めさせるように、が(自社の)ルールかをしっかり教育するように、この2つを要請しました。
 副都心線のホームに行くと、女性駅員が「女性専用車」の案内を(大声で)していたので、「そういう案内では『男性が乗れる』とわからない」と注意しました。すると、別の女性駅員と2人で、男性駅員のところに行き、何やら相談していました。「あの、うるさいのが来ているので、どうしたらいいでしょう?」とでも相談しているのでしょうか?(笑) 近づいて行き、「(男性の)駅員に言うんじゃなくて、利用者に『男性も乗れる』と言ってよ」と言ったら、嫌な顔をしていました。「かわいい顔」が台無しです(笑)
 
●YouTube
 
不適切な声掛け&不適切な案内
 
ドクター差別講義する
 
 (待ち合わせの)定位置に戻ると、レノンさんがすでにいました。今日は「2人」です。というわけで、レノンさんの地元「越谷市」に行くことにしました。その前に「任意確認乗車」、続行です。
 
 「急行」だったので、小竹向原駅まで行き、有楽町線に乗り換えました。永田町駅で、「任意確認乗車」は終了です。

 男性警備員が、私らの目の前で、「女性専用車です」と案内をしたので、「男性は乗れないのか?」と聞くと、何と、シカトされました。その後もシカトし続けるので、責任者を呼ぶように言いました。あいにく責任者がおらず、「代わりに私でもいいですか?」と言う警備員がいたので、経緯を説明しました。その後、シカトした警備員も反省し、私の目を見て謝罪したので、その場を去りました。

 さあ出発、いつもの渋谷駅ではなく、新越谷駅が目的地です。「急行」なので、意外と早く到着、今回が「2度目」です。レノンさんが「郵便局に用事がある」とのことだったので、そこに行くついでに「差別ネット歩行&ポスティング」をしました。
 
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レノンさんの地元でのポスティングです
 
 いよいよ、「花粉症」が始まり、外の歩行がつらいので、南越谷駅から越谷レイクタウン駅までは1駅ですが、JRに乗車しました。越谷レイクタウン内を「差別ネット歩行」です。前回とは別のバフェイで、「差別ネット昼食」、その後、また、「差別ネット歩行」をしました。
 
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「腹が減っては戦は出来ぬ」です(笑)
 
 しかし、屋内の「歩行」だけでは、物足りないので、街頭演説をすることにしました。相談した結果、比較的近い「浦和駅前」ですることにしました。
 
 ところが、浦和駅前は、一方は、バス停がずっと続いていて演説をやるところがない、もう一方は、空いているのだけれど、駅の私有地らしく「演説禁止」の立て札がズラリ、なかなかできそうなところがありません。グルリと回って、ほぼ正反対のところで(演説を)することにしました。
 
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演説は「迷惑行為」なのでしょうか?
いいえ、憲法で保障された権利の行使です
 
 さすが、地元・埼玉支部長レノンさんの演説は「絶好調」です。私も負けじと演説しました。最後の締めをレノンさんにやって貰おうとバトン・タッチしたにもかかわらず、熱心に演説を聴く女性がいて、レノンさんの演説がなかなか終わりません(笑) 女性にチラシを渡したら、納得して帰られたので、ようやく「打ち切り」です。
 
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女性も注目、レノンさん
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私が「変なオジサン」、
いや、「ドクター差別」です
最近また「偽物」がネット上を徘徊しているようです(笑)
 
 私らがやめる頃、対面の歩道をノボリを持って駅に向かって歩く人たち(2人)がいました。さて、「演説禁止」の立て札の前でやるのかな、と思っていたら、「9条」云々と書かれた街宣車が通り過ぎました。街宣車は、立て札の後ろに位置したので、(立て札の)前ではなく、後ろならいいのかな?(笑) でも、立て札には「チラシ(等の)配布禁止」とも書かれてあるのに、何人もでチラシを配布していました。弁護士さんって、意外とルールを守らないんですね(汗)
 
 演説後、軽い夕食をとりました。レノンさんの地元なので、駅でお別れです。でも、わざわざホームまで来てくれました。私は、湘南新宿ラインに乗車、停車駅は、赤羽、池袋、新宿、渋谷、ウトウトしていたら、アッと言う間でした。後は、乗りなれた東横線で帰りました。
 
 レノンさん、お疲れ様でした。
 
 

