動画「断固拒否します!」に、典型的な「賛成派」からのコメントがありましたので、ご紹介します。ホント、「よくある主張のオン・パレード」です(苦笑)
>わざわざ女性からの批判の声を待つかの様に、女性専用車両に乗って。。。
任意性が担保されているかどうかを確認するために乗っているんですから、当然、「わざわざ(乗車する)」ということになりますね。女性乗客や鉄道係員から「迷惑な声掛け」などがなければ、任意性が担保されていることになりますが、迷惑な声掛けなどがあれば、任意性が担保されていないことになります。
>あなたが自己主張を受け入れてほしいのと一緒で、女性も乗ってほしくないという主張をしているだけではないですか。。
自己主張? いえいえ、私は、鉄道会社が「男性も乗れる」と主張しているから、それが本当かどうか、それが(口先だけでなく)現場でキチンと担保されているかどうか、わざわざ、確認しているのです。
女性乗客が「乗って欲しくない」と心のなかで思っているだけでなく、「女性専用車」に乗った男性に対して、声に出して主張するなら、それは法律違反、ルール違反になります。法律、ルールは守りましょう。
>お互い様です。
全然違います。私・ドクター差別が「女性専用車」(と称する車両)に乗車するのは、法律・ルールに則った行為です。一方、「乗って欲しくない」というワガママは、それを言動に移せば、法律違反、ルール違反になります。
>例えばあなたの娘が、恋人が痴漢をされたというトラウマで男性の事を怖がっていても、それでも男性を怖がる女性が病気だとおっしゃるのですか?
痴漢を怖がるのは「普通」ですが、男性を怖がるのは「病気(=男性恐怖症)」です。病気は、専門医の治療が必要です。
なお、たとえ「病気」が理由でも、赤の他人の権利を侵害することは許されません。黒人米兵にレイプされた女性が黒人が怖くなりました、だから、「(黒人は)乗らないで」と言っても、それは「黒人差別」であり、決して許されることではありません。
>私自身女性専用車が出来、利用するようになってから痴漢にあう事が減りました。
あなたは、「自分が痴漢に遭わなければ、他人はどうなってもいい、他人の権利なんてどうでもいい」と思っているのですか? もしそうなら、随分、自分勝手ですね。あなたの代わりに「女性専用車」以外の車両に乗っている別の女性が痴漢被害に遭う、結局、痴漢被害は減らない、それでいいんですか?
まさか、「女性専用車に乗らないで痴漢に遭う」のは、自業自得ですか? 「女性専用車」に乗らない女性が悪いんですか? 「痴漢が悪い」んじゃなかったのですか?
また、大勢の(何の関係もない)男性が自分の乗りたい車両に乗れず、大変迷惑しています。もしかして、「痴漢は男。男は反省しろ。少しくらい不利益があるからと言ってガタガタ言うな。ちいせい男だなあ~」ですか?
文句は痴漢に言ってください。痴漢でない男性を巻き込まないでください。迷惑です。不快です。
>あなたのそのエネルギーを痴漢を減らす活動に生かしたらいかがですか?
勘違いも甚だしいですね。私らは「痴漢対策」には「大賛成」です。ところが、「女性専用車」は、「痴漢対策」と言いつつ、男性の権利、男性の意思を無視し、1人の男性も乗せないようにしないと成立しない「男性対策」だから、「大反対」しているのです。
そもそも、痴漢被害が減る方法でなければ、「痴漢対策」とは言えません。「女性専用車」は、痴漢被害者が代わるだけで、痴漢被害は減りませんから、「痴漢対策」ではありません。そんな代物に満足している、「自分さえ痴漢に遭わなければいい」なんて人こそ、痴漢被害を減らすことを考えるべきです。
痴漢のターゲットになる女性、あるいは、女性全員を「女性専用車」に乗せれば、痴漢被害は激減するでしょう。ところが、なぜか、それには、鉄道会社は「乗り気」ではありませんし、「賛成派」も消極的です。痴漢のターゲットになる女性だけを乗せるようにするとオバサン連中が乗れなくなるから、女性全員を「女性専用車」に乗せる、他の車両には女性は乗れないようになると(自分らの)利便性が損なわれるからでしょう。
また、たとえ「痴漢対策」として有効でも、(男性)差別にあたらない方法でしなければいけません。なぜなら、目的(=痴漢対策)が正当でも、手段(=男性排除)が不当なら、その方策は「不当」だからです。
それでは、痴漢対策として「有効」で、(男性)差別でもない、そんな方策、あるのでしょうか? あります。たとえば、(時差通勤・通学による)混雑緩和、防犯カメラの設置、監視員の配備、自己防衛の勧めなどです。
これらは、痴漢被害を減らす効果がありますし、もちろん、(男性)差別でもありません。なぜ、鉄道会社や「賛成派」は、これらの(痴漢被害の減る)方策に「消極的」なのでしょう? それは、「女性専用車」が痴漢対策ではなく、「女性優遇策」だから、「女性のための多目的車両」だからです。だから、オバサン連中が「空いてて快適」、「男がいなくていい」なんて言う、あるいは、「自分さえ痴漢に遭わばければ、他人はどうでもいい」なんて言い分がまかり通るのです。鉄道会社も、「賛成派」も、それでいいから、(現行の)痴漢被害の減らない「女性専用車」に賛成している、満足している、改善しようとしないのです。