(カジノ問題専門家の木曾崇さんの)ツィッターの情報で、「特定複合観光施設区域整備推進会議取りまとめ」に関して意見を募集しているのを知り、出してみました。もちろん、ドクター差別は、この件については「素人」ですが、このブログでも(これまで)何度か取り上げてきましたので、ドクター差別なりの視点で書いて見ました。残念ながら、今日(8月31日)午後5時で受付終了です。
以下が、その「意見」です。
箇条書きにします。
①合法カジノは、違法カジノを自然消滅させる最も有効な手段です。「子供たちの憧れのスポーツ選手が(違法賭博で)捕まる」なんてこともなくなります。
②「ギャンブル依存症」は問題ですが、それは競輪・競馬・競艇・宝くじを含め、すべてのギャンブルに共通する問題で、カジノを規制するだけでは、さほど効果は期待できません。また、問題としては「頻繁にすること」よりも、「どれだけつぎ込むか」の方が深刻です。たとえば、飲酒は、毎日飲めば、たしかに「アルコール依存症」ですが、少量なら(さして)問題になりません。一方、一気に大量のアルコールを飲めば、「急性アルコール中毒」で死に至る場合もあります。
③日本人の多くは、「ギャンブル=悪」と思い込んでいるようですが、ある意味、就職するのもギャンブル、結婚するのもギャンブル、家を買うのもギャンブルです。あるいは、株式投資も、立派な「ギャンブル」と言えるでしょう。時代劇の「イカサマ賭博」の見過ぎかも知れません。
④カジノは「収入源」としては、かなりの部分を占めますが、観光客としては、その他の施設(ショー、アトラクション、ショッピング、グルメなど)も魅力的です。しかも、季節的に集客に偏りのある観光地にしてみれば、通年、観光客が見込める「カジノ」は、補完的とは言え、集客に大いに貢献するでしょう。
⑤「外国人は規制しないが、日本人だけ規制する」というのは、その目的を考慮しても、いささか「差別的」に思われます。他のレジャーもそうですが、どれだけお金を使うかは、本人の自由意思に委ねるのが「原則」でしょう。
どうですかね、こんな感じで?