 昨夜(3月3日深夜)、東大工学部卒(医学博士)の「中野信子」という脳科学者がテレビの娯楽番組に出ていた。「今夜くらべてみました」という番組で、司会者に、2人の女性タレントと共にイジラれていた。公の場に出る際は学者らしく「黒髪」なのだが、普段はカツラを取って金髪、1人でカラオケに行きロックを熱唱している、というのが紹介されていた。なるほど、番組制作者が喜びそうな「キャラ」である。
 
 まあ、それは「いい」として、彼女の発言がちょっと気になった。さすが「医学博士」の称号を持っているだけに、最近は結構、一般人にも知られているセロトニン、ドーパミンほか、(医学的な)専門用語がポンポン飛び出すのだが、どうも発言が軽い、信頼性がない。というわけで、「そう感じる原因はどこか?」と考えてみた。
 
 ありました、ありました。彼女の発言は、私・ドクター差別がよく使う言い回しで言えば、「ミソもクソも一緒くた」なのである。いや、今回の場合、「白ミソも赤ミソも一緒くた」あるいは「目クソも鼻クソも一緒くた」と言った方がいいかも知れない。いずれにせよ、「(専門家にしては)正確性に欠けた発言」というわけである。
 
 たとえば、「男性は(女性よりも)ドーパミンが1.5倍出るから、楽天的で、依存症になりやすい」なんて言う。しかし、これは、あくまで「傾向」であって、個人差のある話だろう。男性が皆、そういうわけではない、当たり前だが、楽天的でない男性、依存症にならない男性も大勢いる。
 
 もちろん、「学者さん」なのだから、そんなことは「百も承知」だろう。しかし、自分が「承知」していても、言い方が不正確なら、聞いた人は誤解する。まして、テレビを見ている人たちのほとんどは「ド素人」なのだから、(極力)誤解されないような言い回しをすべきだろう。
 
 たとえば、「男性は○○である」あるいは「朝鮮人は××である」と言ったら、「男性は皆、○○である」あるいは「朝鮮人は皆、××である」と受け取られかねない。しかし、(実際は)そんなわけがない、あくまで「傾向」なのだが、発言したら最後、言葉が独り歩きしてしまう危険性がある。
 
 と言うか、「差別主義者」は、そういう言葉の「独り歩き」を利用しているフシがある。あくまで「傾向」なのに、「皆、そうである」かのように見せかけるのである。そして、それを基に「男性差別」、「民族差別」をするのである。
 
 もし、科学者なら、専門家なら、言葉には慎重でなければならない。「傾向」を「全体の特性」のように言う、あるいは、そう受け取られる言い回しをする、というのは軽率である。これでは、アンケートや統計の類が、血液型、手相、星占いなどと何ら変わりなくなってしまう。言葉の重さを自覚していないようでは、科学者として「失格」、専門家として「失格」である。
 
 

 昨夜早く寝て、真夜中に起きました。そのまま起きていたので、1人で「任意確認乗車」をすることにしました。ジャンパーも半纏も着ず、マスクに帽子、「怪しい」と言えば怪しいですが、大倉山駅ホームで「女性専用車」の停止位置に並んでいても、誰からも声掛けはありませんでした(笑)
 
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東横線大倉山駅を出発です
 
 多摩川付近で、「女性専用車」を案内する(1回目の)車内アナウンスがありました。今日は、仲間との(渋谷駅での)待ち合わせがないので、乗車したまま副都心線へ。
 
 北参道付近で、また、「女性専用車」を案内する(2回目の)車内アナウンスがありました。池袋駅では、「女性専用車」の設定終了の車内アナウンスがありました。と言っても、そもそも、運送契約上、ルール上、そんな「設定」はありません。要町で有楽町線に乗り換えです。
 
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有楽町線要町駅です
 
 池袋駅を通過後、「女性専用車」を案内する(3回目の)車内アナウンスがありました。永田町駅で、女性警備員が「女性専用車」の案内をしていましたが、私に気づくと止めてしまいました(笑) そのまま、半蔵門線へ。
 
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ちょっとボケてますが、半蔵門線永田町駅です
 

 「女性専用車」の停止位置に並び、乗ろうとしたら、近くにいた男性警備員が、「女性専用車になっています」、よろしければ隣の車両にお移りください」と声掛けしてきました。「よろしくない」と言い、キッパリとお断りしたら、アッサリ引き下がりました(笑)

