『【特別掲載】「優先」には、強制的な意味があるのか?』のコメント欄への(しつこい)コメントへの反論です。簡単なことがなぜ、わからないのでしょう??? だから、「思い込み」って怖いんですね(苦笑)

(「優先」なら)「強制」「任意」「どちらにも、運用できる」なんて、その考えが、そもそも、間違い

 では、「優先」にも、「専用」と同様、「必ず」とか、「絶対に」という意味合いがあると仮定しましょう。

専用=必ず、特定の人だけが使うこと
優先=必ず、他のものより先に扱うこと

 たしかに、意味が通じます。

 では、逆に、「必ず」、「絶対に」という意味合いがない場合を想定しましょう。

専用=他人の任意の協力で、特定の人だけが使うこと
優先=他人の任意の協力で、他のものより先に扱うこと

 あらら、「他人の任意の協力で、特定の人だけが使うこと」なんて言ってたら、絶対に「専用」にはなりませんよね? 「専用」自体が成り立ちません。

 一方、「他人の任意の協力で、他のものより先に扱うこと」となっても、「優先」されない場合もあるものの、「優先」される場合もあります。「優先」自体が成り立たないわけではありません。

 なぜでしょう? それは、「専用」には、「強制」の意味合いしかないが、「優先」には、「強制」の意味合いも「任意」の意味合いもある(注:あるいは、「どちらの意味合いもない」とも言える)からです。

優先と書いてあるので「私は 『表示どうり』 優先しません」これが「おかしい」という事は、ご理解いただけるでしょう?

 わざわざ、そう言うから、おかしいように感じるだけです。「優先したい人は優先すればいい、優先したくない人は優先しなくていい」と言えば、何もおかしくはない、しかも、「優先」はチャンと成り立ってます。一方、「専用にしたい人は専用にすればいい、専用にしたくない人は専用にしなくていい」では、「専用」は成り立ちませんね。

「優先しない行為」は「その優先の表示」を、「無視して、守らずに」優先しないだけ、なんですよ。

 これは、言葉の意味ではなく、運用する側と利用する側の考え方の違いを言ってるだけです。

相手に座るように求めているのだから、言葉の意味なら、「当然、強制の意味」です。

 いいえ、「座ってください」には、「強制的な意味合い」も、「任意的な意味合い」もあります(注:あるいは、「どちらの意味合いもない」とも言える)。だから、あなたは、「必ず、相手に座るように求めている」と(勝手に)解釈できるわけですし、「当然、強制の意味」だとも言えるわけです。しかし、言った人が「できれば、座ってください」という意味で言ったとしたら、「当然、強制の意味」だとは断定できません。

 同様に、あなたは、言葉の(本来の)意味ではなく、自分の勝手な解釈で、「優先は、必ず、他のものより先に扱うことだ」と思い込んでいる、断定しているのです。

>>「優先」という表示からは、「強制」の意味合いも「任意」の意味合いも読み取れませんから、自分の自由意思で「優先しません」と言っても、何の問題もありません。
ここまで言い切っちゃうと、もうヤバイ人だが(笑)

 ここまで言い切っちゃうと、もう「アンチ」だが(苦笑)

「○○優先」などの表示は、たいてい、施設管理のために、施設側が、ここには、その表示が必要であると考えて、「わざわざ、表示してるのであって」その施設の、施設管理権に基づく「施設運営ルール」である可能性が高い。

 あれっ? 「優先席」は、「ルール」ではありませんよ。せいぜい、「マナー」の範疇です。鉄道会社のスタンスもそうでしょう。てか、そう言ってますね。

 まあ、ルール(=強制)でなくても、「優先」ですから、別に矛盾はありません。それとも、あなたは、「(「強制」になっていないのは)鉄道会社の運用がデタラメのせいだ」とでも言うのでしょうか? いやいや、「強制」にしたかったら、ルールにしたかったら、「専用(席)」にすればいいだけの話です。なぜ、しないのでしょう?

利用者側が、勝手に判断して、「○○優先って書いてあっても、そんなの守る必要ないよねー」とか

 いえいえ、「優先」が辞書通りの意味なら、ルールではない、せいぜいマナーの範疇ですから、守る、守らないの話ではありません。もし、運用側が(絶対に)守らせたかったなら、「専用(席)」にすればいいのです、それが良いかどうかは別にして。

多くの所は、優先を、いらぬ角が立たないようにか? 「その表示は、必ずしも強制しませんので、守らないのも、ありですよ」「優先しないなら、仕方ないけど、無視してください」という意味で、任意で、やってくれてる場合が、多いだけ

 これ、「深読みし過ぎ」ですね(苦笑) 「強制」したかったら、「専用」にすればいいだけです。

 まあ、所詮、これも、言葉の意味ではなく、運用面の話ですけどね。つまり、「女性専用車(両)」と同様(注:「女性専用(=強制の意味)」なのに「任意」)、この人にしてみれば、「優先席」もウソ(注:「優先(=強制の意味)なのに「任意」)だというわけです。

景品の配布は「購入者優先」の表示・・・も同じで、・・・私は購入者を「優先しません」から、「購入者ではない、この私が、購入者より先に、景品を、もらいに来た」w

 これも、運用の話で、「権限のある運用する側が決めたことを守らないといけない」というだけのことです。言葉の意味とは関係ありません。

いつの間にやら、法的に施設管理権を持つ側の、施設の表示に対して、訪問者側が、「優先なら、任意のはずだ!」「自分の自由意思で、決めるのだ!」などと、勝手に、思い込んでる。

 これも、運用の話で、「守るべきルールなら守らなければいけない」、「マナーやそれ以下のものなら、別に守らなくてもいい」というだけのことです。

「甘やかすと、つけ上がる」の典型ですね。

 いえいえ、「絶対に守ってもらいたい」なら、「専用」にすればいいだけです。なぜ、そうしないの?

 もちろん、その良し悪しは別です。「女性専用車(両)」のように、法律上、「専用」にできない代物に「女性専用車(両)」と名付けたところで、利用者にウソをつく、利用者を騙すことになるだけです。

この度は、大変、有意義なお時間を、過ごさせていただきました。本当に、ありがとうございました。

 私にしてみれば、全然、有意義な時間ではありませんでした。ただ、時間と労力がかかっただけ、しかも、たぶん、あなたは納得していないでしょうし(苦笑) 要するに、(他の)閲覧者の方々の参考のために、あなたとお付き合いしただけです、「アンチ」でも「反面教師」は取り上げるように。

 なお、最後の最後に、単純かつ分かりやすく言うと、「専用」という言葉は「任意」という概念と矛盾するが、「優先」という言葉は「任意」という概念と矛盾しない、ということです。これは「専用」には「任意」の意味合いがなく、「強制」の意味合いしかないから、(「女性専用車(両)」のように「専用」がウソでない限り)「強制」としてしか運用できない、一方、「優先」には、「強制」とか、「任意」などという意味合いがないから、「強制」として運用しても、「任意(の協力)」として運用してもいいわけです。