 渋谷駅に到着、まだ、「任意確認乗車」が可能です。トイレに立ち寄り、東横線のホームに向かいます。「下り」はガラガラです。中年の男性が1人、乗っていました。多摩川付近で「任意確認乗車」の終了です。しかし、「(設定)終了」の車内アナウンスはありませんでした。無事、大倉山駅に到着です。

 ところで、「女性専用車」を案内する車内アナウンスは一体何のために、誰に対してしているのでしょうか? 男性を他の車両に移動させるため? それとも、女性を女性専用車に移動させるため

 
 まあ、どう考えても、「前者」でしょう。何しろ、「女性専用車」に乗っている男性にしか「移動のお願い」に来ないのですから。ウソまでついて、男性を「女性専用車」に1人も乗せないことに必死なのですから。
 
 しかし、これって「片手落ち」ですね。「女性旅客にも、男性旅客にも、乗車車両について、運送契約上の義務はない」わけですが、もし、男性に他の車両への移動の「お願い」をするなら、女性にも「女性専用車」への移動の「お願い」をしないとバランスを欠きます。まして、男性を他の車両に移動させても「痴漢被害の減少」とは何の関係もありませんが、女性を「女性専用車」に移動させたら、あるいは、痴漢のターゲットになる女性だけでも「女性専用車」に移動させたら、「痴漢被害は激減する」のですから、(鉄道会社のやっていることは)トンチンカンもいいところです(笑)
 
 

 仲間のMさんからの情報です。
 
必要? 不必要? 女性専用車両ってどう思う? JOLonline 2015/02/27
 
 アンケートの結果は、
 
女性専用車両ってどう思う?
第1位 必要 152人(42.5%)
第2位 あってもなくてもよい 98人(27.4%)
第3位 どちらかといえば必要 79人(22.1%)
第4位 どちらかといえば必要ない 16人(4.5%)
第5位 不要 13人(3.6%)
 
だそうです。
 
 「必要」又は「どちらかと言えば必要」と答えた女性の「必要」な理由は、
 
「やっぱ痴漢とか怖いから」
「一度不審者について来られた事があったから」
「朝の満員電車で普通車両に乗ると絶対痴漢されるから!!!」
「いざ自分が痴漢された時に怖くて声も出せなかったから」
「変な人がいたときに女性専用車両に逃げこめる」
 
とのことです。
 
 出ました、「ミソもクソも一緒くた」にする理屈が。痴漢が怖いから、痴漢でない男性を乗せない? 意味がわかりません。誰が痴漢かわからないから? なら、誰も(犯罪が起こる前に)乗せないようにはできません。それが法律、それがルールです。
 
 それから、
 
「男の人にはわからないかもしれないけど、これは差別ではなくて、女性に対する犯罪をなくすのには必要だし、やっぱり男の人にはあるおかしな感情がなくならないから、(なくしては)ダメだと思う」
 
という意見もありました。
 
 これは差別ではない? いえいえ、痴漢を乗せないようにするのはよろしいですが、「痴漢でない男性を乗せないようにする」のは、不当な差別です。これまた、「ミソもクソも一緒くた」にしています。
 
 そうそう、
 
「男くさくないから」
「男性の汗の匂いとか体臭とか苦手な人もいるから」
 
なんて、ふざけた理由もありました。
 
 これに対して、編集部の人間が、
 
確かに、臭いに敏感な人には厳しいですよね。
 
などと「同調」しているのですから、呆れてしまいます。おいおい、女性だって特有の臭いはありますし、化粧臭いのも願い下げですが、男性は皆、辛抱しているのです。
 
 「あってもなくてもいいと答えた女性の理由は、
 
「乗らないし」
「痴漢にあったことがないからよくわからない」
 
とのことです。まあ、「関係ない」と思っている、「無関心」なわけです。
 
 その一方で、
 
「痴漢されない自信があるから」
 
なんてのは「頼もしい」ですね。何しろ、「痴漢対策」は「自己防衛」が基本です。
 
 あと、
 
「動画とかでたまにみるやつで、女性専用車両に間違えて乗った男の人がずっと暴言吐かれ続けてたの見てて、なんかそういうのは違うくないかなって思った
 
という男性に同情する意見もありました。
 
 それに対して、編集部の人間が、
 
確かに、わざとではなく間違えて乗ってしまう男性というのも少なからずいるので、そういう人に暴言を吐くのはちょっと違うような気がします。
 
なんて言っています。これは、裏を返せば、私ら「選ばれし者たち」のように「わざと乗る男性」には暴言を吐いてもいい、と言っているようなものです。鉄道会社が「男性も乗れる」と言うから乗る、ところが、それを真に受けて、と言うか、それを確かめるために乗る男性には暴言を吐いてもいい、なんて一体、どういうつもりなのでしょう?
 
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鉄道会社が「男性も乗れる」と認めているのですから、
たまたま乗ろうが、わざと乗ろうが、関係ありません
ちなみに、暴言を吐くのは「犯罪」です
 
 どちらかといえば必要ない」又は「不要」と答えた女性の「不要」な理由は、
 
「必要と思ったことがない」
「乗ったことないし興味もないので」
「今まででも不自由じゃないから」
「乗らないんで関係なし」
 
だそうです。
 
 これも、「あってもなくてもいい」というのと同様、「関係ない」、「無関心」ということですね。そうです、大抵の人には、「どうでもいいこと」なのです。
 
 一方、
 
「化粧くさいしなんかいやだ」
「女だらけで逆に遠慮なくなる」
 
というのは、積極的な「不要論」ですね。
 
 ところで、編集部は、
 
全体的にはあった方がいいという意見の方が過半数でした。
 
なんて言っていますが、当たり前でしょう。「女性専用車両」があって、恩恵を受ける女性はいても、不利益を被る女性はいないわけですから。そんな人(=女性)ばかりに聞いて、「過半数だから(女性専用車両は)必要」なんて言われても、「はい、そうですね」とはなりません。
 
 要するに、
 
現在は、都心では女性専用車両があるのがほぼ当たり前になっていますので、万が一痴漢などに遭ったときにはすぐに逃げ込める場所がある、ということを頭に入れておくといい
 
というのが、編集部の結論のようです。もはや、「痴漢被害が減らない」のはバレバレなので、「痴漢被害に悩む女性の避難所」ということをアピールしているわけです。
 
 でも、痴漢に遭ったら、警察に通報するのがスジです。その前に、駅員を呼んでもいいでしょうが。なぜ、「女性専用車」と称する代物をつくって、何の関係もない男性を巻き込むのでしょう? 
 
 結局、アンケートで「必要」に投じた女性も、編集部の人間も、「ミソもクソも一緒くた」なのです。「自分さえ良ければ、他人はどうなってもいい」と考えている身勝手な連中なのです。しかも、法律も、運送契約も完全無視です。こんなものがネットで拡散されるのですから、困ったものです(汗)
 
 

 安倍政権「女性が輝く社会を目指す」などと言っていますがこれは裏を返せば、「今、女性は輝いていない」ということでしょう。随分、女性を馬鹿にした話ではないですかね? しかも、女性は外で働かないと「輝いていない」と言いたげで、これでは「専業主婦は輝いていない」と言っているに等しいでしょう。

 何でも、公務員、管理職、役員に採用・登用されることが「女性が輝く」ということらしいです。しかし、国防、消防、犯罪の取締りや各種の建造のような危険な仕事は、依然として、「男性任せ」なわけです。これでは、「美味しいところ取り」と言われても反論できないでしょう。
 
 また、公務員や管理職、役員の女性が少ないを女性差別のせいにする連中がいますが、男女数に差があることが、直ちに女性差別のせいである」とは言えません。何しろ、男女の能力が等しいと仮定しても、受験者や志願者が男性よりも少なければ、女性の合格者が少なくなるのは当たり前ですから。にもかかわらず、「女性の数が少ない」という理由で、何の落ち度もない男性を不合格にして、公平な試験をすれば受かるはずのない女性を合格させるというのでは、それを「不当な差別ではない」との主張は、あまりにも無理があります

 もし政府や自治体が「女性の数」を増やしたいなら、女性に「ハイヒール」に履かすのではなく、公務員採用試験の女性受験者を増やすこと、管理職や役員の登用にチャレンジする女性を増やすこと、すなわち、それを奨励すべきでしょう。そして、「男子に負けるな!」と叱咤激励することでしょう。そういう「ポジティブ・アクション」なら、女性受験者、女性志願者に「ハイヒール」を履かすよりも一万倍マシ、まあまあ、許容される範囲でしょう(注:その結果、「笛吹けど踊らず」なら、それはそれで1つの結果である)。
 
 以下の統計では、もし「女性公務員の数」を増やしたかったら、公務員採用試験の女性受験者を増やすこと、そして、それにチャレンジする女子を叱咤激励すること、その必要性が示唆されています。
 
●平成14年東京都調布市
 
男性受験者 153 
女性受験者  63 
 
※女性受験者を増やすべきところ、女性受験者に「ハイヒール」を履かせることにより、男性の一次試験合格者が三次試験合格者になる確率は、19.4%女性の一次試験合格者が三次試験合格者になる確率は、62.5%となっている。
 
●平成22年度裁判所事務官Ⅰ種、Ⅱ種
 
男性受験者 8230人   
女性受験者 3342人 
 
※女性受験者を増やすべきところ女性受験者に「ハイヒール」を履かせることにより、男性の一次試験合格者が最終合格者になる確率は、17.3%女性の一次試験合格者が最終合格者になる確率は、85.9%となっている。
 
●平成24年度国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)
 
男子申込者 13762人
女子申込者 6462人
 
一次試験の合格率は、男子10.5%、女子6.6%となっているので、女性受験者を増やし、なおかつ、叱咤激励すべきである。
 
●平成24年度国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)
 
男子申込者 27228人
女子申込者 12416人
 
一次試験の合格率は、男子12.4%、女子8.7%となっているので、女性受験者を増やし、なおかつ、叱咤激励すべきである。
 
大阪府2013年度職員採用試験
 
男性受験者 657
女性受験者 464
 
※女性受験者を増やし、なおかつ、叱咤激励すべきところ、女性受験者に「ハイヒール」を履かせることにより、最終合格者に占める男性の割合は22.1%、女性の割合は77.9%となっている。しかも、もし女性受験者数が男性と同じ657人なら、女性の合格者は、最終合格者の83.3を占めることになる。
 
大阪市2013年度職員採用試験
 
男性受験者 425
女性受験者 335
 
※女性受験者を増やし、なおかつ、叱咤激励すべきところ、女性受験者に「ハイヒール」を履かせることにより、最終合格者に占める男性の割合は18.5%、女性の割合は81.5%となっている。しかも、もし女性受験者数が男性と同じ425人なら、女性の合格者は、最終合格者の84.8を占めることになる。
 
●名古屋市2014年度職員採用試験
 
行政一般 
性受験者 756人
受験者 408人
 
※女性受験者を増やし、なおかつ、叱咤激励すべきところ、女性受験者に「ハイヒール」を履かせることにより、男性の1次試験合格率は24.5%、2次試験合格率は32.4%であるが、女性の1次試験合格率は19.1%にもかかわらず、2次試験合格率は56.4%となっている。
 
法律 
性受験者 213人
受験者 111人
 
※女性受験者を増やすべきところ、面接での男性受験者の評価だけを低くすることにより、女性の1次試験合格率は61.3%、2次試験合格率は72.1%と高水準であるが、男性の1次試験合格率は58.7%にもかかわらず、2次試験合格率は36.0%と低下している。
 
経済 
性受験者 150人
性の受験者数50人
 
※女性受験者を増やすべきところ、面接での男性受験者の評価だけを低くすることにより、女性の1次試験合格率は74.0%、2次試験合格率は78.4%と高水準であるが、男性の1次試験合格率は67.3%にもかかわらず、2次試験合格率は41.6%と低下している
 
 しかし、こういう明確な統計があるにもかかわらず、女性は差別されてきた、差別されているから、少しくらい優遇されて当たり前。男性は我慢しろ」、「男女の能力は等しいはずなのに、女性の公務員や管理職、役員が少ないのは、女性が差別されているからだ。そういう女性差別を是正するために女性を優先するのは、不当ではない」なんて理屈を言う連中がいるのです。そして、その口車に乗って、政府や自治体が、何の落ち度もない男性を差別する、女性差別を受けていない女性を優遇する優先する、のですからまったくもって、開いた口が塞がりません

 ちなみに、「女性は差別されてきた」なんて言いますが、かつて兵士として駆り出された男性の人権は一体、どうだったのでしょう? あるいは、建物、道路、鉄道、ダム、橋、トンネルなどの建造の際、これまで、どれほど多くの男性が命を落としてきたのでしょう? 「女性は差別されてきた」というよりは、「男性の人権の方が、余程、軽視されてきたと言えるのではないでしょうか?
 
 

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